イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

バルセローナで食べたもの、開眼!きいたことがなかった人気の軽食、ピンチョ―を現地で初体験 1

2019年06月30日 09時00分00秒 | ヨーロッパ
バルセローナの続きです。食べ物....

ピンチョー pintxo,pincho


実はバルセロナに行くまできいたことがなかったのですが、バルセロナのアイリッシュパブでイギリス/アイルランドのパブ料理を調理している息子のお気に入りスペイン料理だとかで、滞在中、2回「ピンチョ―・バー」なるところで食べました。

ひとつ1ユーロの格安明朗会計、地元の人でにぎわうピンチョ―・バー。


日本でも「ピンチョス」とよばれてけっこう知られているらしいことがグーグルしてわかりました。
日本では主におつまみ扱いですね。

スペインでももともとはもっぱらワインやビールといっしょに楽しむ軽食だったみたいです。

今では昼も夜もカウンターにずらっと並ぶピンチョーを好きなだけとって食事として食べられるような場所が町中至る所にあるようです。



薄切りパンにいろいろな具材が乗っているのが、ピンチョー。

発想が気に入りました。



たいてい、竹串で刺してあります。

スペインでは、バーなどカウンターでお酒やコーヒーを注文する場所も含めて、ほとんどどこでも食後にテーブルでお会計するのが普通です。

カウンターでいちいちお金を払って飲み物や軽食を持ってきてもらうイギリス式になれたうちの息子は、「酔ってどんどん注文しちゃって最後にどえらい額を払う羽目になるかもしれないのが毎回とんでもないスリルだ」と言っていました。

ピンチョ―のお勘定は食べ終わった後の串の数を数えて料金を請求する仕組みです。お皿を数える「回転ずし」と似ていますね。
串の先にしるしをつけたり色を変えたりして値段の違いを表している店もあるそうです。

私たちが行った2軒はすべて均一料金でした。

ピンチョ―の品目は本当に何でもありです。
調理もめちゃくちゃ簡単そうです。

新鮮な材料を確保して、それをアレンジするセンスが問われる調理法ですね。



生ハムと念願のタコ!


生のタコはパンにのっていませんでしたがピンチョー扱い、同じ値段でした。
これは2軒目の冷房が効いた室内のピンチョ―バーで、1串1ユーロ40セントだったと思います。

イギリスではまず食べられないタコ!しかも生!
地中海沿岸の国に行けばついつい食べてしまうのですが、今回私が食べたのはこの一品だけ。

スシ飯の代わりにトマトジュースとオリーブオイルを塗ったパン(トマトジュースが塗られていないのもありました)、発想がお寿司のようですね。
日本のお寿司よりもルールに縛られず気軽に新しい組み合わせが作り出せそうです。

オリーブやチーズ、ピメントやトマトを使えばスペイン風、握りずしに応用できないでしょうか?
実際、香港系の中国人が経営するマンチェスターの回転ずし屋ではチーズののった握りずしはすっかり定番ですし。


ピンチョ―・バーで夫が卵サラダを頼むと何ものっていないトマトジュースとオリーブオイルを塗った短冊切りのパンを持ってきてくれました。


ゆで卵のサラダはなぜかイギリスのレストランでは見かけません。
夫はパリでもポルトガルのポルトでも軽食レストランで注文しました。

家でも私が簡単に用意できるものなのですが、なぜかヨーロッパの旅先で食べたくなるものらしいのです。

ちなみに、サラダに入っていた缶詰/ビン詰めのトロンとやわらかいクリーム色のアスパラガス(写真に写っています)を久しぶりに見ました!
日本でもよく食べられているはずですが、そういえばイギリスにありません。(あるのかもしれませんが見たことがありません)

イギリスで調理師の資格を取った息子が「なんだ~これ?食べていい?」と珍しそうにつまんでみていました。


ついでです。帰りの空港の売店で、余ったユーロで私が買ったのは....


チョリッツオ・ソーセージのクッション。(ベジタリアンの夫のヒンシュクも買いました)
乗り物での長旅にあごをのせて休める携帯クッションにぴったりです。

実はバルセローナ旅行で留守番の息子のためにファンシー雑貨店で目が光るネコのボールペンのほか私が買ったのはこれだけ。

チョリッツオ・ソーセージは実は食べる機会がありませんでした(イギリスのスーパーで簡単に手に入ります)

夜遅くバルセローナに到着した日のタパをはじめ、まだ続きがあります。


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脅し効果、おそらくゼロ!お手製ダミー警官とズボンをはいていない私服ガードマンのペア、チャリティ・ショップで勤務中

2019年06月28日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!

バルセローナの話題からちょっと離れて、地元ストックポートの話題をお届けします。


ストックポートのタウンセンターにある「景気の良くない」通り、プリンスィス・ストリート Princes Street。
チャリティショップと、シャッターの下りた空き店舗、電子機器などを買い取ってくれるキャッシュ・ジェネレイター、それになぜかネイル・サロンがたくさんある景気の悪い通りです。

上の写真は、去年オープンしたかなり大きなチャリティーショップの入り口です。
看板がないので、昨日店内で活動内容を書いたチラシをもらうまでなんの目的のなんという団体か知りませんでした。

ハイウェイ ホープ Highway Hope…という慈善団体だそうです。聞いたことがありません。

今日の話題は、もうお馴染みの!ダミー(ニセ)警官!


外からもよく見えるカドの位置で例によって万引き抑止活動をしているらしい警察官のダミー(のつもり)なのですが....


よく見たら正式な警官の制服ではありません!
仮装パーティ―用の出来合いのコスチュームセットの無国籍警官の制服モドキを着せられた流行遅れなマネキン人形です。
「よく見たら」なんてわざとらしいことを書きましたが、よく見なくても、警官モドキの役割すら果たせていないショボい仮装衣装を着せられたマネキンであることは一目瞭然。

はだしです。
手に一つだけ持たされているのは、売り物の子供のパーティーで配るアルミのパックに入ったおもちゃとお菓子のおみやげセットです。

顔立ちが無機質な二枚目、アンドロイド風.....怖い。


殺風景な広い店内の中ほどの、人の目が全く届かないあたりには.....


もう一体マネキンが本当にどうでもいいといった感じでやはり着付けをされて店番をしています。
シャツだけ着せて、ズボンをはかせない意図は?
頭を覆うバナーのようなものはおそらく何かの不手際でしょう。

ハイウェイ・ホープというのはどうやらキリスト教系のコミュニティ活動団体らしいです。
生活困難者や孤立した人たちの支援をする団体、というのは納得です。

発足したのは、ストックポートと同等の「郡」にあたるシティ・オブ・マンチェスター City of Manchester の、ストックポートと境を接する低所得者エリアだそうです。

ストックポートと直接関係のない、ローカルな地域で活動する慈善団体がストックポートのタウンセンターに店開きしている、というのがちょっと驚きですが、実は私はこの店でいろいろ格安の、主に食品を買っています。

企業から寄付された大量の賞味期限が迫ったレトルト、ビン、缶入りの食品が大箱ごとドカンと床に並べられているディスカウント・チャリティ・ショップ。

利益は慈善活動にまわされる、格安の製品を売るチャリティ・ショップで万引きが多いなんて、無性に悲しいですね。

CCTV (防犯カメラ)が設置してある店には必ず「SMILE! YOU ARE ON CAMERA! はい、笑って!カメラに写ってますよ~」という張り紙がしてあります。


もちろん万引き抑止のための警告なのですが、感じ悪く聞こえないように精いっぱい工夫されたおなじみの文面です。

この店には何しろ50㎝ 間隔で、ありとあらゆる表面にこの張り紙がしてありました。
にわか衣装の警官モドキよりは防犯カメラ警告のほうが幾分抑止効果はありそうですね。

いえ、やっぱり感じ悪いですよ!例によって「客を見たら泥棒と思え」アプローチですから。

ところで、去年のクリスマス前ごろからこの店で大量に売られていた、ギフトセットのパエリャ・パン(下段).....


1回分(4人前)のスペイン産パエリャ・ライスと味付け用スパイスのパック、オリーブの木製の木べらがついて、4ポンド99ペンスはお得です。
おそらく、何年か前にデパートや高級デリカテッセンなどのクリスマスギフト用に30ポンドぐらい(?)で売られていたものがまわりまわってにわか衣装の警官モドキとズボンをはいていない私服ガードマンが店番をするローカルな活動を支援する、ストックポートのチャリティショップの店頭に出現といった出自のようです。

残り少ないのですが、まだ売られていたのです。

スペインから帰ったばかりの私が先週このセットを買いました!

何回か平底のフライパンで作ってみたことのあるパエリャですが、本格的なエナメルのパエリャ・パンを使って作ったらどう違うのか!?


説明通り絶対に混ぜない!を厳守したら、やっぱり底が少しこげつきました!

ロンドンにある有名なスペイン料理屋のシェフが監修した特製キットだそうです。
(木べらもパンも中国製でした)

はい、次回からはバルセローナの話題に少し戻ります。

バルセローナはヨーロッパ大陸の熱波の影響は直接受けていないのですが、暑かったのがこたえました。
向こうでは元気に歩き回っていたのですが、涼しいイギリスに帰って来てからぐったり疲れて体調を崩していました。

それでもボランティアや掃除の仕事、買い物などには出歩いていたのですが、夜になるとすぐ眠くなり....ブログの更新が滞っていました。

クラシックな「ダミー警官」について書いた記事のリンクです。以前の記事のリンクが芋づる式に出てきます。☟

久しぶりに見たダミー警官、似つかわしくない普通のスーパーでニコニコ警備。それでも不思議な存在理由

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陽光降り注ぐ暑い町、青い海,青い空イギリス人の理想郷バルセロナ....暑いのが苦手な私も魅了した4日間

2019年06月24日 15時30分04秒 | ヨーロッパ
バルセローナ Barcelona、続きです。


暑かったです。気温が27度前後、滞在中は4日とも晴天でした。



ところで、私は暑いのが本当に苦手なのです。
私には気温が17度から25度ぐらい、30度を超えればニュースになる、暑すぎないイギリスの夏が天国なのです。

夜中まで日が暮れないし、雨もあまり降らないし.....


ところが、ほとんどのイギリス人は暑い夏が大好きでイギリスの夏の暑さは物足りないとぼやくのです。
夏は暑ければ暑いほどよし!夏にはもっと暑い場所に行くべし!がモットーです。




退職後、イギリスの自宅を売って南欧に移り住む人たちが非常に多いのです。
(...もちろんEU離脱が実現すれば永住権を失うことが確定のその人たちの先行きはものすごく不安定なはずです)

イギリス人である私の夫も上の息子もしかり。

バルセローナのアイリッシュ・パブで働く上の息子は「イギリス人の夢を体現した生活」を送っているのでした!!

4日間一緒に過ごした息子を通じて体験した、スペイン流ライフスタイル!




スペイン人はとにかく服装が開放的です!何しろ暑いですから。



平日なのにショーツ(短パン)姿の男女を多く見かけました。
あれぇ、そんな服装で仕事に行っていいのか!?(もちろん観光客もかなりいたはずですが)



さすがにオフィス勤めらしい男性は半袖シャツに綿の長いズボン、女性は袖なしブラウスにスカート、サンダルとだらしない服装ではないものの、ネクタイやパンプスの人は見かけませんでした。
(職場や職種にもよりますね)

タトゥーを入れている地元の人をイギリスよりも確実に多く見かけました。
もしかしたら、イギリスよりも肌の露出が圧倒的に多いため、ただ単に白日の下にさらされるタトゥーも多かっただけかもしれませんが。

うちの息子もティーシャツにショーツで働いているらしいです。

厨房は確かに暑そうですが....
はやりなのか、屋外で働くウェイトレスのほとんどはタンクトップにジーンズをお尻の下ぎりぎりにはさみで切ったお手製ショーツを着ていました.....

規律とかにこだわらなければ何もかも気楽で....リラックスできて楽しそうです。



話にきいていた通り、スペイン人は夜遅くまで屋外に出て社交を楽しみます。
9時、10時にレストランやタパス・バーが食事をする人で大にぎわいです。



夏の夕食は屋外で、まだうすら明るい8時以降にとりそのまま1時2時まで飲んで話すスペインのライフスタイル、楽しそうですが、翌朝は仕事でしょうに…

家でテレビやネットサーフィンをする代わりに外で人と過ごすのがスペイン流だそうです。
帰ってすぐ寝れば同じですね。

暑いのに慣れて、しかも暑いところを開放的な服装でほっつき歩くのが好きそうなスペイン人もさすがに日が暮れて涼しくなった頃に飲んでくつろぎたいのかもしれません。


私たちは夜の9時すぎにバルセローナ空港に到着しました。
ホテル前で待ち合わせた息子と、10時過ぎにホテルの斜め前のタパス・バーで食事をした後、夜中の1時まで、大勢の人がにぎやかに騒ぐ町の真ん中のスクエアでビールを飲みました。





2日目は息子の友達を加え、海の見えるバーでパエリャを食べました。


パエリャは普段メニューにないのですが息子の同僚のお友達が経営するこのバーで特別私たちのために用意してくれました。
食後息子のお友達がさらに4人、合流。



みんなで飲んで騒いで私たちもとても楽しく過ごしたのですが、私たちはさすがに疲れて1時前にホテルに帰還しました。



タクシーが捕まらず、電動自転車が引っ張る「リクショー・タクシー」で。
リクショーは(人)力車(リキシャ)から転用した元日本語です。インドや東南アジアなどで普及しているようですが、バルセローナでも町の名物になっていました。





歩道に乗り上げ、屋外カフェのテーブルの間を走り抜け、夏の夜風を肌で感じるリクショー・タクシー(☝の写真)最高でした。
料金はタクシーより高めです。

料金メーターがないので、乗る前に行先の住所を言って料金交渉します。


息子は街なかをスケートボードで移動します。(バルセローナはスケートボードの名所です)
早番の日は仕事の帰りに海岸に行って、シャツだけ脱いで海でひと泳ぎして帰宅するらしいです。
濡れたショーツはバスが来る前に乾くということです。



誰かと浜辺で飲んだ後もみんなそのままの服装で海に入ってひと泳ぎするのがバルセローナの若者のライフスタイルだそうな。
海に入ってシャワーもしないでバスに乗ったり、店に入ったりするのは気持ち悪い、と思うのは訪問者の私...



とても楽しかったです!
息子が楽しそうに、しかもちゃんと仕事もしているのを見て安心しました。

暑いのが好きな夫は「バルセローナに住みたい」とまで言い出したのですが....

私は暑いのも、におい(人々の体臭よりむしろ制汗剤、香水、ココナッツの香りの日焼け促進ローション、暑いと際立つ玉ねぎやソーセージを炒めるにおいなど)の強いのも、べたべたした(汗ばんだ自分の肌、日焼け止めローション、生ぬるい潮風....靴の中に入る砂等々)のも苦手です。

夜遅くまで外でみんなと騒ぐのもたまにだと とても楽しいのですが習慣にする気はちょっとしません。
私は編み物をしながら夜静かにテレビを見るのが好きなのです。

日に焼けた現地の人の開放的な服装も異国情緒として大いに楽しめましたが、自分があんな格好で街なかを歩く、仕事をするとなると「だらしな〜い!」と抵抗を感じます。


古代ローマ時代から栄えた南欧の地中海沿いの都市、バルセローナの美しさは強烈な太陽の下で確実に美しく引き立ちました。
夏のバルセローナの魅力は暑くてこそ!ですね。堪能しました!!







....でも私は住めません。
暑いのもベタベタしたのもだらしないのも....いえ、繰り返すのはやめましょう。



バルセローナは物価も家賃もほかのスペインの都市に比較するととても高いのだそうです。
スペインの労働者の最低賃金はEU 諸国の中では低い方です。


ところで、日本の夏はもっと暑いですよね?
会社勤めの男性は今でもネクタイを締め、女性はパンティストッキングをはいて通勤しているのでしょうか。

「クール・ビズ」(理念はよいのですが言葉がめまいがするほどダサいですね)はどの程度普及しているのでしょうか。








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国際都市バルセローナに行って帰ってきました。明るい南国の太陽の下で悲観するイギリスの今後

2019年06月22日 22時53分16秒 | ヨーロッパ
先週の月曜日から木曜日にかけてスペインのバルセローナに行ってきました。


3泊、のんびり。

バルセローナで働いている上の息子に会いに行ったのです。前の週に宿泊込みの格安航空券がとれたので突然思いついて。

手持ちのユーロ Euroとセント cents の硬貨を、食事をしたアイリッシュ・パブのテーブルの上に並べてみました。


よく見たらEU圏内全域で流通するユーロコインのデザインは発行された国によってそれぞれ異なることを発見。
国際観光地のバルセローナ、各種集まっています。

...右上から、ドイツの50セント(ブランデンブルク門)、スペインの10セント(セルバンテス;ドン・キホーテを書いた作家)、フランスの10セント(種まく人;旧フランのデザインからの転用だそうです)
右下、イタリアの1ユーロ(ダヴィンチの有名なスケッチ)、フランスの2ユーロ(革命のモットーLiberté Egalité Fraternité;自由平等博愛と寓意化された木)スペインの1ユーロ(前国王フアン・カルロス一世)

...この時私と夫の財布の中に入っていたコインのごく一部です。
反対側は額面が刻印された各国共通デザイン。


バルセローナに行って、なぜ、アイリッシュ・パブに行ったのか、と言うと...

息子がこのパブの厨房で働いているのです。私たちの滞在中は4日間休みをとって付き合ってくれました。

バルセロナらしい建物の一階...


内装はアイルランド/イギリスのパブ、そのもの。(私はアイルランドに行ったことはないのですが)


夫と息子は昼食にイングリッシュ・ブレックファーストを食べ、アイルランドの代表的なラガー、ギネスを飲みました。


左側は夫が注文したベジタリアン・バージョン!
(写っているハイネケンは、私のアルコール0%ビールです。)

息子と仲良しの厨房の料理長はチェコ人、ほかにアイルランド人、チリ人、イギリス人(うちの息子ともう一人)の混成チームで、英語が公用語の職場のようです。
スペイン語がちゃんと話せないのはうちの息子だけです。

若い人たちが南国スペインのアイリッシュパブで意気投合して仲良く働くことを可能にするEU ヨーロッパ共同体の理念は素晴らしいです!
離脱を決意したイギリスのバカ!


いえ、離脱できるのか、するつもりらしいのですが、まさか関税等の合意なしで?!
お先真っ暗。

次回はもっと南欧らしい写真をのせるつもりです。

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熱烈歓迎!町に住む野鳥たち、芸能人格のセレブまでご来店!大繁盛のバードカフェ、 招かざる客、ネズ公まで!

2019年06月20日 09時00分00秒 | 英国の動物
切り倒した木を塀に立てかけた状態で仮設営業の「エリのバード・カフェ」の営業状況です。

あいかわらずブルーティットのお客様にはグループでご利用いただいています。
この日は3羽様、ご来店でした。


塀の上では、ロビン様がお待ちです。(右側のエメラルド色の葉っぱに半分かくれて写っています。見えますか)


実のところ、席が空くのをお待ちなのか、もうすでにお食事がおすみだったのか、あるいはブルーティットの3羽連れ様に追い払われたのか、は不明です。


庭を横切る選択物干し綱には、ロビンのお連れ様もとまっておいででした。

時々庭で見かけるロビン、(イギリスではほとんど降らない)雪をのせた枝にとまる写真や絵のクリスマスカードの絵柄でおなじみです。

先日は、アカゲラのお客様も一羽様でご来店になりました。

これこれ、アカゲラという、うろ覚えの日本語で検索してみたらどんぴしゃりでした。


日本語の野鳥観察サイトから勝手に借りた写真です。

英語でgreat spottedd wood pecker だそうです。
あぁ、そういえば、野鳥に詳しいお隣のご主人(大胆にも塀のすぐ向こうに開店したライバルカフェの経営者)が何とかいうハデなウッドペッカー(キツツキ)を以前このあたりで目撃したと言っていました。
これだったのか!?と納得。

ファットボールをコツコツやっている姿に見とれていたら写真を撮るチャンスを逸しました。
スマートフォンが手元になかったのです。

経営するレストランに芸能人を迎えた時のようにワクワクしました!

やっぱり、目につく立派なお客様に来ていただくと張り合いがありますね。

先日はリスのサイモン以外の招かざる客も迎えました。


ラット!
マウスじゃなくて、ラットです。(mouse よりずううううっと大きい)

ゴミをあさり、病原菌をまき散らし、ノミだらけのラット!
中世にはヨーロッパ中にペストをまき散らし人口を半減させたという悪獣ラット!!
(ペストの伝播ルートはラットに寄生するノミだそうですが)





ドアを開けて、庭に出たら大胆にも私のほうに向かってきて、脚の下のステップの下にもぐずりこみました。、ステップ(段々)の下に空間があったようです。

す、住んでる?!

写真で確認、メスのようです。
もしやまた、子育て中?

市のペスト・コントロール・オフィス(害獣・害虫駆除センター)に連絡して駆除してもらうのには抵抗があります。

やっぱりリスのサイモン同様かわいいですから。
勝手にレイチェルと名付けました。

このレイチェルと同一の母ラットだとは思えませんが、ラットの赤剥けピンク色新生児発見記事のリンクをのせました☟。

ぬくぬくと育つ新生児の眠りを覚ますコンポスト掘り、白日の下にさらされる九つ子!

レイチェルは去年の赤ちゃんラットの一匹かもしれません。



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日本風のカップラーメン, 笑えないサムライ・ジョークと試食体験

2019年06月19日 09時00分00秒 | シブい!日本語表記、日本関係なら何でもクール!
以前にご紹介した、カブト・ヌードルス Kabuto Noodles、ご記憶でしょうか。


購入しました。
Chilli Chicken Ramen 味です。(Chicken Ramen 味は息子に食べられてしまいました)

前回の記事では、ネーミングにひかれてスーパーの売り場で写真を撮っただけですが、今回はちゃんと食べました。

通常価格2ポンド(275円)は高いです。

275円ならそんなに高くないのでは?と思われましたか。ポンド安です。


スーパー、セインズベリーで半額セールの時に買いました。


なぜ、ニンジャーやサームラーイ、スーモー(=力士)ではなく、「カブト」か!?という疑問は残りますが、カブトをかぶったのっぺらぼう顔面がドンブリとして描かれているトレードマークは気が利いています。

お湯を注いで3~4分待つのは日本のカップヌードルと同じです。


バーコードをほぐしてラーメンのようにお箸でつまみ上げるグラフィックもよいですね。


ポットに書かれた食べ方と能書きです。



「サムライ戦士の厳しい規律のように高度な技能で献身的な調理がなされている」(意訳)と書かれています。もちろんジョークのつもりですが、全く面白くありません。

グラフィックとの落差の激しい圧倒的なセンスのなさにたじろぎます。

When The Character Of A Man Is Not Clear To You, Look At His Noodles.
その人物の人柄が判然としないのならば、その者のヌードルを見るべし

....というくだらない、ジョークにしても面白がるポイントが全く分からない格言(でしょうか?)が引いてあります。

「お湯を注いだのちはしばし瞑目し、あるいは空手の鍛錬などして待たれよ。

「そのまま食してもよし、ドンブリがあれば使用されたし。あるいはヘルメット(兜)をひっくり返しての使用もよし。

「サムライたちよ、かき回すことを忘れるなかれ、まことの善は下方に沈殿せり

など、もちろんジョークのつもりのどうしようもないことがうだうだ書かれています。

下の方の「ゴミはゴミ箱に」マークでは兜をかぶった人物がゴミ箱に空きポットを投入しています。
「まことのサムライ戦士はポイ捨てせざるべし



3分たって食べました。

懐かしい日本の「チキンラーメン」のようなキッチュな味を期待していたのですが、全く違いました。
中華風のダシ味でした。

おまけに「チリ味」だったものですからラー油のような香ばしい唐辛子味がしました。
麺は全く日本のカップヌードルとは違いこりこりツルツルしていました。

期待した日本のキッチュな味ではなくてがっかりですが、これはこれでイケるのではないでしょうか。


カブト・ヌードルス、ホーム・ページを見て発見した、ほかのラインアップです。

Chicken Ramen 私が食べたもののチリ抜き味でしょう

Vegitable Katsu 出ました!カツゥというのは英語で日本風のトロンとした、コクのあるカレーソースのことです。日本のカツゥからインスピレーションを得たと明記        されていますがカレースープは香草やスパイスの効いた東南アジア風のようです

Beef Pho  ベトナムの麺料理だそうです

Miso Ramen 読んで字のごとし。ただしベジタリアン対応なので、カツオのダシを抜いたお味噌汁のようなスープと思って差し支えないでしょう

Chicken Laksa ココナツベースのスープを使ったマレーシアのラクサ料理からインスピレーションを得たと書かれていてます

.....製品名は「カブト」で、日本を意識しているようですが製品のバラエティはアジア全般をカバーしているようです。

いただけない「サムライ・ジョーク」がすべての製品に印刷してあるのかどうか気になります。

個人的な意見ですが、日本の武道や精神論に傾倒して、あこがれたり実際勉強したりしている西洋人(の一部)が本当に苦手です。
サムライのように名誉や集団のために命を捨てる生き方にあこがれている、などと日本人の私に真顔で言ったりするような人たちです。

そして、それに私が感心したり賞賛したりしないことに本当にショックを受けるようです。
私は「そういう前近代的な考え方が日本人を世界から孤立させることになる」などと思ったことをきっぱりという主義です。
私以外の日本人はすべて「あなたは日本人以上に日本人らしい!」とサムライ好きの西洋人に対してのころし文句を言うものらしいのです。

「カン違いの西洋人を甘やかして喜ばせるのはいい加減やめた方がよい」と私は思うのですが。

....カブト・ヌードルスのジョークに「脱力して笑ってあげる」ことができないのはこのためもあるかもしれません。


以前の記事にも載せた、ファンキー・バーコードの好例;

ネコのひっかきバーコード(ネコおやつ)


草むらのトラ(タイガー・ナッツというトラ模様のようなヒビの入ったコーティングのピーナッツ)



  
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目玉おやじ、違う。確か、ディズニー・アニメの....

2019年06月18日 09時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある
現在週末の午前中、掃除のパートタイムの仕事をしている老人ホームの廊下です。


突き当りごとにCCTV (close circuit tele-vision 防犯カメラ)が設置されています。
「防犯」という日本語は不適切かもしれません。
徘徊するようなお年寄りは入居していないと思いますが、安全措置が主な目的だとおもわれるので。

「監視」?も不適当ですね。それはともかく!

廊下を行き来すする人たちの動向を見下ろす文字通りの....



ゲゲゲの鬼太郎のお父さん(目玉おやじ)?違う!



どこかでみたことのある、このキャラクターは...!

モンスタージンクのマイク・ワゾウスキー。



イメージは鮮明でしたが、名前が出てこなかったので...調べました!
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床屋の招き犬

2019年06月17日 09時00分00秒 | 英国のイヌ
近所の理髪店の、どうやら看板イヌあるいはまねきイヌらしい賢しげなビーグル犬。


以前にも何回か書きましたが、イギリスでは職場に飼い犬を連れて出勤するのは決して珍しいことではありません。
飼い犬といつも一緒に居られるし、犬の気持ちも安定するらしいです。

(バスや電車に犬をのせることもできます)

床屋さん(経営者)のような自由業だったらなおさら、お客さんに愛嬌を振りまき、集客効果も期待できるし一石二鳥。

おとなしく、人懐こく、よく言うことをきく犬であることは必須ですが。



この犬、通りがかった人が足をとめたら目をじーっと見て「だんな、伸びてきましたね、そろそろ散髪いかがです」と声をかけていそうです。

招き犬ですから。

私を見て激しくしっぽを振ってくれました。


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見慣れないスコットランドの紙幣の奇抜なデザイン、クモの巣!角数拡大続き番号!他

2019年06月16日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ

ボランティアとしてお手伝いしているチャリティショップ、オックスファム Oxfam のレジの中で見つけた、見なれない20ポンド札。


スコットランドの1銀行、クリーデスデール・バンク Clydesdale Bank が独自に発行し、貨幣としてスコットランド国内で流通している紙幣です。
イングランドでも通用します。

見たのも手にしたのも初めてです。

スコットランドでは 他にも2銀行が独自の紙幣を発行しているのです。

え、え、え?銀行が紙幣を発行?それも3行? しかも連合王国 United Kingdom を構成する一国が勝手に紙幣を発行していて、それが連合王国中で通用してるって!?

不思議に思われた方も多いでしょう。
今年の初めに書いた記事もお読みください☟☟。

ストックポートで偶然手にしたスコットランドのプラスチック紙幣、私営銀行発行の独自の紙幣、裏側がかわいい!


肖像は13世紀のスコットランド王、ロバート・ザ・ブルース Robert the Bruce(ロバート一世 Robert I)、伝説の名君だそうです。
クリーデスデール・バンクは「スコットランドの偉人シリーズ」紙幣を発行しているそうです。

左下の続き番号の大きさがだんだん大きくなっていくの、おちゃめではありませんか。
偽造防止のためのまじめな工夫だと思いますが。

裏側は「スコットランドの世界遺産シリーズ」、ニュー・ラナーク New Lanark。


オモテ面の右側に描かれているクモの巣とクモが気になりますね。
紙幣にクモ!

ロバート・ザ・ブルースに由来する逸話か何かありそうです。

実は私がクリーデスデール・バンク発行のスコットランド紙幣を手にしたのは これが初めてではありません。

プラスチック製(正確にはポリマー樹脂製)の5ポンド札が今も手元にあります。


財布の中に3か月以上もゆるくたたんで入れたままになっているので、折り目がとれません!
のばしても反対に折り返しても 手を離したとたんひゅるひゅるッとこの形状に折り戻ってしまいます。

平べったくして写真を撮りたい!


無理。


クリーデスデール・バンク発行のスコットランド紙幣5ポンド札の「スコットランド出身の偉人」は土木設計技師、ウィリアム・アロル
Sir Willam Arrol。

オモテ面には、やはり左下にだんだん角数が上がっていく数字が印刷されています。

裏面の「スコットランドの世界遺産」は1890年に完成した鉄道橋、フォース橋 Forth Bridge 。
ウィリアム・アロルの設立したArrol & Co という土木技術開発会社が手掛けた橋だそうで、表、裏とテーマに沿っていますね。

....それならば、紙製の20ポンド札に印刷されたスコットランドの国王ロバート・ザ・ブルースとニュー・ラナーク(産業革命時の工場と労働者の住宅が保存されている田舎の集落)に何か関連性があるのか気になりますね。ないと思います.....あるのかな。

真ん中の折り目を指で押さえれば、ほぼ平らに持てることを発見。


このパリパリ5ポンド札は折り戻った形状のまま また財布に戻しました。
3か月ほど前、スコットランドに行って帰ってきたばかりの友人が、私がクレジットカードでまとめて払った食事代をこの紙幣で返してくれたのです。

それ以来、財布に居座っているのですが、なぜか使う気になりません。
いえ、貴重な紙幣でも何でもありません。

何度か使おうかな と思って出しかけたのですが結局カードで支払いしたりで、なんだかお守り代わりにずっと取っておいてもいいと思えるようになってきました。

イングランド紙幣と同様、スコットランドの3銀行とも10ポンド札と5ポンド札はプラスチック製ですが20ポンド札は紙製です。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド発行の5ポンド札はクリーデスデール・バンク紙幣よりはイングランドでも見かける機会があるようです。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドはイングランドにも各地に支店があります。
昨日のストックポート日報に、うちの近所で数年前に閉店したロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの空家ビル(築90年)の外壁の割れ目に正体不明の美しい赤い花が咲いている記事を載せました。

上にリンクを貼った、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド発行の5ポンド札の記事を読んだ知り合いが「10ポンド札も見たい」、というので、写真を探し出しました。





ね、カワウソ!紙幣にカワウソ!それも2匹で楽しそう。

オモテ面は18~19世紀の科学に関する著作のある女性学者、メアリー・サマヴィル Mary Somerville です。


コメント (6)
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生命力の強さ!壁の花、頭上の自己主張

2019年06月14日 16時36分40秒 | 英国の木々と草花
昨日、個人商店の並ぶ小さな町を通ってストックポートの町まで(運動のため)歩きました。



何気なく上を見て、建物の軒の上にパッと目を引く赤い花が咲いているのを見つけました。
いつから咲いていたのか、今まで気が付かなくてなんだか悪かったような気になりました。....花に対して。



下から見下ろした時はウォールフラワー wallflower (文字通り壁の花!)だと思ったのですが、撮った写真を拡大してみてみるとケイトウにも見えます。

ウォールフラワーはイギリスのコテージ・ガーデン(=イングリッシュガーデン)でおなじみの、野の花を園芸品種化した素朴な花ですが、いろいろなところで勝手に生えているのをよく見かけます。

可憐な花です。

ケイトウが勝手に生えているとしたらちょっとびっくりです。ちょっと高いところなので確認が難しい。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド RBS の小さな支店だったのですが、2年ほど前に店じまいして、空き家です。
小さなカウンターに窓口が一つ、1920年ごろに銀行として建てられたらしいこの建物は現在店舗/オフィス付き住宅物件として売りに出されています。

外壁から植物が生えるのは空き家になって手入れがされていない古い建物の老朽化→崩壊への第一歩。

オンラインバンキング化が進み、経費節減のためイギリス中、銀行がどんどん閉まっています。
銀行のカードを機械にかざすだけで買い物がすべてできちゃうので、お金をおろす必要もありません。

建物も人手も不要になり、見捨てられた築100年の銀行を乗っ取った赤い花.....


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宇宙空間からやってきた謎の生命体、レモン・メレンゲ・パイ、甘さ強烈、それでも効いてるレモンの香味

2019年06月14日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
この世のものとも思われない怪しげな生命体のクローズアップ写真。


いえ、あの....お菓子です。




レモン・メレンゲ・パイ lemon meringue pie 。
meringueは英語でメリングと発音します。

昨日、おなじみ庶民派スーパー、アスダ Asdaで買ってきて夕食後のデザートに食べました。
500グラム(約4~5人分)が3ポンド50ペンス(480円)はアスダにしてはお値段高めです。

ほかに475グラム、1ポンド39ペンスのお得版もあったようです。
アスダのオンライン・ショッピング・サイトで見つけました。


レモン・カードの詰まったショート・クラストのパイにメレンゲをのせた、頭にツーンと来るような強烈な甘さのパイ。

何となく、イギリス発祥の古いお菓子だろうと思っていたのですが、調べてみたら発明されたのは19世紀のフィラデルフィア(アメリカ合衆国)だそうです。

詰め物のレモン・カードは正真正銘、イギリス発祥です。
とろ~んと甘いレモン・カードはレモン汁を入れて煮詰めたバターと卵黄で溶かした大量の砂糖でできています。

冷やせばちょっと堅めのゼリーのようにつるんとかたまります。

マンチェスターに来たばかりの時、イギリス人のハウスメートに分けてもらってトーストに塗って食べてみた時あまりのおいしさに感激したことを覚えています。
自分で一瓶買ってきて、パンに塗るだけではなく、甘いものを口にしたい時などスプーンですくってなめたりもしました。

いくらおいしくて気に入っても、一瓶を一人で食べ切るのはかなり時間がかかったような気がします。そのせいかどうかは覚えていませんが食べきるころには飽きがきて、それ以来レモンカードそのものを買って食べたことはありません。

そうそう、これこれ!時々お菓子の材料として再会することがあるのです。
私にとっては「イギリスの味、原風景」といったなつかしい甘さです。

ショートクラストのパイ皮というのもまた、たっぷりのバターで練った、ショートブレッドのようなどっしりしっとり厚みのあるとても濃い味の土台です。

箱には低温(180度)のオーブンで12分温めるように書かれていましたが、私たちは室温で食べました。

温めるとさらに風味と強烈な甘さが増すのではないかと思われます。

4つに切って....




3人で食べました。



残りの一切れは冷蔵庫に保管されています。

早めに食べきった方がよさそうです。早い者勝ち。甘いものに目がない息子は意外にもメレンゲのにおいがそれほど好きではないらしく、一切れで十分だと言っています。
ものすごくおいしかったのですが、二日続けて食べるにはちょっとくどすぎたかもしれません。夜まで甘さの余韻が胸に残っていました。

メレンゲの飾り方はいろいろ...

5月に、アスダよりは高級志向のスーパー、セインズベリー Sainsbury で買って写真を撮って忘れていたレモン・メレンゲ・パイ。


なんだか化粧落とし用のコットンをくっつけたような表面ですね。


あるいは、ハロウィーンの夜などに子供たちが投げる水につけたトイレットペーパーの切れ端か...



味は同じだったように思います。

絞りだしたような放射線模様や(アスダのオンラインショッピングウェッブサイトから勝手に借りた☝の写真参照)、角のように細く長くピンととんがらせた処理も手作りレシピサイトで多く見かけました。

昨日食べた、不気味な宇宙空間からやってきた謎の生命体を思わせるボツボツ処理が一番私の私の好みにあっています。




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パリふたたび その8;(番外編) パリで見つけた顔いくつかモーターバイクは昆虫系

2019年06月13日 09時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある
パリに行った時に撮ったたくさんの写真を見てみたら、ストックポート日報に載せるつもりで何となく忘れていた写真がいくつか出てきました。

パリでも顔ハンティング。


☝アリの顔

☟カマキリ?


ストックポート日報パリ記事でもお伝えした通り、パリの町では乗り捨てできて駐車場所に困らない、モーター付きのスクーターが重宝されているようでした。
立って足をのせる、地面をけるタイプで、モーターが装備されているらくちんスクーターを実にたくさん見かけました。

「アリ顔バイク」は日本は30年ぐらい前、主婦のお買い物用にはやった「原付バイク」タイプです。
今でも郵便屋さんなど配達の人が乗っていませんか。

パリでは駐車されているのを実によく見かけたのですが、乗り回している人をそういえば見たおぼえがありません。

イギリスでは「モーペッド」といわれていると思うのですが、いっさい見かけません。
道幅が広く、自動車が便利ですから。

「カマキリバイク」は....4輪車でした。モーターバイクと呼んでもいいのか?
浜辺や雪原でのパトロール用の4輪駆動のバイク(?)みたいですね。

うーん。カマキリの目は逆三角形の顔からはみ出てついているはずです。これ、ぜんぜん違いますね。
でも、雰囲気が...似てませんか。


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バードカフェの営業状況、上客とお呼びでないすごい姿態の営業妨害リス野郎白昼の来店

2019年06月11日 23時02分54秒 | 英国の動物
月曜日の午後撮った写真です!


「エリのバードカフェ」(仮店舗)に念願のお客様がお見えになったところを偶然手もとにあったスマートフォンで写真に撮りました。
一昨日のストックポート日報の記事も見てください。




ガラス越しの望遠なのできれいに撮れてないのが残念です。

ブルー・ティット。
美しい野鳥です。

お友達まで加わってお食事を楽しんでいただけました。


最初のおひとり様は私と夫が身じろぎもせず窓のこちらからじっと見つめているのに気が付いてパッと飛び立ってしまったのですが、どうやら物干し綱でこわごわと様子をうかがっていたお連れ様に「人がいるけど大丈夫だよ。ファットボール、うまいよ。リス野郎に食べられちゃう前に俺たちも楽しもうぜ」と声をかけるためだったようです。

お連れ様と一緒にすぐに戻ってこられました。
以前にも何度かおみかけしたことがあるお得意様のようです。

しばらくちょんちょん上品にファットボールをついばんでお楽しみいただいた後お二人で仲良くお帰りになりました。


一日たった昨日の夕方窓の外を覗いてみたら.....
いたいた!ものすごいアクロバット姿勢でがつがつやっている、おなじみの営業妨害リス野郎、サイモン。








月曜日には新しく詰めたばかりのファットボールの数が減り、しかもなめらかで丸かった形がかじられて ついばまれて いびつになっているのがわかるでしょう?たった一日で!
「エリのバード・カフェ」がどれだけ繁盛しているかわかっていただけたでしょうか。

かじりとったかけらを、平らに切った太い幹の切り口に悠々と座ってかわいいリスポーズで咀嚼し始めました。
外に出て写真に撮ろうと庭に出るドアをそっと開けたとたんパッと塀に飛び乗って逃げました。

サイモンがどんなに頑張っても硬い鋼鉄のチューブからファット・ボールを取り出すことは絶対にできません。
いい気味だ。
しかし、以前、ファット・ボールを入れてつるす鋼鉄のチューブにしがみつき、激しくゆすって地面にたたき落とす作戦を実行しているのを目撃しました。

たまに、フタが外れたからのチューブが地面に落ちているのを見かけることがあります。
前日に詰めたばかりの、一個がリス一匹分ぐらいの重さのあるファットボールを5個どうやって自宅に持ち帰ったんだろう。

ファット・ボール5個は小鳥のお客様が一週間から十日ぐらいかけて、少しずつ召し上がれる量です。
サイモンが来ればあっという間になくなります。

リスは草食動物です。
木の実や穀類しか食べないはずですっ。

くさい牛脂でできたファットボールなんか貪り食って....ミュータント・リス!?




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新体験!パブで見つけた不思議なおつまみ各種、編み物の会に集まる女性たちにはウケ悪し、パブの定番

2019年06月11日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
イギリスのお菓子とデザートのカテゴリーにふさわしい話題かどうかはともかく…



昨日「編み物クラブ」に行きました。

地元の名物パブ、ブロッサムス Blossams で毎週月曜日の夕方、ニッティング knitting とクロシェット crochet (かぎ針編み)をしながらおしゃべりをする気楽な集まりです

近頃のイギリスのパブでは定番になりつつあるカプチーノと、「フィッシュ'ン‘チップス・スナック Burton's Fish 'n' Chips Lashings of Pickled Onion Flavour Baked Snacks 」のお徳用サイズ(share bag=みんなで食べるサイズ)一袋を買いました。


ちなみに、左側の個別包装した四角いものは「蜜瓜」と漢字で書いてある 懐かしい「カロリーメイト」のチーズケーキ味のお菓子です。
編み物クラブのメンバーの一人が「日本のお菓子」だといって、漢字が書き散らしてある箱ごと持ってきてふるまってくれました。
(箱に英語でMADE IN HONGKONG とも明記されていたのですが)


アルコール飲料を摂取できない私はいつもコーラかJ20(ジェイツーオー)という果汁入り清涼飲料を注文するのですがこの日はパブの伝統を破る軟弱路線、イタリアン・コーヒーを試しました。

おつまみがこれ。


前から、パッケージが気になっていました。

スーパーや「ニュース・エージェント」(お菓子や日用品も販売するタバコ 新聞雑誌店)では見かけない、パブ専門御用達 袋入りスナック菓子のようです。

パブらしいビールにぴったりのおつまみらしいのです。

製品名のロゴデザインが素晴らしい。
I」が、フィッシュ&チップス店(略してチッピー)で持ち帰りすると付けてくれる、木の先割れヘラ「チッピー・フォーク」の形をしています!

」がまた、丸っこくてかわいいおサカナの形だし!

上の部分のデザインは新聞紙を模しています。(しかも文面がフィッシュ&チップスがらみのジョークです!)

私がイギリスに来たばかりの頃まで 持ち帰りのフィッシュ&チップスは古新聞に包んでもらっていました。

インクによる中毒者がでたとかで、新聞の再利用は禁止に。以来 新品の、模造紙に似た「ニュース・プリント」と呼ばれる昔の新聞印刷用の薄いベージュの紙が使われるようになったのです。

100年近く続いたフィッシュ&チップス=新聞紙に包まれて出てくるイメージが今でもイギリス人には愛着を持たれているようです。

中味がこれ。


「C」ロゴのおサカナと拍子木切りにしたチップス(ポテト・フライ)を模したどっしりしたクラッカー風ビスケットです。

(なんだか袋がしわだらけだし、ビスケットの表面もこすられた感じだし、カウンターの下の箱の中でがしゃがしゃされて長いこと売れ残っていたのかもしれません)

カプチーノの受け皿に出してまわりにも勧めましたが、減り方が今一つでした。
つまむと指が臭くなって編み物をしながらぼりぼりやるおつまみには適していなかったようです。



味は、フィッシュ&チップスに振りかけるおなじみの「塩と酢」フレーバーか「ピクルド・オニオン」のどちらかが選べます。

私は迷わず、(怖いもの見たさで)ピクルド・オニオン味を選びました。

ピクルド・オニオン pickled onions とはなにか!?

写真の右側の瓶の中身☟。


お酢に漬けられた小ぶりの玉ねぎです。
お酢にはどす黒く薄気味悪い玉ねぎのアクがでています。
どす黒いお酢から出した玉ねぎはツルツル真っ白です。

スライスしてサンドウィッチに、そのままサラダと一緒に食べてもいいのですが、パブではビールのおつまみに出しているようです。

働いていた高齢者施設の食堂で味見させてもらったことがあります。

玉ねぎは意外にも甘かったです。
もう何十年も食べていないラッキョウの薬味に近い味だったかもしれません。

ビスケットの風味付けにはなかなかいける。
甘酸っぱくて生玉ねぎをかじったような臭みが強烈でした。
ビールをぐびぐび飲める男性には大いにウケるでしょう。

カプチーノとの相性は予想通り今一つでした。

左側の瓶に入っているのは食べたことがない、酢漬けの卵 pickeled eggs

カウンターのおくまったところにいつでも置かれている瓶を指さして、「写真を撮っていい?」と声を掛けたらカウンターの外側で立ち飲みの数人の男性客とバーマン2人が歓声を上げました。(なんでも写真を撮るバカな外国人と思われたことでしょう)

「一つ食べてもらいなよ」の掛け声で私の席に運ばれてきたお試し酢卵。(無料)


「パクっと一口でやっちゃって」といわれても....

お酢くさい。



四つに切ってまわりにも勧めましたが 食べてくれたのは一人だけ。
意外なことに、イギリス人にもウケは悪いようなのです。

白味の部分の食感が全くの新体験でした。
ブリブリしたコシがあって硬めのグミ(お菓子)みたいでした。

そして噛んだ時のすっぱい卵味は悪くなかったのですが、飲み下す時にのどがピリピリしてとても抵抗がありました。

風邪をひいてのどがあれていたら吐き出していたかもしれません。

帰り際にバーマンに「卵、ありがとう、おいしかったー」と声をかけたらカウンターの内外で歓声が上がりました。
いえ、実をいうと もうけっこう。

残りの2切れは香港製のカロリーメート味のケーキの容器に入れて持ち帰りました。残していくのは申し訳なくて。

食べるまい、と思ってネコのホレイシオにやってみたら意外にも好評でした!「もっとないの」といわれました。

酢卵と酢玉ねぎの瓶入りはスーパーで売られています。







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我が家のバードカフェ事情、営業妨害(リス!)、ライバル店出現、店舗取り壊しごは仮設店営業ほか

2019年06月10日 09時00分00秒 | 英国の動物
昨日、息子が3階の自分の部屋の窓からガラス越しに撮った写真です。


私たちはマッチ箱を立てたような、間口が狭く、奥行きと丈のある1970年代に建てられた「タウン・ハウス」という形態の流行おくれの3階建ての家に住んでいます。(両側の壁は両隣と共有する5軒続きの長屋ふう...)

庭を訪れる野鳥にふるまうために開いた「エリのバード・カフェ」がとても繁盛しています。
ところが およびでない!グレイ・スクイラル(ハイイロリス)がこの「つるすエサ台」に入れた食べ物をほとんどすべて食べつくしてしまうのです。


ああ、頭にしっぽをかぶせて塀の上でくつくつ体を揺らしながらパンをむさぼり食うリス、かわいい!(一番上の写真)

顔が見える写真もありました。


(私のスマートフォンは充電中です)

これが「エリのバードカフェ」!


現在仮店舗営業中です。

これが当店の人気メニュー、ファット・ボールス(丸めた牛脂、つついているうちに中から穀類の粒が出てきます)!


時々窓の内側から小鳥のお客様が食事を楽しまれるようすが覗き見られるのですが、人が見ているとゆったりと過ごしていただけないようです。
小鳥のお客様の来店時刻は夜明けの早い夏の時期は早朝5時前後のようです。

その点、営業妨害リスのサイモン(何代目か何匹目かは不明ですが、うちに来るリス野郎はすべてサイモンという名前で呼ばれています。命名;私)はおなかがすけばいつでもやって来て、家人やネコがガラス越しに見ていようがお構いなし!がつがつ食べたい放題。

息子がついに一階に降りて至近距離の撮影を試みると、残ったパンの小片をくわえてさっと姿を消しました。


上から撮った写真何枚かを見てください。
サイモンの腰かけている塀のすぐ向こう側に、お隣が設置した「バード・フィーダー」があるのが見えますね。

お隣のご主人(アレン)が経営する「アレンのバードカフェ(命名;私)」。

すでに小鳥のコミュニュティ―では定評のある「エリのバードカフェ」の塀をまたいで、すぐ後ろにライバル店を店開き!

しかも、エサ台の下にプラスチックの見苦しい半ドームがはめ込まれているでしょう?

リス(やネズミ)が下から登ってくるのをとめる「リス返し」装備!なのです。効き目があるのか気になるところです。



いえ、効き目はないでしょう。塀からエサ台にあるいはうちのバードカフェからぴょんと飛び移ればアレンのバードカフェでも食べ放題。

まあ、二軒で1地点集中的に営業すればより集客効果が上がるかもしれませんね。

食パンの両端(ミミ)をつるすエサ台に一枚入れておくと、必ず2時間以内に消滅します。

小鳥が数羽でチュンチョンついばむようすをぜひ見てみたかったのですが、どうやら毎回サイモンが一匹で食べつくし、食べきれない分はリュックサックか背中に担いだ風呂敷にでもつつんで自宅に持ち帰るようです。

パンのミミ一枚はサイモンが体を伸ばしてゆったり上に寝そべることのできる敷布団サイズです。
(尻尾ははみ出すでしょう)

ところで、このバードカフェ、お気づきでしょうか......


先週まで、うちの庭のパティオ(舗装した部分)に夏、生い茂った葉が涼しい影を落とすブダリア Buddleia の大木だったのです。

夫と私で切り倒しました。

(探してやっと見つけた一番最近の写真が去年の夏の、これです)


大木という表現もそぐわないのですが、この勝手に生えてきた木を敷地内にこれだけ長いこと10年も放置して満開の花を楽しんできた家庭も少ないでしょうから。

建物のすき間に自生して、外壁の崩壊、あるいは土台を持ち上げてしまうこともあるこの木、私たちも涙を呑んで切り倒さざるを得ませんでした。
ブダリアが壁際に生えている住宅は絶対に売れないそうですから。

バードカフェとしてお客様の小鳥たちや営業妨害のリスたちに、愛されてきた我が家のブダリア、別名バタフライ・ブッシュともいわれるようにチョウとミツバチが大挙して集まる、ご近所でも評判の名物花木だったのです。



上の写真は2016年の夏に撮りました。
先週切り倒したときはもっともっと成長して、3階の窓に風で枝が当たる高さになっていました。

ブダリアの木を利用した初代バード・カフェ店舗を店じまいした直後、捨てずにとってある木の一部残骸をかべぎわにたてて仮店舗状態で再開店しました。

いつまでも外壁にもたせ掛けて立たせておくのは危険だと思われますので、そのうちアレンのバードカフェのようなパティオにたてるバード・フィーダー(できれば木製でリス返しのついていないもの)を購入するつもりです。

ブダリアについての2016年の記事です☟リンクを貼りましたのでぜひ読んでみてください。
建築物の崩壊、都市のジャングル化、地球征服をもくろむ、妖しく美しい花、ブダリア


バードカフェとサイモン関係のしつこい記事もよければぜひ!☟

外来種、害獣指定、招かざる客、貪欲、でもかわいい!あつかましいハイイロのリス


ネコも恐れぬ神経の太い、常習!泥棒リス

念願の食い意地のはったリス、サイモンの帰還!どうやら、別リス、立派な男性、バード・カフェの営業妨害は続く

泥棒リス!冬眠はどうした!ネコのイライラがつのる裏庭での略奪行為!


秋冬の風物詩野鳥のエサやり、またまたおなじみのお呼びでない!ハイイロリスの登場甘くないリス社会、強いものが勝つ!















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