スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

王将戦&退院

2011-01-22 20:13:43 | 将棋
 久保利明王将が貫録を見せる形でまずは豊島将之六段を降して迎えた第60期王将戦七番勝負第二局
 先手の久保王将は初手▲5六歩からの中飛車。後手はこれに対する有力な対策である相振飛車を選択して向飛車。先手が穴熊,後手が美濃囲いという戦型となりました。そして2日目早々には後手が端から仕掛け,先手玉は早くも剥き出しに。
                         
 個人的にはこの局面は先手を持つと相当に気持ち悪く感じます。しかし先手は▲3七銀と引いただけで玉頭はこのまま放置して攻めに出ました。対して後手も先手玉には手をつけなかったので,ついに先手が玉頭に蓋をしました。
                         
 こうなると今度は後手を持っての指し方がかなり難しく感じられます。このあたりは,一手一手の指し手がどうこういうより,先手の駆け引きの仕方がうまかったという印象で,経験の差が少し出たのではないかという気がしました。
 しかしこれで後手が参ったというわけでもありません。将棋はここからものすごいねじり合いへと突入。観戦していても意表を衝かれるような手の連続となりましたが,最後はそこまでの展開からは一転した目の覚めるような寄せを繰り出した後手の勝ちとなっています。
 豊島六段がタイトル戦初勝利を飾って1勝1敗。第三局は来月9日と10日です。

 翌12月19日はアパートの叔父が休みでした。前日にその連絡を受け,相談した結果,自動車を出してくれるとのことになりましたので,妹と3人で同乗し,午後2時前に磯子中央病院へ母の見舞いに行きました。退院日が翌日に迫っていましたから,これが最後の見舞い。そして叔父に自動車を出してもらったのは,そのための準備という意味合いがありました。当然ながら病院にはそれなりの量の荷物があったわけで,翌日には不要と思えるものに関しては,すべてこの日のうちに持って帰っておくということにしたのです。そのためには自動車があった方が便利でした。
 前日に届いた介護保険の判定結果なども母に伝え,荷物を持って家に着いたのが午後4時過ぎ。それから夕食の支度。支度をするのも,妹とふたりだけで夕食を摂るのも,とりあえずはこれで最後。妹も翌日は作業所から帰れば母がいるということをきちんと認識していて,とても嬉しそうにしていました。
 そしていよいよ退院日となる12月20日。新たなる支援により,迎えのサービスがあるので妹を作業所まで送って行く必要はありません。母の退院時刻は午後1時。これも何時でもよいということで,僕もそうであったように,普通は午前中に退院するものではないかと思うのですが,昼食を病院で摂った方が少しでも負担が軽減するのではないかという母の希望もあり,この時間設定となりました。もちろんひとりで帰ってくるというわけにはいきませんし,何より入院費の支払いがありますが,病院にそんな大金を置いていくというわけにもいきません。というわけで僕が迎えに家を出たのは12時半頃。その支払いも含めていくつかの手続きが必要でしたが,午後1時半前には母とふたりで家に着くことができました。実際,その手続き自体に要した時間というのも,僕がみなと赤十字病院から退院したときと比べれば,ずいぶんと短かったように思います。なお,帰りですが,これは一時帰宅のときと同様に,タクシーを利用しました。もちろんこれも母の希望です。
 この日も母が洗濯物を取り込みました。そして洗濯籠を抱えてひとりで階段を下りました。一時帰宅のときにはそれができなかったわけです。洗濯物の量の違いというのはあったかもしれませんが,この日以降,母は洗濯籠を抱えて階段を上り下りしていますから,それだけ回復していると考えていいのだろうと思います。
コメント
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