イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ポルノチックな画像アリ!酸っぱく大味な調理用の青リンゴでまた焼いたアップル・クランブル

2021年11月15日 08時00分00秒 | 英国の野菜、果物
今日の話題はネコ...ではなくて...


リンゴです。
ずいぶん前に、去年17歳でなくなったネコのホレイシオといっしょに写真を撮ってストックポート日報に載せたこともある巨大な青リンゴ、ブラムリー・アップル Bramley Apples。

身体がけっこう大きい大人ネコのティブと比べてみても大きさに驚いてもらえないことに気がつきました。

じゃあ今度は大人の私が手でもってみます。


Pinklady という甘いふつうの大きさのリンゴをのせてみました。


ブラムリー・アップルは昔からある料理用の酸っぱいリンゴです。
砂糖を加えて煮たり焼いたりするとちょうど良い甘みになる特徴的なシャープな風味が調理用として重宝されています。

それと、何しろサイズが大きいものですから、むいたり切ったり芯をとったりする手間が省けてずいぶん楽です。

うちの庭のリンゴの木になるライムライトという甘酸っぱい丸い小さな青リンゴだと、8個ぐらい必要だったアップル・クランブルapple crumble を作るのに1個と半分で充分なのですから。

1個半を4つに切って芯をとる手間はたったの6回、皮は私はむかないことにしています。

(そういえば、英国ではリンゴを切ってむいて食べる人はあまりいないようです)

値段も安く1㎏で1ポンド60ペンスぐらいです。

プレーン・ヨーグルトを添えたアップル・クランブルです。


砂糖やバターの分量は同じでクランブル(上に載せるボロボロ状のショートブレッド)を作ったのですが、ライムライトで作った時よりも酸味がたしかに強かったのです。
こっちのほうがスッキリ品よく、本来のアップル・クランブルの味だったような気がします。
しっとりやわらかくローストされたリンゴの甘みはおさえてあった方が、サクサクしたクランブルの甘さとこってりしたくどさが程よく調和されて美味しいのです。

リンゴは今回、そういえば計りませんでした。
ベーキングトレイに切ったものを敷き詰めて、深さが半分ぐらいになったぐらいの目安で切るのをやめた、といういいかげんさ!(ちょっとリンゴの量が多かったのかもしれません)

うちの庭で採れたライムライトは食べきれないのでアップルクランブルとして使い切りましたが、生でそのまま食べられる「デザート・アップル」だったのでちょっともったいなかったですね。

レシピ付きの以前の記事のリンクです☟

食べるのに飽きた、小さい酸っぱい自家栽培の青リンゴで作った(意外にも)日本でもよく知られているらしい英国の伝統的なデザート

ところで、この残ったリンゴですが...


なまめかしくありませんか?

え、どこが?と言われそうなので...
わかりやすくレースのパンツをはかせてみました。


拡大したスマートフォンのスクリーンの上でスクリーンパッド用のペンを使って描き足したレースのパンツですので表現がバカに稚拙です。

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豊作!店では買えない酸っぱめのリンゴがなる宝の木と食べきれずに腐る量のラズベリーがなる勝手に増える茂みがうちにある

2021年09月16日 23時24分45秒 | 英国の野菜、果物
収穫の秋です。


1週間ほど前に、庭の青リンゴの大半をもいで取り入れました。


実はもっと取ってきたのですが、写真を撮る前にけっこう食べちゃいました!
右側に4個ある小さめのは、もう少し以前に取り入れた「育ちぞこない」のうちの残りのいくつかです。
地面に落ちて見えない傷がついていたのに気がつかず拾ってきたのもあります。

もうちょっと枝から下がるままにしておいたらもう少し成熟して大きくなったかもしれません。
でも枝が重く垂れ下がり、歩く時や洗濯ものを干すときにジャマだったのです。


日暮れ後、強い風が吹いたりして下に落ちていたんだり腐ったりしたリンゴを翌日庭に出るたびに目にするようになり、もったいないので早めに収穫して、枝を短く切り落としました。

去年の夏に庭の奥のドッグウィローの大木の大きく張った枝を大胆に切り落としてから、日当たりが抜群になったリンゴの木の、初めての大収穫です。
17年前、結婚祝いに夫の母に苗木をもらった、ライムライトという園芸用の品種です。



リンゴそのものは市場に出ていません。

こちらはラズべリー。




以前にも(何回も)書いた話題ですがほっておくと庭中にはびこる、たちの悪い暴力団のような煩わしい庭木です。

ああ、そんなことを言ってはいけない。
毎年、朝食のたびににラズベリー味のヨーグルトに入れてたべる摘みたてラズベリーを楽しみにしているのですから。


今年はやはり日照の向上のせいか、例年よりも大きな粒がブチブチとかたまった巨大な果実がもうたわわに実っています。

収穫の盛期は10月ごろのはずです。
4月の終わりごろから収穫できる夏の収穫種 summer harvest のほうが一般的なはずですが、うちのラズベリーは秋の収穫 October harvest の種類なのです。

朝摘んで食卓の上に置いておくと、午後には形が崩れて食べにくくなります。



20年ぐらい前に苗木をスーパーマーケットで買ってきて植えた親株は数年前にはネコの足首ぐらいの太さ(わかりにくいたとえですね)の茶色い木の幹のように成長しました。
その親株は花壇にすることにした庭の反対側にあまりに広く深く根を張ったので深く掘ってていねい取り除いたのですが取り切れず、こちら側で取り残した根をのばして子孫を増やし続けています。

こちら側は「ラズベリー園」として、もう好き放題にのびてよし!ということになっていますが、花壇や芝生に目を出したラズベリーは小さいうちにどんどん引っこ抜いて捨てています。

もともとはよくある「夏収穫」種だったような気がしますが(おぼえていません!)、冬前に実がならなくなった頃に地面すれすれまで伐採して一冬おく習慣をつけたら、いつの間にか秋収穫のラズベリーになっちゃったのかもしれません。
春に再び芽を出して夏中すくすく育ち、夏の終わりにやっと固い実をつけ始めるのです。
成長期に夏の日差しを浴びるせいか、秋収穫のラズベリーのほうが実が甘くて大きいような気がします。



さて、大量の収穫をどうしたか。
ラズベリーは摘んで腐る前に食べきらなければなりません。
人にもあげました。

リンゴと違って茎になったまま置いておいても、なったまま2日で腐ります。

リンゴを生で食べるのはこの家で私だけです。

このライムライトは調理用 cooking apple ではなく、そのまま食べるリンゴ(dessert apple)です。
それにしてもちょっと酸っぱいですね。
大人っぽい味が気に入っているのですが10個ほど食べたら充分です。

....うちで収穫したリンゴとラズベリーをそのまま食べたほか、どうしたかは以下次号。

昨日まだ木に残っているリンゴです。


一週間前に収穫したものより、大きくなっているような気がしないでもありません。

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スペインからやってきた女王様、地味な身なりのスイカを食べた、驚きの甘さと見なれないタネなし果肉断面

2021年07月21日 19時34分39秒 | 英国の野菜、果物
月曜日に買ったスイカです。


スペイン産の「 La Reina de Casi カシの女王」という品種です。


5か国語でぐるっと「タネなし タネなし」って書かれていました!

でも「カシの女王」...って何だろう?(ご存知の方、教えてください)。
casi は「ほとんど almost」という意味のスペイン語ですが。

EU加盟国に広くいきわたっている人気の品種のようです。
(イギリスはもうEU加盟国ではないのでした)

ラベルの写真にあるように、明るい緑に濃い緑のシマシマがある「ハデ版」と、濃い緑にそれよりも少し濃い緑の目立たないシマがある「ジミ版」の2種類あるようです。
マンチェスター郊外のパキスタン人街の住宅地にある食料品店の店の前の歩道に積み上げてあった時の写真です。


昨日の記事のリンクです☟☟。
暑い日に買ったスイカ、日本の夏を思い出すイギリスでの異国体験、移民が多く住むマンチェスターの郊外

手前の「ハデ版」、と隣に積まれた「ジミ版」(私が買たほう)はどちらも La Reina de Casi です。

モップ用バケツで冷やしました。


1時間して見に来たら、背後にかってに生えているポピーの花びらが水に落ち女王様に風格を与えていました。


しまった、日中30度を超える真夏日でした!
水に浸かっていた下の部分は冷えていたものの、水面から突き出た上のほうは直射日光にあたってじんわりと温まっていました。

涼しい家の中にバケツごと入れてもう一度冷やしなおしです。

厚い皮を突き通し、よく切れる包丁をブスッと突き入れて軽く下に引くとズカっという音とともに縦に亀裂が入って半分に割れました。
完熟です!


本当に種なしでした。

ちょっと待って、タネがあった!


見つけたタネはこれだけでした。

タネのないスイカの見た目の絵にならないことと言ったら!!


「薄い緑の皮の内側に縁どられた鮮やかな赤い果肉とプツプツ並んだこげ茶色のタネ」のスイカらしいビジュアルもスイカを食べる夏の楽しみのはずなのに!

とにかく甘い濃厚なスイカの味の、大当たりの完熟スイカでした。
タネを取り除いたり吐き出したりする手間が一切ないのも食べた時にありがたみが分かりました。

で、タネは見当たらないのですが、タネがあるべきところにタネ型のくぼみがぽつぽつ並んでいました。
ところどころ薄くて薄茶色の半透明の「タネの皮」がほんの少しですがタネのくぼみにへばりついていました。

「タネの皮」も食べちゃいました。
なんだかたよりない、ふにゃふにゃしたタネのようなものが入っている皮もありましたよ。
完全な種なしというわけではないみたいです。

もちろん塩をふりかけて食べました。
私や上の息子ほどスイカに夢中ではない下の息子もおいしいと大喜びです。
うちではみんな塩をかけて食べますが、息子たちがその話をお友達にするとみな一様に「キモチワルイ」というそうです。
下の息子が参加しているインターネット・ゲームのコミュニティでは「日本人がスイカに塩をかけて食べるというのは本当だったのか」という人がいたそうです。
「スイカに塩」シーンを日本のアニメか何かで見たそうです。
(「となりのトトロ」じゃないでしょうか)

現在、イギリスのスーパーマーケットで売られているスイカはほとんどスペイン産のようです。

タネなし種を買って食べたのはこれが初めてです。
こんなにおいしいのなら、またパキスタン人街まで行って買ってきてもいいかもしれません。

ついでの写真です。


買った当日、場所をとるスイカを食卓の上において夕食を食べたため、家族には不評でした。

前の晩に息子が焼いた devil's food (悪魔の食物)という刺激的な名前のアメリカ製レシピの、要するに湿ったチョコレート・ケーキですね、の写真を撮った時にいっしょに写ってしまいました。
バタークリームを用意するのを忘れたので庭から撮ってきたラズベリーがのせてあります。
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絵になりそうな果物と、今ひとつ古典的な静物画の画題には向かないおなじみのぺちゃんこモモ

2021年07月03日 05時57分10秒 | 英国の野菜、果物
フルーツ・ボールにおなじみのぺちゃんこモモが見えますね。


ストックポート日報に毎年しつこく掲載しています。

静物画を描こうと思って、スーパーで買ってきた果物をわざとらしく配置してみました。


背後で夫がサッカーの試合を見ながらビールを飲んでいます。
見苦しいビール瓶とテレビのリモートコントローラー、それにテーブルの上に常時おいてあるクルーエット(塩コショウ+タバスコ)は画題の一部ではありません。
見えないことにしてください。

アクリル絵画のスターター・キット(初心者向きセット)を誕生日のプレゼントに買ってもらいました。

日本にいた30年以上前に油絵を描いていたことがあります。
それ以来、「ちゃんとした絵」なんて描いていない...と言われたら驚かれました。

マンチェスターで美大に相当する「アートスクール」に通っていたのに...?
専攻はテキスタイル・デザインでした。
花や植物は課題でよく描きましたし静物の写生もやりましたが、もっぱら水彩で。

油絵より道具の手入れが簡単そうなアクリル絵画に初めて挑戦です。
思ったようにいきません!



上から見下ろしたほうが構図が斬新にきまります。
スマートフォンの写真を見ながら少しずつ描き足しています(インチキ)。

ぺちゃんこモモは静物画の画題にはちょっと向かないようです。
ブドウとぺちゃんこモモは少しずつ私のおなかにおさまりつつあります。
レモンもケーキ作りに使ってしまいました。

ぺちゃんこモモの写真をちゃんと見たいという方のために、以前の記事のリンクを貼ります。☟

甘くて小さくて食べやすい、持ち運びにも便利なイギリスではおなじみのぺちゃんこモモとうちのネコ

再登場のぺちゃんこ桃、初登場のぺちゃんこネクタリン、初公開のタネ!

ぺちゃんこの桃  ・

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あると買わずにはいられない!また見つけた変な形をした野菜、ウサギの耳付き、脚つき

2020年11月18日 08時00分00秒 | 英国の野菜、果物
スーパーマーケット、テスコで買ってきた....

ビニール袋いり1キロ売りのニンジン(のごく一部)と...


パースニップ parsnip 。


私は枝分かれしたり曲がったりした不揃い野菜に夢中です。

お尻ニンジンと、(さかさま)ウサギニンジンを見つけて有頂天です。


パースニップは日本ではあまりなじみがないはずです。


以前にも記事を書いた冬の定番の話題になりつつありますが、甘みが強く、かすかに苦みもある複雑な味のニンジンの一種です。

ヨーロッパ原産ですがちゃんと日本語の名前もあります。
アメリカボウフウ、シロニンジン、サトウニンジン....統一してほしいところです。

私は子供のころから「アメリカボウフウ」というよび名になじみがありました。
童話の「ドリトル先生」シリーズ(井伏鱒二訳)に出てくるブタのガブガブの大好物だったはずですから。

雪だるまの鼻はパースニップでできています。

調べてみたら、「パースニップ」という英名のほうが今では通用するようですね。
パースニップを使った日本語レシピをいろいろ見つけました。

ニンジンはイギリスでも年がら年中見かける季節感のない野菜ですがパースニップは寒さが強くなってきてから収穫するとより甘みが強くなるといわれているらしい、冬の野菜です。
ローストしてクリスマスのロースト・ターキーやポークに添える定番です。

ほかの根菜類といっしょに長く煮込んでスープにしたり、やわらかくゆでてつぶしたマッシュにしたりしてもおいしいのです。
長くて暗い冬の夜に食べるアツアツのパースニップ料理はイギリスのみならず、ヨーロッパの季節限定原風景、と言えるのではないでしょうか。


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ラズベリーの収穫期、豊作すぎてもてあましぎみ、近所のブラックベリー摘みの穴場がブラックベリーの墓場と化してもったいない!

2020年09月26日 08時00分00秒 | 英国の野菜、果物
うちの庭の秋のラズベリーの収穫期が先週あたりから始まっています。





朝起きてすぐ夜露の残る庭に出てハサミでちょんちょん摘み取ります。



ヨーグルトやシリアルに混ぜて食べています。
朝食だけでは食べきれない量です。

驚くほどもちが悪いのです。
冷蔵庫に入れたらたしかに日持ちはするのですが風味がかなり損なわれます。
台所の涼しい場所にティータオルをかけておいておくと甘さがどんどん増してきます。

翌朝にはラズベリーを入れた小さなボールの底に赤い汁がたまり、昼にはジュクジュクに形を崩します。
赤い汁とジュクジュクの間の完熟の強烈な甘さが何とも言えずおいしいのです。(腐る一歩手前の危険と隣り合わせのスリルが何とも言えません)

その日のうちに食べきれない分は捨てたほうがいいようです。
だんだん飽きてきたこの頃、朝に食べきれなかった分は庭の隅のコンポスト(たい肥)ポットに捨てています。

午後遅く、庭に出てみると朝には色が薄く、固かった実が真っ赤に色づいて熟しています。
それも摘んで午後のおやつや夕食後のデザートに食べることもあります。
1日2回、半キロ近くの収穫があります。

イギリスの秋は短く、10月にはコートが欲しくなる気候になります。

この時期に集中的に実をつける「OCTOBER HERVEST」のラズベリー、霜がおりるまえに何としても実をつけきるつもりの短期決戦、頑張っているみたいです。


初夏と秋に2回収穫できるラズベリーの収穫期の調節について書いたちょっと前の記事のリンクです☟

肌寒い日が続く初秋の庭の楽しみ、リンゴの収穫とヤクザの組織のラズベリーの実りの時期はもうまぢか


さてさて、一昨日例のブラックベリーが取り放題の近所の公園に久しぶりに戻ってみたところ.....



....8月の初めに袋いっぱいとって帰ったあの茂みになったブラックベリーの実のほとんどすべてが枝についたそのまんましなびて腐っているのを見つけてしまいました。





ああ、もったいない。
まんなかに児童公園のある住宅街の中の「コモン COMMON(通り抜けのできる共有の緑地)」の塀沿いに何千というブラックベリーの死骸が茂みにずらああああああっと、残っていました。

だーれもとらないんですね。

60代の夫が子供の頃はどこの家でも原っぱや共有地の茂みから競って摘み取り、煮詰めてジャムやパイのなかみにしたそうなのですが。
今ではスーパーマーケットで、フルーツ・パイやジャムのできあいを買ってきた方が楽ちんでかえって安上がりなのですから、見向きもされないわけなのです。

あの収穫のあとも3~4週間、大きくてジューシーなブラックベリ―を毎日取りに行ってもよかったな、と後悔、あ、いえ自分の家のラズベリーもそろそろもてあましている私がその上食べきれないブラックベリーまでがめつく取りこんでどうする?と思いあたりました。

欲しくなった時に食べられる分だけ庭に出て、あるいは袋を持って10分歩いてコモンまで行ってとってくればいいわけです。
ジャムやパイは欲しくなったらスーパーマーケットに行って買ってくる!

新鮮なラズベリーはもう十分味わいました。
まだけなげにたくさんの実をつけ続けているラズベリーの茎ですが、一番大きくて甘い実を集中的につける一本を残して、10月(オクトーバー)前に地面すれすれに伐ってしまおうかと思案しています。
霜がおりる前に伐らないと茎がいたんで死んでしまうこともあるようなのです。

前回のブラックベリーを大量に積んで大得意、の記事のリンクです。☟
家の近所でブラックベリー摘み;今年も大収穫、おしっこ汚染の及ぶ高さの重大な考察
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肌寒い日が続く初秋の庭の楽しみ、リンゴの収穫とヤクザの組織のラズベリーの実りの時期はもうまぢか

2020年09月05日 08時00分00秒 | 英国の野菜、果物
前回の記事のつづきです。

昨日、リンゴを収穫しました。


なぜか同じ枝の先になった3個のリンゴは他よりもずいぶん小さかったので、もっと大きくなる可能性にかけて残しておきました。

大き目サイズの収穫は、市販のリンゴよりちょっと大きいぐらいです。


大きい方がうちの庭で収穫したライムライト LIME LIGHT。


小さめのリンゴはもうずいぶん前にスーパーマーケットで買ってきた、グラニ―・スミス GRANNY SMITH 、うちの息子が好きな昔からおなじみの青臭い味の青リンゴです。
調べてみたら、日本でも売られているようですね。
煮崩れないのでアップルパイのなかみにおススメという記述を見つけました。

グラニ―・スミスはイギリスではそのまま食べる、「デザート・アップル」として売られています。


イギリスでリンゴといえばたいていこのぐらいの大きさです。
ランチ・ボックス・アップルというお弁当箱に入るサイズのもうちょっと小さめのリンゴもあります。

自家栽培のライムライトはグラニー・スミスと同様、青リンゴ独自の酸味がありますが汁気が多く、今年の収穫はグラニースミスよりかすかに甘みが強く大成功でした。

やはり日照が味にも影響しているはずなのです!

楽しみなのは、勝手に生えまくって庭の侵略を企てているラズベリーの第二期の収穫です。


収穫期はもうすでに始まっていますが、赤く熟して食べられる実の数はまだ少ないです。
本格的に赤くなりはじめるのはもう2週間ほど先でしょうか。

7月はじめ、最初のひとまとまりの収穫がありました。

15年以上前に園芸店で買ってきた、夏に収穫する (SUMMER HERVEST)種類のラズベリーの根付きの茎から増えた同族の子孫なのですが、なぜか半分以上の茎は秋に実る種類( OCTOBER HERVEST)として定着してしまったようなのです。

「秋に茎を根元からバッサリ切ると翌年大きな実がなるらしい」と聞いて以来、毎年実行しています。
春の初めに、切った根元から新芽が出て、夏中日当たりの悪い庭でも元気にぐんぐん伸び続け、8月の終わりごろに花が咲き、9月の終わりごろまでゆっくりと実が膨らみ色づいてきます。
この「秋のラズベリー」のほうが確かに実が大きく、心なしか甘みも強いような気がします。

対照的に前の年に新しく芽を出した若い茎は冬中かかってゆっくりと育ち続け、春には花が咲き初夏には実が収穫できるのです。
「夏のラズベリー」の茎は切らずにおいておきます。
また翌年、同じ時期に小さめの実をたくさんつけます。
実の付きが悪くなり、熟する前に枯れて落ちることが多くなる茎は切ってしまうと春に「秋のラズベリー」として新芽が出て再生することもあります。

芝生にガンガン生えまくる新しいラズベリーの茎は柔らかいうちに芝刈りで刈り取ってしまいます。
花壇に生えてきたものは根こそぎ掘り起こして抜いて捨てています。
そうしなければ、庭中ラズベリーの密林になってしまうのです!

縄張り拡張に精を出すヤクザの組織を根絶するかのような不要なラズベリーとの抗争!



庭のこちら側(家に向かって左側)だけラズベリーの自生を許しています。


見返りは、二回のラズベリーの大収穫!
ラズベリー自治区の自生ラズベリーは芝生や花壇を荒らすヤクザと違って大歓迎。

空前絶後の繁殖力さえコントロールすれば「濡れ手に粟」のほとんど世話の要らない自生の果樹園、効率は悪くありません。
「秋のラズベリー」を切った後、今年は雑草を抜き、肥料を含んだ土をかぶせてみるつもりです。

リンゴを摘み取る前に撮った写真です。







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リンゴの木、成長以来初めて全身に浴びた短い夏の太陽、背後の大木伐採後記録破りの大収穫?(と言っても10個)

2020年09月03日 08時00分00秒 | 英国の野菜、果物
また果物の話題です。


庭の真ん中にちょろひょろと植わっている、LIME LITHGT という品種の青リンゴの木...


15年前、なくなった夫の母にもらった結婚祝いの苗木だったのですが、何とかここまで大きく育ちました。
といっても、うちの庭に植えられた時点では日照が確保できたものの、すぐ背後でぐんぐんと育つドッグ・ウィローの大木の枝の陰に入ってしまうのに何年もかかりませんでした。
甘い香りを放つ可憐な白い花が咲いて実が実るほど成長した時にはもうすっかり木陰の下!
細い枝が日光を求めて前へ前へと延びる速度も大木ドッグウィローの枝がのびて葉が濃く茂るスピードには到底追いつけませんでした。

ここ約10年ぐらいは完全な日かげで貧弱なリンゴの実を30個ぐらいは実らせてはいたものの、日当たりの悪さのせいでしょう、ローズヒップぐらいの大きさになったところでぽろぽろ下に落ちて腐るのが常でした。
多い年で、ゴルフボールより一回りぐらい大きなサイズにまで育つ実は、毎年3~4個ぐらいだったしょうか。

今年はなぜかかなりの数、30個ぐらいがピンポンボール大になるまでが残っていました。
それもほとんどがドッグウィローの木を切ってもらった時、庭を横切って運び出される大量の枝がついたままの切り落とされた幹に 叩き落とされてしまったのです。
残念!

ね、ちんちくりんにかなり高い位置で伐採された、背後のドッグウィローの木、坊主頭に毛がのびはじめるように葉が直接断裁面に生え始めているのがみえるでしょう?





それでも10個ほどしっかり枝についたリンゴがまだ残っています。
庭を覆っていた大きく広がる枝をすっかり落とされて、短い夏の日光を満喫したリンゴの実がツヤツヤプリプリかつてないほどの大きさに育っています。

もうちょっと待てばもっと大きくなるかな、いや欲張りをせずにころあいを見て収穫しなければ虫や鳥に食われたり、夜の間の雨や風にたたき落とされて残念なことになりかねません。



さて...どうしたものでしょうか。

LIME LIGHT 種のリンゴは市場にはでまわっていない園芸用の品種のようです。
しゃりっとした、甘酸っぱい味の小さいながらもおいしいリンゴが毎年楽しめます。
(昨年まではほんの2,3個だけの収穫でしたが)

日本にはそう言えば酸っぱめのリンゴはなかったような....

ドッグウィローの木を短く切った過程についての記事のリンクです☟
庭の奥に長年見慣れた柳の大木、もてあましてついに伐採、作業の過程はなかなか見もの!
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公園の奥で摘んできた大量のブラックベリーのその後、生でよし、煮ても良し

2020年08月09日 08時00分00秒 | 英国の野菜、果物


近所の公園で大量のブラックベリーを摘んできた話の続きです。

家の近所でブラックベリー摘み;今年も大収穫、おしっこ汚染の及ぶ高さの重大な考察

よく洗ったブラックベリーをまず夕食後のチョコレート・ブラウニー・ケーキに添えてアイスクリームといっしょに食べました。


....わざとらしく写真に撮るために添えたようなものです。
庭からミントの葉まで摘んできました。

コンビニで買ったケーキはパブで食後のデザートに出してくれる時のように、オーブンで温めました。
息子は室温のままで食べたがったのですが、アイスクリームを添えるのならだんぜんケーキは温めた方がおいしいのです!
(翌日息子の希望通り残りのケーキを温めないで食べました。スカスカして味気ない気がしました)

そのままでもけっこうたくさん食べました。
夫は「チーズがあればもっとよかった」と言っていました。

翌日、ジャムを作りました。
砂糖とブラックベリーが浸るぐらいの水を入れて弱火で煮込みます。



うちの庭で採れたラズベリーも二つ入れてみました。
白いグラニュー糖を切らしていたためブラウン・ケイン・シュガー brown cane sugar というビスケットやバナナブレッドづくりに使う茶色っぽいしっとりとした砂糖を使いました。

茶色い砂糖なんて使うとキモチワルイくすんだ色になるのではないかと心配だったのですが....

だいじょうぶ、3時間ぐらいでツヤツヤしたきれいなボルドー色にしあがりました。


500g 足らずあったはずのブラックベリーがこんなにちょびっとに煮詰まりました。
砂糖はかなり少なめ、計らなかったので正確にはわかりませんが300g ぐらい入れたでしょうか。

熱いうちに煮沸したかなり大きめのマヨネーズのビンに詰めました。
蓋がボンッとへこみ無菌状態のまま密封できました。

もっと大量に作って、たくさんの小さなビンに小分けして保存すればよかったです。

翌朝、身体によいという無添加のマズ~いヨーグルトに混ぜておいしく食べました。


ブラックベリーの甘酸っぱい、かすかにえぐみのある甘さが失われることなく凝縮しています。
瓶をせっかく無菌状態で密封したのに次の朝あけてしまったので、早めに食べきらなければなりません。



息子が、ずいぶん前に学校で作り方を習ったアップル&ブラックベリー・クランブル apple & blackberry crumble を作りたいというので、また公園に行って摘んでくるつもりです。
15分ほど歩いたところにある、ブラックベリー摘みの(隠れた)名所に行ってもいいかもしれません。





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家の近所でブラックベリー摘み;今年も大収穫、おしっこ汚染の及ぶ高さの重大な考察

2020年08月06日 08時00分00秒 | 英国の野菜、果物
公園のわきの細道を歩いていると、あら、もうそんな季節!?



野生のブラックベリー blackberry が色づき始めています。

黒くプリプリした実が食べごろです。


同じ房に、かたい薄緑の、まだ食べられないワインレッド、食べられるけどまだすっぱくえぐみのある濃い紫の、と「熟れ方四段活用」の見本のような各色の実が同時になっていることもあります。

公園に面した民家の、はっきり言ってあまり手入れの良くない裏庭の垣根を覆うようにブラックベリーの茂みが公園の敷地に張りだしています。


角の家なので細道(公道)から手をのばせば、公園の垣根越しに簡単に取れます。



背の高い夫が高いところになっている完熟ブラックベリーをとって私にも分けてくれました。
道端で立ち止まって指先を赤紫色の汁で染めてブラックベリーをとっては食べる私たち...

ブラックベリー摘みの名所は近所にたくさんありますがこんなに近くの、しかも人の多い場所にこんな穴場があったとは!
(しかも私たちが以前住んでいたフラットから歩いて5歩の場所です)

夫が子供のころ親に教わったブラックベリー摘みの教訓;
「(自分の腰のあたりを示して)これより低い位置のブラックベリーには絶対に手を出してはいけない。なぜならほぼ間違いなくイヌがおしっこをかけているからだ」



そう言えば、出遅れて手の届く位置のブラックベリーがすべて誰かに取りつくされたあとでも、毎年どこでも低い位置のブラックベリーのほとんどが残っているのです。

「イヌのおしっこ」説は広く知れ渡っているようです。

その帰り道、庭が荒れ放題のよそのお宅にこれまた野生の見事なブラックベリーの藪を見つけました。
外から手が届く道に面した位置に黒い熟した実が満載でした。
誰もとる人がいないらしく腐ってしぼんだ身も多数。
ブラックベリーには目がない夫が立ち止まってまたぷつぷつ摘み始めました。
けっこう下の方にまで.手をのばします..。
ここの家には近所にすんでいる娘がよくいつも吠えているオスの黒パグを連れて訪ねてくるのですが...イヌのおしっこ説はどうしたのか。
「あのバカイヌが脚をせいいっぱいあげて届くのはこの高さまでだ。これより下のブラックベリーには手を出さない」と夫は冷静に分析していたようです。

いったん自宅に帰った後、もっとたくさんとってこようと、袋を持って私一人で公園に戻りました。

たくさんとって夕食後のデザートに、食べきれない分はジャムにします。
公園の中に入って、右から左へ取り放題。

角の細道に面していた家のとなりの裏庭と公園の境には生垣が植えられていて、ブラックベリーの茂みがありませんでした。でもその隣2軒はやっぱり庭の奥にブラックベリーの藪を自生させていて、公園を訪ねる人たちに無料の「ブラックベリー園」を提供しています。

2m以上の高いところにもむっちり黒くジューシーな完熟ブラックベリーがたくさん実っています。


ブラックベリーの茎はとても鋭いトゲだらけです。
高いところの実をとろうとよくしなる茎を引き下ろすのは危険です。

私はこの時髪をトゲにがっしりと絡まれ、頭の上で巻いてまとめた髪をすっかりといて解放されました!

子供たちが遊ぶ公園の奥にトゲトゲの茂みを放置しておくなんて...と思いますよね。
イギリスではよくあることなのです。
顔面や目をひっかいて大けが、などという話も聞かないので、たぶん親が気を付けているのでしょう。



ゴールポストの奥の緑の生垣がラズベリーの藪です。


児童遊園施設があるので日本語で「公園」と言っていますが、こういう住宅街や町の中にある通り抜けられる緑地を英語で common と言います。
「共有地」とでも訳されるはずです。

収穫は約1㎏。


イヌのおしっこがかかる位置は避けましたが、持って帰って流水でよく洗いました。

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大収穫!客が少なく品薄状態の日曜のスーパーマーケットで脚ニンジンがザクザクの宝箱を発見

2020年07月20日 08時00分00秒 | 英国の野菜、果物
昨日、日曜日スーパーマーケット、セインズベリーで.....


バラ売り(量り売り)のニンジン箱から数本選ぶつもりが.....



大興奮!!!!!!!!!!!

上の段も下の段も脚つき(枝分かれ)ニンジンの宝庫だったのです。
まず下の段からめぼしい脚ニンジンを数本とった後、一番上の写真を撮りました。
上の段のほうがより充実している!

スーパーマーケットのバラ売りニンジン箱はいつも謎めいています。
たいてい、長さや太さはまちまちで折れたのも混ざっていますがまっすぐなニンジンばかりが入った箱が置かれています。

でもワクワクするような脚つき、コブ付き、まれにねじれの入った豪華な「不揃い」ニンジンがかなりな割合で混入している宝箱がごくたまに現れます。

なぜいっぺんにドカッと現れるのかが謎なのです。

豪華な「不揃い」ニンジンばかり生産している農家があり、この日はその農家が出荷したものが一度に店頭に出る日だったのでしょうか。
それとも私のような不揃い野菜愛好家のための特別な箱をもうけて脚ニンジンばかり入れていき、忘れた頃(あるいは日曜日など定期的に)に人知れず店頭に出すなどの措置があるとか?

たくさん買ってしまいました。


コロナウィルスの感染拡大を防止するために、店では買うもの以外手に取らない、というエチケットが浸透しているのですが、夢中になってニンジン箱を掘り返し、できるだけややこしく複雑に脚が増殖しているものを厳選したつもりです。
(店員に言われて手と自分で押しているトロリーの持ち手をサニタイザーで殺菌してから店に入りましたが)

日用の午後は、たいていスーパーマーケットが意外にすいています。
生鮮食料品などは品薄状態です。







セインズベリーではバラ売り野菜を詰めるためのポリ袋を置くのをクリスマスの前ごろから完全にやめています。
有料の、薄いメッシュ地で作られた袋を持参して詰めてレジにもっていくのですが、この日は忘れました。

レジのコンベイヤーに直接のせた脚ニンジンが手元まで行ったのを見たキャッシャー(レジ係)が「ひゃっ」と声をあげました。

以下はその中年の(私と同年齢ぐらい)中国系の女性キャッシャーと私の会話です。
「これどうしたの、どこにあったの」
「野菜売り場の、ニンジン箱」
「これうちの店のよね?」
「もちろん」
「で、これ....あなたのですか?」....この異常に間が抜けていると思えるキャッシャーの質問は「こんなのを買ってもいいんですか?!」という意味にとれました。
私はヘンな形の野菜に執着があること、買って帰って写真を撮ったらちゃんと食べるつもりだということもきかれる前に言いました。

この女性の勤め先で売られているニンジンですよ、(どうやらこんなのが売られていることを知らなかったようなのですが)買って食べるのはそんなにおかしなことでしょうか??



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一個で三色楽しめる怪しげなピーマン、そういえば、イギリスの伝統駄菓子によく似ている!

2019年08月23日 09時00分00秒 | 英国の野菜、果物
近所のコンビニで、三色ピーマン一袋を買いました。


赤、黄、ミドリのセットで売られていることが多いピーマン(bell pepper)、1ポンド38ペンスは高いです。コンビニ価格です。

夕食の支度をしてくれることになっている息子には「赤、黄、ミドリ」をたのまれていたのですが、赤であるはずの一つの三色変化の魅力には抗いがたく、この袋を選びました。



(ほかのパックはすべて鮮やかな単色の赤、黄、ミドリばかりでした)



息子が昨晩作ったのは、私の得意料理でもあるチリ・コン・カーン chilli con carne。


炒めた玉ねぎ、ピーマン、ひき肉、唐辛子(チリ・ペッパー)をトマトで煮込んだ素朴な料理です。
うちではパプリカ(辛くない唐辛子の粉)とナツメグもたっぷり入れます。

写真☝の小さめの鍋に入っているのがベジタリアン版。肉の代りにマイクロプロテインの「ミンチ」が使われています。
大き目の鍋に入っているのがオーセンティックな牛肉使用。

アメリカ、テキサス発祥のメキシコ料理、でなぜか分類はアメリカの国民食となっています。

日本でも最近はよく食べられているようですが、イギリスでは1960年から70年代にかけて普及したかなり古典的なエキゾチック料理です。

ぼそぼそした長い粒のライスと一緒に食べるのが普通ですが私のうちでは炊飯器で炊いた日本のお米(カリフォルニア産)を使います。

あああ~ ご飯に添えた写真を撮るのを忘れました。
今日は別にお料理の記事をのせるつもりではなかったのです。



...お料理の記事ではないといいつつも、ついでですから牛ひき肉と、小分けにして一食分を解凍したマイクロ・プロテイン(製品名はクオーン・ミンス Quorn mince)の写真をお見せします。


買った時には気がつかなかった、三色ピーマンの「赤」の色が「トラフィック・ライト trafic light」という棒付き飴(ロリ・ポップ lollipop)みたいだ!と言ったら、息子と夕食に招待した息子のお友達も賛成してくれました!!





写真☝はずうっと前にストックポート日報に載せた記事からの転載です。

昔からあるらしい、なめているとだんだん色が変わるイギリス伝統の「駄菓子」、トラフィック・ライト(交通信号!)

今日のカテゴリーはイギリスの料理、食べ物 でも イギリスのお菓子とデザート でもなく、イギリスの野菜と果物 です。
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また出た!いかがわしいニンジン、強烈な変異!自然の神秘!誰が創造性を発揮したのか!?食べれば同じ

2019年07月08日 23時52分35秒 | 英国の野菜、果物
いかがわしい形のニンジン、第2弾。


...といっても、第1弾をご記憶の方は少ないでしょうから前回の記事、関連記事のリンクを貼りました。

いかがわしいニンジン

不恰好な野菜が買える!最近のイギリスのスーパー事情

例によって、スーパー、セインズベリーの量り売り野菜箱から掘り出しました。

不思議なことに、さまざまな形や大きさの野菜が詰められたはかり売り野菜箱の中に、普通のまっすぐなニンジンにぐねったり脚がはえていたりするニンジンが混ざる確率は日によって違うのです。

この日はけっこうな収穫でした!

まっすぐなものばかりの不漁の日もあるのです。

写真に撮ったのは購入して2日後。すでに足先が黒ずんでいます。
箱から取り出した時にはすでに細い先っぽが少ししなびていましたが、それでも買いました!

細く、繊細な部分は傷みやすいようですね。

根菜は、まっすぐで太く枝分かれしていないものが好まれるわけが分かった気がします。規格の大きさや形にこだわるのは必ずしも見た目だけのことではないのかもしれません。

同じ箱から長さに差はあるものの、太くてまっすぐなのもたくさん選んで買いました。
この5本も黒ずんだ足先を切り落とし(ああー無駄)一緒に玉ねぎ、ハーブと炒めてスープにします。

やわらかく煮えたらフードプロセッサーにかけて滑らかなクリーム状にするつもりですので脚もおちんちんもすっかり形を失うでしょう。
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イギリスでも育つ、エキゾチックなかわいいフルーツ、食べられるほおずき

2019年04月08日 09時00分00秒 | 英国の野菜、果物
食用ほおずきってご存知でしょうか。


...日本にはまだ知られていないと思ってこう書き始めたら、あらら、健康にいいフルーツとしてとしてすでに市場に出ているようですね。

食用ほおずきで検索したらたくさんのヒットがありました。
まあ、イギリスで、ほどは普及していないようなので紹介に値するかと思います。

和名はブドウほおずきというそうです。

イギリスでは、昔からエキゾチック・フルーツとしてけっこうよく食べられています。
いつもあるわけではありませんが、スーパーマーケットでも売られています。

フィサリス physalis という名前で出回っています。

ラテン語か何か、植物の分類名みたいですね。
ちなみに、ウィッキピーディアで見つけた Cape gooseberry という英語名が使われているのを聞いたことはありません。

2月にシュルーズベリーに行った時、駅のそばの坂の途中の八百屋さんで小さなかご入りを買いました。


(ぐるりんと曲がった大きなバターナッツスクオッシュが下がっている例の八百屋さんです)

70ペンス、安かったです。



日本のほおずき市で売られている「観賞用」のほおずきはガクの部分が鮮やかなオレンジ色ですが、この食用は薄い緑です。
お店に出回るころには乾燥して薄いオリーブ・グリーンに変色しています。



あまずっぱくて、えぐみがかすかにある完熟トマトのような味で、果物としてそのまま食べるのが一般的ですが、おしゃれなコンチネンタル風の盛り付けのレストランで付け合わせに出てきたことがあります。

初めて食べた息子がおいしい!といったのでまた買ってこようと比較的高級目のスーパー、セインズベリーに行ってみたのですが売られていませんでした。
ウェッブサイトでは100g パックが1ポンドで常時販売されているということなのですが....

ちなみに、例のシュルーズベリーのバターナッツ・スクオッシュの八百屋さんに戻ってみた時にはおいてありませんでした。
お店の人に聞いてみたら旬ではないとのこと。


セインズベリ―のはエクアドルかインド産だそうです。

以後時々、セインズベリーで探しているのですが、みませんね。

いくつかつまんで食べた後、サラダといっしょに食べてみました。


南米原産。イギリスでは18世紀から国内で生産され、食べられているという記録があるそうです。

耐寒性の多年植物です。
イギリスでも育ちます。

.....というより、イギリスより冬の寒さが厳しい東京で(観賞用のが)育つのですからイギリスで栽培が容易なのは当然のことです。

数年前から気になっている、前庭に日本でよく見る観賞用ほおずきが好き勝手に繁殖しているストックポートタウンセンター近くの住宅です。



夏にオレンジ色のちょうちん状態の時に写真を撮るべきでしたね。あ、この観賞用のオレンジのは英語でチャイニーズ・ランターンChinese Lantern といいます。・チャイニーズ・ランターンはちょうちんのことです。

冬の枯れた「網ちょうちん」状態も風情があって楽しいです。







けっこう前の写真です。
3月初め頃に撮りました。





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シュルーズベリーの招きバターナッツ・スクウォッシュ、しぶとく生き延び再び登場

2019年03月31日 09時00分00秒 | 英国の野菜、果物
突然シュルーズベリー Shrewsbury に戻ります。

駅のそばの八百屋さんにもよってみました。

まだ健在です!!3月16日のバターナッツ・スクオッシュ。


2月にシュルーズベリ―に行った時の探訪記を読んでくださった方は覚えていてくださったかもしれません。
 
2月17日のストックポート日報に載せた写真です。☟


撮影したのは2月9日、一番上の3月の写真に写っているバターナッツ・スクオッシュは心なしか細い首の部分がしなびて細くなっています。
張りとツヤも少し失われた気もします。

胴(下の方)をそっとさわってみました....やわらかくなっていました。
食べてもおいしくなさそうです。

ディスプレイとしてまだ十分役割を果たしています。

前回の写真です。八百屋全景。


今回はとてもおいしいタンジェリーンを6個を1ポンドで買いました。

タンジェリーンというのは手で皮がむけるミカンのような小さめの柑橘類です。
ミカンよりも皮が薄く高さがあります。

ちなみに日本の(温州)ミカンは英語で Satsuma (サツ―マー)といいます。
イギリスで売られているのはスペインかイスラエル産が多いようです。

カウンター奥の棚の目立たないニンジン・アートのディスプレイ。


二本のニンジンの合体オブジェ....このお店の経営者と私は趣味が合うようです。



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