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イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ソロモンの神殿、立派なのは名前だけ...それでも素晴らしい屋上からの眺望

2018年04月29日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
前回の続きです。

ソロモンズ・テンプル Solomon's Temple


丘の上からの眺めです。


ボコボコ段差のある地形なので、塔の上に上ったほうが眺望がききそうです。

この塔は 19世紀初めにデボンシャー公 Duke of Devonshire が「景観のポイント」として この場所に設置したそうです。
バクストンの町の失業者に仕事を与える慈善事業の意味もある建築プロジェクトだったそうです。



18世紀には、都市内、田舎、庭園などにまるで意味のない(役に立たない)奇抜な小さい建物 「フォリー folly」を建てるのが大流行りだったそうです。

あずまやや鐘楼、瀟洒なハト小屋などはありきたりなので、中世の城郭の塔、パゴーダ(いいかげんな東洋趣味の五重塔、ボコボコ段差のある地形なので、塔の上に上ったほうが眺望がききそうです。)不気味なグロットー(内側にモザイクや貝殻などを張り付けたがらんどうのドーム)などが知られていますが、おおくは取り壊されています。

このソロモンズ・テンプルは、悪天候の時のための避難所としての機能も考慮されて建てられたそうなので、厳密に「フォリー」と呼べるかどうか議論の分かれるところです。

(下の写真を見ていただくとわかりますが階段からジャージャー雨が降りこんで雨宿りの役にはたたなそうです。)


19世紀の終わりには雨風にさらされ、放置された塔は自然に崩壊状態。

1895年に、倒壊寸前の元のボロボロ塔が取り壊され、風光明媚な観光地の注目スポットとして、現状の塔が再建されました。

この時、ここら辺一帯の土地の持ち主のファースト・ネームから「ソロモンズ・テンプル」と名付けられました。
聖書に出てくる、古代イスラエルの最初の王様 ソロモンがたてた壮大な神殿、「ソロモンズ・テンプル」にかけた気の利いた命名です。

正式名は Grinlow Tower。

この小山の名前は、 Grinlow Hill といいます。

当時はてっぺんにユニオンフラッグを立て、入り口には樫の一枚板の扉がつけられ、窓すべてにステンドグラスがはめ込まれる豪勢な修復だったらしいのですが、それも年月とともに崩壊状態。
1970年代にはステンドグラスも扉もすべて破壊され、ふたたびボロボロ状態。崩壊の恐れもあり決ち入り禁止の塀で囲われていました。

取り壊しの可能性が高かったのですが地元住民の要請で修復が決定。1987年には現状の姿で修復が完成したそうです。

中はがらんどう。


もとからあった石の階段以外 何もありません。






鉄柵と階段の手すりは1987年の修復の時に取り付けられました。



絶景です。



駐車場の方角を見下ろせば、バクストンの町の中心が一望できます。

反対側。


前回 塔に上った時は、まわり中深い霧が立ち込め、塔の足元以外まったく眺望がきかなくて残念だったのですが、今回は大満足。

ビュンビュン風の吹く丘の頂上をしばらく歩いた後、反対側から下りてみることにします。

次々と犬の散歩に、地元の住人がその方角から上がってきます。


振り返ると、段々になった丘のてっぺんにまだ塔が見えています。


どこを見てもボコボコ。









石塀を超えて林に出ると、どうやら、ゆっくり、なだらかな坂を下りるハイキングコースが下の駐車場までつけられているようなのです。

バクストンの町が遠く下に見えています。


道しるべに、伐採した木を彫った自然のモチーフアートが数メートルごとに設けられていて....

目ざわり!(個人の感想ですが)

お、ヴェーラの小型版。


イギリスの野生動植物をテーマに観光客の目を楽しませるという工夫はよーくわかります。

自然の林は自然のままでも充分楽しめるのですが。

イギリスの他の多くの森林と同様、ここも18世紀以来の植林だそうですが。

そう悪くない、と私が思った、ホース・チェストナッツ(食べられないクリ)のイガ。


夫がゆいいつ「これはオッケー」といった種類の特定できないキノコ


私はそれほどいいとは思えません。

木彫りの連作(別々の素人作家のものだと思うのですが)なくてもいい!
目ざわりなので撤廃しろ、というほどイヤではありませんが.....



ダラダラ遊歩道を歩いて駐車場に戻るのに30分ほどかかりました。



途中で往路の階段と合流。無事駐車場につきました。
これでおしまい。

前回(一昨日)の記事のリンクです。☟
バクストンの町はずれ、ピークディストリクトの壮大な景勝地にたつお城の天守閣、ソロモンズ・テンプル

3年前に、バクストンを出発してから、ソロモンズテンプルにつくまでの大回りハイキングについて書いた連載記事のリンクも含まれています。


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バクストンの町はずれ、ピークディストリクトの壮大な景勝地にたつお城の天守閣、ソロモンズ・テンプル

2018年04月27日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
 ピーク・ディストリクトの温泉町、バクストン Buxton の町はずれにある、気楽なハイキングコース、ソロモンズ・テンプル Solomon's Temple に行きました。


バクストンはこのストックポート日報ですっかりおなじみですね。

ソロモンズ・テンプルも、3年前に、3時間にわたる長ーいハイキング・コースの終着点として訪れています。
その一部始終を、6回にわたって連載した記事のリンクを一番下に貼りました。

今回は、その時の終着点でピーク・ディストリクトにはとてもたくさんある、鍾乳洞のひとつ、Pool's Cavern のいりぐちの駐車場まで車で行きました。ストックポートの自宅から30分ぐらいです。



「ソロモンズ・テンプル」というのはまあ、簡単に言ってしまえばごらんのとおり、展望スポットにある、展望塔のようなものなのです。

住宅街の真ん中にある小山のてっぺんまで、かなり急な階段を上ります。約15分。


頂上について、イギリス北部特有の、平たい石を積んだ石壁(ドライ・ストーン・ウォール dry stone wall)で囲まれた視界の開けた場所に来ました。





見えました!ソロモンズ・テンプル。


それにしても、このぼこぼこの地形はなに!?
....と思われた方もいるでしょう。

このあたり一帯は、石灰 lime stone の大生産地だったのです。(3年前に書いたことと重複しますがもう一度)

足元にうす汚い灰色の大きな石灰石が今でもゴロゴロ転がっています。砕いた断面はまっしろです。

ぼこぼこは18世紀の石灰職人たちの住居群跡なのです。

盛り土をくりぬいて真ん中に砕いた石灰石を長時間焼く窯を据え、サラサラの粉にする作業を一家総出でやっていたということです。

家内制の重労働の時代が終わり、職人たちは生産性の高い石灰工場の工員になって、カマクラのようなこの竪穴住居群から立ち退きました。

その後長い間、雨風にさらされ 形が崩れ 草でおおわれ 人が住んでいたなごりは 跡形もありませんが、当時の歴史が奇妙な景観として残っています。








ソロモンズ・テンプルが目の前に見えていたのに、ぼこぼこ地形やくぼみを上ったり下ったり、見えたり見えなくなったりします。




イヌがいる右あたりが、下の駐車場から階段で上がってきた人たちのための入り口です。




これが、ソロモンズ・テンプル。


おっと、この写真☝は、反対側から撮ったものでした。
入口の写った全体写真を撮るのを忘れました。

謎の建築物、ソロモンズ・テンプルの詳細は明日。

3年前の記事のリンクです☟

とてもよく撮れた写真がかなりたくさんあります。(自分でいうか?)
ヒツジ他、動物もたくさん写っています。ぜひ、開けて見てください。

今回も、実はヒツジが目当てでいったのですが、この石壁に囲われた広大なエリアには一頭もいませんでした!


1回目
平日に電車でピークディストリクトに行って山歩き、出発点は18世紀の温泉保養地、バクストン・


2回目
ピークディストリクトを歩く。ソロモンズ・テンプルを目指して、バクストンを出発・

3回目
ピーク・ディストリクトを歩く・・・ 石灰質がたっぷり溶け出す神秘の河!・

4回目
ピーク・ディストリクトを歩く、ソロモンズ・テンプルがもう、見えています・

5回目、最終会
ピーク・ディストリクトを歩く・・・ソロモンズ・テンプルまでもうすぐ

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また出た、ガーデン・ノーム、一家だんらん、よそ者ノーム、商品企画に行きづまり!?

2018年04月26日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
少し長めの ピークディストリクトのウォーキング記事を予定していたのですが写真が上手くまとまらず、今回は簡単に投稿できる、おなじみスーパー マーケット、アスダ ASDA のガーデン・ノームの話題です。

 
のぼり、くだりともにエスカレーターの修理改装が完成、下からのぼってくる踊り場がいつの間にか再オープンしていました。

窓際のディスプレイも元の場所に復活。地階から上がってくる客をファンキー(なつもり)に出迎えています。

ガーデン・ノームの(ほぼ)あるべき姿で庭仕事を楽しむノームとノーム夫人に息子(孫?)ほほえましい仲良し家族の表現です。
…え、一夫多妻?しかも奥さん二人は双子?

反抗期でしょうか、離れた場所に娘(孫?)までいます。


以上、先週の金曜日に撮った写真です。

昨日戻ったら…。



ディスプレイが変わっていました。手前の頭に円盤をのせた、よそものガーデン・ノーム 2体が加わってシリーズの調和が乱れ始めています。

どちらかというとヨーロッパの妖精伝説の伝統を意識したオーセンティックな表現のノームですが、うーん、じゃま!

頭のお皿は植木鉢を置くためでしょうか、野鳥のエサも載せてもいいかもしれません。

で、となりのおなじみアスダのノームの…頭頂部ちょん切れ。


植木鉢になっているようです。
非常に苦しいアイデア商品だと思うのですが、ウケをねらって買う人はいるかもしれません。

何を植えろというのか?

店内、園芸用品売り場の小型ノームの売り場を通りました。

以前にも紹介した、宇宙飛行士のノームの芸の細かさにご注目。もう一度写真を載せる価値あり。


ヘルメットにうつった青い惑星、地球!ヘルメットからはみ出たしろひげ!(すき間!宇宙服の機能をはたしていません)


アスダのガーデンノームについて書いて以前の記事です。記事内に、ガーデン・ノームについてのうんちくを載せた、それ以前の記事のリンクも貼ってあります。☟☟。クリックして、開けてみてください。
アスダのガーデン・ノーム、パワーアップしたシリーズ化...逸脱しすぎて形骸化

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マンチェスターのイスラム教徒のささやかなビジネスに見る文化の違い!ほほえましい一例

2018年04月23日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
先週 撮った写真です。


4月半ばすぎの、クリスマス・ツリー・ディスプレイ!

ストックポートからマンチェスターに向かうバスの2階席から見かけて(時間調整のため、バスが数分間 すぐ前の停留所に停車していたのです)わざわざ下りて!写真を撮りました。

国道A6沿いの、南アジアからの移民の多い商店街。



以前にお伝えした、「パウンド~」といった店名の大手チェーン展開の1ポンド均一店、あるいは1ポンド均一コーナーにスペースを割く安売り量販店は、オリジナルの雑貨や格安のメーカー品が期間限定で売られているので、掘り出し物が見つかることもあるのです。

が、このての、「アジア人(インド、パキスタン、バングラディッシュからの移民)」が家族で経営する個人商店の品ぞろえは.....ちょっと特殊です。趣味というか、仕入れる品目というか....。

移民の多い地域に とてもたくさんあります。

レジに座っている、30代半ばに見えるヒジャブをかぶった女性に「なぜクリスマス・ツリーをショーウィンドウに飾っているのか」と聞いてみました。
「きれいでしょ。私クリスマス、大好きなの」という答え。

(ヒジャブというのは、頭から胸の下あたりまで覆う、マンチェスター近辺で見かける、信仰を実践しているイスラム教徒(アラブ系ではなく、パキスタン人)の大多数の女性が身につけているヴェイルの一種です。顔は出しています)

移民二世か三世でしょう。
パキスタン系のイスラム教徒は、概して言えば、保守的です。

イギリスで生まれ育った二世たちはイギリスで教育を受け、英語が母国語のはずですが、言葉に独自の強い訛りがあり、身のまわりの物すべての好みも特殊です。概して言えば、派手な色使い、金ぴか趣味が多いようです。

親の母国やコミュニティーの習慣や伝統をかたくなに守ってイギリス社会にとけこむ気のない人達もいっぱいいるようなのです。

(もちろん、そうじゃない人たちもたくさんいます。

十代、二十代の次の世代の若い人たちはまた全くちがうのかもしれません。家庭や個人によりますね)


イギリスは多民族国家です。
他の文化に寛容な、融合社会を目指しているはずなのですが「郷に入っても郷に従わない」移民の文化との価値観の相違がしばしば、社会的な論議のもとになります。

いくつかの都市(ここ、北部を中心に!)で起こった白人の少女たちの組織的な集団レイプやイスラム原理派によるテロ、など明らかに移民のグループに内在する価値観がひきおこす悪質な事件が話題になっています。

....といっても、ほとんどの人たちは、イギリス国民として社会に貢献する、普通の善良な人たちなのです。

こういった事件が表面化するたびに「待ってました」とばかりに白人至上主義、国粋主義者が「移民出てけ」論を声高に叫ぶ、イギリスの暗い一面...など みじんも感じさせない、あっけらかんとした、イスラム教徒女性のクリスマス感!





園芸用の土のパックがプラスチックの収納ケースの上に一つずつ載せてあるのは風で蓋がとばないように、だと思います。



Big Discount Bargain の店内。


ネコのトイレ用トレイに商品をいれて出す工夫はいいとしてもスティッカーがそのままなのはちょっと...






この店で売っていたお得な「ファット・ボール(野鳥のエサ)」6個を1ポンドで買い、次のバスでマンチェスターに行きました。
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イギリスにはめったにいないタキシードを着た紳士、ボストンテリア・・・フランスの先祖との違いを解明

2018年04月22日 09時00分00秒 | 英国のイヌ
スーパーマーケットの駐車場に珍しいボストン・テリア Boston terrier といっしょに夕陽を浴びて座っている男性がいました。


(上の写真は、外に出て撮ったものです)

日が長くなってきています。
夕方、7時を過ぎた夕暮れのスーパーマーケットの駐車場です。

ボーティ、オス。5歳。


小さいけれど成犬です。




人懐っこくて、いい犬です。

なでても手がくさくなりません。

たぶん、ボストン・テリアの実物を見たのはこれが初めてだ、と思うのですが、実ははっきりしません。

イギリスで大人気のフレンチ・ブルドッグは実に数多く見ています。

ボストン・テリアとへちゃむくれた顔がよく似ているフレンチ・ブルドッグが今ほど見慣れていない時に、ボストン・テリアを見て混同している...なんてこともあり得ます。

飼い主とボーティは、買い物しているボーティの「マミィ」を外で待っているようです。

「ボストン・テリアでしょう?」と言って近寄ると 大喜びしてくれました。

やはり、フレンチ・ブルドッグと間違えられることが多いということです。

熱烈になでなでさせてもらっているところに、女の子とお母さんが駆け寄ってきて、なでなでに加わりました。


「これ、ボストンテリアでしょ?」というお母さんに、飼い主の男性は「よくわかったね、今もその話をしてたところ」と驚いていました。

女の子とお母さんはフレンチ・ブルドッグを飼っているそうです。


ボーティが、見慣れたフレンチ・ブルドッグではなくボストン・テリアだということは直感でわかりましたが、フレンチ・ブルドッグと イギリスにはめったにいないボストン・テリアの見分け方を具体的には思い浮かべられません。

調べました。両者の違い。

フレンチブルドッグ(以下 F)は耳の先が丸く、ボストン・テリア(以下 B)は耳がとんがっている。
F は白、茶、黒白、グレー(ブルー)キツネ色と色さまざまだけど、B は基本的には黒白のタキシード柄のみ(愛称がアメリカの紳士 American gentleman)。
F は短足でずんぐりむっくりだけどBは脚が長く、胴体も引き締まっている。B のほうがプロポーションの上で頭が小さい印象。体型のため、F はガニガニ歩くが B は優雅に....だそうです。

ボストン・テリアはアメリカのボストンで19世紀の後半に完成された犬種です。
先祖には、フレンチ・ブルドッグがいるそうです。

「のらくろ」はボストン・テリアだという説もあります。


飼い主の男性の写真も載せちゃいましょう。


4月にティーシャツ、ショーツ(短パン)姿の飼い主に、タキシードで正装の飼い犬。
フレンチ・ブルドッグは脚を横に投げ出して、だらしない座り方のをすることが多いのですが、このボーティは、正座の姿勢が端正です。

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タットン・パークの観光農場、最終回 ニワトリの種類の多さにおどろく

2018年04月20日 09時00分00秒 | 英国の動物

チェシャ―のナッツフォードのはずれにある、ナショナル・トラスト所有の大公園、タットン・パーク Tatton Park の農園に行ったレポート、3回目です。



☟昨日までの記事を読んで下さい。タットンパークの他の場所について書いた ずうっと以前の記事のリンクも貼ってあります。

広大なエステートの一角のイギリス伝統の再現農場、コヒツジが、ブタが、ウシが・・・・動物なんでもおさわりし放題
タットンパーク, イギリスの食生活に偉大な貢献をしてきた 今日はブタ!

タットンパークは、珍しい種類のイギリス固有種のニワトリの飼育にも 力を入れているようです。

農場の敷地内を好き勝手にうろつきまわり、家畜の囲いの中にも出入り自由。



この農場で 一番お気楽に 楽しく過ごしているのはニワトリのようにみえます。

農園が開演中は ずっと扉をあけはなした鳥小屋もあるのですが 日中は ほっつき歩いているニワトリが ほとんど。




この場所は、日に何回か 来園した子供たちがニワトリにエサをやるスポットのようで、いつ通っても ニワトリが集まっています。


豚舎の外の干し草をいれたコンテナでくつろいでいた2羽。



農場の建物に孵化室があります。卵を温めるふ卵器と、孵化して2日、1週間、2週間目のひよこが成長の段階ごとに分けられたガラスケースの中でヒヨヒヨ
いっていました。

2日目のはふわふわで、目がくらくら するぐらいかわいい!

2週間もたつと、ニワトリとひよこの中間ぐらいの、「毛をむしられたニワトリ」に近いグロテスクな様態になります。それはそれで目が離せない面白さなのですが...


ちょうど入った時は、テーブルの前に座った子供たちのための、「ひよこ おさわりタイム」だったのです!
子供がいっぱいで、写真が撮れませんでした。

息子とガールフレンドは、子供たちを優先的に座らせた後、末席でひよこおさわりに参加していました。



☝ふ卵器から出したばかりの生まれて3時間のひな!

写真ではよくわからないのですが、小さな脚にフワフワのうぶげがびっしり生えていました。

☟左手前の脚に羽がもしゃもしゃはえたオンドリが父親だと思います。


私はイギリスのブタ(とウシ)についてはかなり詳しいのですが、ニワトリについてはあまり知識がありません。
造形的に非常に興味があるのですが。

ふ卵器で温められていた卵は、母トリに見捨てられた捨て子だそうです。

ヤギも興味深いです。


ヤギの多くは、体がくさいです。
 ワキガのようなにおいがします。

ヤギはなぜか高いところに上りたがる習性があるようです。

勝手に入り込んでいるニワトリたちと仲良しです。

ヤギ舎の柵の上でえらそうにしている、シャモのような羽毛の美しいニワトリ。



話 変わって....

裏の放牧場です。
ガチョウと...


トナカイがいます。


角の一本抜けたオスと、メスのつがい。一年に一回抜けて生え変わるそうです。



トナカイは、もちろんイギリス固有のシカではありません。アイスランドやラップランドなどの寒いところに住んでいる、クリスマス伝説でイギリスの子供たちにはすっかりおなじみの動物です。



サンタクロースのそりを引っ張るトナカイはクリスマス前に子供たちがサンタクロースにプレゼントのリクエストをする、「サンタズ・グロットー」のマスコットとして活躍するのではないかと思うのですが。

仕事は一年のうち、3週間だけ、一年のうちのほとんどを気候の温暖なイギリスでのんびり草を食む生活、悪くなさそうです。(イギリスの伝統的な農場を体験してもらうという社会科学習施設の方針から少し外れるディスプレイですが)



タットンパーク内、農場を出たところの放牧場の周りで、 新しく植えた白い花の咲く灌木を斜めに倒して柳の枝を編みこんでゆく、伝統のかご編み生垣造りプロジェクトが進んでいました。



速報;きのう4月19日は記録破りの暑さで、日中最高気温が28度前後。


洗濯ものが一時間で乾きました。


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タットンパーク, イギリスの食生活に偉大な貢献をしてきた 今日はブタ!

2018年04月19日 09時00分00秒 | 英国の動物

昨日の続きです。
タットン・パーク tatton park の、ホーム・ファーム Home Farm

豚舎 piggery の、人気のブタのディスプレイです


上の写真は、ピンクの皮膚にジンジャ―色の毛のタムワース Tamworth 種のティリー。

裏の放牧地にいたのを連れ戻されてきたところです。
豚舎の外に、心霊写真のように写っているのは私の夫です。

放牧場から帰ってくるところを目撃。外側の個別の戸口から入れられました。
私は中までまわって、自室に落ち着くところを見届けました。

その30分前の、放牧場でのティリー。


記念写真。


向かいの囲いの中(後ろ側が林で斜面)の、ミドル・ホワイト middle white のモリィです。



泥に埋まりこむように寝そべって身動きもしないティリーと違って、とても人なつっこく私たちが囲いのそばに来ると寄ってきました。
さわられるのを嫌がらないばかりか、頭をすりつけるような動作で、痒い所を掻いてくれ、と要求しているようなのです。

なでるのはお安い御用ですが掻いてやるのはどうもちょっと...バリバリ分厚いフケが爪の中に入りそうで...デッキブラシでもあればよかったのですが。



うちの夫によくなついていました。

私はその場にいなかったのですが、夫と息子と息子のガールフレンドが離れた場所から口々に「モリィ!」と呼んだところ、夫のもとに駆け寄ってきたそうです。

モリィも豚舎に帰ります。




ひしゃげた鼻が特徴のミドル・ホワイトは小さめの品種です。

日本やイギリスなどの先進国での養豚の主流品種は生育が早く、体の非常に大きなラージ・ホワイト large white(の改良種)だそうです。
イギリス原産の 世界中に拡散しているブタです。

タットン・パークにはそのラージ・ホワイトの原種のオスが1頭飼育されています。(後述)

入れ違いに放牧場に出されたのは、ブリティッシュ・サドルバック British saddlback のシエナ。


ブタの標準サイズのブタです。


オスはもっと大きいですよ。



(ホーム・ファームを出て、帰りがけに外から放牧場を見ると、ティリーがゴロンと寝そべっていたのと全く同じ黄金のスポットにシエナも寝そべっているのが見えました)


豚舎はカギ型です。



裏側です。


奥へ伸びている細長い建物が豚舎です。裏の窓からブタの放牧場がよく見えます。

生後三か月ぐらいだったかな?ブリティッシュ・サドルバックの若いブタたちです。


シエナの娘と息子です。


同じく、生後三か月ぐらいだったと思います。タムワースのティリーの娘と、バークシャー Birkshire 種の若い女の子のブタです。(今回、親は見かけませんでした)


生後3週間ぐらいの、今回見た一番 幼い子ブタたち、ラージホワイトとグロスター・オールドスポット Glouster old spots の混血だそうです。

グロスター・オールド・スポットがこの農場にいたかしら?この日、見た記憶がありません。

母ブタのお乳を飲んでいるかわいいかわいい赤ちゃんブタを見られなくて ちょっと残念でした。

他にも、この農園ではおなじみの種類の、以前見たことのある品種のブタを見かけませんでした。
いつ見てもいる、タムワースのトゥルーラは健在。10年以上、子供を産み続けています。

今回見た、唯一のオスブタ、ラージ・ホワイトのロウレンス。


離れた豚舎でずうううっと同じ態勢で寝続けていました。

牙とおおきな睾丸が男らしい、種ブタ!上の写真の子豚たちの父親です。



このかわいらしい建物は...


...なんだろうなぁ、と最初に訪れた15年ぐらい前から思っていました。
ファームの外から見える、正面です。

このすぐ裏に、ティリーのいたブタの放牧場があります。(あ、ティリーが建物の左手にチョンと小さく写っています!今 気が付きました。ね?)


農場の中に入って、ブタの放牧場側から見た同じ建物です。なんであったのかわかりました。


(☝柵の右側がティリーのいる放牧場、左はトナカイとガチョウの放牧場です。え、トナカイ?詳細は明日)

「屠殺小屋 slaughter house」として公開されていました。最近オープンしたようです。

伝統的な農場にはなくてはならない施設です。
農場の機能を子供たちに理解させるためにはかわいい動物を見せるだけでは教育効果は不十分です。(目を背けるわけにはいかない現実!)

入口に「注意!屠殺に関するビジュアルな情報が目に入ります」という標識がありました。
(特に小さい)子供に見せるか見せないかは親の判断に任せる方針のようです。



実際の屠体の展示はもちろんありませんでしたが、青く塗った壁に、実物大のブタの揺れる影がブラーン とプロジェクターで映しだされていました。

天井からはブタの半身肉、もも肉がつるされ、ブリキのトレイには内臓が、バケツには血の塊がそれぞれ模型であらわされていました。

梁からさがった たくさんの鉤が、怖かったです!そこに ずっと あった実物なのか、再現用によそから持ってきた小道具か...?

繰り返します。目を背けては いけない現実!

肉をいぶす かまどはどうやらこの場所にずっとあった、かつては使われていた本物のようです。


屠殺場の外には何も知らずに明るい外の原っぱに寝そべっている ティリーの姿がみえます。

かまどの中に仕掛けてある音響設備のスイッチがはいり いきなり、「クリスマス前にかわいがってた子ブタを殺されることになったトミーという農場の男の子と、仲良しの屠殺業者のミスターなんとかの会話劇」がはじまり とても聞いていられなくて、外に出ました。

ベジタリアンの夫はもちろん、息子も中に入るのを拒みました。

いったん私と入った息子のガールフレンドは梁から下がった鉤を見て、「もういい」と言って逃げ出しました。

明日に続きます。

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凶暴なピーマン

2018年04月18日 09時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある
昨日に引き続き、タットンパークの動物たち(ニワトリ、ブタ)についてお伝えするつもりでしたが、インターネットコネクションの調子が悪く、写真の処理が上手くいきません。

....というわけで、急場しのぎにお届けする、凶暴な赤ピーマン。

怒っています。


あるいは.... .



日本では今、パプリカっていうんでしたっけ?緑のは依然として、「ピーマン」ですよね。同じ種類なのに呼び名が違うのはなぜ?

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広大なエステートの一角のイギリス伝統の再現農場、コヒツジが、ブタが、ウシが・・・・動物なんでもおさわりし放題

2018年04月17日 09時00分00秒 | 英国の動物

久しぶりに、タットン・パーク Tatton Park を訪れました。

 

ストックポートの南西、チェシャ―のナッツフォード Knutsford の町はずれにあるナショナルトラスト所有の大公園 です。

今までに何回かストックポート日報 でも取り上げています。2016年6月1日の記事リンクを貼りました☞ タットン・パークの庭園総集編、イギリスといえば、やっぱり樫の木・・・他

この回に、それ以前に載せたタットンパークに関する記事すべてのリンクも貼ってありますので、ぜひ開けてみてください。

今回訪れたのは、ホーム・ファーム Home Farm



1930年代の、典型的なイギリスの農場を再現している、生活史博物館のようなアトラクションです。


呼び物は、動物!!!(建物の写真はほとんど撮りませんでした)

子供たちが小さかった時には動物を見に、さわりに、匂いをかぎに、1年に1度は訪れていた私たちですが、ここ3年ほどご無沙汰でした。

今回はもう小さくない上の息子とそのガールフレンドを連れて、雨もようのどんより曇った週末に 久しぶりの再訪です。


動物とのふれあいを提供するだけでなく、1930年代から50年代のイギリスの比較的規模の大きい農場の機能を再現する、生きた歴史博物館としての設備も充実しています。

入場料は大人が 7ポンド(1,075円)。高い?いえいえ、その価値は十分にあります!

イギリス固有の羊毛用のヒツジ各種を飼育しています。




コヒツジの生まれる季節、ラミング・シーズンです!





イギリス中、ちょっと町の外に出ると どこもかしこもコヒツジでいっぱいです!

ふつうの放牧場のヒツジたちは、皆とっても怖がりです。
中には好奇心旺盛な、おちゃめなコヒツジが寄ってくることもあるのですが、警戒心の強い母ヒツジがすぐに呼び寄せてしまい、そばによるチャンスはめったにありません。

その点、ここは 観光(教育?)農園ですから 母ヒツジもコヒツジも仕事と割り切っているのか、完全にリラックス。
おさわりし放題。





農耕馬シャイヤ・ホースが 散歩から帰ってきました。


馬房に帰ります。


左側が、再現された農場の管理人(邸宅の雇人です)一家が住んだ家、そして右側は農園事務所です。


1930年代の農家の内部が丁寧に再現されています。

入ったところ。


入口の左。


かなり広めのパントリー兼スカラリー(洗濯や食器洗いをする場所です)。物置や、洗い物、洗濯をする部屋だったようです。

二階の子供部屋。


かなり狭い、夫婦の寝室。


階段の踊り場から、入り口を見下ろしたところです。


左に見えているのは、大きな調理用暖炉のある、台所兼居間。


ヒツジの囲いに戻ります。





かわいい!かわいい!

タットンパークの広大な敷地内にはものすごい数のヒツジ各種が放牧されています。
ここに一時的に集められたのは、ごく一部。

イギリス各地のいなかでよく見る改良種の畜肉用ヒツジではなく、すべて、純血種のイギリス固有のヒツジです。

農業のあり方が採算重視に傾きがちだった戦後の一時は絶滅しかかった種もあるらしいのですが、一部の篤農家や、ナショナル・トラストの努力によって着実に頭数を増やしているようです。

ヒツジだけではなく、ニワトリとブタの現在稀少なイギリス伝統種の飼育繁殖にもたいへん力をいれています。

ニワトリも、ブタも(そしてウシも)短期間で効率よく育ち、卵をたくさん産む改良種の飼育が主流になり、古くからの品種が長い間忘れ去られていたのですが、大丈夫!絶滅を逃れた古来種のいくつかはこのタットン・ファームで元気に子供を産み続けています。



子の牝牛は、red pollという、絶滅を免れた貴重な品種だそうです。


脚の付け根に手術の後の毛ぞりあととくっきり縫い目がありました。

この囲いにはレッド・ポルがもう1頭いました。


農場の入り口近くのヒツジの放牧場にいたのはメスのシカ!


親シカに見捨てられ、ヒツジに育てられたことで一躍有名になった人気者のシカです。

10年以上前、テレビで取り上げられ有名になりました。
乳兄弟のコヒツジと切っても切れない仲になり、乳離れしてからもシカの群れに戻るのを拒み ヒツジたちといっしょに農場の囲いの中に住むことを選んだ、自分をヒツジだと思っているシカ!

その後、親友のヒツジは死んでしまったということですが、まだヒツジの放牧場にいました!!

ナショナル・トラストが運営する、広大な敷地を持つ多くの庭園、邸宅には多くの半野生のシカが放し飼いにされています。

かつて邸宅の持ち主だった貴族の一家がシーズン中たくさんの宿泊客と狩猟パーティを開くための獲物として確保されていたシカたちの子孫です。

現在でも昔ながらの景観の一部としてシカが飼育され続けているのです。(数のバランスを保つためにスポーツとしての狩猟の習慣が廃れた現在、増えすぎたシカは定期的に射殺されているそうです)

次回に続く。

こんなに撮ってどうする!?というぐらい写真をたくさん撮ってしまいました!
農場の動物となるとみさかいがなくなります。

何回かに分けて、載せます。



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町の中にある昔ながらのパブ!完璧に保存された戦前の内装、今では貴重なイギリス伝統のパブ

2018年04月15日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
ストックポートのタウンセンターにある、目立たない小さなパブ、  Swan with Two Necks


チャリティ・ショップ(収益を独自の慈善事業運営に活用するため一般の人からの寄付品を売る店)、キャッシュ・ジェネレーター(携帯電話やコンピューターなどを即金で買い取って売る店)、1ポンド均一コーナーのある安売り店、それに閉店した店舗 がならぶ、どちらかというと 景気の悪そうな通りにあります。



となりのとなりは見事なアールデコ建築。
1920年代から 30年代にかけて建てられた建物が多く残る、なかなか 楽しいエリアなのです。

で、パブ。
1921年の建設、第二級保存指定建築です。
前から入ってみたかったのですが、ここも例によって「地元パブ」、 お酒の飲めない女性の私がひとりでフラッと立ち寄るには少々敷居が高いのです。

先週、用事で一緒にストックポートに行った夫と初めて入りました。


実は夫は、2007年の「屋内徹底禁煙法」が施行される前、週末の午後、小さかった息子2人を連れて入ろうとして店先で断られたことがあるそうです。
「子連れの入店禁止」だったそうです。

当時、中はたばこを吸う男たちでいっぱい。もうもうとした煙で先が見えない状態で、子連れじゃなくてもごめんこうむる!と言いたくなるような感じ悪いパブだったそうです。



今ではカウンターで、ラテやカプチーノなど、イタリアのエスプレッソ・コーヒーが注文できる軟弱さ!
若いバーマンもにこやかで好感度満点。

今でも子供の入店禁止、かどうか 聞くのを忘れました。

ストックポートのタウンセンターに醸造所のある、ロビンソンズ Robinson's の直営店です。(以前にもストックポート日報でお伝えした、名所ユニコーン・ブリューリーについてはまた書く機会があるかもしれません)

カウンター下に内蔵した、アルミの樽とポンプが直結。新鮮な地元の銘エールがシャーっと出てきてグラスを満たします。



飲めなくて残念です。私は「レモネード」を注文しました。


レモネードというのは、セヴンアップやキリンレモンのような無果汁の炭酸砂糖水のことです。

もちろん、現在 どこのパブも喫煙禁止。

間口がせまく、奥行きの深い「ウナギの寝床」式の伝統的な町なかパブのつくりなので、今でも換気はひどく悪そうです。


で、お分かりいただけるでしょうか......



今回、わざわざ写真をいっぱい撮って、ストックポート日報 に載せた意義を!
内装が、戦前からほとんど変わっていないのです!

入り口扉とほぼ同じ幅のカウンター前のスペースは、夕方には立ち飲みの男性がいっぱいで、身動きもできなくなるでしょう。

実は、この上の写真を撮った時は3杯目。

私が写真を撮っている間、カウンターそばで立ち飲みの夫と仲良く話をしていた このおじいさんは 毎日午後やってくる常連客だそうです。

奥。


屋号の双頭のハクチョウのステンドグラス。


二階に上がる階段と吹き抜け。


外観写真でわかるように、3階建てです。
上階は、パーティーや会合のためのスペースらしく、立ち入り禁止になっています。



私たちが腰を落ち着けたのは、壁に窓のないカウンターのとなり奥の部屋。


天井の明り取りの窓と、あまり照明効果のない4隅の間接照明だけが光源ですが、意外と明るかったのが驚きです。
どんより曇った日でした。

軽食を注文しようとしたのですが、3時過ぎていて、ラスト・オーダーをミスしたとのこと、残念がっていたら、奥のカップルが、食べきれないのでよかったらどうぞ、とチップス(厚切りのポテトフライ)2種類をわけてくれました!普通のと、カレー味。

これは普通のほう。


アールデコ風暖炉!


伝統的なパブによくある、ジョッキや、馬具、飾り皿などの真鍮の飾りコレクションが、レトロです!

落ちてきそうで不安です。


すみのスピーカーからは70年代ロックが流れていて、うちの夫や、奥のカップルはご機嫌でした。


昔は上級の客を通した部屋のようです。
ウエイターを呼びつけるためのボタンが壁のところどころに残っています。


声の通る管はふさいであるそうですが、現在でも使える状態なんだそうです。(チップスをくれた常連客カップル談)

「檻」に入った電球に注目!



高い建物に囲まれた中庭(煙草を吸う客が座って飲むスペース)に面した部屋が奥にもう一つありました。


...うーん、この部屋は1980年代調の懐古趣味で、今ひとつです。もしかしたら一度モダンに改装して、いいかげんに、ビクトリア時代風のニセ暖炉など設置して時代調に戻そうとお茶を濁しているのかもしれません。

もう一つ、思いっきり庶民的な、通りに面した部屋!


ところどころ、60年代調でしょうか、テーブルとか椅子とかバー上の鉄の格子(グラスをしまう棚;上のカウンターの内側の写真を参照)とか。

上のほうに載せた、カウンタ―の写真の、左側にちょっと写っている、バー直結の 気の置けない、男性たちが汚い言葉を使って思いっきりはしゃげるスペース。

入り口の写真を見ていただけばわかるように、正面と左側に二つドアがついています。
左側のドアを開けると、この表に面した明るい小部屋に直結です。




女性連れ、観光客など一見さんは、私たちが座った窓のない「比較的上品な部屋」に落ち着くのが賢明なようです。
奥のニセビクトリア調は、時間によってはグループ客が占領していそうです。
あるいは、飲める男性なら、立ち飲みでカウンターそばで軽く、もパブ気分が満喫できていいのでは?

ところで、イギリス中、どこのパブもほんの15年ぐらい前まではこんな感じだったんです!

煙モクモク、子供連れお断りは感心しませんが、居心地よくくつろげる小部屋スペースの数々、木のパネル、真鍮の飾り、けばけばしいじゅうたん、座り心地の悪い浅い椅子、懐メロ、知らない人同士と気楽に会話、食べ物のおすそ分け...

本当に本当に、イギリスのパブって、こんな感じだったんです。

現在、多くのイギリスのパブの多くはおしゃれなラウンジ風、コンチネンタル風、ワインバー風、カウントリー・コテージ風、くだけたものは明るい、日本でいうファミリーレストラン・チェーン風に改装されてしまっています。

若い人、家族連れにアピールするためでしょうね。
たしかに、女性だけでも気楽に入れる明るい雰囲気は歓迎です。

火災予防条例や保健衛生法の適応やメインテナンスの容易さなど考えたら仕方のないことかもしれませんが....

こういうところに入りたかったら、お酒も飲めるカフェやレストランに行く!と言いたくなるような変貌ぶり。


例に挙げるのに最適な、うちの近所の(つまり、地元)パブ Lady Brook。


うちの夫が2階宴会スペースを借り切って、何年間もジュニア・チェス教室を開いていました。

息子たちの学校と、ブラモル・パーク Bramhall Park のすぐそばにあります。

最近命名、「カエル池」のある、ハッピー・ヴァレー Happy Vallyの散歩道もすぐそばで、散策の帰りには必ず寄ることにしています。(レディ・ブルックというのはハッピー・ヴァレーを流れている小川の名前です)





どうでしょうか?(感じはいいけど つまらないでしょう?)

ちなみに建造年代は1930年代後半。

可もなく不可もなく、のおしゃれで家庭的なインテリア。明るく、広々したオープン・スペースも近ごろのパブの特徴です。

ちょっとしゃれたプレゼンテーションで出てくる、定番のイギリス料理をファミレス風マニュアルで作って出しています。
特別おいしくも、もちろん決してまずくもありません。

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ストックポートのバミューダトライアングル

2018年04月14日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
おなじみの、ストックポート・ヴァィアダクトの下にある、ストックポートタウンセンターのバスターミナルの気になる謎の一角。


いえ、別に、気にするようなことでは決してないんでしょうけど、必然性が気になる、短いガードレール。


不完全なバミューダ・トライアングルを形成しています。



このタイプの「ガードレール」、日本では歩道脇に設けられているのをよく見かけますね。

英語でバリアー barrier と言う歩道脇の「柵」もあるところにはあるのですが、文字通りの鉄柵(上の写真のガードレール外側の黒い柵)がほとんどで、こういう緩衝タイプの見苦しいのは 本当にめったに見かけません。


ガードレールがガードしているのは、いったい何?

そばに立つ、ぶっとい柱は....


ものすごく高い、街灯。
強制収容所のサーチライトかなんかのような強烈な白い光を放つ白熱灯。

背景は、ストックポート・バイアダクト。

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木が芽吹き、生命が誕生する春、イースターの本当の意味を実感!

2018年04月11日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
川沿いの遊歩道、ハッピー・ヴァレーの、雑木林の入り口にあるカエル池(勝手に命名)。



先週の続報です。

月曜日、オタマジャクシの様子を見に戻りました。

いた!



うじゃうじゃ。



魚やヤゴや鳥の餌食になることもなく、孵化した場所にまだそのまま、それにしても ものすごい数です。




川を渡って反対側を歩きます。

  自然の遊歩道なのですが、川の浸食を食い止めるための、遊歩道の舗装と護岸工事が始まっていました。

左手は、牧草地。





住宅街の中の、小規模な農業地帯です。

牧草地の向こうは、住宅地。

今年初めて見た春の子ヒツジ spring lambs。けっこう成長しています。


3月に生まれた、マーチ・ラムだと思われます。

まだ寒い3月、仔羊の生まれる、ラミングの季節の始まりです。



遊歩道には倒木がいっぱい。

比較的新しい、造形的な逸品。




枯死した木かと思いきや、春の芽吹き



木の芽がふくらみかけています。

植物の生命力にはいつも本当に驚かされます。



カエル池には目当てのカエルが、たった一匹しかいませんでした。


何百万匹ものオタマジャクシの両親はどこに行ったのでしょうか。

扶養義務がないのがカエルの家庭の気楽なところですね。

ちょっとめんどう見きれない子供の数ですが。


イギリスの牧羊業は、以前にも書きましたが、コヒツジの畜肉生産が目的です。
オスの仔ヒツジは、タネ羊を残して、冬の終わりに母ヒツジが再び妊娠する前にすべてされます。

母ヒツジと離されることなく、のんびり穏やかな 短い一生を幸せに過ごすはずです。

ほとんどの羊毛は 廃棄されるそうです。壁や床下に詰めるための断熱材として 二束三文で売られることもあるようです。

羊毛用の特殊な種類のヒツジは、スコットランドやレーク・ディストリクトなど、限られた地域で飼育されているようです。
夏に毛刈りをするのは、ヒツジの健康のため。






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イギリスの桜、季節感があやしいけどそれでもうれしい春の訪れ、花の盛りは過ぎたけどそれでも数で勝負のラッパ水仙群生地

2018年04月10日 09時00分00秒 | 英国の木々と草花
春ですね。

春といえば、桜。


上の写真はまちがいなく「桜」です。
夏の始まりに、どす黒い大きなサクランボがぼとぼと落ちて、毎年道路に赤いシミをつけます。




日本人の私には、樹木に咲く、ピンク色の花はたいてい「桜」に思えるのですが、実は違うらしいのです。
ナシやリンゴの花は花びらが白いのですぐにわかりますが.....

品種にもよるそうですが、アーモンドのはなびらも 薄いピンクなのだそうです。

夏が暑くないイギリスでは実のなることがあまりないらしいアーモンドも けっこうイギリスの町なかに植えられているそうです。

今、うちの近所で花盛りのこれらは....桜ですよね?








私にはどれが桜でどれがアーモンド、あるいは全然違う花なんだか、ちっともわかりません。

みんな桜ということにして、春の訪れを楽しむことにします。




毎年、ストックポート日報 に書いているので「その話はもう聞いた」と思われる方もいらっしゃるかも知りませんが、また書きます。

イギリスの桜は、なかなか散りません!

日本人が桜の花に見る美学「美しく咲いて潔く散る」はここでは通用しません。

一本の木の花が、2か月も咲き続け、枝にくっついたまま、しおれ、黒ずみ、雨に打たれてぼたぼた落下する未練たらしさ。

それに、まだ寒い2月ごろから6月の初めごろまで、一本の樹がピークを過ぎたら次が花盛り...と時期をずらしローテーションを組んで、「桜(もどき?)」の季節が実に長いこと楽しめるのです。

季節感に乏しいのと、開花時期のありがたみが薄いのが難点です。

                    


この時期を待っていたのです!


評判の悪い、赤やけした肌をさらす木彫りのフクロウ、ヴェーラのいる「ケールグリーン自然保護区域」。
すっかりおなじみですね、うちの近所の、住宅街の真ん中の小さな空き地。

実は、イースターを彩る花、ダフォデイル(ラッパ水仙)の美しく咲く盛りは かなり前に過ぎていますが、今が 数で勝負、の盛りでしょう。


今回は、住宅街の真ん中にあることを強調した写真を撮ってみました。


じゃまっけな交通標識がドカンと真ん中に入っていたりします。







クロッカスと同時に咲いていた、早咲きのダフォデイルが今が盛りの後発隊と同時に頑張っています。ちょっとくたびれかかっていますが、迫力ある「数を増す」効果抜群です!

スノードロップ → クロッカス → ダフォデイル と続き、初夏はブルーベルの開花ではじまります。数は少ないのですが。


日本では新学期、新学年の始まる春ですね!
イギリスの学校はまだもう一週間イースター・ブレイク(春休み)です。

その後、もう1学期(夏学期 summer term)ありますが、16歳の春(誕生日前の人は15歳)に全国統一の高校卒業程度の学業資格試験を受けたら うちの息子たち最終学年の生徒は学校に行かなくなります。

うちの息子は、すでに入学許可をもらっている地元のシックスフォーム・カレッジに9月から かよいます。
シックスフォーム・カレッジは、大学入学試験資格、あるいは職業資格の準備をする教育機関です。(授業料は無料)

ちなみに、卒業式も入学式もありません。


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アスダのガーデン・ノーム、パワーアップしたシリーズ化...逸脱しすぎて形骸化

2018年04月09日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
ストックポート・タウンセンターの、庶民的なスーパー、アスダ ASDA の薄気味の悪い ガーデン・ノーム garden gnome、続報です。

2階にあるスーパー店舗の入り口、本来の上りエスカレーターは、まだ改装工事中ですが、下りエスカレーターを上りに替えて操業中。


はい、窓際のノーム一家のディスプレイ、復活です。


以前に、アスダの薄気味の悪いガーデン・ノームについて書いた記事のリンクです☟
ガーデン・ノームによる販促・客引き、効果なし?スーパーマーケット オリジナルの薄気味悪い季節限定バージョン

ガーデンノームについてもちょっと触れています。伝統的なガーデン・ノームの写真もよそから借りてきて載せていますので、見てください。

その後、見つけた、変質的なイースター・バニーバージョン(これも、その後の続報でふれています)


実は、まだあったんです。

ユニコーンの着ぐるみ、恐竜。


一番上の棚の右端のは 伝統的な庭仕事にいそしむ 植木鉢とスコップを持ったノーム。


右のほう、ちょっと見にくいですね。仲良し、サッカー、おばさん、常夏観光客(この下と一番上の写真を見てください)デッキチェアー...


箱に立てて売られている スティックの先についた4センチぐらいの 植木鉢に差すタイプの伝統仕様ノーム(1ポンド50ペンス=230円)は悪くありません。


下段に行くにしたがって、仕様が怪しくなっていきます。

赤ちゃん、海賊、人魚、衛兵、サッカー選手、宇宙飛行士、ダンベル体操....何でもありのようです。

窓際の客引きディスプレイの大型版は 28ポンド(4,200円)と 20ポンド(3,015円)

園芸用品売り場の小型版は(棚の写真)それぞれ 6ポンド(904円)。


棚の端の販促用ディスプレイには、サッカーのワールドカップ、イギリス人のあこがれの 「暑い国での海辺の休暇 」がテーマの、季節をさきどりプロモーション。

衛兵を置く意味は?....わかりません。



こうなると、もう「ノーム」じゃないです!


ガーデン・ノームの特徴は、とんがり帽子、ずんぐりむっくりした白髭の小人、だんごっぱなで、とがり耳。一つでも欠けると、ただのずんぐりむっくりフィギュアです!
だんごっぱなと顔立ちの相似(と言うか、みんな同じ顔!)で白髭+ とんがり帽子の伝統ノームの家族ってことにして(?)シリーズ化。

調子に乗りすぎ。


友達の車に乗って、町はずれの、インテリア用品量販店に付き合いでいきました。

そこは、キッチュの殿堂でした。

アスダのに比べるとまだ多少は伝統を踏まえた、恥ずかしいガーデン・ノーム・ジョーク(おもしろくないけど)を発見。






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新製品‼ ピンク色のぷよぷよ肌、裸のブタ!皮のないソーセージ!

2018年04月07日 09時00分00秒 | 英国の食べ物、飲み物
ずいぶん前に買った、ソーセージのパックです。



へック Heck というヨークシャーの家族が経営する、グルメソーセージのブランド、近ごろ人気です。

パッケージもかわいい。

刺激的な製品名...裸のブタ肉 Naked Pork とは何か!


画期的!薄い皮に入っていない、ソーセージの中身!!

最近、売り始めたようです。

このヘックのソーセージはどのバラエティも、お値段がかなり高めです。たいてい 450g 前後で、3ポンド(460円)以上します。
今まで、買ったことがなかったのですが...。

もとの値段が2ポンド、賞味期限が近付いていたためか、1ポンド46ペンスにまで下がっていました。

買うしかない。






そうそう、イギリスのソーセージは、普通こんな状態でつながったまま、パックに入って売られています。


上の写真は ヘックの製品ではなく、スーパーの自社製品、お手頃です。

豚肉の割合の高い、カンバーランド・レシピのものだったと思います。
(カンバーランドは渦巻き形状の細ーくて長いもので知られています)

の豚肉と、脂と 小麦粉、ハーブやスパイスが薄い皮に入っていて、ねちょねちょ、にゅるにゅる。

昔は、ブタの腸に詰めていたそうです。日本では太目のソーセージのことを「腸詰め」って言っていましたね。

ソーセージとソーセージのつなぎ目はねじってあるだけ。
長い長い筒状の皮にたくさんの「裸のブタ肉」のかたまりが間隔を置いて 詰まっているんです。

地方固有の数限りないバージョンがあります。

肉の挽き方や各材料の割合が違ったり、特殊なスパイスがはいっていたり、リンゴやネギが入っていたり....スーパーで売っているものだけ見ても、目がくらみそうなぐらい多彩です。奥が深いイギリスのソーセージ道。

ソーセージは間違いなくイギリスの国民食で、肥満と成人病の原因のひとつでもあります。

...そういえば、昨日から 一定以上の割合で砂糖を含む清涼飲料に課税される、通称 「デブ税 fat tax 」と言われる、砂糖税 suger taxが施行され始めたのでした!この話はまた改めて...。


さて。皮のないないソーセージ、どうやって食べようか、と考えて....

定石どおり、ただ焼いて目玉焼きと食べる。


火が通りやすいように、平たくつぶして焼きました。



普通のソーセージの皮から中味を絞り出して、鶏や七面鳥をローストするとき、おなかに詰める人もいます。

イタリア風、スェ―デン風のミートボールは牛肉を使って作りますが、ソーセージの中身を丸めて、ローストするイギリス特有のソーセージだんごもテレビのお料理番組で見たことがあります。

形を変えれば、ポークバーガーにもなります。

最初から、「裸のブタ肉」のような 皮に入っていないのを買ってくれば、らくちんですね。

ハーブやスパイス、小麦粉の入ったブタのミンチ、と言っていいでしょう。

ピザやラザーニャに使う調理例もパッケージに紹介されています。


ソーセージ・ロール sausage roll ってご存知でしょうか。


パイ皮に、ソーセージの中身=裸のソーセージが詰まった、軽食、スナックの決定版。
どこのベーカリー(パン屋、ケーキ屋)でも熱々を売っています。

イギリス中、どこの町にもある、チェーン展開のベーカリー、グレッグス Greggs で食べたソーセージ・ロール。


最近 グレッグスはコーヒー、紅茶といっしょに店内で売られている菓子パンやパイ類などが座って食べられるよう、テーブルを設けて 評判になっています。
買ったパンを食べられる、充実した喫茶コーナーを設けた焼きたてパン屋なんて 日本では20年以上も前からおなじみですよね。

グレッグスの喫茶コーナーは 店内に 窮屈に並んだ椅子と細長いテーブルがあるだけ。(ない店舗もあります)
しかも紙コップに紙ナプキン使用。あまりゆったりした空間とも言えませんが、ベーカリーが 買い物や観光の途中にちょっと一息、お茶休憩、あるいは軽い昼食がとれる場所を提供するなんてイギリスではかなり画期的なことなのです。

よく火の通った「裸のソーセージ」がサクサクのパイ皮に包まれたソーセージ・ロール、イギリスに来た日本人の皆さまにぜひ試していただきたい、おすすめ「イギリスのスナック」です!


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