イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

通りがかりに見かけた、イギリスならではの光景!パブのビール(空)樽の運び出し

2020年02月22日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
通りがかりに、毎週編み物クラブの集まりで寄る地元の名物パブ、ブロッサムス  The Blossoms の外で、エールの樽入れをしているところに行き当たりました。


特に珍しい光景ではないのですが、許可をもらって写真に撮る機会があったのは初めてです。

ブロッサムスについて以前書いた記事のリンクです☟
タウンセンターのはずれ、国道A6沿いのパブ、インディーズ・バンドの名の由来!ブロッサムズとライオンの首

国道A6に面した正面の外観や内部の写真も載せました。ぜひ見てください。


イギリスの伝統的な古いパブにはたいていアルミ樽に詰まったエール cask ale を貯蔵する地下室があります。






二人の作業員が、この時は地下から空になったアルミ缶を運び出す出す作業をしていました。

一人は地下で地上にいる人に、取り付けてある角材のすべり台の上にアルミ樽を転がして手渡す作業をしています。


一番最初の写真を見てください。
トラックの左側、地面においてある青い箱のような物は、ビニールに包まれた堅いスポンジだそうです。

私が通りがかった時は空の樽を運び出す作業をしていたのですが、この後、エールが詰まった樽を荷台からこのスポンジの上に落として下ろすのだそうです。
あとは転がすだけですね。
作業は驚くほど静かに進行していました。

用事があったので、中身が詰まった樽を荷台から降ろして地下に運び込む場面は見られませんでした。

夜に撮った同じ場所の写真です。


地下貯蔵室のハッチが黄色く塗られていたなんて、気がつきませんでした!
車で、徒歩で、もちろんバスでもストックポートのタウンセンターや国道A6 に出る際、しょっちゅう行き来している道なのに!

ブロッサムスは、ストックポートのタウンセンターにある、ロビンソンズ Robinsons というエール会社の、ストックポート中にとてもたくさんある直営パブのひとつです。


ロビンソンズの昔ながらのエール醸造所、ユニコーン・ブリューリー Unicorn brewry から直送された出来立てのほやほやのエール各種が詰まった樽はバー(カウンター)のカウンターの下に設置されます。


注文を受けたバー・メイド(カウンターの内側にいる女性)がレバー(取っ手)を引くとジューッと生ぬるい室温の新鮮なエールがグラスに注がれます。

バーの外側です。


それぞれのエールの金属にプリントされたラベルのついたポンプの取っ手を近くでを撮らせてもらうのを忘れました。
(今度行った時に写真を撮って付け加えるつもりです)

編み物の会が毎週借り切っている暖炉のある小部屋にはバーの内がわに通じるドアがあります。


小部屋のドアを開けるとバーの内部と外(なじみ客がバーのまわりで立ったまま談笑しているパブの中心部)が同時に見渡せます。



エール ale というのは、ビールのタイプの一種です。

イギリスの伝統的なパブで飲ませる樽入りのビールはすべてエールです。
日本やアメリカで主流の、もともとはドイツ固有のビールの種類だったラガー lager が19世紀の終わりに普及するまで、世界中で飲まれていた古い古いタイプのビールだそうです。

長期保存がきかず、樽に詰めて運送するため、醸造所の地元のパブでしか飲めないことが多いのだそうです。











コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食べた!話題の(?)ビーガン・ステーキ・べーク

2020年02月21日 09時00分00秒 | 英国の食べ物、飲み物
またまた、リキャップ!
ビーガン vegan の話題に戻ります。


カフェも併設され、買った商品が店内で食べられるおなじみベーカリーのチェーン店、グレッグス Greggs のステーキ・べーク stake bake、ビーガン版を食べました!


グレッグスのステーキ・べーク、ビーガン版について書いた以前のストックポート日報の記事のリンクです☟
(ビーガン、ベジタリアン、ペスカトリアンなどイギリスの菜食主義事情について書いたさらに以前の記事のリンクも記事中に貼ってあります)
今話題のビーガン食、ソーセージモドキで話題のベーカリーが第二弾を発売!どこでも食べられるわけではないらしい...


前回行った行きつけの、景気が悪そうなショボい通り、プリンセス・ストリート支店ではやはりまだビーガン版ステーキ・ベークを販売していません。例のコピーしたペラペラ表示がガラスケースの上にタルンと立てかけてありました。

親切な店員がメインストリートの店に行けばあるはず、と教えてくれました。

5~6分歩いたところにある、さすがに人通りが多く活気のあるショッピングエリアの中心に近いこの支店にはちゃんとおいてありました!


びっくりするほどおいしかったのです!

「ビーガン」と言われなければ気がつかないほど本物のビーフ「肉版」と味も舌ざわりもそっくりです。

ビーガン/ベジタリアン用の大豆たんぱくや、マイクロ・プロテイン(菌類)で作られた「肉モドキ」は概して言えばすべてスカスカした食感で味も淡泊すぎて物足りないのです。
濃い味のグレービーでトロトロになるまでしっかりと煮込んだ角切りのビーフのステーキ・べークはビーガン・バージョンを作るのに向いています。

濃い味付けと肉の食感がなくなるまでやわらかく煮崩された「本物肉版」のマネは肉モドキの「スカスカ淡泊」をごまかすのにぴったりです。

ね、ビーガンでもベジタリアンでもない私たちには「ビーガンやベジタリアンたちは肉を食べないことに決めたはずなのになんで(彼らが嫌悪すべき)肉の味を求めてステーキ・べークモドキなどを食べたがるんだろう??」と思えますよね。

答は明解;ベジタリアン歴30年のうちの夫(正確にはペスカトリアン)に言わせると「バラエティが欲しい。食べられるものの範囲を広げたい」のだそうです。
納得?
私は納得しているつもりです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イヌ運び、同じ犬種の子犬を連れた見知らぬ同士がストックポートの通りで邂逅、地に脚をつけないイヌのライフスタイル

2020年02月19日 09時00分00秒 | 英国のイヌ
ストックポートのタウンセンターを歩いているとセーターを着たイヌを抱いている男性に行き会いました。


かわいいっ。
なでなでして写真を撮る許可を得て、ついでにやわらかい足のにおいをかいでしまいました。

犬くさくありません。
まだ生後4か月の子犬だそうです。

この頃よく見る、日本ではシーズーと呼ばれている中国原産のシーツー Shih Tzu です。
かわいいかわいいと賞賛していたら、飼い主の横にいた女性が「じゃあ、こっちは?」と指さしたのは....


ひゃー、気がつかなかった!!
右側の女性が斜めにかけているバッグの中にはほぼ同年齢だというシーツー犬がもう一匹!




刈り込み方も全く同じ(今はやりのスタイルのようですね)

ぬいぐるみのようにじーっとしています。
連れのように見える3人に同じ種類のイヌ2匹。
イヌ2匹に血縁関係があるのかと聞いたら、今その場で通りがかりに初めて会った同じ種類のイヌ連れどうし(犬を抱いた男性とまんなかの女性はカップル)で声をかけあって立ち話をしていたところなのだそうです。
もちろんイヌ同士も初対面、赤の他人です。

右の女性がイヌを入れているナイロン製の三日月型のバッグは、イヌを運ぶための専用キャリアーなのだそうです。
イヌは自分で歩きたがらないのかと聞いたら、歩くのがきらいだと教えてくれました。
せっかく運動させるために外出してもすぐに疲れてへたり込んでしまうので抱き上げては下ろし、を繰り返したあげく、このバッグを買ったということです。

このバッグに入れて連れ出すと、お店の中に入るのもオッケーなのだそうです。
キャリア・ケースと同じですね。

しかし、自分で歩きたがらないイヌがいるとは...!

そう言えば10年ぐらい前、顔を赤茶に塗りたくった(日焼けして見せているつもり)ケバい身なりの若い女性が毛の長いチワワをエルメス風の専用バッグに入れて連れ歩くファッションが流行ったように思います。
ハリウッドの新人女優がスカウトされるので知られる何とかいう通りや、ビバリーヒルズの高級店街(想像)をチワワを連れて歩いている女優志願やお金持ち女性のイメージです。
チワワをバッグに入れて持ち歩いていた女優志願にもお金持ちにも見えないハデな身なりの女性を何人もストックポートでも見かけたことがあります。

ニセ・エルメスバッグから悲しそうな顔を出してプルプル震えていたあのチワワたちは今どうしているでしょうか。
もう寿命で死んじゃってますね。

「バッグにチワワ」の流行もすたれたようです。

この日あったイヌ袋の女性は、ファッションではなく実用で歩きたがらないイヌ運びをしていたようです。

こんな小さいイヌをひと通りのある通りで歩かせるのに不安もあるのかもしれません。

イヌをカバンに入れて外出、とともに本来長毛のシーツーの毛を刈り込んでセーターを着せるというのも私の理解を超えています。
イヌの飼い方サイトには、もともとチベット高山の僧院で飼われていたというシーツーは寒さに強く暑さには弱いため、夏に高温になる地域では気を付けた方がよい、と書かれていました。
セーター要らない!(かわいいけど)






コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

挑戦!若者たちを駆り立てる?!ロード・コーンを使ったごく控えめな反社会的行動

2020年02月17日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
ストックポートのタウンセンターの、国道A6で撮った写真です。


シェルター(バス停の屋根)の上にロードコーンがのっています。


若い人たちや酔っ払い(?)による、ロードコーンを「あらざる場所に置く」いたずらはイギリスでは実に多いのです。
破壊的ではないしそれほど反感も持たれない比較的良心的!だと思える反社会的行動でしょうか。

「電線に靴紐でつなげた古靴一足を投げてひっかける」おなじみのいたずらほど危なくもありません。

でも誰かがはしごをかけて、かたずけなきゃいけないので、やっぱり迷惑行為ですよ。

いずれも「より高く」、というチャレンジが若者の心をそそるようです。

「ロードコーン」は(イギリス?)英語で trafic cone といいます。

以前の記事からの転送です。


おなじみのストックポートの名士、リチャード・コブデン。
「偉人の銅像の頭にかぶせる」のは定番のいたずらです。

どうやってのせたのかしら。

「バスシェルターの上には二階建てバスの2階からのせたのではないか」と思われる方がいるでしょう。
ハズレです。バスの窓は換気のために上部幅10センチほどしか開閉しません。

バスシェルターの上にのっているのを頻繁に見かけるゴミ(ドリンクの缶など)は、二階の乗客に換気のための細く開く窓から投げ捨てられたはずです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

義理チョコ習慣はない!それでも充分商業的なイギリスのバレンタインズ・ディ

2020年02月14日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
I
Happy Valentine's Day!


ひさしぶりに!ベーカリーの(かなりローカルな)チェーン店、グリーンノール Greenhalgh's のジンジャー・ブレッドバラエティ。
バレンタインズ・デイのバージョン。





ヴァレインタインズ・デイの2週間も前からショーウィンドウを飾っていました。
売れるのかな?

ジンジャーブレッドはジンジャー(生姜)の粉をドウに練り込んだ、甘苦いしっとりしたビスケットです(日本ではクッキーって言いますよね)
日持ちはすると思います。

バレンタインズ・デイ用のプレゼントを売っている、売っていないにかかわらず、どこの店も♡や赤い色を多用した情熱ムードたっぷりのウィンドー・ディスプレイで季節の雰囲気を盛り上げています。

ベーカリーも単に雰囲気つくりのためにやっているだけかもしれませんね。
(バレンタインズ・デイの2週間前にプレゼント用の生ものビスケットを買う人はあまりいないでしょう)

手描きサインのこれ、高かったです。7ポンドだったかな?


赤いアイシングで縁取りされたほうは I can Tolerate You 何をしても許してあげる/きみのすべてを受け入れる、ピンクと白のバラで飾られたほうは Be Mine ぼくのものになって、という手描きのメッセージが書かれています。

いずれも男性が女性に贈るためのもの。
Be Mine は昔からバレンタインズ・デイの定番メッセージらしく決まり文句なのですが、かなりアナクロニズムで古臭く、市販のバレンタインズデー・カードに書かれているのを見たことがありません。でもロマンチック♡

おまけです。
私が夫に贈る靴下2足。


チリ・ペッパー(とうがらし)の「ホット・リップ(情熱的なキスマーク)」とI'M BANANAS FOR YOU あなたに夢中 というベタなメッセージが書かれている私が好きなバナナ・モチーフ。

庶民派スーパー、アスダで買った、バレンタインズ・デイの贈り物用の廉価品です。値段(2ポンド)がまだついています。

男性向きのプレゼントは女性向のものに比べて品数が少ないのです。
靴下、アンダーパンツ、アフターシェービング・ローション、などなど、もうすでに恋人になっているか結婚している相手でないとあげられないような物ばかり。
女性が男性にチョコレートをあげることはあまりないと思います。
もちろん、甘いものが好きな男性も多いですし、問題ないのですが。

もう一つ、鏡も衝動買いしました。


スーパー、セインズベリーの男性にあげるバレンタインズ・デイのプレゼント売り場で見つけました。

一面には黒いひげがプリントされています。(写りこんでいるのは、スタンダード・ランプの傘です)
「立派なひげは立派な人格にふさわしい」という格言をパロディにした恥ずかしいフレーズが書かれているのも気に入りました。

鏡に映った自分の顔をひげ面にして楽しめます。(自分のひげを整える時にテンプレートとして使えるかもしれません、いや使えない)
反対側のはただの鏡です。

夫はあごひげの手入れのために一週間に一度、私の卓上鏡を勝手にバスルームにもっていって使って戻さないことが多いのです。

ところで、イギリスではバレンタインズ・デーのモチーフとしてチリ・ペッパーがやたらに登場します。
ハート型のディップ皿のついたペッパーソースセットなども毎年プレゼント売り場で見かけます。
チリ・ペッパーは辛い=HOT=アツアツ(情熱的)といった連鎖イメージからきていると思うのですが、どうでしょうか。

私はチリ・ペッパーのビジュアル・イメージも大好きです!

去年のバレンタインズ・デーに投稿した、イギリスのバレンタインズ・デーについて詳しく書いた記事のリンクです。☟
商業主義は日本だけではない!ヴァレンタインディ前日のスーパーにみる究極の商魂ロマンチック路線、イギリス版



うちのネコ、ホレイシオは生まれつき白い靴下をはいています。はき替えることはできません。





コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々に登場、おなじみ、アスダのノーム! イースターを飛び越えて一気に夏気分!

2020年02月13日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
スーパー、アスダ Asda で久々に登場、アスダ オリジナルの客寄せ「ガーデン・ノーム garden gnome」です。


イギリスの夏の風物詩、バーベキューの串刺しを手に持つノーム。


アロハシャツ! 暑苦しいとんがり帽子にサングラス! エプロンがなぜかふんどしに見えます。

まだ冬ですってば!
春の祭典、イースターもまだ先です.。

イギリス人がむやみやたらに屋外で過ごしたがる夏!といえば庭!庭!と言えばガーデン・ノーム、なのでしょう。
すなわちガーデンノーム→夏という公式が成立します。

北欧の妖精伝説がもとになったもともとのオリジナルのノームは暑っ苦しい(おそらくフェルト地の)上着とズボン、とんがり帽子を身に着け皮のブーツを履いています。
イギリス人は、着るものの季節感というものをあまり重視しないようです。

ノームについて詳しく書いた以前の記事のリンクです☟

ガーデン・ノームによる販促・客引き、効果なし?スーパーマーケット オリジナルの薄気味悪い季節限定バージョン




明日のバレンタインズ・デイを盛り上げるためなのか、バレンタインズデー・バージョンもさりげなくディスプレイされています。


バーベキュー・ノームとバレンタインズデイ・バージョンのノームの右左には、ロマンチックなバレンタインズ・デイカードのディスプレイとリンツのチョコレートの販売促進用のユニットが配置されています。

イギリスのバレンタインズ・デイにはおもに男性が女性に花束や香水やチョコレートなどのプレゼントを贈ります。
女性も夫や恋人、これからお付き合いを深めたい気になる男性などにカードを手渡します。
(プレゼントを贈る女性ももちろんいます)

以前と、バレンタインズデイ・バージョンのデザインが変わっている!
過去の記事に載せた写真を引っ張り出してきました。


芸の細かさに驚きました!
もしかして、バレンタインズデイに恋人に贈るプレゼント用でしょうか?

.....もらっても、かなり困ると思います。

「gnome sweet gnome」(home sweet home のダジャレ)ネタも毎年健在です。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春はまだ先、裸の木の枝

2020年02月11日 09時00分10秒 | 英国の木々と草花
天気のいい日に青空を背景に....


暴風雨、「キアラ」の翌日、天気は今一つの曇り空を背景に、昨日二月の木々の写真を撮りました。

昼過ぎ、ストックポートのタウンセンターで。




帰宅後、大雨が降りました。

雨上が上がった後、窓から見える日暮れの空がとても美しかったので家の外に出て家の近所の写真を撮りました。




よく見たら、枝の先端から新緑が芽吹いています。



同じ構図で四季の木々の写真を撮ってみるつもりです。
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日暮れ前、影が長くなるイギリスの2月

2020年02月10日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
天気の良い土曜日の午後4時2分に撮った写真です。


ストックポートタウンセンターで日没前の夕陽を背景に写真を撮りました。


クリスマス前の晴れた日には正午過ぎにすでに影が長く、日暮れ前の刹那的なぎらつきを感じたのですが、日照時間が長くなるとなぜか落ち着きを感じます。

イギリスの夏は夜の11時ごろまでまだ明るく、冬は3時ごろには日が暮れます。
確実に春の訪れを身近に感じる、4時ごろに影が長いこの時期です。

夏はあまり暑くないし、冬の寒さも穏やかなイギリスでは日照時間が四季にメリハリをつける役割を果たしています。

写真を撮った日の翌日、(昨日=日曜日)ストーム・キアーラ Storm Ciara というミニ台風の影響でイギリス中、大荒れの天気でした。
ストックポートは一時大雨がふり、強い風が数時間吹き荒れていた程度ですが、例によって自然災害に弱いイギリスです。
各地で発生した洪水のため家屋の浸水、道路や農地の冠水、停電、交通機関のマヒ、などで大混乱でした。
夫が楽しみにしていたサッカーの試合も中止になりました。

今週は降雪も予想されています。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花咲く春の予告編、スノードロップに囲まれた木彫りのフクロウ、べーラ

2020年02月09日 09時00分00秒 | 英国の木々と草花
おなじみの木彫りのフクロウ、ヴェーラのいる空き地です。


手前の白くツブツブ写っているのは群生のスノードロップです。

いつの間にか花盛り。


春にはまだ間がある、それでも寒さが和らいできたこの頃「春の予告編」上映のような光景です。

横にまわると....


気の早いクロッカスまでぽつりぽつりとつぼみをつけています。


反対側から見たところです。


ヴェーラが面している道路は車の行き来が多いバス通り、反対側は静かな住宅街、三方を道路に囲まれた異次元空間のような空き地です。
市が管理しているらしい住宅街の真ん中にある「自然保護区域」なのです。
...といっても、完全に野生の植物が生育しているわけではなく、地元のボランティアの人たちが球根を植えたり間引きしたりと管理をしているようです。
一面、山吹色と紫、白のクロッカスの花盛りを経て、イースターまではラッパズイセンの黄色で地面が覆いつくされる春が待たれます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今話題のビーガン食、ソーセージモドキで話題のベーカリーが第二弾を発売!どこでも食べられるわけではないらしい...

2020年02月08日 09時00分00秒 | 英国の食べ物、飲み物
最近のビーガン事情について詳しくレポートしたストックポート日報の記事の追加記事です。

マージー・スクエア Mersey Square にあるベーカリー、グレッグスGregg's の入り口に、話題のビーガン・バージョン第二弾!!ビーガン・ステーキ・ベイク vegan steak bake の発売開始を宣伝する立て看板がありました。


マージー・スクエアはバス・ターミナルや、ロンドンとイングランド国境の都市、ニューカッスル・アポン・タインを結ぶ国道A6に接するストックポート・タウンセンターの入り口です。

店の奥から外にまで伸びる長い列はビーガン・ステーキ・ベイク目当てのビーガン客だとは考えられません。
お昼時にはいつも込み合う店なのです。

座って温かいパイ類や肉類の入ったペイストリーを買って中の喫茶コーナーで食べることができます。
場所柄、買い物客や、バスを待つ人たちがベンチに座って外で食べたり、職場に持って帰ったりの持ち帰り需要も非常に高いベーカリーです。

話題のビーガン・バージョン第一弾のソーセージ・ロール sausage roll(ビーガン、ベジタリアンなどの菜食事情を詳しく、ソーセージロールに関してもちょこっと説明をのせた最近の記事のリンクを一番下に貼りました☟)が発売された時、おそらくビーガン運動の高揚のためでしょう、各地のグレッグスで、ビーガン/ベジタリアン客が店頭に列を作って新発売を歓迎した、と各メディアで報道されました。

ベジタリアンでもビーガンでもない私も「買って食べなきゃ!」と思ったのですが、用事があったので後回し。
お昼時を過ぎたあと、ストックポートに3軒もある!グレッグスの別の店に寄ってみました。

あ、前回ソーセージ・ロールを買って食べた支店です。

ショック!


「ものすごく楽しみにされていたでしょうに、ご期待に沿えず申し訳ありません。当店では今のところビーガン・ステーキを販売しておりません」
というよれよれコピーを透明の袋にいれたお知らせが...


もしかして....ビーガン・バージョンのステーキ・パイってあまり需要がないんじゃぁ...?

話題作りに欠かせないからノッただけで、この支店がある、チャリティー・ショップと1ポンド均一店とキャッシュジェネレーター(スマホなどを現金とかえてくれる店)や伝統的な質屋が軒を並べるショボい通り(シャッター街でもある)おなじみのプリンセス・ストリート Princes Street では比較的社会意識のある知的階級の人が多いといわれるビーガンの来店はあまり望めない....と踏んだのか...?
ソーセージ・ロールとステーキ・べークの2大肉入りペーストリーの両方の「ミートフリー版」を用意する必要はない...?
.....考えすぎかもしれませんね。
とにかく、新発売のビーガン・ステーキ・べーク、食べそびれました。

代わりに買ってボランティア先の休憩室で食べたのはこれ、チーズ&オニオン・べーク cheese & onion bake です。


もともと肉を使わないレシピなのでベジタリアン食にも適応します。
もちろんチーズがメインの具なのでビーガンの人が食べるわけにはいきません。

ステーキ・べークは刻んで茶色く炒めたシチュー用の牛肉を野菜といっしょにコクのあるグレービーでトロトロになるまで煮込み、サックリしたパイ皮で包んだペイストリーです。
販売しているグレッグスで買って食べてみるつもりです!


なぜか, 今ブーム!身近になった?それでもかなりハードルが高い完全菜食主義、ビーガン...本場イギリスでの近況

イギリスの菜食事情、昨日の続き....すっかり市民権を得たベジタリアンに現在、おしゃれなブームのビーガン考
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国威高揚、ユニオン・フラッグをのせてみた、イギリスの庶民の食卓にふさわしいフィッシュ・パイ

2020年02月06日 09時00分02秒 | 英国の食べ物、飲み物
ブレクシット決行祝いにユニオン・フラッグのフィッシュ・パイ fish pie を焼きました。


...悪いジョークです。
ペスカトリアン pescatorian(魚は食べるベジタリアンの一派です。菜食主義について書いた先週の記事のリンクを一番下に貼りました)の夫が食べたい、と言ったので作ったのですが、マッシュポテトの表面にフォークで筋をつけたユニオン・フラッグに気を悪くしました。

...気を悪くしたふりのジョークです。
フィッシュパイにはとても喜んでくれました。

さいころ型に切られた冷凍の魚(ハドック、コッド、鮭)の袋入り400gを使いました。
スーパーで fish pie mix として売られています。

スープの素(ブイヨン)の顆粒を振りかけて炒めた残り物の野菜とフィッシュ・ミックスを、バターで炒めた小麦粉をゆっくりとミルクでのばしたデミグラス・ソースに浸し、マッシュポテトでふたをします。


ポテトの表面に軽く焼き色がつくまで高温のオーブンで20分ぐらい加熱します。

クリームの絞り出し器を使って角のようにぴんぴんとんがったメレンゲのように飾り付けたマッシュの写真をお料理ウェッブサイトなどでよく見ます。
一般家庭では波型、ジグザグ模様をつけることが多いようです。


ユニオン・フラッグは見るのも嫌だ!と言いつつも、対角線、さらにタテヨコ十字に線を引きたくなる長方形のパイ・ディッシュ。

ブレクシット推進派が国威高揚のためにやたらに振りかざしていたユニオン・フラッグはもうかなり見飽きているのです。

一家そろってブレクシット絶対反対派の我が家の昨日の食卓です。




以前にこのフィッシュパイについての記事をのせた時に、「パイ皮がかかってないのになぜパイか?」という質問をコメント欄にいただきました。

パイ皮じゃなくてもとじてオーブンで焼いてあればパイなのです。
マッシュポテトでとじた(マッシュポテトをのせた)「パイ」は他にもあります。
ラムのひき肉と野菜が入ったシェパード・パイ shepard's pie、ビーフのひき肉と野菜が入ったコテージ・パイ cottage pie...ひき肉の入ったパイはそもそも前日にローストした肉のあまりを使い切る無駄を出さない料理なのです。

夫が肉を食べないベジタリアン (いえ、正確にはペスカトリアンですが)なので、うちではベジタリアン用の冷凍「モドキ・ミンス」をわざわざ買ってきて使います。

あまり一般的ではない、うちの夫の「おふくろの味」らしい、豆を煮た濃いスープにマッシュポテトを厚くのせて焼くレッド・ドラゴン・パイというのも作ってみたことがあります。
子供たちの評判があまりよくなかったので、作って食べてみたのは一回きりでしたが。

イギリスは欧州連合(EU)からはなれ、いよいよ経済的にも独立国家になったわけなのですが....実情は何も変わりません。

離脱決行当日の記事です(一部書き換えた個所があります)
ヨーロッパ連合と決別した国粋主義国イギリスのお先真っ暗な先行きを暗示するお下劣ポスターと俗悪ジャーナリズム

なぜか, 今ブーム!身近になった?それでもかなりハードルが高い完全菜食主義、ビーガン...本場イギリスでの近況

イギリスの菜食事情、昨日の続き....すっかり市民権を得たベジタリアンに現在、おしゃれなブームのビーガン考

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トレンディ(という名前もけっこう恥ずかしい)なスマートフォン店の時代遅れな看板が長い歴史を物語る

2020年02月05日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
ストックポートのタウンセンターから国道A6を南(そのまま335kmずっと行けばロンドンです。)へちょっと、ヘーゼルグローブ Hazelgrove の商店街で見つけた看板です。


中古の携帯電話(モーバイル・フォーン mobile phone) と、備品を売り、修理もする店、トレンディ・モーバイルス Trendy Mobiles の「I」の字が時代遅れの旧式携帯電話!
「この看板、恥ずかしい。何とかしようよ」と声をかけたくなる、それでもあまり気にする人もなく繁盛している個人商店です。

あ、この店で扱われているのはすべてスマートフォンです。

そうだ、「スマホ」という便利な略語が一般化している日本では携帯電話/ケータイといえば「旧式の携帯電話/ガラケーなるもの」をさすのでしたね。

イギリスではスマートフォンも旧式の携帯電話もすべて携帯する電話は「モーバイル mobile」です。
今ではむしろスマートフォンのことも「フォーン phone(電話の一般名)」という人が多いかもしれません。

私のうちでも固定電話 land line は解約しました。
イギリスでもたしか15年ぐらい前までは固定電話の番号がないと住所不定のように思われて不都合だったことがあります。
今ではそんなことを気にする人は本当に誰もいません。

ガラケーという日本独自の便利なものがなかったイギリスでは、旧式携帯電話を手放してスマホに移行する動きが日本より格段に速かったのです。

古くからの商店街で健闘している小さな個人商店にはほほえましい/恥ずかしいダジャレ店名やキッチュな表現の看板がけっこう残っているのです。








コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モドキ感たっぷり、似ても似つかぬ寂しいベジタリアン食材、プルドポークを使ってイギリスの定番中華を作る

2020年02月02日 09時00分00秒 | 英国の食べ物、飲み物
以前の、ビーガン vegan 記事に写真を載せたベジタリアン食品の高級ブランド、リンダ・マッカートニー Linda McCartney's のプルド・ポーク pulled pork (冷凍の食材です)で中華風のチャウメン(焼きそば)を作りました。




凍ったまま、の状態です。


う、おいしくなさそう....
ビーガン食生活に適応するビーガン協会の認定証が袋にプリントされている、大豆たんぱくと小麦粉を使って作った肉モドキの「プルド・ポーク」です。
プルド・ポークは、低温で長い時間かけて調理した、引っ張るとホロホロほぐれる、やわらかく調理されたポークなのですが.....見た目はぜんぜん似ていません。
凍った状態で昔、日本の学校給食で食べた懐かしい魚肉ソーセージのようなエグイにおいまでします。

「キャットフードにそっくり!」と思ったのですが黙っていました。
(せっかく黙っていたのに同じことを思ったらしい夫が口に出して言いました)

イギリスで中華風といえば、これ。


スーパー、アスダの自社製品、出来合いの広東風中華ソース ASDA Cantonese Cooking Sauce を買ってきて混ぜるだけ。
材料は米酢、しょうゆ、砂糖、生姜に片栗粉、...と書いてあります。
とろみのある茶色の甘辛ソースです。たったの79ペンス(113円)です。

ベジタリアン協会(ビーガンではない)承認証付きです。

うどんより細くて硬めの小麦粉のゆで麺もアスダで買ってきて4玉炒めました。

赤いピーマン、葉だけを食べるほうれん草の仲間のスピニッチ spinach とこれ、パクチョイ pak choi も入れました。


パクチョイの漢字は、思った通り、「白菜」でした。

日本の白菜と違う!
中華の材料としてイギリスのスーパーで売られている日本の白菜と同じものは、チャイナ・リーブス China leaves と呼ばれています。

ついでです、グーグルしたら何でもすぐに明解が得られる便利な世の中です.....調べました。
チャイナ・リーブスもパクチョイもどちらも中国語で「白菜」でした。同じものだそうです!
パクチョイの方が若いだけらしいのです。

調理されたプルド・ポークモドキははまるで缶詰のツナ・フレークみたいでした。



製品の袋の写真のようなおいしそうな茶色になるまで、まず「肉モドキ」プルド・ポークだけをじっくり炒めるべきだったのかもしれません。

それにあんなにたくさんの量(袋いっぱい)入れたのに炒めたらしぼんでどこにあるのかよくわからなくなりました。
見た目にはがっかりでしたが、濃い味の広東風ソースの味がよく滲みて夫と息子には好評でした。

ただし、夏の屋外のフェアなどでサクサクと切り分けて分厚いパンにのせて食べるジューシーな本物ポークのプルド・ポーク(ねっとりしたタレとパリパリの皮とアップルソースを上に載せて食べるとほっぺたが落ちそうなぐらいおいしいのです!)とは似ても似つかぬ寂しい食感です。

食後、歯にカスがいっぱいはさまった点だけが本物ポークにそっくりでした!
半額だから買って試してみたのですが、これで3ポンド(正価)は高いですよ。

ベジタリアンの人たちにとって、ベジタリアン食の「肉モドキ」ってどんな意味合いがあるのか?!

「モドキ肉は別に入れなくてもよい、野菜だけで充分炒め物は楽しめる」と食べられるものにバラエティーがあるのがうれしい、と説得力ある答えを言ってくれたベジタリアンのうちの夫が言いました。(前回のビーガン記事を読んでください。リンクは下に貼りました)

「モドキ・バーガー」や「モドキ・ミートボール」などや、私や息子がステーキなど肉もの料理を食べる際、夫に出す定番のチーズとカリフラワーのフライやエスカロープなど、評判の良い出来合いのベジタリアン食(冷凍)も、機会を作ってご紹介します。

ビーガン食に関する考察の記事のリンクです☟一部書き換え、説明を書き足しました。

なぜか, 今ブーム!身近になった?それでもかなりハードルが高い完全菜食主義、ビーガン...本場イギリスでの近況

イギリスの菜食事情、昨日の続き....すっかり市民権を得たベジタリアンに現在、おしゃれなブームのビーガン考
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヨーロッパ連合と決別した国粋主義国イギリスのお先真っ暗な先行きを暗示するお下劣ポスターと俗悪ジャーナリズム

2020年02月01日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
昨夜11時、ブレクシット Brexit (イギリスのEU離脱)が完了しました。


右翼タブロイド紙、ザ・サン The Sun の「ブレクシット完了祝賀記念号」を買って、保存版・特大ブレクシットポスターを手に入れました。(上の写真)

なんて下劣で醜悪なコンセプト!
それをなぜ買う、私?(25ペンスでした)


やっと、その時が来た/われわれの時代がついに来たという大はしゃぎ一面見出し。

紙面によると、ザ・サンは過去30年の長きにわたってEU離脱を訴え続けてきた「ブレクシット急先鋒メディア」なのだそうです。

ザ・サンの名物は、最初のページをめくると44年にわたってダーンと目に飛び込んでくるトップレス・ガール(The Page 3 Girl)だったのです。


さすがに2015年にアナクロニズムで性差別を助長するトップレスは廃止になりました。
21世紀のイギリスの発行部数第一位の新聞にトップレス!
トップレスは廃止されても下着姿のセクシーガールがまだフルカラーで紙面を飾る下卑て下劣な国辱ジャーナリズム、ザ・サン。

4つに折られて新聞の真ん中に挟まれていた保存版付録ポスターは74cm X 58cm の特大版。
SEE EU!  シーユー! See you! のダジャレのくだらないこと!!
「オヤジギャグ」なんて言ったらオヤジに失礼です。

「SEE EU!」と言っている119人の著名なイギリス人の写真がゴタゴタとコラージュされています。
この人たちの許可とったのか!? ジェーン・オースティンや、アイザック・ニュートンのような過去の偉人もいますが大半はまだ生きている人ですよ?
コンセプトもグラフィックも度はずれて下劣で低級です。
面白くも美しくも何ともありません。

壁に貼りたい人がいたら出て来い。と言いたい。

(25ペンス出して買ったのは私ですが)

左下の「ガビーンな残留派」のゾンビに模されたブレクシット反対派の有名人の写真には笑っちゃいましたが。


政治家はもちろん、ハリーポッタ―の作者のJK・ローリングや、ヒュー・グラント、ストックポート出身の人気の社会学者オーエン・ジョーンズまでゾンビにされています。
労働党党首、ジェレミー・コービンなど頭が割れて脳みそが少し出ています。

ニュース・チャンネルでは一日中カウントダウンの数字が出ていました。


年明けじゃないんだから!
めでたくもなんともありませんっ!

イギリスの国旗ユニオン・フラッグと、イングランドの国旗セント・ジョージ旗を振り、歓喜にわく大勢の離脱派が11時の時報(録音されていたビッグ・ベンの鐘の音)と同時に朗々と国家を歌い始めました。

プロのオペラ歌手みたいな男も舞台で歌っていました。(正面からうつらなかったので誰なのか特定できませんでした)

夜中近くにオリンピックで優勝した選手が写真撮影されるために用意するような特注の国旗持参でパーラメント・スクエアまで出かける連中は国粋主義者、右翼....!と決めつけてもよいでしょう。(私が勝手に決めつける)

醜悪な光景です。
夫は怒って寝てしまいました。

(元労働党員の夫はザ・サンを買ってきた私にも怒っています)

イギリスは、私が30年近く前に「ずっと住みたい」と思った国ではなくなってきています。
利己的で、非寛容で排他的な一面がどんどん表面化してきているのです。

そう言えばストックポート日報にはブレクシットをめぐる私の考えをたびたび書いてきました。

繰り返しを避けるため、とこれを読んでイヤな気分になる方もいるかもしれない(移民を排除して自国の文化の純粋性を確保するのの、どこが悪い?  自国民の利益を第一に考えるののどこが悪い? 国旗を掲げ、国歌を斉唱する愛国心の表現のどこが不快なんだ?)ので、ここらへんでやめます。

これだけ、言わせてください。

もちろん、とてもたくさんの普通のいい人たちも離脱派なのです。離脱賛成の背景には様々な考えや、それぞれの立場があります。説得力のある考えすら耳にしたことがあります。
ですから「離脱派=人種差別主義者、極右(ネオナチ等)である」ということは絶対にできません。

はっきりと言えることは、人種差別主義者、極右(ネオナチ等)は全員が離脱賛成に投票したのです。



俗悪タブロイド紙ザ・サンですが、「皮製品やウールの製品を売ることも拒否するビーガン・ポリシーを掲げる、動物の権利擁護のための団体のチャリティ・ショップで、休み時間にスーシー(生魚ののった寿司の意味)を食べていたスタッフが解雇された」という興味深い記事を見つけました。




コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする