イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

最近みつけたコンセプトとグラフィックがキッチュな、なんだか不思議な新製品

2018年05月31日 09時00分00秒 | 気になる製品、気になるデザイン

スーパーマーケット、アスダの健康食品売り場で見つけたプロテイン補給食品のパック。


筋肉もりもりムースがイメージキャラクター!思わず写真を撮りました。

よくある牛乳や水で溶かす粉末タイプの「プロテイン・ドリンクのもと」、かと思っていたら...
写真を見て気づきました。
ハイプロテイン・パンケーキとマグ・ケーキのもと、でした!!

マグ・ケーキ mug cake というのは今大流行のケーキの材料をマグカップに入れて電子レンジでチンすると ふっくら もっこり焼きあがるお手軽「カップケーキ」みたいなお菓子です。

筋肉もりもりになりたいマッチョな若い男性が1人でパンケーキやマグケーキを作っているほほえましいようすを想像するのは楽しいですね。

お相伴で筋肉もりもりケーキなど食べたがるガールフレンドや妻、母などはたぶんあまりいないでしょう。

プロテイン補給食品がものすごく売れています。シリアル、ドリンク、チョコレートバーまでたんぱく質強化をうたっています。
日本ではどうでしょうか。

国営放送BBCの消費者啓もう番組のレポートによると、イギリスのほとんどの成人男性はすでに日常、たんぱく質をとりすぎだそうです。

その上むやみに補給食品を摂取するのは、「健康上百害あって一利なし」だと栄養の専門家が言っていました。
スポーツや筋力トレーニングで体づくりが必要な場合、資格のある専門家の指導のもとにたんぱく質補給をするように、とも言っていました。

それにしても、ムース!(私は大好きなのですが!)精力がやたらに強いらしいのですが!筋肉もりもりで男らしいキャラクターとしてどれだけ男性消費者にアピールする魅力があるのか!?


もう一題。

おなじみ IMPERIAL LEATHER のバス・クリーム/バブル・バス(アワのたつ入浴剤)のおいしそうな香りシリーズ、今回はマシュマロ。


前回、載せた、ベーカウェル・タートとバナナの香りの入浴剤の話題は、イギリスのお菓子カテゴリーに分類しました。☟リンクを開けてみてください。☟

人気のお菓子、ベーカウェル・タート、チェリーがあるとかわいさ倍増、限定販売入浴剤もあり


500mlで1ポンド(約143円)。

ベーカウェル・タートとバナナの香りは、かなりリアルにというか むしろ大げさに強調して人工的に再現されてありました。でも、マシュマロは、といえば...。

マシュマロに香りってありますか。

マシュマロの味は なんとなく甘い印象。外はさらっと中はもちっとしたテクスチャーと、口に入れるととろける舌触りはかなり強烈ですが、香りは全く印象に残りません。

「マシュマロの香り」の入浴剤なんて企画したのだれ?!?
特徴のないただの砂糖のあまい香りでした。強いて言えば縁日の綿あめやのような...?

前回のベーカウェル・タートとバナナと同様、思いっきりどぎつい彩色でけばけばしく表現したボトルのイラスト!あまりおいしそうには見えませんが、お風呂に入れて体を浸したい!という欲望を確かにそそります(よね?)

入浴後も体にほんのり甘いいいにおいが残ります(例によって、すすぎません!)。


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発見!いわれが気になるパイナップルののったビル

2018年05月30日 09時00分00秒 | マンチェスター
先週の火曜日の写真です。

マンチェスターのシティーセンター、おなじみのノーザン・クォーター Northern Quarter を歩いているとき、突然目に入りました!それまで、ぜんぜん気が付きませんでした。見慣れた19世紀の建物正面のてっぺん...


ズームで撮影しました。パイナップル!


マジョリカ焼きの陶器製のように見えます。遠くてよくわからないのですが。

イギリスの19世紀の建物の装飾には、カラフルな釉薬を使った、鮮やかなマジョリカ焼きのアールヌーボー風タイルが使われることがよくあります。

パイナップルは、南国からエキゾチックな果物や植物が次々と持ち込まれ始めた17世紀以来、ヨーロッパではおもてなし、豪奢、友情のシンボルであり、長旅から無事戻るおまじないにも使われるそうです。

今でもホテルの豪華客室に歓迎のしるしにおいてある果物かごの盛り付けの真ん中にほとんど必ずパイナップルが鎮座している(南国のホテルに限らず)のはおもてなし、歓迎のシンボルの名残だ、と聞いたことがあります。

アメリカの特に南部では、ドア・ノッカーに使われることもあるとか。

マンチェスターのこのレンガ建てオフィスビル、重厚な古い建物が集中して残るThomas Street と High Streetの角にあります。一階はカフェ、とバーベキュー料理のテイカウェイ(持ち帰りレストラン)。

建てられた当時は何に使われてたんだろう。ホテルかな。


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バクストンのブルーラグーン、地理学の神秘!美しく危険な採掘ピットの青い水をめぐる安全意識、国民性の違い

2018年05月28日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
きのうの続きです。
ピーク・ディストリクトの地理学の神秘!ブルー・ラグーン・オブ・バクストン Blue Lagoon of Buxton


この美しい「ラグーン」の正体は石灰(ライム・ストーン)を採掘したあとの深い穴(ピット)。
底の石灰の結晶が 空の青を反射して たまった雨水がターコイズブルーから群青まで多彩なグラデーションの青に見える、稀有な自然現象!

白い砂浜のように見える、水をかぶっていない部分は、すべて石灰です。


この場所の正式名は Far Hill Quarry だそうです。帰宅して、グーグル・マップを見て知りました。(Quarry というのは鉱石や石の採掘場です)

バクストン Buxton 郊外の、広大な緑の丘陵地に工場や倉庫などが点在する Harpur Hill Industorial Estate という産業工業地区にあります。

ドブネズミ色の「屏風岩」を背にした側が、☝の写真。もっと後ろに引いて、いびつな四角の「ラグーン」の全貌が見えるところまで移動して....



上の写真の右側あたりに落ち着いて、持参したサンドウィッチとサラダのお弁当でピクニック。




後ろはこんな風。


地面がすべて、じゃりじゃりした石灰でできています。



私たちが30分以上座っていた場所からの眺めです☝。


私たちが腰を落ち着けたのとほぼ同じころ、写真右手にある住宅街のあたりからやってきた 若い女性の3人連れが、白い突き出た岩に座って同じくピクニックを始めました。(実は真ん中あたりに小さく写っているのですが)

遠くに離れているこの人たちの声がけっこうよく響いて聞きとれたのが不思議です。
ポーランド人のようでした。(いえ、ウクライナ人か、ロシア人かもしれませんが言葉が判別できません)横の岩でロッククライミングをしている人の声もよく聞こえました!

前回も書いたように、この美しいたまり水はアルカリ度が漂白剤原液やアンモニアと同じぐらい高く、水に入ると大変危険なのです。

天然の汚染水なのです!

それでもあまりの水の色の美しさにひかれて、考えなしに水に入る(飛び込む、泳ぐ、浅い場所で水に浸かる、水しぶきを立てる)人たちが毎年後を絶たないんだそうです!



そのため、過去に夏に市当局が水を黒に染めたことがあったのです。
水に入る気が失せるような、不気味な黒い水の効果はばっちり!



☝の2012年の黒染め写真は地元の新聞のウェッブサイトから勝手に転載しました。

ただし、雨が何回か降った数週間のうちに染料が薄れ、もとのターコイズ・ブルーに逆戻り。
費用と手間がかかりすぎて、それ以後このまま放置されているそうです。

柵も囲いも設けないのが不思議ですよね!ね?

しかも、ここに実際に来るまで気が付かなかったのですが、ピットのまわりにただのひとつも、警告看板がないのです!!!!!!



(昼食がすんで、一休みしたあと、ぐるっとピットの周りをまわって、反対側から丘を下りることにします)



(☝滑り台のように水面に滑り下りる道がつけてあります!撮った写真を見て気が付きました。斜面になったピットの内側のがけにモーターバイクで乗り回したタイヤの跡があります!!)

やはり警告看板は見渡す限り、どこにもありません!
これでは、「水が危険」だということを知らずに水に入る人がいても不思議ではありませんよね!?

ピットのある丘に続く遊歩道(昨日の記事参照)と、帰り道の通りかかった反対側の囲いの入り口には警告看板がありましたが.....


水に飛び込みたくなる、かんじんのスポットにないなんて!

すり鉢状の穴で、(場所にもよりますが)断崖絶壁のスリルは感じないのですが、片目が見えないうちの夫は足元の段差がよくわからないらしく、うっかり踏み外してじゃりじゃり石灰とともに一気に滑り落ちて漂白剤だまりにドボン、という事態をおそれ、穴のふちには決して近寄りませんでした。

私がそばによってのぞき込むのも ものすごく嫌がりました。

柵がないのがほんとうに不思議、でしょう?









「危険な場所には、柵、囲い、警告立て看板を立て巡らせる」日本の状況になれていれば まず信じられない安全管理のずさんさです!

ええっと、ずさんと言ってもいいのか?

もしかしたら、日本でいう「自己責任」、安全管理はあえて危険を冒す人の良識、判断に任せる「大人の社会」のあらわれと言ってもよいのかも....?


警告しても、水に入る人は入るのでは? 柵があっても、どうしても入りたい人は乗り越える?えっ、日本人はそんなことしない?

日本でおなじみの景観、眺望ぶち壊しの、柵囲い、警告、注意書き、禁止事項看板も、やはりそれなりの効果があるのでしょうか。



おりやすいスポットを見つけて、一人で水のそばまで行ってみました。
ドブネズミ色の岩がゴロゴロ地帯です。




水に浸っている部分の岩は白く漂白されています!
水位が下がって水面上に出てきた岩に漂白された色の境目がくっきり!

ピクニックをした場所が対岸に見えている、草に覆われた快適な平らなスポットを見つけたので、また一休み。


水面がけっこうそばに見下ろせます。

漂白剤だまり!アンモニア!
実は、においはまったくしません。
プールみたいな においがするのかと思ってたのですが。

イギリスでは 特に夏に環境問題になる、池や湖の水面を覆う 抹茶のような水藻が ここではまったく発生する気配がありません。
魚も昆虫も、羽を休める水鳥もいません。



すぐ下は、住宅街。




屏風岩の反対側は低くなっています。


岩を超えて、石垣の内側、崖沿いをしばらく歩きます。


住宅地側から入るゲートに、上に写真を載せた警告看板がありました。


金網の内側をそのまま10分ほど歩くと住宅街が途切れ、眺望の利く丘陵地に。


一回りして、出発点の小道に合流、道を渡って、ゴーカート・センターに戻ります。

危険なピットまわりの柵の有無の是非についての考察;続きです。

車を停めさせてもらった、ゴーカート・センターのカフェの男性スタッフは、「柵なんて意味ない」という意見です。
うちの夫は「柵は越えるためにあるんだよ」という意見です。
たしかに、柵や囲いが ある種の人たちの反抗心を掻き立てるということもあるのかもしれません。あ、イギリスでは、です。

このピット=「バクストンのブルー・ラグーン」について書かれたウェッブサイトによると、真ん中の深い場所には、動物の死体、廃車、産業廃棄物などが沈められているということです。
その旨書かれた警告看板の写真もウェッブサイトには載っていたのですが、現地に行ってみたら見かけませんでした。

(かえって もっと投げ込みたくなる人が出てくるのを防ぐために、撤廃したのかもしれません)

カフェのスタッフも、「ウシやヒツジや車やコンテナなんかがいっぱい沈んでるのは 地元民なら みんな知ってる」と言っていました。

実は行ってみてびっくり、ピットは岩に囲まれた丘の上の台地にあるのです。その岩を含むボコボコの広大な丘陵地は柵や石壁に囲われています。

トラックなんかで入るわけにはいきません。どうやって、ウシやヒツジや車やコンテナなんかをもっていって捨てたのでしょうか!(ヒツジぐらいなら担いでいけるかもしれませんが)
カフェのスタッフは「やる人は何としてもやるんだよ」うちの夫は「ゲーム感覚で困難なことをやり遂げるのが楽しいんだよ」と答えてくれました。

......ただ粗大ごみをこっそり廃棄したいのなら、そこら中にある山の中の空き地にでもほっぽっておいた方がラクだと思えます。わざわざ、「ブルー・ラグーン」に困難をのりこえて捨てに来る意義は!?(確かに一度沈めれば もう誰にも見つかりませんが)


イギリスと日本の国民性の違い、謎がまた一つ増えた?

ゴーカートセンターの招き犬、デクスターと.....


ジャック。


(背後に守護霊のようにバクスターが立っています)


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バクストンのブルーラグーン、今回はたどり着いた!青く輝く奇跡のたまり水、イギリス北部の地理学の神秘!

2018年05月27日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
ピーク・ディストリクトの牛のいる町の記事のリンクです。☟
人恋しい牛たちにあえる、ピークディストリクトの、はずみで通った小さな集落、その名もカウスデイル!

バクストン Buxton 郊外の知る人ぞ知る名所、地理学上の七不思議(私の独断)バクストンの「青いサンゴ礁」Blue Lagoon of Buxton  を訪ねて、結局はたどり着けなかった話でした。

*Blue Lagoon は通常「青いサンゴ礁」と訳されますが、直訳すると「サンゴ」が余分です。lagoon というのは、海でも河でも、水が引いたあとの広大な潮だまり、水たまりになった潟のようなところをいうそうです。

今回から、皮肉な愛称「ブルー・ラグーン」と呼ぶことにします。

絵のように美しいピーク・ディストリクトの緑の丘の起伏のただなかにある産業工業地帯、Harper Hill Industorial Estateの入り口付近 にあります。

ハーパー・ヒルには工場や倉庫、産業廃棄物処理場などがあります。




先週の水曜日に再度挑戦、ブルー・ラグーンをめざします!

前回も車を駐車させてもらった、Swins Centre という、ゴーカート・センターにまた戻りました。

平日です。ゴーカート・センターには客は全くいません。



モーターバイクの車検と特注装備ビジネスが繁盛しているようです。モーターバイクの運転教習もやっているようです。



ボクサー・ドッグのデクスターとジャックラッセル・テリアのジャックが出迎えてくれます。

併設の小さなカフェに入って、紅茶を注文。(ハイキングの前後に、前回と今回の計、5回ここのカフェで紅茶を飲んだことになります)



この辺りは、どこに行ってもソロモンズ・テンプル Solomon's Temple が丘のてっぺんにちょこんと見えます。
かなり小さくですが、上の写真2枚にちゃんと写っています。

前回、(本職はバイクの整備士だと思われる)カフェの若い男性に車を駐車させてもらう許可を得て、ブルー・ラグーンへの道を聞いたのですが、入る遊歩道を間違えて、結局、たどり着けませんでした。

ピーク・ディストリクトの中の工業地域を散策して、景色を見ながらお弁当を食べ、車を駐車したゴーカート・センターに戻ってきたのでした。

ピーク・ディストリクトのあまり知られざる一面をみた、貴重なハイキング体験でした。


☝興味を持たれた方もいるかと、写真を載せました。たくさんある工場や倉庫はそれぞれかなり離れていて、ヒツジの親子がのんびり草を食む、起伏の激しい丘陵地帯に囲まれて点在しています。

その帰り道、ブルー・ラグーンへの正しい遊歩道を発見!
でも、もうすでにけっこうくたびれていたため、次回に持ち越しを決定、というわけで、今回わざわざ同じカフェに戻ってきたのです。

もう間違いありません。

車をゴーカートセンターに駐車させてもらった後、すぐ坂下に見えている、ブルー・ラグーンへの遊歩道いりぐちから入ります。




前回来た時、帰り道に発見した、「警告!」というおっかない「水に入るな」看板。ここが入り口なのは、間違いなし。(詳しくは後述;次回)



左側の農地の下は住宅街。
この道を入ってすぐ横は建築資材置き場で、生活の匂いのするハイキング道の始まりです。



☝振り返って撮った写真です。

ここらへんは、モーターバイクを乗り回す名所のようです。
モーターバイクに関するビジネスが繁盛しているのもうなずけます。
バイクが通ったタイヤの跡がいたるところに見られます。

下の道からも見えていた、そびえたつ屏風のような灰色の岩が見えてきました。


屏風のような灰色の岩はゴーカート・センターからも見えています(上の写真参照)

ウェッブサイトの写真で確認済みです。ラグーンは、この向こうにあるはずです。


ところで、前回 はからずも美しい丘陵地にある工場巡りをしたあと、戻ってきて紅茶を飲んだゴーカートのカフェの女性から「そういえば、ラグーン、地元警察にまた黒く染められたって聞いたけど....」という情報を入手。

石灰を採掘した後の深い穴にたまった、妖しく美しいターコイズブルーの水は実はアルカリ度が漂白剤と同じぐらい高く毒性の強い危険な液体であることはじゅうぶんに知られているはずなのです。

しかし、それでも水に入るばか者が後を絶たない問題のたまり水、かつて2度、市当局によって夏に黒く染められたことがあるのです。

高価なオーガニックな染料を大量に溶かした気持ちの悪い、薄墨のような水も数週間で元の美しい青いターコイズブルーに逆戻り。
たしかに水に入る気が失せる十分な効果があったそうなのですが、あまりにも手間と費用が掛かりすぎ、ここ数年見送られてきているようです。

また染めた、とは初耳です。ニュースでもウェッブサイトでも取り上げられていません。ほんとかなぁと思ってました。

それを聞いて行く気が失せたか、ですか。いいえ、めったに見られない黒く染まったラグーン(Black Lagoon of Buxton)を見ておくのも悪くないと思って、かえって楽しみでした。


屏風岩(命名;私)を回り込んだところで、私より背が25センチほど高い夫が「おおおっ、青い!」とつぶやきました。

上り下りのある道を数歩行って、私にも見えました。


青いです!黒く染められているという情報はまちがいだったのです!



回り込んだ岩のこのサイドには、ロッククライミングするグループがいました。

左手の白いくぼ地のようなところが.....

Blue Lagoon of Buxton!!



あまりの毒々しく妖しい美しさに息をのみます。「青い!」「青いね!?」以外いうことが思いつかない!
上の写真は最初の一望。

まわりをゆっくり歩いて回って、端から端まで見渡せる位置をさがしました。
ピクニックタイムです。

以下、次号。









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もう飽きた、ロイヤルウェディングの話題、と言っても朝から見ちゃったテレビの中継(さすがに週明け、片付けろ!)

2018年05月23日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
ああぁ、庶民派スーパー、アスダAsda (比較的高級イメージの強いセインズベリィズ Saindsburys に吸収合併されることが決定しました)のストックポートタウンセンター店の販売促進担当者(?)、また やってくれました。


昨日撮った写真です。

メインの物品販売促進対象はガーデン家具のようです。 

あいかわらず、かわいくも美しくもおもしろくもなんともないアスダ オリジナルのガーデン・ノーム garden gnome ずんぐりむっくり花嫁花婿版は以前にも載せました。


(☝去年の夏の写真です。値段が28ポンドだったんですね!今年は30ポンドに値上がりしていることに気が付きました!)

しばらく姿を消していましたが、先週末のロイヤル・ウェディング便乗ディスプレイで再登場。

ハリ―とメガン(サセックス公夫妻 Duke and Duchess of Sussex)は心が寛そうですから気を悪くしないでしょう。

前回のアスダのガーデン・ノーム記事のリンクです☟。それ以前のガーデン・ノーム記事のリンクも貼ってありますので、ぜひ見てください。

また出た、ガーデン・ノーム、一家だんらん、よそ者ノーム、商品企画に行きづまり!?

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またまたオタマ、かわり映えしない?そんなことない!よく見ると.......♩♩

2018年05月22日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
日曜日に、飽きずに行った、うちの近所の散歩道、ハッピーヴァレーの林の入り口にある「カエル池」


目当てはもちろん、オタマジャクシの成長観察。


ええっ、また?先週も行って写真撮ってストックポート日報に載せたじゃないの?
他に書くことないのかって?

あいかわらず、うじゃうじゃ、にょろにょろ。心なしか先週より数は減ったような気がいないでもなくもない。



オタマジャクシすくい上げ用のガラス瓶、名付けて「tad pot」を確保しました。


もちろん観察後は池に放しました。
前回のガラスの花瓶と違って高さがないので手をつっこまずにがばっと救うのが難しく、捕獲したのはたったの二匹。

撮った写真を自宅で見てみたら気が付いた!のようなものが生えていませんか?!


脚ですよね、ね?



はぜたガマの穂に混ざって、菖蒲の花が咲き始めています。


晴天続きで、池のふちがしっかり固まりつつありますが、反対側はあいかわらず、ずぶずぶ湿地帯、池と地面の境があいまいで危険です。


オタマジャクシと記念撮影。


お詫び;昨日の牛の記事に予告した、サンゴ礁に行けなかった顛末記事は書いてみたらあまりにしょぼく情けない(読んでも全然面白くない)ので掲載は見合わせます。そのうちちゃんと行けたら、その時のことも追記する予定です。

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人恋しい牛たちにあえる、ピークディストリクトの、はずみで通った小さな集落、その名もカウスデイル!

2018年05月20日 22時32分41秒 | 英国の動物
ピーク・ディストリクトの町、バクストンのはずれにある、有名なバクストンの青いサンゴ礁 Blue Lagoon of Buxton に行ってみたくなったのです!

あまり乗り気のしない夫を説得、ピーク・ディストリクトを少し歩いてみたくなったのでとりあえずそっちの方角に行くことにして...道に迷いました!

私の携帯電話のアップ、グーグルマップに導かれて通った村、カウスデイル Cowsdale。


ストックポートを通って、遠くロンドンまで伸びている国道A6から出ているものすごい上り坂の小道をあがると、美しいボタン桜が迎えてくれました。

うちの近所の桜はすっかり散って葉が茂っているというのに、標高が高いピークディストリクトだからでしょうか、今花盛り。先週の木曜日です。

アップダウンの激しい、眺望の素晴らしい丘陵地にある小さな集落です。ハイキングコースの通り道らしく、次々と通るウォーカーが立ち止まって桜の写真を撮ってから石壁にある踏み越し段を超えて行きます。

家が数件の集落を通りすぎると乳牛の放牧地!


道のわき、左側に車を停めて、牛のいる右側にわたって牛見物。


イギリスの牝牛たちは、例外なく好奇心旺盛。
草を食んでいたり、寝そべっていたり、やってることを一時中断、全員で申し合わせたように、こちらに急ぎ足でやって来ます。

ゥモ~ゥモ~と大変な騒ぎ。



鉄線の柵沿いにずらああっと揃った牛!



以下は以前にも、「牛モチーフのパッケージ」を紹介する記事で書いたことですが、もう一度。



日本では「ホルスタイン Holstein」と呼ばれている、ウシ柄として日本でもおなじみのこの黒白ぶちの乳牛、イギリスでは、「フリージアン Fresian 」といいます。



ホルスタインとフリージアン、はたして本当に同じ種類なのか気になったので、前回の記事を書いた時にちょっと調べました。

同じものでした。

オランダのフリーシアンと、ドイツのシュレスウィッチ=ホルシュタイン(現地発音)それぞれの地域を起源とする品種を掛け合わせて生まれた この品種の正式名は「ホルスタイン・フリージアン」。酪農関係者の間では、国際的にこの名が使われることが多いそうです。

一般的に「ホルスタイン」の名称が通用するのは、アメリカと、明治時代にアメリカから酪農技術を学んだ日本だけだそうです。



牛の温かい濡れた鼻にさわろうとして、鉄線の柵の外側にある、イギリス北部に特有の石を積んだだけの壁、ドライストーンを少し崩してしまいました。

来た道を振り返ったところ、通り過ぎたカウスデイルの集落が向こうに見えています。


右側の白い花のさく野草は、カウ・パースリィcow parsley

別の場所で撮った写真です☟


野原に咲くイギリスの初夏の花。牝牛のパセリ。

カウスデイルに人なつっこいウシの群れ、咲き乱れるカウパースリィ。

道の反対側にとめてある車に戻って牛たちに手を振りました。



私たちが通り過ぎるまで、柵沿いにずらっと並んでモーモー別れを惜しんでくれました!

今日の話題は、「ピークディストリクト」カテゴリーではなく「イギリスの動物」!

で、バクストンの青いサンゴ礁には行けたのかって?


答え;行けませんでしたっ。顛末は次回に。

バクストンの青いサンゴ礁についての記述のある記事のリンクです。☟
ソロモンの神殿、立派なのは名前だけ...それでも素晴らしい屋上からの眺望、ダービーシャーのサンゴ礁まで見える!


訂正!
上のリンクの記事に載せた写真はバクストンのサンゴ礁の写真ではありませんでした!詳しくは次回に!

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ロイヤル・ウェディング前日、ユニオンフラッグがショーウィンドウを飾る町の中の盛り上がり

2018年05月18日 22時47分21秒 | 英国の、生活のひとコマ
今日は世界中の注目を浴びている、ロイヤル・ウェディング、プリンス・ハリーとメガン・マークゥの結婚式の日です!

(この記事は昨日、金曜日に書きました)

先週撮った、1ポンド均一店の祝賀パーティ(結婚式の中継を見た後、飲み食いするあつまり)盛り上げこものコーナー。


プリンス・フィリップのお面はないのかな?
なんだか、写真がふるくないですか、ウィリアムはもっと禿げているはずですが。

うちの近所の教会がチャリティー基金集めのパーティーをするみたいです。


ご想像のとおり、国中ちょっとしたお祭り騒ぎです。


以下は昨日撮った、ストックポート・タウンセンターの写真です。

古い建物の多く残る景観保存地域、リトル・アンダーバンク Little Underbank。

フォーマルウェアのお店です。


ショーウィンドウの上のほうに張り巡らされたユニオンフラッグのバンティング(三角をつないだ旗飾り)が見えませんね。

写真を撮る前に中に入って息子の卒業パーティ用の貸しスーツの下見をしてきました。
スコットランドのキルトに力を入れているようです。店主の紳士二人がソファーに腰かけてサンドウィッチを食べながらロイヤルウェディング特集番組を店内のテレビで見ていました。

ウェディング・ドレスがぎっしり展示してあるという二階には行きませんでした。

チャリティ・ショップは比較的ショーウィンドウのディスプレイに自由がきくようです。(バンティングがよく見えません)


どこも ボランティアが常時届けられる寄付品を好きなようにアレンジして 楽しんでいるようです。

このチャリティショップも長いことしまい込んでいたらしいウェディングドレスを引っ張り出してきてディスプレイしています。


ウェディング・ドレスの寄付がそうそうあるわけではありませんよね。

ロイヤル・ファミリーっぽいフォーマルウェアを苦心してディスプレイしています。




いかにもロイヤルウェディングが好きそうなおばさん。




イギリス中とてもたくさんのパブにフットボール(サッカー)中継のための大型スクリーンのテレビで結婚式の中継を見るために人が集まるはずです。

私は実はそれほど興味がないのです。と言っても、もちろん出かける予定もないので、家にいればテレビをしっかり見る、と思います。

息子は友達と映画を見に行きます。
(今はGCSAという、中高等学校卒業資格試験に相当する国家統一試験の最中なのですが)

夫はチェスの試合に行きます。帰ってきたらロイヤル・ウェディングではなく、今日午後に開催されるサッカーのFAカップファイナルのハイライトをテレビで見るでしょう。

家にいるのは私とホレイシオのみ。

1930年代の映画館、ストックポートのプラザ The Plaza


なんだか、戦争中の風景みたいです。
3年前の戦勝記念日にもこうやって旗が下がっていました。


戦争で負けた日本が日の丸をデコレーションにつかってここまで盛り上がるなんて、考えられませんよね。

もちろん左寄りの思想の人は眉をひそめてロイヤルウェディングに関心のないそぶりを貫いています。

ただ、メガンの経歴(離婚経験あり)人種、国籍(4分の1黒人のアメリカ人)とフェミニスト、ヒューマニストであることなどから、改革のきっかけになることを期待している、革新的な人たちもたびたびテレビに出てきて、ロイヤル・ウェディングに関して好意的な発言をしています。


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パブの常連、同伴犬

2018年05月17日 09時00分00秒 | 英国のイヌ
4月のはじめに撮ってストックポート日報に載せようと思って忘れていた写真が出てきました。

パブの常連客といつも同伴するらしいスタッフォードシャー・ブルテリア。




ストックポートのタウンセンターにある、庶民的なパブ。





(2、3年前にはなかった本棚の壁紙を最近貼ったらしく、中途半端におしゃれになっています。)


イギリスでも、盲導犬など介助犬以外の犬は飲食店への入店が原則として禁止ですが、ごく最近 おしゃれなカフェなどで、飼い主のあしもとに座る小型の犬を見かけるようになりました。

店の方針によるらしいのです。

マンチェスターなどの大都市のしゃれたアパートメントにペットの犬と住んでいる人たちは、買い物したりカフェに寄ったりするちょっとした町なかの外出も犬の散歩の機会といて利用しているようです。

犬と入れるおしゃれな飲食店が「行きつけの店」になるのも納得です。

10年以上前に、日本に帰った時に東京郊外で「犬も入れる」レストランを見かけました。

犬の同伴を許すだけではなく、犬も犬用の高い椅子に座って、テーブルにつき、飼い主といっしょにテーブルにのった犬用のお皿から食べていました!
犬連れでない客はまず絶対、利用しないでしょう。

たとえ食器は別でも、テーブルで、というか人間の客と同じ高さで犬が犬のエサを食べているのを見て、犬好きの私もかなり嫌悪感をおぼえました。

「どこがいけないの!?」と思う愛犬家がこれを読んで嫌な気分になられたならごめんなさい。
いくらかわいい家族の一員でも、犬は犬らしく、床で犬の「エサ」を食べてもらいたい、というのが私の私見です。

日本の「犬も同席」カフェを見て、「異文化だ!」と嘆息していた夫に これは日本の文化ではない、とくどくど説明しました。

日本では犬は靴を脱ぎ履き出来ないので家に上げないという伝統まであるではありませんか。

それ以後、日本でこの手のレストランが増えている、という話も聞きません。あくまで「特殊な需要」ですよね。

夫は、近ごろのイギリスの飲食店に犬がいるのにも嫌な顔をします。
私は、犬くさくない しつけのいい犬が 飼い主の足元で静かにすわっているだけで、ものを食べたりしないのなら 許せるのですが。かわいい犬ならなおさら。


上のストックポートのパブの常連犬はどうやら、近ごろのおしゃれなカフェ文化とは関係なく ずうっと以前からこのパブに限って出入りを許されているようです。
「僕たちはいつもこの時間にここにいるよ」と飼い主のおじさんが言っていました。

以前にも書いたとうり、イギリスでは犬もバスや電車に乗れるのですが、飲食店に犬が出入りするのはやはり日本と同様、衛生上問題があると思う人が多いんだと思います。


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おなじみカエル池 幼少期のトラウマがカエルの生涯に与える影響の考察

2018年05月14日 23時16分33秒 | ストックポートとその周辺
ストックポート日報ではすっかりおなじみの、うちの近所の保護林の散歩道、ハッピーヴァレー。

自然観測池、名付けてカエル池(命名;私)


ガマの穂がはぜて、フランクフルトソーセージを棒に差した「アメリカンドッグ」からしょぼい「綿菓子」に変貌。


♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩
前回のカエル池の記事、かえったばかりのオタマジャクシ特集のリンクを貼りました。ぜひ見てください☟
カエルの卵がかえる春のおとずれ、オタマジャクシの命のはかなさ、うじゃうじゃ


晴天の昨日の水面。


前回 孵化直後のオタマジャクシをいっぱい見たのは4月の初め、それから一か月以上たっています!

成長しています!

池中、どこを見てもまんべんなくにょろにょろ、オタマジャクシだらけです!


わざわざ家からかなり大きめのガラスの花瓶を持ってきてオタマジャクシをガブッとすくいました。

そばで見たかったから。

うちの夫は大反対。

オタマジャクシがものすごい精神的なストレスを被るのでやめろ、というのです。トラウマになったりしたらかわいそうだと。
池の水ごとすくって、見て、写真を撮って、すぐまた元に戻すだけなのに!?

いやいや、空飛ぶ円盤に誘拐されて連れ去られた人間が戻ってきた時には記憶を消されているように、オタマジャクシたちも何も覚えていない、と思うのですがどうでしょうか。

オタマジャクシの頃、池からすくい上げられ、一瞬ガラスの花瓶のなかで中空をただようという カエルになってからも強烈な印象を残す まれにみる体験です。トラウマになるとは思えません。

いや、おぼえていませんね。やっぱり。



池に着いたら、夫がすくってくれました。

ついでに写真に撮る間持ち上げていてくれました。


花瓶のオタマジャクシを池に戻してから30分以上ずっと見ていました。
いつまででも見ていられます。
日本では「癒される」と表現するんでしょうか。



にょろにょろ泳ぐオタマジャクシを目で追うのは心に深い平安をもたらします。



動きそのものは落ち着きがないのです。

澄んだ水の中にユラユラただよう水草にちゅぱちゅぱ吸いついています。

水面に浮かぶ木の皮もびっしりたかったオタマジャクシにねぶりつかれています。
食欲旺盛。

頭を下に、45度の角度で潜水泳ぎしているイモリがいました。オタマジャクシの群れの中でじっとしていたかと思うとあっという間に手近のオタマジャクシを口で吸いこむように捕まえて、水底の水藻の間に消えました。

仲間が目の前で殺された、大惨劇です。

それなのにその場から逃げようとパニック状態に落ちいることもなく何事もなかったかのようにちゅぱちゅぱにょろにょろを平然と続けるオタマジャクシの群れ!

人生について悟りを開いているとしか思えない超然とした態度!

夫は「頭悪いだけだ」と決めつけました。オタマジャクシすくいがオタマジャクシの心に残す一生のトラウマを心配していたくせに。





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ドンカスターの名所旧跡、古城と初期キリスト教建築ちなみにどちらも町の外

2018年05月12日 19時28分05秒 | イングランド北部
ドンカスターDoncaster、連載4回目です。
ヨークシャー南部の町、ドンカスターで一番知られた観光スポットといえばコニスボロー・キャッスル Conisborough Castle。12世紀の古城。


といっても、ドンカスターの町なかではなく、7キロほど離れたコニスボローという 小さな町にあります。
30キロ離れた大都会、シェフィールドとドンカスターを結ぶ国道 A630 を実に頻繁に走るバス・ルートの途中にあります。

古城のふもとに停留所があります。


夫が出場したチェスの試合は午後からだったので、A630沿いにある 滞在したホテルから車で10分足らず、午前中 一緒に見学することにしました。


塔以外は崩れかかった、半分廃墟です。




国王の弟夫妻が住んでいたという1190年に完成した一番古い塔が一番きれいに残っています。



それ以後200年間にわたって建て増しされた まわりの建物と 石垣は ぼろっちく崩れかかっているというのに!

修復、補強がしてありますが800年前にたてられた当時から ほぼそのままの状態です!
しかも、17世紀から空き家、打ち捨てられた建物だというのに!

塔の中に入ります。

壁に薄気味悪くあらわれる12世紀のキャラクターが当時の生活習慣について語ってくれます。


アメリカのヒーローカトゥ―ン風のアニメ―ション、教育効果満点だけど、ダサい...


一番てっぺんからの絶景。




一番完成されたころ、15世紀の城の様子が再現されたパネルです。


目の下に広がる、広大な城跡と比較できるようになっています。

飛び出た部分の内側は、各階にある小部屋か.....


公爵夫人の個人礼拝堂か....
    

階段になっています。


階段の窓からの景色です。


遠くに 景観スポットらしいドンカスタ―・ヴァィアダクト(鉄道橋)が見えています。

....トイレもあった。
トイレの穴から下を見たところ。




コニスボロー・キャッスルのある、コニスボローは築城前に成立した古い由緒ある町なのですが、いかんせんとくに古い建物や街並みが残っているというわけではないんです。


ところが、知る人ぞ知る! 8世紀に建てられた、アングロ-サクソン様式が今も残る、古い古い教会!が町の中心の丘の上にあるのです。
セイント・ピーターズ・チャーチ Saint Peter's Church Conisborough


熱心なクリスチャンで、朝の九時からの日曜礼拝に出席した夫のチェスのチームメイトの一人と古城で落ち合い、私たちを案内してもらいました。

八重桜がきれいでした。



教会は礼拝終了後、もちろん しまっていました。



境内を乳母車を押して散歩していたおじいさんに声をかけられた夫のチームメイトが「ストックポートからきた さっきまで礼拝に出席していた信者だけど友達を連れてきた」と言うと、教会の関係者らしいその人は、どこかからかカギを持ってきて中に入れてくれました!ラッキー!

12世紀に改築した時のノルマン時代のアーチ!


左側のまるっこいのがアングロサクソン時代(9世紀ごろ)のアーチ、右側の上のとんがったのが新築ノルマン時代のアーチ


偶像崇拝のお嫌いな清教徒たちに四すみの顔の部分をそぎ取られてしまった天使のキャピタル(柱頭)


柱頭のデザインがみんな違うのも秩序がなくて中世っぽい!



たぶん、私がイギリスにきて実際に見た、入った一番古い教会でしょう。
ダーラム大聖堂より古いです!

目が眩むほど感激しました!!!!!

宗派が変わったり、不便になった部分を作り直したり、いろいろ細かい変化を経てきても、それでもなお、最初に建てられた1100年前からそのまま同じ目的でずうっと使われ続けているなんてすごいことです!そう思いませんか?


急な坂を上り下りして車をとめた、コニスボロー・キャッスルの駐車場に戻ってきました。



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ドンカスター、今日で3回目、番外編

2018年05月12日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!

ドンカスターのホテルの、おしり圧が刻印された 食堂の椅子。


明日はもうちょっと きれいな風景の写真を載せます。



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その気になれば観光地としてやっていけるドンカスター、資源があってもやる気なし

2018年05月11日 09時00分00秒 | イングランド北部
前回の続きです。
ドンカスタ― Doncaster には見るべきものがいくつかあります。(有名な競馬場以外に。私は行きませんでした。)

マンション・ハウス Mantion House (そのものずばり、の邸宅)


1748年に建てられた、ジョージアン様式の市長の邸宅です。

パーティーや公式行事にも使われたそうです。

入場無料。
広報ウェッブサイトによると、公開日は不定期の火曜日と金曜日。
ほかに月に一度 火曜日にアフタヌーン・ティー、金曜日にティー・ダンス の有料のイベント会場として使われているそうが、3連休の「メイ・バンクホリデー・ウィークエンド」初日の土曜日になぜかぐうぜん公開していました。ラッキー。

となりの観光案内所(かどのたてもの)で教えてもらいました。


このステンドグラスは1989年の改装、修復工事のさい作られた、オリジナルの新品。


玄関ホール。緑の柱はヒスイに見えるように手描きでマーブル模様がつけられています。18世紀のオリジナル。


今度は大理石効果。柱の間のバルコニー風の手すりの後ろは狭苦しいくぼみになっていて、舞踏会の時には楽団が押し込められて生演奏をしたそうです。


19世紀の建て増し部分。装飾は18世紀のジョージア様式を踏襲しています。


...天井の写真ばっかりですね。



☝の写真を撮った豪華なボール・ルーム(舞踏室)では大人ばかりのアンサンブルのリコーダー(日本の学校で音楽の時間に習った たてぶえ)の演奏会をやっていました。

バロック風の音楽なら リコーダーの音色にぴったりで雰囲気盛り上げ効果もあったかもしれませんが、今回 演目が変でした。タイタニック、ハリーポッター、ダウントンアビーのテーマなど一般ウケしそうナンバーを 複雑に多重奏していて おとしよりに大うけ。

そぐわないバックグラウンドミュージックとして広い邸宅中に響き渡っていました。

演奏会の係の人だと思うのですが、演奏中ずうっとスマートフォンをながめていました。







次、セイント・ジョージス・ミンスター St. George's Minster、 別名ドンカスター・ミンスター Doncaster Minster


ミンスターというのは、司教がいる大聖堂 cathedral より格が下で、建物は大聖堂の小型版。「教会 church」よりは格が上の、それでもやっぱり教会です。
もともとはアングロ-サクソン時代に イングランドにキリスト教の伝道に来た使徒たちがたてた由緒ある教会をさす言葉だったらしいのです。

土曜の午後と日曜の午後に行ったら しまっていました。(日曜日の午前中には礼拝があったはずです。)

いつでも神様と対話できるようにすべての人にひらかれているべき教会なのに!

観光資源になりうる第一級保存指定建築なのに!
市や文化遺産保護基金から維持費をもらっているはずなのに!
メイ・バンクホリデーの3連休週末に公開しないなんて、ドンカスター、やる気なさそうです。

観光案内所も土曜日の3時にしまって以来、日曜も月曜日(メイ・バンクホリデー=祝日)も一日中しまっていました。



マンション・ハウスの案内の女性がこのミンスターは 1858年に完成した ニセ・ゴシック建築(ヴィクトリア時代に大流行のネオ・ゴシック)だということを教えてもらいました。

本物の中世建築と違ってあまり興味はわきません。

ステンドグラスが見ものだということです。あいていたら入ってみてもよかったのですが。

なかなか手の込んだゴシックぶり。


イギリス中どこでも古い教会は周りが墓石で囲まれていて、踏んで通ってもいいのですが、この教会はよく手入れされた芝生を縦横に横切る歩道の敷石がわりに墓石が使われています!!

墓石の十字路。


ばちあたり!



滞在したホテルのすぐ近くの英国国教会、セイント・ピーターズ・ワムスワース教会 St.Peter's Warmworth 。観光地でもなんでもありません。


別名、ホワイト・チャーチ。

上の写真を「今、ギリシャで休暇中です」というメッセージとともに何人か友達に送ってうらやましがられました。

まわりのいかにもイギリスの郊外の住宅!みたいなレンガ造りのちまちました建物が入らないよう撮ってみました。




1939年の建築です。
中も真っ白だそうです。

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3連休の週末にいってみたヨークシャーの街並みだけは美しいドンカスター、その実態は?

2018年05月09日 09時00分00秒 | イングランド北部
先週の土曜日から、今週の月曜日にかけて、ヨークシャーの南の町、ドンカスター Doncaster に行ってきました。



ストックポートから、高低の非常に激しい美しいピークディストリクトの田舎道と高速道路を通って車で約1時間半。
町の中心とシェフィールドをむすぶ直通バスが頻繁に運行しています。
私たちの滞在したホテルのすぐ外にバス停があって町への行き来はとても便利でした。

チェスの試合に出場した夫について行きました。夫とは別行動、一人で物見遊山。




チェスの試合が開催されているイベント会場のあるホテルに2泊しました。

興味を持たれた方もいるかもしれないので チェス大会の写真を載せます。


最終日、月曜日開始直後に撮った写真です。

勝手に入って観戦できますが、私語厳禁。

開会式も閉会式もスピーチも授賞式もなく、開始時間になると立ち上がって対戦相手と握手して各自タイマーをセット。てんでんばらばらに黙って試合開始。
終わり次第勝手に出ていく、ぞーっとするほど盛り上がらない試合風景。

午後早く到着後、昼食をすませ チェスの試合が始まると私は一人で乗り合いバスに乗ってドンカスターの町に出ました。

例によって私が興味を持ったのは、街並み、建物…。


18世紀中ごろから19世紀にかけての建物がずらっと残る素晴らしい街並みです!

☝銀行、質屋、一軒(ティー・ルーム)おいてゲームセンター....



☝賭け事代行店....

「1ポンド均一店」がいっぱい!!キャッシュ・ジェネレーター(携帯電話やコンピューター、商品券などを持っていくと即金で買い取ってくれる店)も多く、
なんだか びんぼったらしい感じ。

多くは昼間 シャッターを下ろしている「テイカウェイ(持ち帰りファーストフード店)」も多かったです。

三日とも記録破りのめちゃくちゃな暑さでした。

三日目、月曜日は「メイ・バンクホリデー May Bankholiday」という、何の祝日でもない公休日。
日中気温は摂氏29度まで上がりました。

バスで乗り合わせた人々、町に繰り出す人々を観察したところ、街並みを一見したシックな印象とは大違いの、思いっきり「庶民的な町」のようです。

あ~、イギリス特有の「チャヴ CHAV= Council Housed And Violence」という表現をご存知でしょうか。

1990年代後半ごろに社会学者などが使い始めた表現らしいのですが、今ではあまり素行の良くない労働者階級のひとたちや、かれらのライフスタイル、特に独自のファッション、言葉遣い(訛り、ボキャブラリー)をさす言葉として一般によく使われます。

日本でいう「ヤンキー」を思い浮かべてもらうといいかもしれません。

violent という刺激的な言葉が含まれていることからもわかるように、もともとは反社会的で暴力的な人たちをさす言葉だったようですが、今では意味が薄れ、彼らの独特な服装や話し方を笑いのネタにする、軽い意味合いで使われることが多いようです。

音楽やアートなどサブカルチャーの担い手はこのんでそういう格好や話し方をしているようです。ネガティブな意味だけでこの言葉を使うのは間違っているのかもしれません。

Council Housed (戦前戦後に都市のスラム撲滅のために建設の始まった、低賃金労働者のための格安家賃、家賃無料公営住宅に住む人々)という言葉が入っていて、単に収入が低いだけの人達を反社会的な人たちと一緒くたにする、問題大ありな表現です。

チャヴのステレオタイプのイメージは、フディーズ(フードのついたトレイナー、チャヴが着るものはブランド名ロゴが大書してある)着用。
ファッションの他の特徴は、ロゴの入ったスポーツブランド、刺青、スキンヘッド、バーバリー・チェック、ユニオンフラッグモチーフ、不自然に脱色した金髪、不自然に描いた眉毛、ネイルアート、頭頂でまとめたポニーテール、オレンジ色の日焼けメイク、真贋問わずブランドものバッグ、野球帽、等等。


ドンカスターの町中、そのチャヴであふれていたのですが、暑い日にチャヴと「単に開放的な装いをしている一般人」を見分けるのは 多少困難かもしれません。
決め手は、話し方。














真夏の気温の 人であふれるドンカスターの繁華街は 体臭と制汗剤と日焼け促進ローションと香水と町中の屋台で売られているバーベキューやケバブ、バーガーの脂っぽい匂いが強烈でした。


イギリス人は皮膚を陽に焼く機会を決して逃がしません。

数歩あるくごとに髪を顔から振り払い、太陽に向かって静止する一種の宗教儀式のような動作を屋外で繰り返します。

陽の当たる方角に顔を向け、座ったり立ったり、目をつぶってじっと身動きをしない人はどこに行っても見られます。



繁華街を通り過ぎて、リージェンシー時代の街並みが見事に残る素晴らしい通りまで足をのばしました。







有名な競馬場はこの先にあるとのこと。




旧石器時代のドンカスターの人々。


ドンカスター、明日に続きます。

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ネコが引っかきバーコード、憎めない、あなどれないイギリスのパッケージのばかばかしさ実は秀逸?

2018年05月06日 09時00分00秒 | 気になる製品、気になるデザイン

気になるパッケージデザイン、ふたたび。


意図的にやっているみごとキッチュの一例です。



かわいくないネコのイラスト、配色のどぎつい品のなさ、バンダナを巻いたニワトリとウシのイラスト!...可愛らしい動物が食材であることを意識させるこの悪趣味感覚は、普通イギリスではみかけません!

インパクトはばっちり強烈で効果的ですが。

鶏肉80%、牛肉80%のネコ用超高級ビスケット。数粒ずつアルミの個別包装になっています。半額セールで買いました。
高級キャットフードのマーケティングの定石をやぶって「おネコ様むきグルメ路線」で攻めない姿勢も斬新。

デザインチームが優秀なのは、箱のサイドの「バーコード バリバリ引っかき跡効果」が物語っています。
キッチュに見せる手の込んだ工夫が凄い。


話変わって、現在ヨークシャ―南部(ダービーシャーの近くです)のドンカスター Doncaster に滞在しています。

ネコのホレイシオと下の息子の世話を上の息子に任せてちょっとした気分転換に。

夫はチェスの試合に、私はお相伴。



お高いのでめったに買いませんが、Dreamie's はホレイシオの大好物です。

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