行く末遠ければ

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前嶋が殊勲の2試合連続ゴール!終盤に追いつき分ける ガンバ大阪U23戦

2018-11-06 22:57:58 | カターレ富山
1-1でドロー。
確かな技術に裏打ちされた実力でもって、その証として上位につけているガンバ大阪U23。劣勢に立たされ、さらに先制点までも許して追い込まれたカターレでしたが。
それでもあきらめることなく懸命にプレー。結果、その粘りが前嶋の2試合連続ゴールにつながり、敗戦を回避。連勝ならずも、勝ち点1を得たのでした。

ガンバ大阪の本拠地・パナソニックスタジアム吹田に乗り込んでの試合となった今節。ホーム戦5連勝中と自信をもって臨む相手との対戦となりました。
前節と同じスタメン、そして前節と同じくキックオフ前に陣地を変更して開始することに。
全体的に、ガンバ大阪U23のペース。ボールを持たせている、というよりは、後手に回ってしまっている、というような展開でした。
個人的に、この試合の前日に日産スタジアムで横浜Fマリノス VS FC東京戦を観戦していたのですが。
そのときに見た、プレーの端々から感じたJ1クオリティというべきもの。
やはり、U23チームとはいえJ1クラブのメンバーに違いないわけで。同格とまではいかずとも、そういったJ1クオリティに通ずるような質というものを感じさせられました。
そんな相手にも敢然と立ち向かい、逆に圧倒して試合を制しなければならないはずのカターレでしたが。
言ってはなんですが・・・どうにも、そんなクオリティという面では見劣りしてしまっていた、というか。
もっとやれる、もっとやらねばならない、という場面でいまひとつ、というようなもどかしさ。
劣勢の中でも、そこからチャンスを見出すために我慢する、という展開が続きました。

そんななか、39分。
ペナルティーエリア内でルーカスが足を引っかけてしまい、PKを献上してしまうという大ピンチ。
失点やむなし、という状況でしたが、そこで永井。横っ飛びしながら、中央グラウンダーのボールを足で蹴り出すというビッグセーブを見せて、難を逃れたのでした。
その直後、44分には前節ミドルシュートを決めた差波が同じく果敢に遠目から狙っていったものの、バーに嫌われてゴールならず、という惜しい場面が。
お互いにビッグチャンスをものに出来ず、というなか、0-0で試合を折り返すこととなりました。
後半も前半と似たような展開が続いていましたが、やはり優勢だったのはガンバ大阪U23のほうで。
試合を通じてCKが僅か1本であったカターレに対して、8本あったガンバ大阪U23。
そりゃ、いかに若いチームとはいえ、れっきとしたプロなのであって。それだけチャンスがあれば、ものにもされるよね、ということで。
66分、CKから西野 貴治に決められてしまい、先制点を許すことに。
優勢に試合を進めていた相手に、ホーム戦に自信を持つ相手に先制されてしまうという、どうにもこうにも苦しい展開。
その先制点によって勇気を得た相手に攻めあぐね、なかなか好機を見出せないままに時間が過ぎていきました。

しかし、試合も最終盤の88分。またしても、この男がやってくれました。
ゴール前で2人にはりつかれながら、持ち前の負けん気を発揮してかわすと、果敢にシュート!GKの手に弾かれながらもそのままゴールに吸い込まれ、貴重な同点弾となったのでした。
前節・鹿児島戦の逆転ゴールに続き、またも大仕事。2試合連続ゴールによって、試合を振り出しに戻したのでした。
残念ながら、そこから一気に逆転とはならず。1-1のドローで試合終了。
もちろん、勝利を、連勝を狙って臨んだ試合でありながら、それを成し遂げられなかった悔しさはありますが。
一方で、敗戦やむなし、という試合でドローに持ち込んだ部分は、今シーズンこれまでのことを思えばなおさらのこと、評価せねばならないかと。

なにか、前節の鹿児島戦と対になっているかのような試合でした。
前節は、ペナルティーエリア内で倒してPKか?という場面で、そうはならず。その攻撃をしのぎ切ったかに思えた次の瞬間に決められて失点してしまいました。
対して、今節はPKを与えてしまったものの、それを阻止してゴールを許さず。
差波が果敢にシュートを狙い、それを決めた前節に対し、バーに弾かれてしまった今節。
セットプレーのピンチを守り切った前節と、失点してしまった今節。
前嶋の得点がそれぞれ逆転ゴールと同点ゴールであった、とか。
ただ・・・やはり、勝ち点3と勝ち点1の差は、やはり大きかったかと。
順位は11位から12位に後退。団子状態の順位争いを抜け出していくには、勝ち点が足りませんでした。

今節、他会場では琉球のJ3優勝・J2昇格が確定。一方、このガンバ大阪U23戦の結果により、カターレの数字上でだけ残されていたJ2昇格の可能性が消えました。
劣勢に立たされつづけたこの試合を見ても、やはり・・・まだまだだな、と。
とはいえ。
まだ、シーズンは終わってはいません。
いかに、大目標の達成がならずとも。
乗り越えていくべき課題は、山とあります。
それに挑んでいかねばならない、のこり4試合。
戦いは、まだ続いていきます。
コメント
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