スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

東京シンデレラマイル&新たなる支援

2011-01-05 16:57:57 | 地方競馬
 フヨウが出走を取り消して15頭による争いとなった12月30日の第4回東京シンデレラマイル
 事前に逃げを宣言していたバックアタックが押して先頭に。これをエフテーストライクとオノユウが追っていくという展開。ザッハーマインはいつになく行き脚が付かず,中団の内目を追走していくことになりました。前半の800mは49秒0。これはミドルペース。
 ザッハーマインはそのまま外には出さず,内を漸進。それでも番手としてはあまり変わらず直線に入りましたが,うまいこと最内が開いたのでそこへ突っ込むと鋭く伸び,あっという間に抜け出して2馬身半差の快勝。同じような位置から先に動き,こちらは外を回ったプリマビスティーが2着。好位から一旦は下がるもまた盛り返したラインジュエルが3着。
 優勝したザッハーマインは南関東転入初戦となった10月のTCKディスタフに続いて南関東重賞2勝目。この馬は重賞クラスですから,順当といえば順当な勝利。58キロの斤量は問題でしたが,ハンデ戦ではなく別定戦ですから影響はなし。ただ,前残りが多かったこの開催で,うまく内が開いたとはいえ,中団からこれだけ突き抜けたのは,確かな能力を示したといえるでしょう。牝馬路線なら重賞勝利も可能な馬だと思います。
 騎乗した大井の的場文男騎手にとってもTCKディスタフ以来の南関東重賞制覇で,東京シンデレラマイル初勝利。このレースはまだこれが4回目ですが,昨年は勝率で全国1位となった管理している出川克己調教師2007年の第1回も制していますので,早くも2勝目です。

 僕にとって最長の1日と感じられた翌日,すなわち12月13日から,作業所というか施設による妹の支援に新しいものがひとつ加わりました。それが,朝,作業所に行く際に,家まで迎えに来てもらうというもの。すでに作業所から家までの送りは基本的に週に1度でしたが行われていて,今度はそれに家への迎えが追加されたということになります。
 実際のところをいえば,この迎えというのは,妹への支援というよりは,家族に対する,これはこの時点でいうなら僕に対するということと同じ意味になりますが,支援という意味合いの方が強かったと思います。というのも,妹は作業所からの帰りにはバスを利用してひとりで帰って来ていたわけですから,送ってもらうことによって,妹の負担は減るものの僕にとっては何の変化もありません。しかし朝は僕が妹を作業所まで送っていく必要があり,迎えに来てもらえるのであれば,確かに妹の負担もいくらかは軽減するでしょうが,僕の手間が省けるということになります。したがって,僕自身の身勝手な感覚からいうなら,この迎えの支援というのは大変にありがたいものでした。支援が開始されるときには,作業所の職員との話し合いが持たれますが,先方からの提案もあり,この支援を月曜,水曜,金曜と週に3度利用することにしたのです。ただしこの週は特別の事情もあり,火曜日も利用しましたので,13日から始まった1週間に関しては,僕は16日の木曜日だけ,妹を作業所まで送っていったということになります。
 伯母の来日のとき,妹を作業所まで送ることを頼んだように,実は僕にとって日常的に最も負担に感じられていたのがこのことでした。だからこそ,この支援というのは僕にとって非常にありがたいものだったのです。ただ送っていけばいいだけですから,肉体的な面からいえば,これは大して苦労があることではありません。僕にとってこの送りが負担に感じられたのは,むしろ精神的な面でした。
 まず第一に,この送っていくという時間が,僕にはとても無駄なものに感じられていました。とくにバスを乗り継いで送り,帰ってくるわけで,バスの待ち時間というものがあります。とくにそういう時間というのが僕には何ら生産的でない,無為な時間のように感じられ,それが負担というかストレスになっていたのです。しかしもうひとつ,別の理由もありました。
コメント
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