イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

2回連続、半額落ちしたクリスマス料理のインスタント調味料を使って季節外れの付け合わせ。煮てみてびっくり名前に納得「赤キャベツ」

2021年01月30日 08時00分00秒 | 英国の食べ物、飲み物
メリークリスマス!


1月も終わりの昨日、クリスマス用インスタント・サシェットinstant sachet (袋入りインスタント調味料)を使って、フェスティブな香り高い付け合わせを作ってみました。


シュワルツ社の「リンゴとサイダーをくわえてとろ火で煮崩した紫キャベツ Braised Redcabbege with Apple & Cider」 。

またまた、サシェット(袋)の表側には単なる調理法と材料名が料理名として列記されています。

前回と同じ、近所のコンビニエンスストアの安売りコーナーで半額になっていたのを買いました。
先日戻ったら、前回「根菜のツヤツヤロースト」を見つけた時には見つからなかったこれがあったのでさっそく購入、その後行った大型のスーパーマーケット、セインズベリーで紫キャベツを買いました。

9月( September )から12月(December ) まで、月の名前にRがつく寒い時期に出回る冬の野菜です。
彩りも華やかでクリスマスにぴったり!

日本でも「紫キャベツ」としておなじみですね。
英語ではレッド・キャベッジ red cabbege といいます。

なぜだろう、どう見ても紫なのに....?

小さいのにずしっと硬く重いのですが、計ってみたら500gちょっとしかありません。
材料リストには625g必要と書かれています。

まあ、100gちょっとぐらいのことは無視してよかろうと思います。

硬くてぎっしり詰まったキャベツを包丁で挽くようにしてざっくり切ったら、あらきれい。


そういえば、私は紫キャベツを買って料理したのはこれが初めて....だと思います。





例によって千切りにしたキャベツと玉ねぎ1個、スライスしたリンゴ1個をサイダー cider で煮るだけという簡単さ!

このためにわざわざ近所のコンビニエンスストアに行って買ってきた、けっこう高級なサイダーです。


サイダーというのはリンゴやナシの果汁を発酵させたイギリス名産の果実酒です。
日本では「シードル」とよんでいますね。

アルコール分4.5%、225m使った後、残りの半分以上は息子が飲みました。
(16歳から飲酒は合法です)



リンゴと玉ねぎが透き通るまでバターで炒めたあと、キャベツをくわえ、サイダーとインスタントの調味料を加えてフタをして弱火でコトコト30分。

サシェットをあけたらすでにクリスマスの香りがぷーんとしました。
粉末のシナモンとリンゴがたっぷり入っています。
オレンジの皮と砂糖もやっぱり入っています。

出来上がってフタを取ったらぎょっとしました。
ふやけて量がものすごくかさばっていたのです!
まるでわかめを水でふやかした時みたいに。



盛り皿にとった後、まだ半分以上お鍋に残っていました。

どうして紫キャベツではなく「赤キャベツ」というのかわかりました。
煮たら真っ赤!

鍋の底には美しいルビー色の透明な煮汁が残りました。

ベジタリアン用冷凍食品のエスカロープに添えました。


エスカロープはもともと叩いて切れ込みを入れて麺棒で薄くのした肉のことだそうです。
イギリスではパン粉をつけてオーブンで焼いたもののことをもっぱらそう呼んでいるようです。
トリのささ身に似せたベジタリアン用の薄い植物性たんぱく質の「肉」でマッシュルームとカリフラワーが溶け込んだクリームシチューのようなソースが巻き込んであります。

リンゴの香りの紫キャベツ、甘くてジューシーでとてもおいしかったので、「また作りたい」と思ったのですがこのインスタント・サシェットは「クリスマス限定版」でした。
今度コンビニエンスストアに行った時まだ残っていたらもう二袋ぐらい買って帰るつもりです。
半額ですから。

....やっぱり多かったです。
味も、量もクリスマスのテーブルにぴったりです。
翌日用に盛り皿につけたあまりは冷蔵庫に入れ、お鍋に残った分は冷凍しました。

実はもうひとつ「クリスマス限定版」のインスタント・サシェットを買いました。
しばらくたって忘れた頃に試します。

イギリスではおなじみのかわいい「お弁当箱サイズのリンゴ lunchbox apple」です。


今回使ったのはもうちょっと大き目のリンゴです。

日本ではなじみがないんじゃないでしょうか。

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半額落ちのインスタント調味料を使って作ってみた1カ月遅れのクリスマス料理

2021年01月27日 08時00分00秒 | 英国の食べ物、飲み物


付け合わせ料理に使った根菜類です。

メリークリスマス!


近所のコンビニエンスストアで半額で売られていたインスタント調味料、クリスマス・エディションの1袋です。

Sticky Glazed Root Vegetable (ベタベタピカピカ根菜)という説明的な料理名(ではないですね)に興味をひかれて、買って試してみる気になりました。
半額ですから。

675gの根菜(ニンジン、赤タマネギ、パースニップがおススメと書かれています)にふりかけてオーブンで20分間ローストするだけでツヤツヤでクリスマスの香り豊かなロースト野菜が出来上がるそうな。

ニンジン、パースニップ parsnip 、シャロット shallo を使いました。

シャロットは日本でも「エシャロット」というフランス語の名前で売られているそうですね。
日本語ウェッブサイトでタマネギの小型版のようなコロンと丸いシャロットの写真がたくさん見つかりました。
イギリスのスーパーで売られているのは上の写真のような細長いものが一般的です。
ラッキョウもシャロットの仲間だそうです!
タマネギよりも甘くてまろやかな味で、切っている途中に目がひりひりすることはあまりありません。

サトウニンジンとも呼ばれている、白い甘いニンジン、パースニップもそのままの名前で日本で売られていることはもう知っています。

今は本当に何でもあるんですね。

植物油をからめて、インスタントの粉をまんべんなくふりかけて.....


焼き上がり。


袋の写真(調理例 Sarving Suggetion ) みたいにはみえません。

シャロットではなくおススメ通りに赤タマネギを使うと色彩がもっときれいになったはずです。
あ、ずるい。袋の写真の「調理例」には、用意する材料のリストにはなかった緑のタイムの葉が散らしてあります!

材料にはタイム、セージ、オレンジの皮、レモン果汁、ニンニク、それにたっぷりの砂糖その他が粉状になって含まれています。

美味しかったのですが!

半分ぐらい残りました。
ただでさえ甘い野菜ばかりの寄せ集めにねっとりしたクリスマスの香り(オレンジ、レモン)の煮詰めた砂糖が絡んでとても甘くてくどかったのです。
クリスマスの食卓には....いいかもしれません(やっぱり)


コービッド covid-19 (コロナウィルスによる疾患)による英国の死者の累計が10万人を超えました。


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イヤでも目に入る、雪の日の子供たちの楽しみ雪だるまづくりの無残なその翌日

2021年01月25日 08時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
午後、外に出たら.....


前日の朝の雪降りのあと通りの女の子たちが作っていた雪だるまの人数が増えて、装備もグレードアップしていました。
....といっても崩れかけてから時間がたっていそうですが。
昨日はとても寒い日でしたのでこのままの状態を深夜まで保っていました。

あら、鬼のような角がある。

通りを出たところの家にも小ぶりなのがひとり....


でっぷり太ったのも一人、無残なことになっていました。


一昨日の午前中降った雪はそれなりの量でしたので短い間に地面をすっかり覆いつくしました。
ただ、雪の上を転がすとキシキシかすかな音をたてて玉が大きくなっていくサラサラの粉雪ではなく、すぐ溶けるみぞれ状のべちょべちょ雪でした。
雪だるまを作るには適さないやっかいな雪だったはずですが地域の子供たちの努力(の残骸)がところどころに残っていました。

近所のコンビニエンスストアに今度はパンを買いに行った行き返りに見かけたいくつかです。

古代の偶像のように素朴な造形。


この家もまだクリスマス飾り(庭木の電飾)を残しています。

遠く地平線の向こうに沈む夕陽がオレンジ色の光をにじませたとてもきれいな空を背景に.....


赤い目をした死にゆく雪だるま。



コロナウィルス情報です。
昨日一日の英国の新規感染者は30,004人。
検査総数は665,330人。

感染者数は確実に減ってきています。
ロックダウンの効果が表れてきたということです。
ロックダウン直前のクリスマスショッピング、クリスマスの集まり、(不法な)大晦日パーティで感染した数はピーク時の2~3週間前に出きって、あとは下がるばかりなことが期待できますが、問題はその、2,3週間前に感染が分かった1日それぞれ5,6万人もの人たちのうちの何割かが重症化、死亡するピークが今週、来週あたりだといわれていることです。

英国南部を中心に蔓延している変異種「ケント種 Kent Variant」は、感染力が従来のものよりも約70%高いといわれていたものの致死力や重症化する可能性については裏付けるデータがない(今のところその心配はない)とされてきました。
ところが、1月22日の政府の公式発表によれば、致死力も高いという事実が最近のデータで裏付けられたそうです。
従来の新型コロナウィルスでは、英国で感染した60代の男性1、000人のうち10人(1%)が死亡しますが、変異種では1,000人のうち13人(1.3%)
が死亡するそうです。

日本を含めた世界各国で感染者が確認されています。

かなりド派手にクリスマス飾りを残す家を発見。


日暮れ前でしたが、窓の上のフェストゥーン(マツの枝綱)にからめた金色の電球がチカチカ華やかに点滅していました。
「取り下ろすのがめんどくさくてそのまま」ではなく絶対にわざとこのままにしています!
一般のカレンダーとは違う暦を勝手に使っているか、何か大願成就するまで意地でも飾りつけを下ろさないとか...?




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1月も後半いまだに残るクリスマスの飾りの写真を意地悪く撮ってみた.....余計なお世話

2021年01月24日 08時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
天気がよかった一昨日撮った写真です。


例によって徒歩15分ほどの商店街に買い物に行きました。

うちのすぐそばにある店よりちょっと大きめのコンビニがあるのです。
白いニンジンのような根菜、パースニップがあるかもしれないと行ってみたのですが、ありませんでした。
....というのはまあ、言い訳で天気のいい午後、ロックダウンの中を出歩きたかっただけなのでした。

うちのすぐ近所の家の前庭です。


1月22日にまだ残っているクリスマス飾り.....
いつ片付けるのか外出するたびに気になっていました。
生垣にかかったボーブル(キラキラ飾り玉)と奥には芝生におかれたサンタクロースとペンギンの半立体の電光飾り。

いちばん最初の写真は、LDS( the Curch of Jesus Christ of Latter-day Saints ; 通称モルモン教)の大きな教会です。
バス通りからよく見える位置に金属板を打ち抜いた簡素なデザインの、クリスマスの宗教イメージ決定版「キリストの降誕」シーンがまだ残っています。

1月22日ですよ。
クリスマス飾りはクリスマスから12日目の1月5日、あるいは信仰のあるキリスト教徒にとってクリスマス最後の日、エピファニー(公現祭;1月6日)に片付けるのが普通です。

教会なのにそんなズボラなことでいいのか?

おなじみの主張する家のポーチに残ったクリスマスツリーです。


ブレクジット反対、NHS(国家保健省)の奮闘をたたえよう!などタイムリーなスローガンを時々門柱に掲げて道行く人々にアピールするのが好きな人たちみたいです。
鉢に植えられたクリスマスツリーに、遠くから読むことはできませんがクリスマスらしいキャンディーケーン(紅白のネジリ棒ハッカ飴)の飾りといっしょに何か書かれた札がいくつか下がっています。

NHSをたたえるシンボルである虹のパネルがかかっていることから、医療従事者にたいする感謝激励メッセージでも書かれているのでは、と推察します。
このパンデミックが終わるまで出しておくつもりなのではないでしょうか。


おなじみ商店街の手前の空き地の「生きているクリスマスツリー」です。


元気にボサボサ成長するにつれて年々、形の均衡を失ってきています。



もちろん私がひとつだけ持ってきてぶら下げた手作りのソルト・ドウの星の飾りを含めた地域の人々の善意の寄付の飾りはすべて片付けられていて、ただの「空き地に生えている一本の木」に戻っていました。
といっても、白い電球が連なったフェアリーライトは一年中取り付けられたままなのです。
今年の11月の終わりまで点灯されることはありません。

ベルの形の「Nina's Nursery」という私営の託児所の宣伝札は手の届かない高いところに移動してちゃっかり残っていました。


木の根元にはたった一株、クロッカスがもうつぼみをつけていました。


飾りをいっぱいぶら下げたクリスマス前のこの木について書いた記事のリンクです☟

地域の公共のクリスマスツリーに飾りをこっそり下げて心和み、憤怒!クリスマス前の大混乱;無能首相の政策破綻!



前庭がなく、歩道にすぐ面した窓のクリスマス飾り。


その隣も。


つららの電飾と雪の結晶の飾りが窓ガラスに貼り付けてあります。(よく見えませんね)
黒いドアをはさんだその奥の窓にサンタのそりのレリーフ飾りのディスプレイがあります。


インド料理のテイカウェイtakeaway (持ち帰り専門)レストランのクリスマスツリー。


ターバンを巻いたインド人のシーク教徒のコックさんが目印です。
イギリスに住む大半の人々にとって、今やクリスマスは宗教とは全く無関係の商業イベント/伝統の慣例になっています。

となりの理容室の窓飾り。


ランタンの中にはボーブルが詰め込んであります。

2軒隣りどうしでクリスマス飾りを残してあるのって、偶然でしょうか。


となりも同類だと、開き直ってズボラになりきるということはあるかもしれません。

理容院も「アジア系(インド、パキスタン、バングラデッシュなど)」の人が経営しています。

理容院はロックダウンでクリスマス明け以来閉鎖状態ですが、テイカウェイは夕方から深夜まで営業しています。

せめて....お店なら飾りつけの季節感に気を配ってもらいたいものなのですが、もしかしてクリスマスの飾りつけをする文化を持たない移民の人たちにとっていつ飾っていつ片付ける、などの細かい決まりはどうでもいいことなのかもしれませんね。
おもての窓にクリスマスツリーといっしょに印刷屋から届いたチラシの束が段ボール箱に入ったまま高く積まれているのも何とかしたいところですが。

実は電飾飾りなどがまだ残っている家は他にもいくつかありました。
寒くて雨続きで外で取り下ろす作業が億劫だったり危なかったりするためかもしれませんね。


昨日は午前中雪が降っていました。


薄く積もって、降りやむとすぐ溶けてドロドロになるやっかいな雪でしたが、うちの通りの子供たちは何とか薄い雪の層をかき集めて大きな雪だるまづくりを達成していました。



お父さん2人も大張り切りで手伝っていました。













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ニュースを騒がせるイギリスの冬の名物「水害」どうにかまぬがれたうちの近所のラウンドアバウト、大雨の後の公園を歩く

2021年01月22日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
大雨と雪が降った一昨日から一転、昨日は晴れ間もあったからっと乾燥した1日でした。
地面はビチョビチョでしたが。

前日、「冠水していた」という情報を息子が近所のコンビニエンスストアで聞き込んできた、とても規模の大きいラウンドアバウトに行ってみました。
(やじ馬根性です)


なんだ、冠水なんかした形跡はないじゃありませんか。
デマでした。

深夜、ちょっとのあいだ降っていた雪が、車も人も立ち入れないラウンドアバウトの中心(アイランド island)のひとつの芝生の上に残っていました。


ラウンドアバウトの出口のひとつに接するコンビニエンスストアも無事のようです。


前回の惨事からの教訓でしょう、砂嚢が準備してありました。

すり鉢の底のような位置にあるこの大きなラウンドアバウトが冠水、完全に深い水の底に沈んだ時、やっぱり見物しに行ったやじ馬記事のリンクです☟ぜひ開けて読んでください。

異常気象の影響か、異例の大雨!昨日目撃した近所の一大事!


その翌日、水が引いた後の同じ場所について書いた記事のリンクです☟
冠水のその翌日、泥水をかぶった庭園ののどかな風景、床上浸水に見舞われた商店の後始末ほか

せっかく来たので、正門がラウンドアバウトに入る道のひとつに接しているブラモール・パーク Bramhall Park の中を通って帰宅することにしました。


ラウンドアバウトに入る道に接した正門を抜けて、コーヒー牛乳色に濁って増水した小川、レイディ・ブルック Lady Brook に沿って公園内の緩やかな坂道を上がります。

丘の上の邸宅、ブラモル・ホール Bramoll Hall が見えてきました。


小川を渡る橋の上から撮った写真です。


そり滑りの親子がいました。
前日の溶け残ったビチョビチョ雪の上を若いお母さんがみぞれしぶきを散らしながらガサガサ滑り降りるのをこっそり見物しました。

人口の池もコーヒー牛乳状態でした。


この時は公園の愚連隊、カナダ・ガンばかりがうじゃうじゃいました。

うちの近所に続く、裏門に抜けるために地面がひどくぬかるんだ雑木林を抜けました。

大きな深い水たまりがいくつもできていました。


小川をもう少し上がったところに水底が(水深を調節するためでしょうか)段々になっていて、通常はジョロジョロとさわやかな水流の音をたてるスポットがあります。
いつもは静かで鳥のさえずりしか聞こえない雑木林の中をゴオーっというナイヤガラの瀑布のようなすさまじい水音が響き渡っていました。

昨日の夕方のニュースではイギリス各地の水害のニュースでもちきりでした。
100か所以上で警報が出ています。
マンチェスター郊外の住宅街では床上浸水は回避したようです。

作業をしてくれるわけでもないのにハイビズ・ジャケット( high vis jacket 黄色い蛍光色の安全ジャケット)を着こんだボリス無能ジョンソン首相が激励視察に来ていました。

ストックポートのタウンセンターも流れる長い長い大河、マージー河 River Mersie が北西部各地で氾濫を起こしているようです。
消防隊員がゴムボートでイヌや赤ちゃんを抱いた住人やケアホームのお年よりなどの救助をしている映像や、古い建物が多く残る美しい街並みの真ん中にひざまで水に浸かってレポートする報道記者などをニュースで見ました。

避難した人々は階上に貴重品などを移した後、安全な場所に住む家族や友人の家、あるいはホテルで一晩過ごすそうです。
コロナウィルス対策で「人に会うな、よその家に行くな」といわれ続けているこの頃ですがさすがに災害時は例外なようです。

マージー河はストックポートでは特に問題を起こしていないようです。
ストックポートのタウンセンターでは道路からはるか下を流れています。


ブラモル・パークの雲の切れ目からにじむ真冬の太陽の光がとてもきれいでした。
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寒いと思ったら夜の雪。コロナだけじゃない!突風が吹き荒れ、冠水浸水、踏んだり蹴ったりのイギリスで深夜の雪見

2021年01月21日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
今日、木曜日はこの地域のゴミ回収の日です。
昨日の夜、ゴミをだそうと思って玄関の戸をあけたら雪が降っていました。




車輪付きのゴミ箱を通りの行き止まりにおいてちょっと雪をながめました。



かなり大粒の、積もりにくいタイプの雪でした。
それにしても降る勢いが激しくて、その時すでに地面をすっかり覆いつくす程度にしっかり積もっていましたが。

紺色のコートの袖に落ちた雪の粒がはっきりとクリスマス飾りのような雪の結晶の形をしていました。







雪が降っていることを知った息子は暗闇の中、どこかへ出ていきました。
雪見だそうです.....
風流なことです。

コロナウィルスのパンデミックで、通っていたカレッジがリモート授業になり、そのまま家で課題をこなして卒業した息子は去年の4月ごろから、そうですね.....、たぶん6回ぐらいしか外出していないはずです。

「引きこもり」ではありません。
コロナウィルスへの感染が怖いらしいのです。
父親が重症化しやすいので家庭の感染源になってはいけないという責任感もありますが。

その息子が夜中にフラフラ雪見です。
日中、雨がざあざあ音をたてて降っていた時も、牛乳を買いに行くと申し出て、近所のコンビニエンスストアに出かけていきました。

かさをさして雨の中を歩くのが、かさにあたる雨粒の音が好きなのだそうです。
風流なことです。

バス通りを行った先の大きなラウンドアバウトが冠水しているので交通止めになっていたそうです。
ローカルニュースでは、シティ・オブ・マンチェスター南部の(ストックポートと隣接する)ディズベリーという古くからの高級住宅地の住人に避難勧告が出たとか、冠水どころではなく床上浸水と家の破損の恐れもあるそうです。
「突風クリストフ Storm Christoph」という翻訳文学のタイトルにでもなりそうな名前の大風が雨を連れて吹き荒れています。

この辺りは突風の影響はないようです。
雪は私が寝る前には降りやみました。

道路や農地の冠水はイギリスではこの時期、日常茶飯事です。
地震や津波と違って治水は自治体や政府の力でなんとかなりそうなものですが、毎年同じことをどこかで繰り返しています。

真っ白な雪の上を最初に歩いて自分の足あとをつけるのって爽快ですね。
暖かい二階のリビングルームの窓から外を見ていると、私のつけた足あととゴミ箱の車輪のわだちの跡が降り続く雪によってどんどん見えなくなっていきました。


この30分ほど前に道路に出した私のうちのゴミ箱の上にもうすでに雪が積もっているのが見えます。

もう!風流なはずの息子が帰ってきた後、行き返りにつけた足あとで雪景色が台なしです。


暖かい屋内でのガラス窓越しの雪見もいいものでした。


雪明かりを楽しむために電気を消しました。
街灯の明かりがギラギラ明るく、雪明かりの風情は実際は楽しめませんでしたが。
目の前の雪を載せたコニファーがクリスマスカードの絵柄のようにわざとらしくきれいです。

コービッド(コロナウィルスの感染による病症名)による入院患者数と死亡者数は連日記録を更新中です。



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買い物の外出と、イギリスのコロナウィルス近況アップデート

2021年01月19日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
霧雨まで降りだして肌寒い午後でしたがちょっと離れたコンビニエンスストアまで牛乳を買いに行きました。
外を歩くと気分爽快、家にいるのが飽きてきたのです。

公園のベンチで一休みしました。




木彫りのフクロウ、べーラのいる空き地です。


スノードロップがつぼみをつけていました。


イースターの頃に花盛りのスイセンまでもがもう!つぼみをつけていました。



よその家の前庭のほおずき、英語でChinese Lantern (ちょうちん)といいます。


レースのちょうちんの中に赤い灯がともっています。


さて、コロナウィルスの話題です。
昨日1日のイギリスの新規感染者数は 37,535人。
2週間前に6万人を超えたあたりから減っています。
先週の金曜日にまた5万を超えたものの、3万、4万台に落ち着いています。

検査数は先週より平均5%増えていて、昨日1日の検査数は417,329でした。

ボリス無能ジョンソン首相率いる政府は何が何でもなんとしてでも!ロックダウンの緩和(=悲願!経済活動の再開!!)をたとえ限られた地域でもいいからやりたくてやりたくてもうどーうしようもなくたまらないらしく、そのうち全国民検査、あるいは緩和できそうな地域の全住民検査に乗り出しそうです。

安心するのはまだ早い、入院患者(=重症者)と死亡者が毎日確実に増えています。
すべての病院の多くの病棟が「コービッド covid(コロナウィルスによる病症)病棟」として使われています。
専門外の医師、看護師も臨時の「呼吸器系集中治療病棟」担当としてコービッド患者の治療にあたっています。

医療が国家に管理されているイギリスではこんな臨機応変な対応が可能なので、まだまだ医療崩壊はギリギリ起こっていないのです。

2週間前のピーク時に感染が判明した(多くは無症状の)1日 6万以上の人たちの何人かに症状が出始め重症化し始めるのが来週あたり...
医療のひっ迫と死亡者のピークはまだ来ていない、というのだから怖ろしいです!

明るいニュースです。
現在、3種類のワクチン接種が並行して急ピッチで進んでいます。
昨日、イギリスの80歳以上の人の半分が接種完了したそうです!

まだ、半分....?イギリスにもそんなにたくさんお年寄りがいたのか、とちょっとびっくりです。
医療、介護職の人たちにも並行して接種が続いています。

今日から75歳以上の人への接種も始まります。

3種類、すべてのワクチンとも期間をあけた2回の接種で効果が(ほぼ)確実になる仕組みです。
1回目の接種後3週間目(21日目)に2回目を接種すれば効果は95%前後(スゴイ)。

感染率が高い変異種の蔓延がはじまり 医療危機が懸念されて以後、2回目の接種を3週間後から 12週間後に遅らせて「最初の接種をできるだけ多くの人に受けさせる」方針に変更です。
最初の1回だけだと予防効果は70%ほどだとか、それでも重症者の数がぐうっと減るそうです。

ワクチンを2回接種すればコービッド の罹患を95%の確率で抑えられる....と思っている人は多いと思います(私もそう思っていました)

違います。

接種が完了すれば、感染罹患しても95%の確率で症状がでない、あるいは出ても軽くすむというのが事実です。
つまり確率(臨床研究中)は接種前よりは低くなるらしいのですが接種が完了しても、感染者と濃厚接触すれば感染する可能性があるらしいのです。

感染すればほぼ確実に他の人に感染させることになります。
「接種を受けた人は全員保菌者になるので10日間強制隔離させよ」というフェイクニュースがイギリスの一部で拡散したそうですがそれも事実とは全く違います!

接種が成功しても罹患して感染拡大させてしまう可能性があるということなのです。

ワクチンの接種計画が遅れているらしい日本で東京オリンピックを今年開催するのは無理じゃないでしょうか。
「来日する関係者すべてがワクチン接種済みとは思われない今年の夏は無理だ」という日本人の意見がもっともらしく聞こえますが、それも間違っています。
たとえワクチン接種済みの人だけを来日させることができたとしても その人たちが日本で感染拡大する可能性はとめられません。

海外から多くの人に来てもらうのは、日本人が全員(あるいは少なくとも高齢者など重症化しやすい人だけでも)接種を受けてからでないと危ないのでは?




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この冬一番寒い午後、夜明け前の氷とつららと霜がいつまでも残る美しい冬景色

2021年01月16日 08時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
朝起きたら、外が凍り付いて真っ白でした。




午後2時過ぎに、近所のコンビニエンスストアに牛乳を買いに行きました。



まだ水たまりの氷が溶けずにはったままのこの冬一番の寒さでした。
凍って残った霜がまるでクリスマスの飾りのようにきれいでした。






近道に通った公園にはさすがに誰もいません。






ボールを投げ入れると三つの筒のうちのどれかから出てくる名称不明の逆さじょうごの形の遊具(上の写真の右側に立っています)に.....


...さがったクモの巣が凍って真っ白、キラキラ輝いていました。


きれい!と感激して写真を撮ったら、あら、コンビニエンスストアの行き帰りの道々でけっこうたくさん見かけました。









細い細いクモの糸なんて、特に屋外ではふだん目にとまらないほど目立たないのですが夜露に濡れて凍り付くと太く真っ白に輝いて存在感ありありなのです。
レース糸で編んだドイリーのように精巧な造形美....

....なのにどこか必ず破れているのも「詫び寂び」を感じさせて日本人の感情にグッときます。

ゴミ箱にまで!(つらら付き)




夏に咲いて枯れたアジサイの花びらがガーゼのように透けたまま凍っていました。




なぜか、高い木のてっぺん付近や家の屋根に集合してとまっている鳥をたくさん見かけました。



このままブラモル・パークまで足をのばしてみようかと少し思案したのですが、やめました。

STAY HOME

誰に会うとも思えないのですが、無用の外出は極力避ける!
手袋をして出るのを忘れたため充分着こんできたにもかかわらず、寒さがこたえてきたのもありました。
(暑がりの私には珍しいことです)

牛乳を買って直ちに家路につきました。
自宅に帰ってほどなく日が暮れて夕闇が立ち込めました。

氷も霜もつららも一日中溶ける暇なく寒い夜に持ち越しです。
日照時間は少しずつ長くなっています。




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気に入っているのは毛糸を取られた私だけ、みんな迷惑うちのアーティストネコ、ティブの新作

2021年01月15日 08時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ
おなじみ、ストックポートうちのネコ自慢日報です。

母ネコ、リヴィーはあいかわらず太っています。


そんなことはどうでもいいのです。

昨日の朝、起きて一階に降りて見つけた息子ネコ、ティブのインスタレーション・アートです。





どちらも夜に撮った写真ですが。

題して「運命の赤い糸」。

玉の先端は、一階のキッチンにおいてあるこのソファーの裏にまわっています。



その前日、2階のリビングルームで細めのあまり糸の整理をしました。

春に編んだあまり糸のスヌードの配色が気に入らずほどいてまた別の糸をくわえて編みなおしはじめました。
もちろん毛糸玉に異常な執着を持つティブは部屋への立ち入り禁止です。



作業が一段落したあと、手元の毛糸玉を片付けてネコ2匹をリビングルームに入れた時のことです....

私がヨーグルトを食べ終わってコーヒーテーブルの上に置きっぱなしにしていたお茶碗をなめるリヴィー。


(ティブの耳がテーブルのふちからのぞいています)

母親がお行儀悪いつまみ食いを終えてソファーに寝に戻ったあと、ティブがテーブルに上がりました。
使用中の毛糸玉が入っているバケツからこっそり赤い毛糸玉をつまみ上げる一連の動作を写真におさめました。
本人は誰にもみられていないはずだと思っています。







ちなみにこの赤い毛糸は階段のインスタレーション・アートの素材とは違う玉です。
慌てて追いかけて取り返しました。

寝る前にすべての玉を口の閉まる袋か、バケツ(ヨーグルトが入っていた容器)に入れてフタを閉めて部屋を出たのですが、翌朝、発見したのが上の写真のインスタレーション・アートです。

どうやら、バケツのふたがパッチンと閉まっていなかったらしく、利口なティブは手(前脚)を使って上手にこじ開けて大きな赤い玉をほじくりだしたようです。


階段を降りると私の目の高さにピンと張られた赤い糸がジャマでかがまないと通れません。
夫と息子には「素晴らしいアート作品なのでそのままにしておくように」と言い渡してあります。

2人ともイヤそうな顔をしましたが、うちのネコのアート表現に敬意を払って1日中赤い糸の下をくぐって階段を上がり降りしています。






糸の始まりは2階のリビングルームのソファーの裏に小さな玉として転がっていました。
夜遅くに拾って巻きなおしかけたのですが、テレビに気を取られている間に、アーティストのティブに分捕られました。



巻き取るのは難しそうです。
今日の昼過ぎには片付けるつもりです(実は作品はまだあります)


.....なんとかコロナウィルスのパンデミックの話を避けられました!




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規則違反のそれぞれの事情、首相も規則違反疑惑?ロックダウンの不条理で居心地の悪い行動規制(写真はネコ)

2021年01月13日 08時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
写真は、本文とは無関係の(例によって)うちのネコです。



イギリスの昨日の新感染者数は45,533人、その前日(月曜日)は46,169人です。

あら、減っている!9日が59,937人でした。
それに関する説明はありませんでした。



あいかわらず、テレビのニュースや政府の公報では、「ロックダウンの決まりを守らないフトドキ者」に関する話題でもちきりです。
昨日、警察は「これ以後、取り締まりをもっと強化する。明らかに規則に違反している者は見つかり次第罰金刑に処する」と公式に発表しました。




行動規制をより厳しくする予定は昨日の時点ではなかったようです。



とつぜん、前回の記事のつけたしです。
前回の記事のリンクを貼りましたので、ぜひ読んでください↓↓☟

初めての外出(たったの20分間)決まりを守らない人がどうやら多いらしい、緊張感のない3度目のロックダウン

前回、3月の全国一斉ロックダウンの時は;

●サッカーやラグビーなどのプロのスポーツチームも活動禁止、オリンピック選手も合宿や合同練習が禁止
プレイヤーや選手は自宅で自主トレーニングをしていました。
がんばっている様子が時々テレビで放映されました。

→今回、アマチュアチームのプレイは禁止ですが、プロの試合は無観客(テレビ中継のみ)で続いています。
オリンピック選手も、行動を共にする同じ人たちと作る「ソーシャル・バブル social bubble」というグループ単位で合同練習をしているようです。
ちなみに「東京でオリンピックを今年開催する」と発表された時、出場予定選手にワクチンを特例措置で優先的に接種させる案が出たのに高齢者や医療関係者など優先の決まりに割り込む理由は全くないということで選手団は即刻否定したそうです。


●教会やモスクなどでの礼拝のための集まりも禁止

→今回はソーシャルディスタンシングやマスク着用を徹底すれば集まりが許されています。
自主的に閉鎖してオンライン集会などに切り替える組織が多いらしいのですが。


●生活必需品(食品、医薬品など)を売る店以外すべての店と同様、ガーデン・センター(規模の大きな園芸店)も当然営業禁止

→今回は開いているそうです!!
売り場の大半が屋外で、スペースが広くとられているため危険が少ないという(何とも納得できない)理由です。




日曜日に、ボリス・ジョンソン首相が首相官邸から7マイル離れたオリンピック記念公園をサイクリングしていたのがビデオ撮影され、話題になっています。
首相は声をかけられ手を振ってこたえています。

もちろん、先週ピークディストリクトの景勝地で紅茶を手にもって歩いていた2人の女性(別所帯に住んでいる友人どうし)が警官にとめられそれぞれ200ポンドの罰金刑を課せられた「大ニュース」を受けての話題です。

その女性2人はその場所からから5マイル離れたところに住んでいます。
別所帯の1人だけといっしょに「地元」での運動のための外出が許されているのです。

「問題ないじゃないか」と言う人と「車でわざわざ風光明媚な場所に行って運動する理由があるのか(ない)」という、合法か、違法かという実にバカバカしい論争が繰り広げられていたのです。
今回のロックダウンの規則に、「地元(ローカル・エリア local area)」に自宅から何マイル、郵便コード内などの定義がないのが大問題なのです。
(医療危機を伴う最大危険指定のエリアとその周りの地域の境界をまたいだ移動は明確に禁止されています)

けっきょく警察は罰金刑を取りやめました。

もし、5マイル離れた景勝地まで車で運動(散歩)に行くのが違法なら当然、首相の7マイル離れた公園へ行くサイクリングも違法になるはずです!

そして重要なことは女性二人が紅茶を手に持っていたことなのだそうです。
運動するのに紅茶は不要です。
友人と紅茶を飲めば禁止されている「お茶会=社交=ソーシャル・ギャザリング social gathering 」になってしまうのです。

まあ、その2人は法律で許されている「別所帯の人1人と運動」を理由にお友達とステキな場所にお出かけしたかったんでしょうね。
私の意見は、「かなり違法といってもいい」ですが人と論争するほど強く主張したいわけではありません。
実際その女性2人といけ好かない首相には同情しています。

昨日、警察の偉い人はテレビのインタビューに「常識で考えれば女性2人も首相も人の多い場所に行ったわけではないので問題はない」と答えていました。
どうやら自宅からどれだけ離れているかはあまり問題ではないようです。

規則には「ローカル・エリア」と明記されているはずですが。



「町の中の公園は人でいっぱいなので、人がいない田舎のほうに行く方が安全で望ましい」とも明言していました。

それを受けて、感染者数の少ない美しい田舎に都会からドッと人が押し寄せたらどうするのか?

......たとえ屋外でもコーヒーや紅茶をいっしょに住んでいない人と一緒に飲んじゃダメなのか....?
じゃあなぜ、カフェがテイカウェイ(持ち帰り営業)で飲み物を売るのを許すのか?

公園のベンチでの飲み食いも、規則には明記されていないのですが「健康維持のために政府が奨励する運動のための外出」の精神に反するのでダメなのだそうです。........1人でも!
ついでに言えばベンチは運動や散歩につかれた時に腰掛けられるように使用禁止にはしていないらしく、公園のベンチに座るために外に出て来られては困るんだそうです。


じゃあもうテイカウェイ営業は、禁止にしたら? 人と会うのも禁止にしたら? 公園も封鎖したら? いっそのこと運動のための外出も禁止にしたら?
感染拡大をとめるためにそんなに人との交流をとめたいのならガーデンセンターも教会も本当に生活必需品以外のものを売る店も閉鎖したらどうだ?!

出る理由がたっぷり用意されているのだから外に出るなと言ったって、徹底できるわけがありません。


かなりの人が出勤している建設業、製造業などエッセンシャル・ワークではない「職場」も閉鎖した方がいいかもしれません。
人が集まって、休み時間にはいっしょに紅茶を飲んだりしてるんでしょうから!


.........とヤケ気味に思うロックダウンの不条理!
前回に続いて繰り返しますが、取り締まるのは難しいはずです。

バスをハイヤーしてイングランドからウェールズへのハイキング旅行企画、300人レイブ、モグリ酒場などが昨日摘発されニュースになりました。
主催者のみならず客も罰金刑が課せられたのには溜飲が下がりました。




クリスマスツリーを片付けてリビングルームがスッキリしました。
ソファー等の配置を少し変えてみました。




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初めての外出(たったの20分間)決まりを守らない人がどうやら多いらしい、緊張感のない3度目のロックダウン

2021年01月11日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
昨日1日の連合王国全体の感染者数は54,940人。
前日(9日;59、937人)、前々日(8日;68,053)より減っています。週末なのでカウント漏れがありそうです。


年末、特に大晦日のカウントダウン・パーティに人が集まった影響は、約2週間の潜伏期間を経て1月14日以降にどっと現れるそうですから....恐ろしいことです。

昨日 、牛乳を買いに近所のコンビニエンスストアに行きました。

ロックダウンになって以来、初めての外出です。

ロックダウンの原則はもちろん外出禁止ですが、食料品など、必需品の買い物は許されているのです。
公園を通りました。



霧雨が降ったりやんだりの寒い日でしたが、公園は子供たちとその親で、けっこうにぎわっていました。
ベンチに座って音楽を聴いている子供のいないカップルもいました。

コロナウィルスのパンデミック、かつてない規模の感染者激増のイギリスです。
感染率が従来のものより7割高いといわれる、ウィルスの変異種が蔓延している今、医療崩壊は目の前です。


ロックダウンになって初めて家の外に出てきた私の目にはなんだかのんびり....にうつりました。





(1時間以上いてはいけない、飲食禁止、ソーシャルディスタンシングの実行など、ロックダウン対応の表示がありました)

世界に先駆けたワクチン接種大プロジェクトが急ピッチで進行しています。
2月末までに80歳以上の高齢者すべてに接種が完了するまでの時間稼ぎの必死のロックダウンです。
それ以後は感染者は増えても、病院に急送される重傷者は激減するはずです。

医療、介護関係者と、自己隔離が難しい基礎疾患のある人たちの接種も並行して進んでいます。

9月までには18歳以上の大人全員が接種を完了することになる予定です。
そのずっと以前に1日の感染者が15万人で打ち止め.....になるはずなのだそうです。

.....感染拡大を今とめないと、接種が間に合わずに重症化する人や亡くなる人の数の増加がとまらない!!
それなのに、ロックダウンの決まりを守らない人が実に多いらしく、昨日、一昨日とテレビニュースのもっぱらの話題です。

政府保健相のマット・ハンコックが「ちょっとぐらいいいや、という気のゆるみが人命にかかわる」と言っていたテレビのインタビューがたびたび放送されました。
「自分が感染しているつもりで行動せよ」という新しい行動規制標語も気が利いています。


たしかに緊張感があった3月の最初のロックダウンの時とは違い、今回は本当に必要なのかどうか傍目にはわからない用事で出歩く人が実に多いらしいのです。
....と言っても、運動や買い物のために出歩いてもいいのですから規則違反を摘発するのは難しそうです。
第一、前回と違いロックダウンとは言っても仕事に行く人がとても多いので、外出の制限そのものがとてつもなく難しくなっているようです。

ピークディストリクトの景勝スポットで飲み物をもって歩いていた若い女性2人が警官に呼び止められてそれぞれ200ポンドの罰金を課せられたことが大きな話題になっています。
警告を受けて、すぐに車で帰宅すれば罰金刑にならなかったと思うのですが、警官と言い争いでもしたのでしょうか。


(よその家の前庭で見かけた雪だるま、無残.....)



規則違反かそれとも決まりに従って許された行動をとっているのか、曖昧すぎる現行のロックダウン行動規制に不満を持つ人がいっぱいいます。
警察も地域も市民も何をしてはいけないのか、もうわけがわからない状態です。

前回のロックダウンよりも明らかに状況がひっ迫しているのですが、行動規制は圧倒的に前回より緩いのです。

科学者や医療関係者のみならず、より厳格な行動規制を求める国民がけっこうたくさんいるようです。
特にこの国家の危機に際して「分別のある行動をとろう」、「できる限り現状打破に貢献したい」と願っている大部分の善男善女にとって周りの人たちのゆるい行動を非難していいのやらよくないのやらがはっきりわからないのは.......居心地が悪いのです。

「できるだけ家で仕事をしろ」と明言しつつ、家でできない仕事の人には「仕事に行くな」と言わないのが今回のロックダウンの特徴だと思います。
医療崩壊を何としても避けたい、でも経済活動を完全には封鎖できない....という政府のダブルスタンダードが見えかくれしています。


今回のロックダウンと前回のロックダウンを比較してみました。

3月の最初のロックダウンの時は;

●1日に散歩など運動のための外出は1日に30分以内、地元を離れてはいけない。
→今回は時間に制限はありません。

●外出が許される理由は、仕事、生活必需品の買い出し、通院、介助介護のための訪問、1日1回30分以内の運動(=散歩)のみ。
イヌの散歩は1日2回まで許されたので、外に出かける理由に飼いイヌの貸し借りまで行われたそうです。
実際はジョギング、屋外ヨガなどのエクササイズをする人も多かったのですがもちろんお咎めなしでした。
→今回は運動の種類に際限はないようです。
前回の外出理由に加えて、感染テストを受ける、DVから逃げるため、が加わりました。

●公園の子供のためのプレイ・エリア(児童遊園)を閉鎖したりベンチに腰掛けられないようにテープを張りまめぐらせた自治体もあったようです。
→今回はそこまで厳しくないようです。
プレイ・エリアは子供のために開放されています。

●あらゆる文化、レジャー施設が閉鎖
→今回、一部の庭園などの屋外施設が公開されているそうです。

●リモートワークが奨励されたのは今回も同じですが、キーワーカー以外の職種の人は原則として自宅待機。
最初の数週間は工場や建築現場も閉鎖でした。
介助や介護のためのよその家庭の訪問は許可されていましたが、ナニー(子供の世話をする人)やハウスキーパー(お手伝いさん)、クリーナー(掃除とアイロンかけ専門)などの家事補助者やガスや水道の工事、内装などのメインテナンスでよその家庭を訪問する仕事も禁止でした。
→今はすべて許されています。

●ナーサリー(託児所)も閉鎖。
→学齢(4歳)前の子供たちは感染しにくいという前提で、今回は開いています。

●美容院やネイルサロンなど、ビューティ関係のあらゆる業種は言うまでもなく営業禁止でした。
→今回はなぜか!イヌのトリミングサロンが営業を許されているのです。
たしかにビューティ産業ではありませんが.....

●学校が閉鎖されたのは今回も同様ですが、特例として登校を許されていたのは本当に限られた数の子供たちでした。
保護者が医療、警察などの限られた職種のキーワーカーで、独り親か共働き、あるいは家庭環境に問題があるなど子供を学校に行かせてもよい判定はかなり厳しかったそうです。
→今回はかなりの数の児童が登校しているそうです。都市部では30%を超える割合の学校もあるそうです。

●飲食店はデリバリー(配達)営業以外すべて閉鎖でした。
→今回はテイカウェイ(持ち帰り)とデリバリーが許されています。
公園などのコーヒースタンドの前には人がたくさん集まっているようです。

●医薬、衛生品と食料品などの生活必需品を売る店以外、すべて営業禁止でした。
→今回は、前回のロックダウン緩和時期に徐々に再開が許された、食品も売る一般店(雑貨屋、ディスカウントショップ等)なども営業しているそうです。
オンラインで注文支払いをして商品を取りに行くクリック&コレクト方式の店も同様。

●行動はすべて同居する人のみの単位で、屋内で別所帯の人との交流は許されなかったのですが(規則は少しずつ緩和していきました)
→今回は「サポート・バブル support bubble」という、夏以降に始まった、少人数の同じ人たちとなら別所帯の人たちとの交流や手助け(一人暮らしの高齢者や子供の世話など)をするグループ制度が屋内外を問わず許されています。

.....他にもあったかもしれません。

うちのネコ(本文と無関係)


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うちのネコの小冒険に国家の一大事、東京の緊急事態宣言と比較したイギリスの首都ロンドンの緊急ぶり

2021年01月09日 08時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
気温が低く、それでも天気がよかった一昨日の午後、庭の手入れをしました。

裏庭の戸をあけておいたら、ネコたちがそろそろと出てきました。




うちにきてから初めての「外出」です。(敷地内ですが)
子ネコのティブにとっては生まれて初めての屋外体験。

足の裏が冷たかったようです。
足をスローモーションのようにあげながらそろりそろりとパティオの隅のほうをへっぴり腰でこわごわ歩いていましたが....


しまいにはノラネコ経験のある母親のリヴィーと濡れた花壇の上を少し歩いてみる大冒険も試みました。





いずれ暖かくなってから、日中ドアを開け放して私たちが外で過ごす際にいっしょに外に出して少しずつ慣らしていくつもりでした。
「自由に出入りできるようにして飼う」という条件でネコの引き取り手を探すチャリテイー団体(キャット・アダプションセンター)からもらい受けたネコたちです。

私のうちはネコ用の出入り口があり交通量の多い道路がすぐそばにない、という条件規準を充たしています。

うちに来たのが10月の初め、この家にすっかり慣れた頃にはドアや窓を閉め切る寒い冬になっていましたので来年の春までは家ネコとして閉じ込めて飼うつもりだったのです。
それでもはじめて屋外に強い興味を示した子ネコのティブの好奇心を試してみる気になったのです。

リヴィーがとなりの庭との境界にめぐらせた網を押して出たがるようなしぐさをしたので慌てて二匹とも家に入れてドアを閉めました。
意に添わぬダイエット決行中のリヴィーはキャットフードを入れた瓶をカラカラゆするとすぐにあたたかい家の中に飛び込んできました。
息子のティブも大好物のネコ用おやつの入った袋をカシャカシャゆするとすぐ中に入りました。

ネコたちは思わぬ間食にありつきました。

家がなく放浪していた母ネコリヴィーは妊娠中にアダプションセンターに保護されました。
そこで3匹の子ネコを出産、最後に1匹残ったティブといっしょにうちに引き取られた経緯があります。
保護されるまでしばらくのあいだ、庭でエサをやっていた一人暮らしの男性に気を許すしぐさをしていたことからそれ以前に飼いネコだった経験もあることがわかっています。
放浪を経験したことのある大人ネコであるリヴィーがいったん外に出ることを許されるとそのままフラフラさまよい出て、二度と帰ってこなくなるけっこう高い可能性が心配のもとです。

といってもまあ、夜明け前は氷点下にさがることもあるこの厳しい真冬の屋外でホームレス生活に戻る気概がまだあるのかどうか疑問です。





ぬくぬく.....





アダプションセンターで生まれて、母親と一緒にうちに引き取られ、暖房の効いた部屋のソファー(かクッションの上)しか寝る場所を知らないティブが自由を求めてさすらいの生活を選ぶのは考えられません。





さてさて、コロナウィルスの感染状況です。
昨日1月8日発表の連合王国1日の感染者数は 68,053人 でした。

一昨日の東京都と千葉県、神奈川県の緊急事態宣言発令のニュースはイギリスでも一日中、繰り返されていました。

緊急事態宣言 state of emargency」 というクーデターか核戦争でも勃発したかのような物々しい響きのわりには、都の前日の感染者数が2,400人を超えた程度の緊急ぶりです。

ステート・オブ・イマージェンシィなのにオリンピックをやる(予定)!、ロックダウンをしない!という報道内容に脱力しました。
飲食店が(時間短縮して)営業をつづけるって....それ、ぜんぜん緊急事態じゃありません。
ついでに言えば、こっちの首都ロンドンはその翌日(昨日)25,000人を超え、医療崩壊寸前......ロンドン知事のサディク・カーンがついに mager incident 宣言を発令しました。

「メイジャー・インシデント」って、どう訳せばいいのでしょうか。
「大事件」 ?。

東京より格段に都市規模が小さいロンドンの25,000人超のほうがよっぽど大ごとです。
だけど、ロンドン知事は「ステート・オブ・イマージェンシィ」なんて物騒な宣言をしない程度にじゅうぶん落ち着いています。





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テレビのニュースに戦々恐々、パンデミックががひどいことになってきたイギリスのクリスマスも終わりいつの間にかエピファニー

2021年01月07日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢




昨日、1月6日の1日の感染者数は62,322人でした。
検査数は498,624件です。

写真は、クリスマス・ツリーから降ろしたクリスマスの飾りです。
昨日はエピファニー Epiphany 、クリスマス最後の日だということを日暮れ過ぎに思い出しました。

翌日(今日)まで残しておいてもよかったのですが、クリスマスから12日目のこの日にかたづける家庭が多いようです。
エピファニーは教会に通う熱心な信者以外、イギリスでは重要視されていないキリスト教行事です。
もちろん休みでもありません。

クリスマス(12月25日)に生まれたキリストを拝みに東方からやってきた3人の賢者が救世主の誕生を確認したおめでたい日だということなのです。
近所の家を改めて見まわしたら、電飾をすでに取り外している家がほとんどです。

伝統的にはアドヴェント(節制)があけるクリスマス・イヴ(12月24日)に飾り付けをして、エピフォニーの翌日に片付けるのが習慣らしいのですが、この頃は飾りつけも片づけも早くなっちゃっているようです。

クリスマス・ツリーに絡みついているフェアリー・ライトは、今日、日中に枝を一本ずつ分解する大仕事の際にていねいに外すつもりです。


外した飾りは大きな箱に入れて分解したクリスマスツリーといっしょに屋根裏に戻します。

子ネコのティブの最初のクリスマスはおしまいです。


飛びついて、叩いて、振って、おとして、転がして、投げて、飛びかかって、隠して....思う存分遊んだ大好きなクリスマス飾りと1年間のお別れです。

さて、コロナウィルスのパンデミックです。
もうどうしようもないレベルです。

1月2日の時点でロンドンでは30人に1人が感染した計算になります。

1月2日に、医療崩壊が懸念されるロンドンの病院では重症患者の対応に追われる現場の医療スタッフが「今まであまり見ることのなかった既往症もない若い人たちの重症化が確実に増えている」と怖ろしいことを言っていました。

ここ北部の病院でも最前線の医療スタッフが同様の発言をしていました。

1月2日にテレビで見た医療現場の混乱は、多くの地域で政府に許可されたクリスマスの集まりとクリスマス・ショッピングの結果だと医療や疫学の専門家は指摘しています。
もちろん政府は感染力がずば抜けて高いコロナウィルスの変異種の蔓延を原因にあげていますが、もっと早くロックダウンに踏み切っていればここまでひどいことにならなかったのは絶対に確かです。

禁止されていたにもかかわらず、実に多くの人々が大晦日のカウントダウン・パーティに行ったらしいのです。
実に身勝手で責任感のない行動ですが、政府がクリスマスには楽しんでもよいといった後で、ある種の若い人たちにはもっと楽しくて重要な大晦日のどんちゃんさわぎパーティはダメと言うのは承服できないことだったのかもしれません。

怖ろしいことに大勢が集まった大晦日のカウントダウン・パーティの結果の感染爆発はこれでもまだ現れていないのです!

「若い人たちの重症化が増えている」のは、(大晦日の前にも)大学や就職先などからクリスマス休暇で帰省した若い人たちが地元の友達と大勢集まって楽しんだせいだろうと私はかってに思っています。
高齢者、既往症のある人はもちろんのこと、分別のある大人はパーティや集会は避け、家にいたはずですから。
(それでもクリスマスには例年通り集まった人が多かったそうですが!!)

実際、「変異種に感染すれば、今まではほとんどが軽症ですんでいた若い人も重症化しやすい」などという恐ろしい報告は今のところありません。
重症化する危険が少ないと言われている若い人にも自重するよう戒めのつもりで放送された「医療現場の感想」程度の発言だったはずです。



日本人は、「そんなに検査して大勢の感染者がいることを確認してどうするの!?検査したって感染者は減らないじゃないの」と思っているかもしれません。
たしかにイギリスは「検査をふやして、感染者の特定、追跡、囲い込みを徹底する」という夏以降の望みの綱の大作戦に失敗しています。

第一、感染率がめちゃめちゃ高いという変異種の蔓延に際しては「追跡、囲い込み」はもう無理そうです。

それでも日本と違ってしらみつぶしの検査を必死になって続ける理由は、「状況を把握するため」だと思います。
ロックダウンや補償政策の再編などの対策も検査結果に応じて実行に移されていますし(遅れてもやらないよりはよっぽど良い!)。
政府の無策、無能首相の決断力のなさも莫大な数の検査数でバレています。
隠すことはできません。

日本のように「1日に6万人のイギリスや17万人のアメリカに比べたら、まだまだ!規律ある国民性からして経済封鎖には及びません!」などと現実から逃げている(ように見える)よりは状況が見えているだけ安心できる、と言ったら異様に聞こえるでしょうか。

日本の感染者数の低さは政府の対策がすぐれていたからではなく、抗体ができている、民族のDNAが反応している、清潔好きな国民性、同調圧力、「コロナ警察」、キスをしない....などのあまり根拠のない非科学的な要因と、ただのラッキーな偶然のせいかもしれない....と思えなくもありません。

日本ではなぜ検査数を増やさないのでしょうか。

母ネコ、リヴィーのダイエット効果は今のところ全くあらわれていません。


指でツヤツヤした毛皮を押すとぎっしり詰まった肉が硬くむっちりと押し返してきます。


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懐かしの洋食、ロールキャベツの夕食の後にきいたボリスジョンソン首相の国民へのメッセージ

2021年01月05日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
ロール・キャベツを作りました。


日本ではおなじみの洋食ですよね。
家庭料理の定番でもあるはずです。

たいていのイギリス人はキャベツで肉を巻くという発想が全くないようです。



豚肉ではなく、チキンのひき肉を使いました。

ベジタリアンの夫にはハドックという白身の魚をフードプロセッサーで細かく挽いて工夫してみたのですが思ったほどまとまりませんね。
コレストロールが気になるところですがバターをたっぷり混ぜて粘り気を出しました。

もちろんベジタリアン用は別の鍋で調理しました。


パン粉は自家製です。
硬くなったパンのミミをフードプロセッサーで細かく砕きました。

日本で家庭料理の洋風の味付けには欠かせない「コンソメスープのもと」が手に入り難いのでスイス・ブイヨン Swiss Buillon という顆粒の野菜だしのもとをスープに使いました。




野菜のダシに加わったチキン/魚の味がしみたロールキャベツ、好評でした。

「ロールキャベツ rolled cabbege なんて聞いたことがない」という夫は、もし英語で言うなら「キャベッジ・ロール cabbege rolls 」だと主張します。

日本に住んでいた時に、たしかに東ヨーロッパ料理の応用だ、というウンチクを聞いたことがあります。
cabbege rollsで グーグルして確認しました!
トルコ料理が起源の東欧で人気の料理だそうです。

さて、海外ニュースをこまめにチェックしている読者の方は、ストックポート日報は何をのんきにロールキャベツの話なんかダラダラと載せているのだろうと思われたかもしれません。

昨日の大ニュースです;

昨日から再び、ロックダウンです。
それまでの危険度最高の指数「ティア4」より度合いの高い、「ティア5」なるものまで導入されました。
「ティア5」の指数は医療危機を意味するそうです。

政府はいまだに評判の悪い「ティア制度」にこだわっているようです。
(あまりにも遅すぎた)全国一斉ロックダウンに踏み切ったんだからもう「ティア制度」なんてどうでもいいじゃないか!?と思った人も多いはずですが、ロックダウンの効果が表れてきた地域から軽度のティア認定をさずけ、「ご褒美政策」として地域ごとに規制を緩めるつもりらしいのです。

私は、ゆるい地域から厳しい地域への行き来が自由な国内で、地域ごとに規則が厳しかったりゆるかったりする制度は意味がないと思っています。


昨日、日中からテレビでは「夜の8時に首相から国民への直接メッセージがあります」というお知らせを繰り返していました。

「またか! どんな話かだいたい予測がついている....」と思って、ロールキャベツを食べた後にきいたら.....予測したとおりの話でした。

ロックダウンの開始と、法的に認められた例外を除いて外出禁止が法制化されるという旨の通達です。
それまではアドバイスに過ぎなかった「家にいよう Stay at Home」が再び法的な強制力を伴うことになったのです。

「家にいることによって人命を救い、国家医療を守ろう」という以前にも聞いたことのあるメッセージの繰り返しです。

そう、3月の全国一斉ロックダウンと同じ状況です。
月曜日、1日だけ開校した学校もすべて無期限で閉鎖、開校は2月21日以降になるそうです。


1日の感染者数が58,784人、連日記録を更新中。


感染率が従来のものより50%から70%ほど高いと言われている新種の変異種コロナウィルスの蔓延が感染者数の爆発的な増加に貢献しているのはもちろんです。
ボリス無能ジョンソン首相は新種の恐ろしさに言及していました。

しかし、学者や野党議員はクリスマスの集まりをかなりの地域で許したことがもっと重要な要因だとしきりに主張しています。
クリスマスの集まりを許したのですから、大晦日のカウントダウンパーティにひそかに集まった空恐ろしいほどの数の若者たちの傍若無人ぶりだけを責めるわけにはいきません。
大晦日、新年の莫大な人数の交流の、感染者数への影響はこれから現れるというのですから恐ろしいことです。


昨日新種のアストラ‐ゼネカ製のワクチンの接種が始まりました。
すでに11月から医療関係者などに接種がすすんでいるファイザー社製のワクチンと二本だてで接種計画が加速されれば、このめちゃくちゃな感染数を何とか抑えることができる可能性が出てきたのです。
少しの希望も見えてきたわけです。

世界で最初に認可されたファイザー・ワクチンの接種開始のニュースほどは盛り上がりませんでした。











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スーパーマーケットでの今年初めてのショッピング、コロナウィルスはもはやコントロール不能か、晴天のイギリスの新春

2021年01月04日 08時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
昨日、スーパーマーケット、セインズベリーに買い物に行きました。


前回、1週間分の買い物をしてからまだ4日しかたっていないのですが、その近くの総合病院に夫が手術後の定期健診に行ったので、待つ間のついでです。
病院は予約制ですので待ち時間なし、10分前に受付をすませて予約時間ぴったりに診察がはじまったそうです。

とってもいい天気でした。
せっかくのいい天気に出かけた先がスーパーマーケット、というのがとても寂しいのですが.....そう、現在この地域も危険度最大指定の 「ティア4」、つまり事実上のロックダウンです。

生活必需品の買い物や病院通い、屋外での散歩などの運動、あとは仕事、子供や高齢者などの世話をする以外の目的で外出してはいけないことになっています。
3月に始まった全国一斉ロックダウンとあまり変わりません。



まあ、せっかくロックダウン中に出てきたのですから、と駐車場で晴天の冬の午後の写真を撮りました。
セインズベリーの広い駐車場はまわりに高い建物もなく、見晴らしがきくのです。

この地域が「ティア3」指定になった10月の終わりからずっと閉まっているカフェです。


年末に見た時には床から天井まで在庫やら、使われていない器材や販売促進用のディスプレイやらがぎっしり詰まっていて「比較的高級志向であるはずの」スーパーにあるまじきみっともなさだったのです。

自覚して、改善したのか年末年始用にため込んだ余剰の在庫を売り切ってストックルームにすべておさまりきる量に戻ったのかは不明ですが....スッキリかたずいていました。

イギリス国内で1月2日に集計された時点まで24時間以内に新規にコロナウィルスに感染した人の数は、57,724人です。
すごい数でしょう?

一週間連続して5万人越えです。
日本も感染者数の急激な増加が騒がれているようですが、3、000人ぐらいでしょう?
比較にならない数ですよね。

(日本とは比較にならないほど検査数が多いのも事実です。この件はまたいずれ、改めて書くつもりです)

もちろん、行動規制を緩めてクリスマスの集まりを許可したことと無関係ではありません。
それと、もちろん感染力が従来のコロナウィルスに比べて70%も高いといわれる、イギリスで発生した変異種の蔓延も重要な要因です。

今日中に、政府による(さらなる)規制強化の発表も予想されているかなりせっぱつまったイギリスの新春です。



すべての学校が休校していた3月開始の全国一斉ロックダウンの時と違って、今日から学校の新学期(春学期)がスタートします。
月曜日は先生たちのミーティングや設備の点検に充てられる「インセット・ディ」をもうける多くの学校では、児童生徒の初登校が始まるのは火曜日になることが多いのですが。
一部の地域を除いて4歳から11歳までの小学校の児童は原則として登校、11歳から16歳までの中高等教育課程の生徒は家庭でオンライン授業を受けることになっています。
中高等教育課程でも統一試験を受験する学年の生徒とエッセンシャルワーカーを保護者に持つ生徒、家庭での学習が困難な事情がある生徒は登校が認められています。



すべての児童生徒が登校するのは1月18日以降になるそうです。
子供たちが登校するのは危なくないでしょうか。

「規制強化」には学校の閉鎖も含まれることが予想されています。

現在、イギリス全土の4分の3地域で4,000万人以上の人が外出禁止の事実上のロックダウン下の生活をしています。

.....と言うわりには、晴天の日のセインズベリーに買い物に出てきた人たち多数....


最初の全国一斉ロックダウンの時と違って全員マスク着用です。
入場人数をしっかり数えて制限しているので店内が密状態になることはありません。

そういえば、年が明けてブレクジット(イギリスのEU離脱)の移行期間もあけ、イギリスは名実ともにEUの加盟国ではなくなったのでした。
忌々しいことです

輸出入に関税がかからないのはこれまでと同じ。
それでもEU諸国からの物流は検問があったり書類のやり取りがあったりめんどくさそうな手続きを経てフランスとの国境を越えてくるとのこと、混乱や遅れは避けられないのでは、という懸念があったのですが.....

スーパーマーケット、セインズベリーには特に不足した品もありませんでした。


アルコール飲料売り場のお値段高めのスピリッツ類の棚には防犯カメラがいっぱいです。


しかもすべてのカメラがとらえた自分の姿もバッチリ確認できるようになっています。
「盗めるものなら盗んでみろ」とでも言わんばかりの物々しさです。

あ、物々しくはないですね。

「防犯カメラ作動中」といった表示は一切ありません。
そのかわりあらゆる角度から撮影されている自分の姿を認識させるのは 万引きの難しさを再確認させるなかなかいい方法です。

テレビスクリーンに映った自分の犯罪者ぶりを記念撮影しました。


カメラが上から目線なので、自分の姿の(実際よりも!)頭でっかち、ずんぐりむっくりぶりにショックを受けました。
マスクをした顔も予想したより人相が悪くうつって、残念です。


コメント (3)
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