イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ひさしぶりにコロナ・ウィルス、感染してもどうやら誰も気にしない?写真はネコ!

2022年05月04日 05時13分57秒 | 気になる出来事、社会情勢

ひさしぶりにコーヴィッド(コロナウィルスの感染症)の検査を自宅でしました。

(写真は、本文とは全く関係のないうちのネコ2匹リヴィーとティブの近況です)

年末にもらった「ホームテストキット」の残りがまだあったのです。あと3回分残っています。

結論から言えば検査結果は陰性でした。(ホッ)

前日の午後、のどが痛くなり寒気がし始めました。夜の7時には就寝、ぐっすり眠れましたが、夜中に熱が出たような感覚があり目が覚めました。「あ~あ、コーヴィッドについにかかったか。朝起きたら検査しなくちゃ」と思いながらも結局また寝入ってしまいました。

ただの風邪だったようです。12時間近くも熟睡したら朝には症状はほぼ治まっていました。

2020年の春に日本から帰ってすぐにうけたPCRテストの他に、私はホームテストキットを使ったラトゥラル・フロー・テストを5回試しました。

いずれも、陽性者と接触、大学の寮から娘が帰宅、スペインから息子が帰宅などちゃんとした理由があってしたテストですが結果はいつも陰性です。いちどもコーヴィッドにかかったことがない私と夫...英国内では少数派だと思われます。

私の周りの、たいていの人は少なくとも1回は感染しているようです。

流行に乗り遅れたみたいでちょっぴり寂しい気分です。

「ホームテストキット」の無料配布は予告通り4月1日に廃止になりました。それまでバンッバン配りまくっていたため、今でも予備のある家庭も多いことでしょう。

廃止ということはもう検査をしなくてもいいというわけです。自宅に検査キットがなければとうぜん検査ができないわけですから、多くの人が感染しているかしていないのか知らずに仕事や学校や遊びに行ったり人にあったりしているはずです。

「隔離義務」も撤廃されたのですから、「かかったかな」と思ってもNHS(国家保健サービス)に連絡してすぐには結果がでないPCR検査に申し込んでキットを送ってもらって封筒に入れて検査所に送り返すめんどくさい検査をする人はもうあまりいないのではないかと思います。

パンデミック前と同じ日常にすっかり戻ってしまっています。

マスクをしている人をほぼ全く見かけません。

私は今でも外出時にはバッグに入れっぱなしになっている布製マスクを持ち歩いていますが、着用する機会はどんどん減っています。

病院などマスクの着用を呼びかけている施設では入り口で使い捨てマスクを手渡して着用を呼びかけています。ですから持ち歩く必要は全くないはずです。

 

連合王国で最後までコロナウィルスの感染拡大阻止のための行動規制を敷いていたスコットランドが3月21日に「屋内ではマスクを着用する」という規則を撤廃、以後、全国的に行動規制はほぼ皆無になったはずです。

それまで、マスクをしなくてよくなったイングランドからの列車がスコットランドの国境を超える時に「規則ですのでマスクをするように」というアナウンスがあったそうですが、今は全行程、たぶんマスクをしている人はごくわずかでしょうね...

と言っても、最近ニュースで、半分以上の乗客がマスクをしているロンドンの地下鉄の中の映像を見かけました。

場所によって違うようです。たしかにまわりに合わせる習慣はおもったより世界共通に浸透しているのかもしれません。たまたまその時間帯にマスクをする習慣の人たちがその車両にごそっと乗り合わせただけかもしれませんが。

 

個人的な意見ですが、マスクはたぶんしないよりはした方がずうっとマシなのは確かでしょうが、全体的な効果があるとも思えません。

2020年初頭、ものすごい勢いでコロナウィルスの感染が広がっていった中国の武漢で、ニュース映像で見かけるすべての人がマスクをしていましたよね。それでも感染拡大は全く止まらなかったのですから。結局、中国で感染がおさまったのは厳格な都市封鎖の断行によって、ですよね。

英国政府はそういえば、日ごとの感染者数をもう発表していません。12歳以上の全国民の70%弱がブースター・ジャブ(3回目のワクチン接種)を終えてた今、感染しても重症化する確率が極端に低いのでもう感染者数は気にしないって感じになっています。

 

ご存知のように3回打っても、感染者と濃厚接触すれば3分の1強の確率で感染しちゃうらしいので感染拡大はもう止まらないみたいですね。国全体の免疫力をあげるためにももうかかっちゃって下さい!とこっそりおススメしているようなものなのでしょう。

いったん接種が完了してしまえば、高齢者も持病のある人も重症化する確率は健康な若い人と変わらないみたいです。

そう、接種が完了しても、重症化する確率が0%ってことはないようですね。残念ながら運わるく呼吸困難で病院に搬送される人の中には3回接種を終えた人もわずかですがいるようです。

病院に搬送される重症者の8割が1度も接種を受けたことがない「接種拒否者」であるらしいこともずいぶん前から判明しています。

もうコロナウィルスなんてなかったことのようになっている英国ですが、決してどこかへ消えてなくなったわけではないのです、ウィルスの変異もまた報告され始めています!

ネコの顔だちがはっきりと写っている写真は1枚だけですね

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

欧州で戦争が続行中、もう話題にも上がらない英国のコロナ!どこにも消えていない、それでも吹き飛ぶ緊張感

2022年03月10日 07時37分41秒 | 気になる出来事、社会情勢

ひさしぶりに、新型コロナウィルスの話題です。

 

写真は、クロッカスが咲きそろう、おなじみ不気味な木彫りのフクロウ、ヴェーラのいる住宅街の中の自然保護林です。

 

毎年、毎年この時期になると繰り返し撮って載せているおなじみのテーマです。

クロッカスの密度が年々上がってきているように思えます。

風雪にさらされたヴェーラの木肌に風合いが出て不気味度もいや増しているように思います。

さて、本題の新型コロナウィルス。

英国ではパンデミックはすっかり終わったかのような状況なのは以前にお伝えしたとおりです。

ロシアのウクライナ侵攻以来のここ2週間はさらに(!)ニュースと言えばウクライナ、ウクライナ、天気予報とまたウクライナ!ウクライナ情勢以外のニュースはすっかり影を潜めています。

新型コロナ・ウィルスはじめその他の重大事項も含めたありとあらゆる情報が消滅です。

 

ボリス・嘘つき不誠実ジョンソン首相の厳格なロックダウン期間の自堕落なパーティ三昧事件の追及、辞任要求もすっかり吹っ飛んでしまって時々 映像が流れる国会中継も、ロシアへの経済制裁やらウクライナ難民へのビザ発給やらウクライナがらみの事案が討論されています。

「こいつが陰でウクライナ侵攻の糸をひいているんじゃないか」と思えるほど、国際正義をせおって答弁するボリスの得意顔(パーティ三昧事件はうやむやでおとがめなし!?)と言ったら...!

ウクライナ侵攻がおこる前は、各ニュース・チャンネル局で1日に何回も流していた最新の感染拡大阻止のための行動規制のおさらいや、その日のワクチン接種状況、感染者数などなどの「コロナ情報」がピタっとやみました。

まるでコロナ・ウィルスもすっかり消滅したような錯覚に陥ります。

ウクライナ侵攻以前からすでに、マスクをしている人を本当に見なくなりました。

昨日、8割ぐらいの座席が埋まっている状態のバスの中でマスクをしている人は皆無でした。

昨日立ち寄った店でも図書館でもカフェでも、客/利用者もスタッフもほとんどの人がマスクなしです。

薬局やスーパー・マーケットではデザイン性の高い布製マスクの半額~7割引きセールをしています。

 

イングランドでのすべての行動規制の撤廃以来、「コーヴィッド covid(新型コロナ・ウィルスによる感染症)は怖れるに足らず」という認識が社会に浸透し始めているように思います。

もちろん、「感染拡大は終わった」とは誰も思っていないでしょう。

有識者などが繰り返して発言していた「コーヴィッドとの共存」の時期がはじまったと思っている人が増えてきているように思います。

風邪やインフルエンザのように撲滅するのは不可能で、毎年必ず誰かは罹患する騒いだってどうしようもない...というような緊張感のない季節の風物詩のような感染症との共存。

12歳以上の全人口の70%弱が三回目のワクチン接種を終えている今、感染拡大率が非常に高いオミクロン株に感染しても重症化するおそれは ほぼない、らしいことからくる安心感が充満しているようです。

それに、感染とワクチン接種によって国民全体の抗体の強化も進んでいるらしいですし。

 

テストキットでテストして陽性だと隔離する義務も撤廃されました。

ええっ、陽性でも出勤奨励か!?...と思えばそういうわけではなく、政府の公式ウェッブサイトには「自宅にとどまり、『できれば if you can (!!)』仕事を休むように」と書かれています。

隔離しなくても罰金刑など処罰の対象ではなくなったというだけで、やっぱり仕事は休まなければならないようですが、「できれば」って何なんでしょうか!?

火曜日に、私は近所の診療所での乳がんの定期検査に行く予定でした。

去年あたり受けているはずだったのですが、パンデミックで緊急性の低い検査は延期になっていたのです。

ところが前日に電話がかかって来て予約はキャンセルになりました。

診療所でのコーヴィッド集団感染で職場封鎖になったそうです。(来月に再予約を入れてもらいました)

職場でマスクをずうっとしているはずの 医療従事者もやっぱり集団感染しちゃうんだ...というのが私の素朴な感想です。

マスクはした方が絶対よいに決まっていますが、マスクの着用徹底にそれほどの効果があるともいまだに思えない私です。

日本の友人が「そういえばテレビに映ったジョンソン首相がもうマスクをしていなかった」と言っていました。いえ、マスクの着用が法的に義務付けられていた時でも、英国の国会では答弁の際には外す決まりがあるのです。

日本では国会での答弁でも壇上でのスピーチでも、天皇陛下も慰霊のお言葉を読み上げる時までマスクをしていますよね。

欧米では人前で発言する時はパンデミック中でもマスクを外すのが普通です。

しなくてよい、となったらいっせいにマスクをやめるのも欧米です。

ところで、日本ではマスクの着用が義務づけられてはいないんですよね...?(疑問です)

人けのない公園やクルマの中やリモート会議でもマスクをしている人が多いと聞きましたが、それってもしかしたら戦争中に着用が奨励された「国民服」のように規律や気を引き締める意味もあるのでしょうか、パンデミックは非常時ですし。

たしかに、本当の戦争が始まってみればパンデミックの「非常時」感はグッと薄まりますね。

昨日1日の英国全土の新規感染者は371,662人。

今週になってから再びジワジワと増え始めているようです。

ぜんぜん、終わってないじゃないの!

紅白のサクラ(ということにしておいていい花木)の写真をもう一枚、昨日撮りました。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 クラフトの力!社会正義を訴える緑のハートの集まりと、たぶん何も訴えてはいない、かわいく無秩序な小空間。

2022年02月26日 08時30分23秒 | 気になる出来事、社会情勢

国道A6沿いの業務用ペンキ店の駐車場の花壇で見かけた...

 

毛糸で編まれた緑のハートの数々。

手縫いの布製も混ざっています。

 

おなじみの、不気味な木彫りのフクロウのヴェーラがいる極小自然保護林の囲いにも...

 

手作りの緑のハートが等間隔で下がっていました。

 

お手製のポプリみたいなこの手芸プロジェクト、何なんだろう。

ハート型の葉を三つくっつけた緑のシャムロック(カタバミ)がシンボルのセイント・パトリックス・ディ(3月17日です)とは関係ないか...

聖パトリックはアイルランドの守護聖人です。

 

あら、よく見たら説明書きがありました。

 

地球温暖化をストップさせるのを目的に、連合王国すべてのエリアにまたがって活動している環境保護団体のキャンペーンのようです!

クロッカスが咲きそろってきました。

 

すぐそばの小さな商店街の郵便ポストには...

 

おそらく何の主張もない、道行く人を楽しませるだけの目的のかわいい飾りをのせたのかぎ針編みネット帽をかぶっていました。

 

えーっと、クリスマス・モチーフですよね?

赤白のキャンディー・ケーン(ねじり棒の飴)とヒイラギの花と実で飾られたお菓子の家(?)がすごくクリスマスっぽいのですが、さすがに2月の終わりまでクリスマスの飾りを残しておくとは思えないし...

そう言えばリスマス前にはなかったような...

 

雪景色ではなく花盛りなので春のモチーフかもしれません。

ひっくり返ってお腹をこちらに向けているのはヒツジです。起こしても起こしてもすぐにひっくり返った姿勢に戻ります。

たてがみを風になぶられたライオンの頭部に見えるのは手で起こしてみて分かったのですがハリネズミのようです。

たてがみをお尻に向かってなでつければしずく型のハリネズミに見えます。

 

手編みやかぎ針編みで、公共の場所の公共物を覆う「クラフト・ゲリラ」活動が世界中で盛んだそうです。

無機質な都市空間に彩りと温かさを添えるほのぼのプロジェクトらしいのですが、小都市ストックポートのはずれの小さな商店街にまで活動が広がっているなんて、何だかうれしくなりました。

 

話、戻って緑のハートです。

手作りの暖かい表現に社会正義の思いがこもっているのがいいですね。

国中に緑のハートがあふれれば、企業や政府は大勢の意思を無視するわけにはいかなくなるでしょう。

町に出てプラカードを持って行進する堂々とした抗議活動も意義がありますが、手作りの小物を集めての無言のアッピールにも静かな説得力があります。

道路を封鎖して警官隊と小競り合いになる環境問題への抗議活動がヒンシュクを買っています。

それじゃダメだってば!

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暴風が吹き荒れた後も可憐に咲くクロッカスとパンデミックが終わったことにしたいらしいボリスの画策...社会が正常に戻りつつある?

2022年02月23日 08時58分57秒 | 気になる出来事、社会情勢
ダドリー、ユーニス、フランクリンという、おじいさんっぽい名前の暴風3兄弟が吹き荒れた後の晴れ間に近所を散歩した時の写真です。



3連続の暴風の結果の落ちたり折れてぶら下がっていたりした木の枝をたくさん見かけました。
それにもかかわらず、クロッカスのつぼみは満開寸前、元気に春の訪れが近いことを注げています。



近所の生きた「クリスマスツリー」の大木が生えている空き地、おなじみの不気味な木彫りのフクロウ、ヴェーラのいる極小自然保護林(盛りを過ぎたスノードロップと共生)それに「ウェディングケーキ」の愛称で親しまれている白亜のストックポート市庁舎 Stockport Town Hall 斜面のクロッカスです。



コロナウィルスのパンデミックそのものはいよいよ英国では終焉か(いやそんなことはないはず)...という話題です。



ここイングランドではついに感染拡大阻止のための行動規制はほぼ完全に撤廃されました。
火曜日から「コロナ検査の結果が陽性でも症状がなければ隔離しなくてもよい」ことになったのです!

陽性者が全員自宅にこもってしまうために出る、社会、生産、経済活動への大きな支障が問題になっています。
出勤できない勤労者に払う休業手当も社会の負担になってきているようです。



「できればし続けていた方が良い」ということになっているマスクの着用も多くの地域では放擲されています!
これは店や団体の方針にもよるでしょうし、何よりも個人によって考え方がそれぞれですので一概には言えないでしょう。

昨日1日の新規感染者数が39,656 人ですから、決してもう終わったという事態ではないはずなのですが...。

現在ボリス・嘘つき不誠実傲慢腐れ根性下劣な品性・ジョンソン首相(とその一味)のロックダウン中の重大な規則違反については警察が慎重な捜査をしているのですが、ウクライナ/ロシアをめぐる緊張もあり、「今すぐ辞任だ」という事態にはなりにくいと思われます。

ひじょうに微妙な立場で首がつながっているらしいボリス・嘘つき(以下略)ジョンソン首相にとってパンデミックは終わったように見せかける行動規制撤廃は政策上とても重要なはずです。

「世界に先駆けてパンデミックを終焉に持ち込んだのはひとえに僕のリーダーシップが優れていたおかげですよ、それを忘れないでくださいね」と言いたくてたまらないのです。

「英国民が徹頭徹尾忌み嫌うマスクの着用もやめさせてもらえるのは誰のおかげですか、はい。僕です」とも言っているようなものです。
それが何とも卑しいではありませんか!?

完全撤廃はたしかにまだ早いです!
マスクの着用は続けた方がいいですし、全く不要不急の過密になる集まりも制限した方いいはずです。

ただ...
英国でパンデミックが始まった2020年に予定の前の週に無期延期になった、夫の手術の再予約のめどがやっとついた、と連絡がありました。
今週初め、話し合いと査定のために病院に来るように呼び出しがかかりました。



「緊急性のない(遅れても命に別条のない)」いくつかある慢性疾患のひとつの緩和措置でした。



その担当の医師(コロナと関係のある呼吸器系が専門ではありません)のみならず、英国の多くの医療従事者はコロナ対応に駆り出され、ほぼすべての「緊急性のない」措置はあとまわしになりました。
夫は今まで通り不都合と折り合いをつけて日常生活を送ってきたのですが、治療や手術が先送りになった多くの他の患者は苦痛があったり著しい場合は寝たきりになったり...とコロナによる医療ひっ迫は大きな社会問題になっていたのです。

それでもパンデミックのさなかの2020年の秋に悪性腫瘍が見つかった夫には緊急対応してくれたNHS(国家保健サービス)には感謝の言葉もありません。
とりあえず、やるべきことはやってくれるきちんと機能している国家医療サービスなのです。



今週初め、マンチェスター郊外の病院にクルマで行きました。
長い問診の結果、現在落ち着いている症状が悪化する可能性は20%以下、日常生活にしばらくの間さまざまな困難を引き起こすその手術はしなくてもいいということになりました。

したいと言えばしてくれるそうですが、夫はしないことに決めたようです。



緊急性の低い医療措置が国家医療制度(完全に無料)で再開されたのです!
ブースター・ジャブを打っていればほぼ完ぺきに重症化は避けられるらしい今、本当に(たとえパンデミックは終わっていなくても!)医療危機は終焉を迎えている、と言ってもいいのでしょう。

パンデミック中のおなじみの「患者以外は病院内に立ち入り禁止」の通達が来ましたが、いっしょについてきた私を快く待合室に入れてくれました。
敷地内の駐車場にとめることができなかったらクルマをよそでとめるため私もついてきたのですが、患者用の駐車場にはじゅうぶん余裕がありました。
受付の人に「クルマの中は寒いですし、どうぞ待合室でお待ちください」と親切な対応をしてもらえました。

透明アクリルの仮囲いの内側にいましたが、数人の受付カウンターのスタッフは誰もマスクをしていませんでした!

感染阻止のための対策もかなりゆる~くなっているのが分かりました。

ボリス・嘘つき・ジョンソン首相の手柄顔は本当に癪にさわりますが、ワクチン接種と数回の感染で国民全体の免疫力はかなり上がっているらしいのです。
医療措置が必要なコロナの重症者を抑えきれている限りいつまでも行動規制を続ける意味はたしかに薄れているように思います。

英国の国家保健サービスについて簡単に説明します。
以前にも詳しく書きましたが、英国では医療が完全に無料です。
医療スタッフはすべて国家公務員で医療機関はすべて国営です。
(大規模経営の私営の医療機関も存在しますが。以下の不自由を嫌うお金持ちや医療保険加入者が利用します)

入院は本当に必要でないかぎりさせてもらえません。
出産も無料ですが、通常担当してくれるのは医師ではなく助産師ですし、危険がない限り出産後も一休みして即、帰宅が普通です。

医師や病院は選べません。
緊急度に応じて優先順位が決まります。
原則として「セカンドオピニオン」も「ドクターショッピング」も不可能ですし、「薬漬け」もあり得ません。

全ての患者の情報は国家の医療コンピューターでセンター管理されています。
登録している何でも診てくれる近所の「診療所」に勤務している医師の判断により病院の専門医に診断、処置がまわされます。
(勝手に病院の専門科に行くことはできません)

えーっ、それで不安ではないのかって?
不安ではありません。

公平です。
たしかに夫に疾患が多数あるため(特にパンデミックの最中などいっそう!)不自由で、融通が利かない制度であることは実感しましたが。

ついでに、少し前の開き始めたスノードロップス。

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうやら終盤に入ったらしい、コロナウィルスによる感染症のパンデミック、それでも多い感染者…写真はネコ!

2022年02月05日 07時50分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
うちの青年ネコ、ティブ(タイベリウス)の最近のお気に入りのくつろぎ場所は正方形の浅いカゴの中です。


自らの身体よりも小さいカゴの中に正方形の形に体を再形成しておさまる(それでも部分的に柔らかくはみ出た部分が目立つ)安定し充実した造形美を写真に撮りました。

話題はコロナ・ウィルスによる感染症のパンデミック;終盤について。
以前に書いたことと著しく重複するかもしれません。

...どうやら、イングランドではやっぱり「パンデミック」は終わっているらしいのです。



昨日、金曜日の新規感染者数は84,053人。
1日の死者は、254人
やはりまだ大変な数です。



終わったって誰が決めたのか、と言うかこの状態でどうして終わったと言えるのか。

コロナ・ウィルスの、それも感染率が極端に高いオミクロン変異株はまだ消滅していませんしそこら中にウヨウヨしているようです。
現に、周りの人がどんどん感染しています。

行動規制を撤廃、マスクをしなくてもよくなった時点で、多くの人が「終わった」ということにしているみたいです。
政府の非公式な見解では、パンデミックの段階は終わり、エンデミックの(人の力でコントロールできる)段階になったということらしいのです。

...がしかし、その見解に賛成しない専門家や政治家(特に野党の)もいっぱいいますし、もちろん個人的に気をつけている人もとてもたくさんいます。



ただ、成人のほどんどがブースター・ジャブ(コロナウィルスの感染症に対する免疫力を強化するための3回目のワクチン接種)を終えている今、感染しても重症化する人は本当に少ないようなのです。
症状が出ない人もとても多いですし、出ても軽くて毎年冬にたいていの人がかかる風邪のような症状ですんでいます。

接種を受ければ感染は70%弱まで防げるそうですが、やっぱり30%以上の人は感染します。
周知の事実です!

重症化するのほほぼ完全に防いでいるそうなので、接種の意義はじゅうぶんにあります。

鼻水や咳が出て慌てて自宅で検査してみたら陽性で、数日前までさかのぼって会った人全員に(自分で)連絡。
連絡を受けた無症状の人たちも検査したらゾロゾロ芋づる式に陽性判定...ということが日常茶飯事です。

ただし、陽性者と接触があった人は当然、無料のテストキット(ラトゥラル・フローテスト)を使って自分で検査しなくてはならないのですが、現在はもう結果が陰性であれば隔離の必要がありません。

法的規制が撤廃されたとたんマスクをするのを完全にやめた人の多いことと言ったら!

地域やその場の雰囲気にもよるでしょうね。
マスクをしないで店などに入ったら意外にもまわりの大多数がマスクをしていたので、もうしないつもりでもポケットに入れて持ち歩いているマスクを慌てて着用している人をけっこうたくさん見かけます。

私は店やバスの中では必ずするようにしているのですが、まわりが誰もしていないとたしかに「意味ない、もうどうでもいいや」という気になりますね。
マスクは自分の感染予防のためではなく、他人への感染拡大を防ぐためらしいので不公平感がいっぱい!です。

...ただ、3回接種を受けている私はたとえうつされたってどうってことないわね...とそれほど心配にもならないところがダメなのです。
これじゃ、終わらないってば!!
伝播を完全にとめればそのうち消滅するでしょうに...!



誰も「終わったよ」とは耳打ちしてくれないものの、「もういいんだ!」と個人的に実感させられた出来事に遭遇しました。
先月の終わりに列席した、夫の父のお葬式です。

だーれもマスクをしていない式後のパブでの気楽なレセプションで、しばらく会っていなかった、お年寄りも含めたたくさんの人たちと抱擁しあいました。
列席者に陽性判定者が出た、という連絡は受けていません。



英国で重症化して病院に搬送される人たちのほとんどすべては一度もワクチン接種を受けていないということが分っています。

民主国家で、ワクチンを接種しない選択が許されるのは当然のことです。

何か重大な事情や意志があって接種を受けないことにした人たちは危険を承知の上での選択だと思います。
その人たちの命を守るために人の交流や経済活動をストップさせる段階ももう過ぎているはずです。

私たちはもう十分、ガマンしました。



しかし、首相官邸周辺の人たちや政府関係者が最も厳しい2020年春の最初の時を含め、ロックダウン期や集会が禁止制限されていた時に確認されただけで16回も多人数で集まってパーティをしたことがすっかりばれて国民の憤怒が高まっています。
お酒を飲んで集まって楽しくやりたい欲求へのガマンのきかなさ、国民にガマンを強いて自分たちはガマンができないという首相を中心とする政府関係者の選民意識は絶対に許すことができませんっ!

ボリス・嘘つき不誠実傲慢腐れ根性下劣な品性・ジョンソン首相はそのうちの6回に出席していたと言われているそうですし、たとえ予定が会わなくて出席していない集まりも完全に承知の上で黙認していました。
「していない」と言っていますがもちろんウソです。



自分がパーティや飲み会が好きで好きでたまらず、しないで我慢することができないものですから、部下に禁止するなんて「欺瞞」はできなかったわけです。



国民には禁止したし、愛する人の臨終に立ち会うことも許さなかったのにね。


昨日までの2日間、辞任しないボリス・嘘つき不誠実傲慢腐れ根性下劣な品性・ジョンソン首相の周りの大物保守党議員が首相に憤慨して4人も辞任しました。

週明けにボリス・嘘つき不誠実傲慢腐れ根性下劣な品性・ジョンソン首相の不信任可決引きずりおろしのニュースが聞けるといいのですが。







コメント (5)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

癪に障る嘘つき首相の進退やいかに。ウソをつき言い訳をして首相の座にしがみつく国辱ボリス・ジョンソン首相

2022年01月22日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
前回の続きです。



写真は全く無関係の、マンチェスターの国際的な現代文化センター、ホーム HOME 周辺のモダンな建物群です。
マンチェスターオックスフォード・ロード駅周辺の再開発地域です。


首相とその周辺の人々が、2020年と2021年にコロナウィルスのパンデミックのさなかに数々のパーティを開いて楽しんでいたことが関係者の証言で次々と明らかになっています。



首相の進退を現在最も脅かしているのが、厳格なロックダウンのただなかの、2020年5月20日に首相官邸で開かれたパーティです。

「ソーシャルディスタンシング対応の飲み会」としてメディアには揶揄されているこのパーティには、100人の政府関係者、官僚などがイーメイルで招待され、30人ぐらいが出席したと言われています。
招待イーメイルに「ソーシャルディスタンシング対応の飲み会 Socially distanced drinks、自分のブーズ(お酒)を持参するように」と書かれていたそうです。

最初は否定していたボリス(ボリス・嘘つき・ジョンソン首相)は妻(当時は婚約者)とともに出席したことをついに国会で認め謝罪しました。
仕事のミーテイングだと認識して、スタッフをねぎらうために25分だけ参加したと言っています。
「散会するように言わなかったのは不覚だったと反省している」とも「誰もその集まりが違法だと教えてくれなかった」というワケのわからない言い訳発言もしています。



その少し前の2020年5月15日には、首相官邸の庭園でスーツを着た大勢のスタッフとともに、嘘つきボリスが赤ちゃんを抱いた婚約者と並んでガーデンテーブルに座っているところがバッチリ写真に撮られています。
これも仕事の集まりだと首相もスポークスマンも徹底して主張していますが、写真にはちゃんとワインとチーズボードもうつっているため、
ダウニング・ストリート(首相官邸所在地)のチーズとワインパーティ Downing Street 'cheese and wine' party」として一般に知られています。



去年の年末に、その前年の2020年の12月、複数のクリスマス・パーティ、お別れ会、慰労会、ボリスの妻が催したホームパーティ、大勢出題者が集まって発信したクリスマス・ズームクイズ大会などが保守党メンバー間で、あるいは首相官邸やその付随した施設で行われていたことが次々に発覚して大さわぎになりました。

いずれもボリス本人が出席していなかったためもあり、首相の辞任要求がここまで盛り上がってはいませんでした。
夏にいったん解除されかかったロックダウンが、感染率が従来の株よりずっと高いケント・ヴァリアント(英国変異株=アルファ)の蔓延で地域ごとのティア制度に変わられ、ロンドンは最大危険地域だった頃の話ですが。

以下の写真は、マンチェスター・オックスフォード・ロード駅 Manchester oxford Road Station と、駅前の広場に面した名物カフェ、ジャヴァJava の外観と店内。


去年の年末に浮上してきたこのふたつの、春の最初のロックダウン中の首相が出席もしていた規則破りパーティへの国民の怒りはただ事ではありません。

その時のロックダウンルールによれば、同居人以外との人と会うことが許されていたのは一回に1人だけです、それも屋外で。
マスクを着用している人はほとんどいなかったその当時、2mのソーシャルディスタンシングは厳格に守られていました。

パーティには出席していなかった、パーティだったとは知らなかった(仕事の集まりだと思っていた)という大ウソをついていたことを一国の首相が国会で認めたのです。
それまでは有能で働き者の自分のスタッフが庭園でワインを飲みながらラップトップもタブレットも書類もなしの「仕事の集まり」を持つのが悪いことだとは全く思っていないと豪語もしていたのです。

現在とりおこなわれている、一連の規則違反パーティ疑惑の調査結果が出るまでは断固として辞任要求を拒絶している嘘つきボリスです。

このニュースが公になったとたん、各テレビ局のニュース番組には次々と、ちょうどパーティの日付と同時期に家族や愛する人をコロナで亡くした人々が悲しみと怒りを表明する証言者として登場しました。



家族が亡くなった時にも死に目に会えなかった、初孫に会わせてあげることなく親を死なせた、コロナで死んだ親のお葬式が出せなかった、出産に夫の立ち合いが許されなかった、ダウニング・ストリートのチーズとワインパーティの日に40代のバス運転手だった夫をコロナで亡くした...等々の悲しい話を連日連夜聞いてしまいました。



ボリスと取り巻き連が許せない気持ちがどんどんどんどん募ってきます。

ダウニング・ストリートのチーズとワインパーティと同じ日に、10人集まって宅配ピザとビールで裏庭のパーティをしていたら通報されて1人100ポンドの罰金を課せられた...という人も怒りの証言者として登場しました。
「いや、僕たちは実際規則違反したんですし、しょうがないかもしれませんけど、でも罰金とられて...ダウニングストリートではおとがめなしでしょ?」と何となく居心地悪そうな証言でした。

レポーターの「罰金を払い戻してもらいたいですか」という愚問には「いやぁ、払い戻してもらえたらうれしいけど...あ、コロナで亡くなった人の家族を支援する義援金として寄付します!」と感心な回答をしていました。



2020年の間に、首相官邸がらみのパーティ(お酒が出る楽しみのためのあつまり)が少なくとも10回はあったと言われています。

パンデミックの2年目、2021年の4月16日はエジンバラ公の葬儀前日のため国民全体が喪に服していたのですが、ダウニング・ストリートの庭園で2回のパーティが開かれました。(フィリップ殿下の葬儀前日のダウニングストリートの2件のパーティ Two parties of Downing Street on the eve of Prince Philip’s funeral)

嘘つきボリスは出席していませんが、自宅の庭園でのパーティのことは当然承知だったでしょう。
そのうち一つのパーティには近所のコンビニエンスストアで購入されたスーツケースいっぱいのワインが持ち込まれ、ボリスの息子のブランコが酔っ払った出席者によって壊されたというなまなましい証言もあります。



日本では、ボリス・噓つき・ジョンソン首相の評判は比較的良いと聞いています。
日本の宰相のリーダーシップが問われる時には比較対象(よい例)として名前が上がることもあるとも。



気さくで気取らない風貌、ボサボサの髪の毛や朴訥な話し方が好感を持たれているのは納得です。
スピーチ原稿を読むこともなく自分の言葉で考えを述べたり、質問の記者や一般人のなのった名前をすぐに憶えて、ファーストネームで呼びかけながら答える...など、日本の首相には考えられないような親しみを持たれる対応、何よりも「憎めないヤツ」演出の巧みさで、第一印象は英国民にも悪くないのです。

ただ、気さくで憎めない印象とは裏腹に、ボリス・ジョンソンは典型的な特権階級出身者であり、自分の属する階級、社会の利益を代弁する政治を行ってきたことを知ってもらいたいと思います。

今回のみっともない「パーティゲート」の件で、自分たちは特別であり法の力が及ばないという特権意識がバッチリと露呈してしまったということを心にとめてみていただきたいです。

....あ~、そこまで深く考えなくてもいい?
単に楽しみを先送りすることができない、コントロールのきかない人なだけかもしれません。
ジャーナリスト時代の同僚や部下は「パーティや飲み会の予定は仕事より優先する人だった」と証言しているそうですから。

コロナで困窮したり家族を亡くして悲しみに暮れている国民の思いに考えが及ばないという、国政のリーダーには絶対にふさわしくない彼の資質を一気に露呈したのが今回の一連のパーティゲートです。



週明けに行われることが期待されているパーティ疑惑に関する調査結果の公表により首相の進退に関する動きがまたあることでしょう。

2020年、5月16日のストックポート日報の記事を見つけました☟
コロナウィルスに翻弄されたこの2年間を、自分で書いたストックポート日報の記事で振り返ってみていました。

国民の不安がつのるロックダウンの解除、皮肉だと思いたいマンチェスター交通局の交通安全標語
コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パンデミックの終焉か?まだまだ油断は禁物の感染者数が膨大な英国の、恥知らず嘘つき首相の追及は痛快

2022年01月20日 07時09分24秒 | 気になる出来事、社会情勢
1日遅れで、マンチェスターの話題をお届けするつもりでしたが予定変更、コロナウィルスの話題の、新展開。

写真は晴天の昨日の午後、家の近所で撮った冬の木立と夕暮れの風景です。



どうやら、英国ではコロナウィルスの「パンデミック pandemic」は終わりを迎えているそうです。

来週から、公共の場所でのマスク着用義務を含めた感染拡大阻止のための行動規制のほとんどが撤廃されます。



昨日の新規感染者は108,069人、あいかわらずすごい数ですが(多少の上下はあるものの)減少傾向に転じてきています。。

数のピークは過ぎたということらしいのです。



3回目のワクチン接種(ブースター・ジャブ)を終えた人が12歳以上の全国民の50%を超えた2週間ぐらい前から「長いトンネルの先に明かりが見えてきた」というおなじみの文学的な表現を耳にするようになりました。
(あ、この表現はワクチン接種が始まった2020年の年末ごろにも言われていましたっけ...)



パンデミックの時期は過ぎ、コロナウィルスは「エンデミックendemic 」の時期にさしかかったと一部の政治家やメディアは主張し始めています。
endemic というのは通常は暑い国だけに発生するマラリアのような地域的な伝染病のことを言うらしいのですが、この場合、「(英国では)ワクチン接種などで対応すればコントロール可能な」伝染病と認識していいらしいのです。

毎年変異して現れる、根絶がムリな、それでも予防は可能なインフルエンザみたいなとらえ方でしょうか。

もちろん...まだその状態ではない、という科学者も政治家(おもに野党)も多数います。




昨日までに12歳以上の全人口の63%がブースター・ジャブの接種を終えています。
ブースター・ジャブの接種促進がウィルスを制するカギであることは間違いありません。

ボリス・嘘つき・ジョンソン首相が「英国は世界に先駆けてコロナを制している」と手柄顔に語りたがる気持ちはよくわかりますが...

嘘つきボリスの大ピンチ!



彼が国会で追及されているのを見るのは本当に胸がスカっとします。

恥ずかしい「パーティゲート partygate scandal 」が大詰めに来ています。

日本でどの程度くわしく報道されているのかわからないのですが...



2020年春の、最初の厳格なロックダウン中に首相官邸で開かれた大掛かりなパーティとの関係を否定していた嘘つきボリス本人が出席していたという大疑惑を先週ついに、国会で認めました。



ロックダウン中の首相官邸でのパーティ疑惑(パーティゲート)はこれだけではありません。
お別れ会、慰労会、すでに知られているクリスマス・パーティ、理由はともあれ集まって飲む会、(嘘つきボリス本人が出席していない集まりも含みます)その他...

パーティどころか人が集まることも仕事以外の外出も禁止されていた時期に、禁止令を出した首相本人が重大な規則違反を犯していたのです!
親の死に目に会えなかった、コロナで死んだ家族のお葬式があげられなかった...等々2020年春のつらく悲しい思い出を怒りとともに語る国民が次々とニュース番組に登場しています。

ボリスの辞任、あるいは引きずりおろしは時間の問題です!



以下、詳しくは次号!
















コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そこらじゅうで自主隔離、社会の動きが鈍くなったこの時期に外出も控えてネコといっしょにペンキ塗り

2022年01月15日 07時44分06秒 | 気になる出来事、社会情勢


DIYショップで買ってきたペンキを2日かけて塗りました。

昨年の10月に撮った写真です。


見苦しいでしょう?
セントラル・ヒーティング(ラジエーターの暖房と温水)のコントロールセンターが息子が使っていた部屋の目立つ場所に取り付けられています。

20年近く前にこの家に引っ越してきた時はこんなに錆びた胴のパイプがむき出しではなかったのですが...どういう状態だったかはっきり覚えていません。
10年ぐらい前に機械を買い替えて、パイプを覆っていた木の薄い箱を取りのぞいてからずうっとこのままでした。
パイプの前に本棚をおいていたので、こんなに丸見えではなかったのですが。

何回かストックポート日報に登場している(お尻の写真まで掲載されている)例の仕事熱心だけど時間にルーズな便利屋さんが、年末にコントロールセンターまで囲う画期的な作り付けの戸棚を作ってくれました。


年末は時間切れで、今週来て扉を作って取り付けてくれるはずだったのですが、これで何回目かのキャンセルになりました。
今度は本人に引き続き、小学生の息子がコロナに感染だそうです!
以前は別の息子が感染していましたっけ。
子供をおいて家を空けるわけにはいかないので、仕事をキャンセルしなければなりません。
子供は2回とも無症状だそうです。

現在英国では空前絶後の検査数のため陽性判定が相次ぎ、とても多くの人たちが自主隔離のために欠勤しています。
それだけでも社会の動きがじゅうぶん停まってしまっています。
しかもそれだけではなく、子供が感染したり、学校や保育所が人手不足で閉鎖されたりで、(11歳以下の)子供が家にいるとなれば両親のどちらかが欠勤して子供と家にいなければならないのでした。

ブースター・ジャブを接種しても3割強の人がオミクロン感染するらしいことが分っています。
接種していれば症状が出ないか、たとえ出ても軽症ですみ重症化して病院に搬送されることはほとんどないらしいことが救いです。
(それでワクチン効果は充分です)

症状が出ていないため、検査漏れの感染者が知らずに出歩いて感染を広めている可能性はじゅうぶんありますね。

夫が咳をしだしたので私もいっしょに、ホームテスト・キットで検査してみました。

2人とも陰性でした。
夫はただ風邪をひいただけのようです。

昨日1日の新規感染者数は99、652人。
減ってきています。

便利屋さんが来てくれないので先に、出来上がった部分だけに私が1人でペンキを塗ることにしました!

来週、来てくれるはずなのですが本当に来てくれるかどうかもたしかではありません。
「来られない」連絡を電話で受けた夫は、便利屋さんの家庭の事情まで長々と聞くはめになりました。

ペンキ塗りの助手としてうちに来てくれたこともある奥さんが子供をおいて家を出てしまったのだそうです!

便利屋さんは来てくれないかもしれませんが、母親ネコのリヴィーがいっしょに来てくれました。


手伝ってくれるわけではもちろんなく、ただ寝るために私について入ってきただけのようです。
息子ネコ、ティブも遅れて入室、入眠。

ベースコート(下塗り)が終わったところです。


現在使う人のいないこの部屋は、いつも暖房を節約するためにラジエーターの元栓を閉めて締め切っています。
ひさしぶりにドアが開いた部屋の、特別感ひとしおの余分ベッドで寝てみたかっただけのネコたちです。

私と一緒にいたかったからついてきたわけではなく、私が下塗りを終えて部屋を出たあともネコの夕食時間まで3時間もそのまま寝て過ごしました。


昨日、一回目を塗り終わったところです。


ムラがあるのでもう一塗りします。
「アヒルの卵」のようなごく淡いブルーを想定して見つけた mineral mist (ミネラル・ウォーターの霧)という美しい名前の色です。

壁にはみ出たペンキのことはご心配なく。
壁も明るい色に塗りなおします。







コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暖かい日が続く新年の英国、オミクロン感染は広がる一方...

2022年01月04日 07時48分12秒 | 気になる出来事、社会情勢
新年も4日目。


英国の近況です。
上の写真はうちの、元日のクリスマスツリー。

英国の昨日の新規感染者数は157、758人。

イングランドでは25人に1人がコロナ・ウィルスに感染した、あるいは現在感染していることになるそうです(やれやれ)
英国(連合王国)を構成する他の3国(スコットランド、北アイルランド、ウェールズ)では40人前後に1人とグッと少なくなりますね。

経済活動や社交をストップさせずに感染拡大阻止を遅らせる作戦のカギだった、「ホームテスト・キット」の不足がいまだに深刻です。
つまり作戦はうまくいっていないことになりますね。

今日、来てくれるはずだったおなじみの便利屋さんがオミクロン感染して来られなくなりました。

夫のインターネットゲームの対戦相手は昨日職場で検査して感染が確認されたので家に帰されたそうです。
仕事をしないで(退職した)うちの夫とゲームをしているぐらいだから、症状が出なかったのでしょう。
でもその人はどうやって出勤して、感染確認されたあと家に帰ったのでしょうか。
バスで?電車で?クルマで?
「オミクロン感染者」と書かれたゼッケンをつけているわけではない症状のない感染者と混雑した通勤電車で乗り合わせる可能性は充分ありそうですね。

きのう編み物クラブの新年最初の集まりに行ったら、パブの扉に「本日休業 CLOSED TODAY 」のはり紙がありました。
集まりは中止です。
事情は分かりませんが、推察するに...(間違いだったらごめんなさい)スタッフが隔離中??
スタッフが感染して隔離中のため人手不足で店やホテル、飲食店が営業できないケースが全国で続出です。

クリスマス(12月25日)に間に合うよう、クリスマスイブ(12月24日)までに配達してもらう予定の通販の到着の遅れが目立ったそうです。
私のうちでもネコのティブから私へのプレゼントがクリスマスが終わってから届きました。
「クリスマスまでに必着」指定にして余分にお金を払えば間に合うはずだったのですが、ティブが「23日か24日に到着予定」の予測をあてにしてケチったためでしょう。

深刻なのは医療スタッフの人手不足です。
これから起こり得る品不足も心配です。



屋内のマスク着用が義務づけられたぐらいで、なーんにも手を打たない政府です。

あ、いいえ、陽性ならば自主隔離、陰性ならば濃厚接触者でも外出オッケーのホーム・テスト制度を徹底する方針が効果を奏しているはずだったのです。
テスト・キットが品不足では意味ない...
うちにはまだ手もとにいくつかあります。

小学校でも新学期から初めてマスク着用が義務づけられます。
教員組合は歓迎しているそうですが、児童心理学者の中にはマスクをさせることによる心理的圧迫や恐怖心をあおるなどの問題点を指摘している人もいます!!!!

パンデミックの初期にも、「マスクの常用は人々の心に恐怖心を植え付けるから賛成できない」という公的な意見がけっこう聞かれましたっけ...

ブースター・ジャブの接種がすすんでいるため、たとえ感染しても重篤な症状が出る確率が低いらしいのが救いです。

大晦日から連日おだやかな、というより暖かい日が続いていました。
元日には、ロンドンで日中16℃の1月の記録破りの高温を記録しました。



私もコートなしで外出していました。

今日からまたグッと寒くなる予想です。

2枚の写真は昨日のクリスマスツリー(とうちのネコ、ティブ)です。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年のごあいさつと、年が明けても終わらない、目の上のタンコブ!パンデミックと感染拡大防止策

2022年01月01日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
新年、あけましておめでとうございます。



子供たちが自分たちの居場所に帰ったあと残された夫と私の二人でテレビを見ながら静かに新年を迎えました。



写真は、うちの近所で大晦日の3時すぎ(日本のちょうど年明け時刻ごろ)に撮った、日暮れの少し前の低くにじんだ太陽が照らす典型的な冬の晴れ空。
何枚かは3日前の同時刻ごろに撮っています。




話題は全くおめでたくない、コロナウィルスのパンデミックと英国の年末です。
ここイングランドでは大晦日のパーティや花火の打ち上げ、パブなどでの集まりを規制する法令は一切見送られました。



「自宅で検査して、陰性結果を確認してからパーティや離れて住む家族と一緒の時間をお楽しみください」という旨のお達しが嘘つきボリス(=ボリス嘘つきジョンソン首相)からありました。



無量で大量に配布していた、ホームテスト・キットの深刻な不足が、一昨日に続き昨日も大きく取りざたされていました。



ホームテストキット(ラトゥラル・フローテスト方式)はとても便利です。
10分から30分で結果が出ます。

報道によれば、多くの人は感心なことに症状が出ていても出ていなくとも人との集まりの前に自宅で検査をして陰性を確認してから出かけることにしているようです。
出勤前に検査を強制する職場もあるようです。
陽性であれば、社交は欠席、仕事も欠勤。
...陰性であれば不要不急の外出を正当化できますね。

キットが圧倒的に不足しているという今、どうやって検査してから出歩いたり集まったりしろというのか。
「検査キットが手に入らないから検査しないできちゃった」という人がおおぜい大晦日のカウントダウン・パーティに集結するであろうことはほぼたしかです。

年末年始の集まりの予定のある人は検査キットの不足に大慌てです。
自宅で検査した結果は陰性でも陽性でも検査スティックに書かれている登録番号とともにオンライン(あるいはオペレーターとの通話で)登録することになっています。
想像を絶する莫大な新規感染者数はこの手当たり次第の大量検査の結果です。



日本などで感染者数が極端に少ないのは検査数の少なさにも原因があるのは間違いないはずなのに、日本では疫学の専門家が感染者の少なさに首をかしげているというのが不思議に聞こえます。
2日前にスペインに帰った息子は2週間の滞在中に5回は検査をしました。
風邪の症状が消えては現れる私もブースター・ジャブの接種後、5回。
いずれも毎回結果は陰性なので、つい...報告をサボっています。

これだけ検査を積極的にする国なので感染者数の激増も他国民に納得してもらえると思うのですが。

検査して陽性ならば自主隔離する現行の方式は、経済活動をストップすることなく感染拡大を何とか(最小限に)食い止める画期的な方法なはずです。
ひさしぶりに開けた日本のニュースサイトで、オミクロン「濃厚接触者」が入学試験を受けられなくなったリ、受けていいことになったりの大さわぎが報道されていました。
そりゃぁ、「濃厚接触」しただけで感染したかもわからないのに、一生の大事の受験をとめられるなんてめちゃくちゃです!
検査して、結果が陰性ならば出歩いて何をしたって全然問題ないのではありませんか!?!?
それとも検査していない?



ちなみに昨日(大晦日)の英国の1日の新規感染者数は189,846人です。
それなのにレストランやパブの営業に規制はかからず、パーティやナイトクラブに大勢の人が繰り出し、いったん普及したマスクの着用も今ひとつ、クリスマス・パーティやニューイヤーズ・イヴのカウントダウンに大勢の人が狭いスペースにすし詰めになるイングランドの現状は日本の人の目には狂気の沙汰にうつっているかもしれません。



自宅でホーム・テスト・キットを使って検査をしているのでだいじょうぶ(だったはず)なのです。

ブースター・ジャブ(3回目の接種)を受けても3割強の人はオミクロン感染者と接触を持てば感染するそうです。
それでも重篤な症状が出ることはまれだとか。
それで効果は充分です。

病院の集中治療室に搬送された重症患者の8割以上が接種を1度も受けていない「接種拒否者」(あるいは事情があって受けられない人)だそうです。

自分の意志で接種を拒否する自由が民主国家で認められるのは当然のことです。
でも、経済活動や国民の動きや社交をとめてまで、驚くほどたくさんいる接種拒否者を守ることに矛盾を感じ始めた国民もいるはずだと思います。



もちろん感染者が人との接触を断つのは感染経路を断ってパンデミックを収束に持ち込むためでもあるのですが。

国民の大半が2回の接種を早くに終えたため免疫の退化現象が比較的早くあらわれて、しかも早い時期にオミクロン株との接触があった英国ではこのありさまです!
接種対象者の59%が昨日のカウント終了時までにブースター・ジャブを受けています。
接種者が80%を超す1月の終わりか2月の初めには感染拡大がとまる予測が立っています。

英国よりずいぶん遅れて接種が完了した日本もオミクロンの襲来がもうそろそろ来る頃...なのではないかと思うのですが。
日本では今のところ、2回の接種の効果がまだ持続しているため重症者や死亡者は極端に少ないようですが、症状のでないオミクロン感染はかなり進んでいるのではないかと勝手に推測できるのですが。

いったん市中感染がはじまれば入国者を強制隔離してもあまり効果はないような...?

日本でも英国レベルで感染が広まって「濃厚接触者」をみんな隔離していたら国家の動きがストップします。
もっと検査をしたらどうでしょうか。
無料検査が始まったと聞きましたが、もっともっとしてごらんなさい。

...ああぁあ、肝心の検査キットが不足してるのでした、検査が対策のカギの英国では!
どうするの!?



ワクチン接種が始まったばかりだった去年の年末に比べれば、せっぱつまった感じや恐怖はありません。
感染者数はずーっと多いのにもかかわらず...!

今年こそは終わらせちゃいたいですね。




コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

増える増える、もうどうしようもないオミクロン!浮かれている場合じゃないクリスマス前!検査数もものすごい英国の年末パンデミック

2021年12月24日 07時59分57秒 | 気になる出来事、社会情勢
近所で撮ったクリスマスらしい写真を集めてみました。


公共の場のクリスマスツリーと、うちの近所の自家製「ウィンター・ワンダーランド」(電気料金の請求書が心配...)その他。

話題は禍々しいコロナウィルスのパンデミックです。

一昨日、(水曜日)1日の新規感染者数がついに10万人を超えました。
109,655人。
もちろんパンデミック始まって以来の記録更新です。



怖ろしい増え方ですが、今ひとつ緊張感がないような?
去年の今頃は地域ごとの行動規制令により、ロンドンなどの大都市やここイングランド北西部のほとんどの地域も危険度最大指定でロックダウンになっていましたっけ。



世界に先駆けて大規模なワクチン接種計画が始まったばかりの英国では、アルファ株(ケント・ヴァリアント=英国変異株)の蔓延との競争も始まったばかり...
本当に怖かったですよ。



今回の気持ちの余裕は、たとえ感染者数は多くてもワクチン接種が社会全体に浸透しているため、重症化する可能性がかなり低いということにあるのだと思います。



英国では「接種を受けても感染の可能性は充分ある」という情報が最初からしっかりと共有されていましたので、いまさら感染者数が激増しても動揺は少ないように思います。



検査数もなにせ物凄いですし。
きのうの新規感染者数は119,789人 (記録更新!)

もちろん感染者数のすそ野が広ければ重症化、死亡も当然増えるはずです。
病院搬送者の9割が今のところ未接種者だそうなのですが。
まだブースター・ジャブを受けていない若い人の重症者がこれから増えることも懸念されています。




イングランドでは、人が集まる屋内の施設や公共交通機関ではマスク着用が法令化されていますが、マスクなしの人をけっこう見かけます!

飲食店が普通に営業していて(!)しかもマスクをしないで入店してよいのですから(たしかにマスクをしていたら飲んだり食べたりできませんよね)、スーパーマーケットや映画館ではマスクをしなければならないという説得力に欠けますよね。



運動する場所(屋内テニスコートやスポーツジムなど)もマスクをしなくてよいことになっています。
クリスマスもよその世帯の人々が集まって祝ってよいことになっています。



スペインからクリスマス休暇で帰国している息子が昨夜はレストランにお友達3人と食事に行きました。



政府のお達しどおり、全員自宅で無料のホームテスト・キットで検査して、陰性結果を確認してから集まったのは感心です。
でもそのレストランに、検査していないオミクロン株に感染しているかもしれない(マスクをしていない)他の客がいたかもしれませんよね。

うーん、そんなことを心配し始めるぐらいならいっそのこと、またロックダウンでもした方がいいのかもしれなくなります。



昨日、夫の慢性疾患の定期検診が当日キャンセルされました。
担当医師がオミクロン感染して現在隔離中だそうです。

三日前に息子が会った、近所に住むお友達のガールフレンドもオミクロン株に感染したそうです。
気の毒に一家全滅(無症状だそうですが)。
そのお友達とうちの息子もホームテストで検査しました。(結果は陰性です)



あー、検査結果登録していない!
登録コードがプリントしてある検査スティックを結果が出た後ゴミ箱にポイしていました。



帰宅した息子に問いただしたら、だいじょうぶ、検査スティックは陰性の証明にすべて写真に撮って残しているそうです。
QRコードをカメラにかざすオンラインでの登録は、簡単だそうです。

私は毎回、電話でオペレーターに登録コードの長い数字を告げる煩わしい申告をしていました。
次回は私もQRコードを試してみます。

午後、近所の薬局に夫の薬を取りに行ったら「ホームテストキットが品切れ、明日の朝早くに入荷予定」というはり紙がしてありました。
先月までは、図書館や大学、薬局などで山積みになったテストキットの箱が自由にとれるようになっていましたし、ニュースでは街角で配り歩いている人もうつされていましたっけ。
ブースター・ジャブを並ばずに予約なしで受けた私は「接種記念」のお土産に(?)1週間分1箱もらっちゃったりもしたのですが、今は違います。
検査する人が激増で、あっという間になくなるようです。


コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日が短いクリスマス前の夕暮れ風景(まだ3時台)と心配な感染状況

2021年12月16日 05時21分45秒 | 気になる出来事、社会情勢
昨日は一日中、晴天の暖かい日でした。


写真はセインズベリーの駐車場で撮った日暮れの空です。
時刻は午後3時19分。



日照時間がみじかくなると、陽が照っている日中はなぜか太陽の位置が低いような気がします。
夏の日暮れの直前のギラギラした最後の輝きのようなにじんだような光を放つ太陽が一日中照っているような気がします。



昨日1日の新規感染者は78,610人。

パンデミック始まって以来の最高記録です。
12歳以上の全人口の81.5%が2回のワクチン接種を終えている英国でこの感染者数...
3回のワクチンの効果が薄れ始めているのです。
ただし、2回の接種を受けた人が重症化する率は依然として低く抑えられています。

おおぜいの症状のない人が感染していることを知らずに、他の大勢の人々に感染させています。
そのために推奨されている、すぐに検査結果がわかる自宅でのラトゥラル・フロー・テスト(検査キットは無料です)で検査をして結果登録をする人が限りなく増えています。

感染力が極端に高いオミクロン株の蔓延が始まったことと、検査数の飛躍が感染者数の爆発的な増加にかなり関係しているはずです。

3回目の接種(ブースター・ジャブ)政策も怒涛の勢いで進んでいます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年末の狂騒。いよいよ本格化するオミクロンの蔓延、壮大なブースター・ジャブ推進政策と変異株の競争(あぁ、うんざり...)

2021年12月13日 07時43分10秒 | 気になる出来事、社会情勢
オミクロン変異株の蔓延が始まった英国のパニックについてとりとめのないレポートです。
写真はのん気に、クリスマスの光景を集めてみました。



昨日(月曜日)、あらたに1、576人がオミクロン株に感染したことが確認されました。



1日の新規感染者数は54、661人ですから、まだまだ既存のデルタ株が優勢ですね。
ただ、首都、ロンドンでは感染者の40%強がオミクロン感染でした。



今日午後の集計時にはオミクロン株がデルタを完全に上回る予測です。
英国すべての新規感染者がすべてオミクロンにとってかわられるのも時間の問題です。

英国のオミクロン感染者の総数は昨日までで4、713人です。



ちなみに検査数は(報告、登録された件のみで)1、259,313件。
...あら、前日に比べてずいぶん減っている。

昨日のニュースによると、希望者が殺到して無料で配布されているホーム・テスト・キットの申し込みラインがパンクしちゃったそうです。
図書館、大学、薬局などで自由に持ち帰れるテスト・キットも不足気味だとか。



検査数は本当にすごいですよ。
11月の半ばにブースター・ジャブ(免疫力を維持するための3回目のワクチン接種)を打ってもらったあと副反応が長引き体力が消耗したところで風邪までひいてしまった私は、風邪の症状に「もしや?!」といちいちおののき、これまでに4回、自宅でテストしました。



いずれも陰性、検査結果をテストキットにプリントしてある登録番号とともに NHS (国家保健サービス)に電話かオンラインで報告しています。
最初のテストの結果は報告し忘れました。(陰性の報告をサボったのは私だけではないはずです...)

正確さが少し劣るラトゥラル・フローテストのホームテスト・キットで陽性判定されたら、より精密なPCR検査をしなくてはなりません。
(陽性結果を報告すれば、自動的にPCR検査キットが送り付けられてくるはずです)
その時にオミクロンに感染しているかどうかも判定されます。

同居者にオミクロン感染者が出たり オミクロン感染者と接触があったりすれば、有無を言わさず自主隔離...だったのですが今日からは2度のワクチン接種を終えた人はホームテスト・キットの検査結果が陰性ならば自主隔離が免除されることになるそうです。



出勤前に検査を強制する職場もあるようです。
パーティやコンサートに行く前や、高齢の親戚などを訪ねる前に自主的に検査するのがエチケットになって来ているようです。

自宅での検査が徹底奨励されるようになってから、私の周りにもかなりの数の陽性者が自主隔離を余儀なくされています。
でもたぶん...まだオミクロン感染者はまわりにいないと思うのですが...

オミクロンの感染拡大率はデルタの3倍から5倍、一説には8倍だとか...?



というわけで、ものすごい規模のブースター・ジャブの接種推進政策が始まりました。
今年中(野党に言わせれば無理そうです)にすべての成人(16歳以上)にやっちゃえば100万人感染(!)が回避できるとの試算だそうなのです。

現在、2回目の接種を3カ月以上前にすませた30歳以上のすべての人が受けられることになっています。



実は免疫力が低く持病があり、健康な50代の私よりずっと危険度が高い夫がやっと昨日ブースター・ジャブを受けてきました!
予約なしの接種会場をぐうぜん通りかかってせっかくだから打ってもらってきた私より1か月近く後になってしまいましたが。

夫が予約なしの接種会場にその翌週わざわざ足を運んだものの、「ひと足遅く、その日の分のワクチンは品切れ」状態になっていました。
すでに接種対象が「接種を3カ月以上前に終えた40歳以上のすべての人」にずいぶん大きく広げられた直後だったので、たくさんの人が詰め掛けたようでした。

とは言っても、「オミクロンパニック」が始まる前だったその時(11月)はまだまだのん気でした。
2回のワクチンの効果はそのうち薄れるらしいと聞いて、念のため打っておこうという程度の認識で接種する人が多かったのだと思います。

今では2回打っていてもかなりの確率でかかるらしいオミクロン怖さに接種希望者が予約なしの接種会場に殺到しています。
ブースター・ジャブを打てば70%程度の確率でオミクロン感染は回避できるようです。

昨日のニュースでは3時間待ち、5時間待ちの行列が日中レポートされていました。
最後には、夜が更けて凍てつく寒さのなか9時間待ちの行列に並ぶ人々がうつしだされていました!!
「この行列を見て、今日のところはやめといて帰ろうという人は1人もいません」とレポーターがコメントしていました。



...夫は予約なしの接種会場に無駄足をはこんだあと家に帰って、NHSのオンラインで接種の予約をしました。
予約して待ったかいあって昨日の午後、並ばずに打ってもらえたのです。

また昨日、英国でオミクロン感染者で初めての死亡者が出ました。
公式に確認された世界初の死亡者だそうです。(世界的なニュースになったはずなのでご存知の方も多いでしょう)
「オミクロン株は感染力が物凄く強いが症状は比較的軽くすむらしい」という情報がすでにかなり出回っているようなのですが、英国政府は「症状は比較的軽くすむらしい」という部分をうのみにしないよう呼びかけ始めました。



昨日から、家で仕事ができる人はリモートワークに切り替えになりました。
それにしては、レストランやパブが通常通りの営業です。
イングランドではレストランやパブではマスクをしなくてもいいのです!!(スコットランドとウェールズではテーブルに注文したものが運ばれてくるまでマスクをしていなければならないそうなのですが)



いっしょに仕事をしてはいけないのに会食してもいいって、どういうことなんだろう...?

屋内でのマスク着用が法令化されたにもかかわらず、マスクなしの人がすごく多いのも気になるし。
クリスマス・パーティは...まだ禁止にはなっていません。
国民の関心が高いクリスマス当日の集まりは...?





もしかしたら、日本では話題になっていないかもしれませんが去年、ロンドンで感染拡大危険度が最大に引き上げられる前の週にナンバー10・ダウニング・ストリート(首相官邸)で4、50人集まってクリスマス・パーティをやらかしていたということが今になって発覚して大さわぎになっています。

英国変異株の蔓延が始まって、すでに13万人が死亡していたその時期にパーティです!
社交の集まりが一切禁止されていたその時期にです!

ボリス・ジョンソン首相は国会の答弁で「パーティなんかやっていない、仕事の集まりだった」と言いたい放題、ウソのつき放題。
お酒と食べ物持ち寄りで、シークレット・サンタ(送り主が分らない、受取人に内緒で用意するプレゼント交換)までやって、バンドの演奏まであったというこの集まりのどこが仕事の集まりなのか?!

今さら、国民に自粛しろとはよく言ったものだ。

オミクロン対策強化が始まり、昨年の規則破りパーティ追求が少し飛んじゃったのが残念です。
もうあまり報道されていません。









コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怖い、新種の変異株、検査とブースター接種がすすむ英国でなぜか浸透しないマスクの着用が再び法制化!

2021年12月02日 07時38分54秒 | 気になる出来事、社会情勢
昨日の新規感染者が48,374人の英国です。
写真はネコの極楽(他)



世界中で懸念されている新しい変異株「オミクロン」の感染者数も昨日までに32人が確認されています。

ところで...日本では新規感染者数が昨日全国で83人。

もちろん、本当の数ではありませんよね。
ワクチン接種がすすんでいる日本でも感染しても症状が出る人が極端に少なくなっているのでお金のかかる検査をしないので数が出ていないだけなのでしょう?



英国では国中で検査キットを無料配布しまくっているラトゥラル・フロー・テストによる自主的なコロナ検査が盛んです。
風邪がなかなか全快しない私も念のための2回自主テストして陰性結果を確認しています。
(実は最初の回の陰性結果の国家保健サービスへの報告を怠りました)

7セット(1週間分)入った検査キットの箱を常備している家庭も多いのでは。



政府は、パーティや会食の前に必ず検査をして陽性結果が出たら欠席するようにと呼び掛けています。



オミクロン感染者との接触の可能性がある人たち(会食した人や職場の同僚人などだけではなくその地域にほぼ同時刻に足を踏み入れただけの人なども)にも検査が呼びかけられています。
オミクロンの感染拡大を阻止するにも無料の自主テストはとても有効なはずです。



少し前までは感染者と接触があった人はすべて10日間の自主隔離が要求されていたのですが、今は違います。

家庭に常備してある無料の検査キットで検査して、その場で判明する検査結果が陰性の人は、出歩いたり出勤登校してもいいことになっています。
これだけ多くの人が感染している今、接触者が全員家にこもってしまったら社会の動きが完全にマヒしてしまうわけですから。

現在、たとえ同居の家族に感染者が出ても検査結果が陰性であれば隔離の必要はありません。
ワクチン接種が完了していたら感染しないことが多いらしいので感染しない人はしないようですね。

...ただ、脅威が未知数のオミクロン株が蔓延したらどういうことになるのかまだ判明していないところが何とも不気味です。



寒さが厳しくなりただでさえ体調を崩す人も多く、人が集まることが増えてきた12月、突然殴り込みをかけるように現れたややこしい変異を重ねたというオミクロン変異株...不安は尽きません。

検査、隔離の制度が確立してきているのがせめてもの心強い要因です。



政府はすべての成人(16歳以上)に年明けの1月末までにブースター・ジャブ(抗体維持のための3回目の接種)を受けさせると強気です。

検査数が少ないらしい日本は本当に大丈夫でしょうか。
検査を受けていない無症状の感染者にオミクロン感染者もいるのでは?!



イングランドではマスク着用者が少ないのです!
不特定多数の人が集まる公共スペースの屋内や公共交通機関でのマスクの着用がイングランドでも火曜日から法制化されたにもかかわらず、です!!
(スコットエランド、ウェールズ、北アイルランドでは去年施行されたマスク着用令が撤廃されることなく、イングランドで撤廃された後も続いています)

マスクをしないで店に入ったりバスに乗ったりしてもとがめられることは、ほぼありません。



火曜日に行ったストックポートのスーパーマーケット、アスダでのマスク着用率は7割...と言ったところだったでしょうか。
去年の春ごろと違って緊張感はたしかに低いようです。

規模の小さい個人商店などの多くが、ブラっと立ち寄って何か買っていくことの多い通りがかりの客が「マスクをつけるのが煩わしい、あるいはマスクを持参するのを忘れた」ために素通りするであろうことから売り上げが圧倒的に減ることをずいぶん心配しています。

「マスクの法制化に零細ビジネスは殺される」とインタビューされてこたえる店の経営者をニュースで見ました。

去年、マスクの法制化が始まった際には「客が全員マスクをしている店のほうが客の信頼度が高いはずだ」という見解があり、また「当店は安全です」というアピールのためにマスクを着用していない客を締め出す店も多かったのです。
使い捨てマスクを店頭で手渡したり、チャリティへの寄付と称して買い取ってもらったりする店もありました。

しかし今回は客足が遠のくのを極端に恐れる個人ビジネスのみならず、トラブルをおそれて入り口での規制はしないことにした大型店舗やチェーン店が大多数だそうです。

違反者は罰金200ポンドって...有名無実!



ニュースで、バス電車関係の労働組合の人が夏前にマスク着用令を撤廃した政府の無策にひどく憤慨していました。
いったんマスクをしなくてもいいことになって大嫌いなマスク着用の習慣をかなぐり捨てた乗客にまた着用を強制するのは至難の業、多くの乗務員を感染の危険にさらしている...というわけだそうです。



ストックポート日報では去年から「マスクの習慣がいかに英国人のライフスタイルにそぐわないか」をしつこく記事にし続けてきましたが、今回また同じ現象の繰り返しです。

ネコ写真の解説です。

キッチンのテレビ視聴コーナーに、格安のアームチェアーを量販店で買ってきてそえ付けました。
誰も座っていない時にネコ母子が争って着席しています。

じんわりと熱を放出するラジエーターの前においた椅子は息子ネコ、ティブのお気に入りです。
どこでも長ーくゴロンと横たわって無防備な寝姿をさらすティブは、ラジエータの熱をできるだけ体の多くの部分にあてようとのびのびと寝姿を変更します(頭あぶり、背中あぶり、手あぶり)

一方、いまだに多少の警戒心を捨てていない母ネコ、リヴィーは玄関ホールの階段下の三方と上下を囲い込まれた安心の「くぼみスポット」が現在落ち着く場所のようです。
リヴィーが身体をのばして寝る姿をめったに見ることはありません。
丸くなるのも珍しいほどです。
四角く伏せて体の下に前脚をたたみ込む「ネコのパン」Cat loaf が定番の寝姿です。
まれに前脚を胸の前で腕組みしてくつろぐこともあります。



コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

内装その後と念のため、自家用検査キットで検査してみて一安心

2021年11月28日 08時37分13秒 | 気になる出来事、社会情勢
壁塗りの終わったお気に入りの場所、二階の踊り場でくつろぐネコのティブです。


壁を塗りなおすために夫がよそからもらってきてもてあましていた壊れたアンティーク時計やら、私が壁際に立てかけてほっておいたホコリだらけの額絵やらどけたため、この位置の見た目がスッキリ。
夫を説得してアンティーク時計は処分、額も再利用法を思いつき...とこれを機に「断捨離」の決意がつきました。

抗体を維持するためのブースター・ジャブ(3回目のコロナワクチンの接種)を先週の金曜日に受けてからどうも体調がすぐれない私です。
副反応で熱が出た後、回復したとみて出かけたり家の中の片づけにバタバタしたりワクチンの体への負担を軽く見たために風邪をひいただけです。

それでも昨日は先週休んだチャリティショップでのボランティアに出かけました。
接種記念に(?)もらったコロナ検査キットを使って前日夜に検査してみました。



検査所に送って検査してもらう「PCR テスト」よりは精度が幾分か落ちる「ラトゥラル・フロー・テスト」、自宅で検査できます。
喉と鼻の奥に突っ込んでコチョコチョした麺棒を小さな管に溶いた液に浸し、その液を検査プレートの指定された場所にぴゅぴゅとふりかけて結果を待つこと30分。

といっても5分もしないうちにじわ~っと赤い線がC(クリア=陰性)の指標に表れました。
しばらくするとと赤い線がくっきりしてきました。
陽性判定の二本目の線が下に後から出てくる可能性もあるので30分たつまで陰性判定はできません。

結果は陰性。
ただの風邪でした。



コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする