(つづき)
以前の「引野口」の記事と同じ日に撮った写真である。
北九州地区の西鉄バスの側面LED表示における行先番号は、写真の「53番」のように数字を四角で囲んでいるのに対し、福岡地区では四角囲みはなく単に数字のみである。
たしか、福岡地区でも、LED導入当初は四角で囲んでいたような気もするが、記憶が定かではない。
「四角で囲む」ことにより、「ここに番号が書いてありますよ」ということがわかりやすくなるという面はあると思うのだが、数字のサイズは、「四角なし」の場合よりもどうしても小さくなってしまうことから、「見易さ」という観点からは劣るような気もする。
LED導入からある程度の期間が経過した現在でも、「四角囲み」を変えていないのには、何らかの「こだわり」があるのかもしれない。
ここからは、側面だけでなく、前面・側面・後方に共通する話。
方向幕の時代、初め(←といっても、私が物心ついたときが基準ですが)は、行先番号は“丸(○)の中に数字”だったものが、後に、“四角(□)の中に数字”に変更となった。
三桁の行先番号の登場や枝番の増加などに対応し、数字を表示できる部分の面積を少しでも増やして、視認性を高めるという意図があったのだと思う(前面方向幕における行先番号の位置が左端から右端に移動したのも、「見易さ」の追求の結果と考えられる)。
一方で、福岡都市圏南部の西鉄春日原駅、西鉄下大利駅などを起点とする路線(「1番」「2番」「6番」「7番」「8番」「10番」「11番」「12番」「20番」「21番」「22番」「23番」など)については、番号の四角化が進む中でも一貫して“丸(○)の中に数字”であった(前面の行先番号の位置は右に移ったが)。
1桁、2桁であれば丸数字でも十分伝わるし、丸数字が長年定着しているから…という理由かどうかはわからないが、これにも何らかの「こだわり」のようなものを感じていた。
この「こだわり」により、「行先表示がLED化されても丸数字が継続するのでは?」と考えていたのだが、そんなことはなく、あっさりと四角化されてしまって、かなり拍子抜けしたものだった。
(つづく)
以前の「引野口」の記事と同じ日に撮った写真である。
北九州地区の西鉄バスの側面LED表示における行先番号は、写真の「53番」のように数字を四角で囲んでいるのに対し、福岡地区では四角囲みはなく単に数字のみである。
たしか、福岡地区でも、LED導入当初は四角で囲んでいたような気もするが、記憶が定かではない。
「四角で囲む」ことにより、「ここに番号が書いてありますよ」ということがわかりやすくなるという面はあると思うのだが、数字のサイズは、「四角なし」の場合よりもどうしても小さくなってしまうことから、「見易さ」という観点からは劣るような気もする。
LED導入からある程度の期間が経過した現在でも、「四角囲み」を変えていないのには、何らかの「こだわり」があるのかもしれない。
ここからは、側面だけでなく、前面・側面・後方に共通する話。
方向幕の時代、初め(←といっても、私が物心ついたときが基準ですが)は、行先番号は“丸(○)の中に数字”だったものが、後に、“四角(□)の中に数字”に変更となった。
三桁の行先番号の登場や枝番の増加などに対応し、数字を表示できる部分の面積を少しでも増やして、視認性を高めるという意図があったのだと思う(前面方向幕における行先番号の位置が左端から右端に移動したのも、「見易さ」の追求の結果と考えられる)。
一方で、福岡都市圏南部の西鉄春日原駅、西鉄下大利駅などを起点とする路線(「1番」「2番」「6番」「7番」「8番」「10番」「11番」「12番」「20番」「21番」「22番」「23番」など)については、番号の四角化が進む中でも一貫して“丸(○)の中に数字”であった(前面の行先番号の位置は右に移ったが)。
1桁、2桁であれば丸数字でも十分伝わるし、丸数字が長年定着しているから…という理由かどうかはわからないが、これにも何らかの「こだわり」のようなものを感じていた。
この「こだわり」により、「行先表示がLED化されても丸数字が継続するのでは?」と考えていたのだが、そんなことはなく、あっさりと四角化されてしまって、かなり拍子抜けしたものだった。
(つづく)
○数字、ホントにあっさりと消滅してしまいましたね(涙)。□番号を見た時の衝撃といったら…。
LEDの横幅と行先の文字数の関係で、番号の□が正方形ではなく長方形(もちろん天地方向が短辺)になっているものを見ることができますが、月の浦児童公園前(月の浦営業所)ゆきもこのタイプです。もしこれが○だったら押し潰されたような楕円形になる可能性があったわけで、そうなると番号もかなり見づらいものになるだろうし、そういう意味では「○を簡単に捨てた」のではなく「○を断念した」といってもいいのかもしれません。
ほぼ全てのエリアにおいて□が採用されている中で○を使用するということは、その形状だけでもエリア特定に一役買っていたと思うのですが、□に比べて中の数字のフォントポイントが小さくなる、その割には(LED全体に対する)○部分の面積を取りすぎるといった、幕時代には分からなかった○のデメリットというものが浮かび上がってきましたね。
…とここまで書いたのは理のKassyでありまして、情のKassyとしてはやっぱり○を残しておいてほしかったです(笑)。
そういえば最初のころは前面、番号の上に表示される「急行」には囲みがありませんでしたね。番号の囲みについてはちょっとわかりませんが…
側面の番号は囲んだほうがいいと思います。明らかに行先番号だとわかりますから。「51 免許試験場」などという表示は特殊性からのわかりにくさもあるのではないかと思っています。
バスを正面から見た時、フロントガラスの真上に横に長い地名を表示する方向幕の窓があり、その左側に小さい正方形に近い横長の番号だけを表示する窓がありました。ですから、番号そのものが○や□で囲まれていなくても、表示窓が四角なので、イメージとしては□で囲まれている感じでした。
その時代を知る者としては、□であってもあまり違和感を感じません。
もっと前は、フロントガラスの上には行き先地名表示の方向幕だけで、番号はフロントガラス下の中央部に正方形の表示板で示されていました。現在、高速バスの方向幕がフロントガラス下にありますが、あれよりももう少し上の、正に前面の真ん中に大きく番号が表示されていたのです。
フロントガラス上部の方向幕の巨大化が成し遂げられると同時に一つの方向幕に地名とともに番号も書き込むようになりました(昭和40年代終わり頃か)。そうなると番号と地名別々の時と比べて方向幕をたくさん準備せざるを得なくなり、分厚くなってしまいそうですが、方向幕製造の技術で克服されたと聞いたことがあります。
>LEDの横幅と行先の文字数の関係で、番号の□が正方形ではなく長方形(もちろん天地方向が短辺)になっているものを見ることができますが、月の浦児童公園前(月の浦営業所)ゆきもこのタイプです。もしこれが○だったら押し潰されたような楕円形になる可能性があったわけで、そうなると番号もかなり見づらいものになるだろうし、そういう意味では「○を簡単に捨てた」のではなく「○を断念した」といってもいいのかもしれません。
なるほど。
いろんな議論があったのかもしれませんね。
本筋からは離れますが、「月の浦児童公園前(月の浦営業所)」って、単に「月の浦」とか「月の浦営」とかではダメなのでしょうか??
こんなに文字数を消費する意味があるのかなぁっていつも考えてしまいます。
Aokumoさん、こんにちは。
>「51 免許試験場」などという表示は特殊性からのわかりにくさもあるのではないかと思っています。
たしかに。
北九州では側面の上の段に「□40 若松駅」など、番号と最終的な行先を表示して、下のタテ4つで経由地を表示するようなケースもあって、ルールもバラバラです。
せめて「免許試験場経由」「若松駅行き」くらい書けば、少しは伝わると思うのですが…。
Tokyo Chikushiさん、こんにちは。
>元々、方向幕の表示法は、番号部分と地名部分とが別表示でした。
>バスを正面から見た時、フロントガラスの真上に横に長い地名を表示する方向幕の窓があり、その左側に小さい正方形に近い横長の番号だけを表示する窓がありました。
言われてみるとそうですね。
私が子供の時も、そのタイプのバスはたくさん走っていました。
西新から早良方面に向かうバスに乗っていて、荒江の踏切を渡るとき、反対側から来たバスの「番号」と「経由・行先」があっていなくて(「3」「西新 貫線経由天神」とすべきところが「9」「西新 貫線経由天神」になっていた。「経由」の「経」には糸へんなしですね)、乗っていたバスの運転手さんが、対面のバスの運転手さんにジェスチャーで教えてあげていた光景が今甦りました。
全くその通りです。
ではなぜ枠囲みがなくなったかというと、「枠で囲まれると番号が見づらい」というクレームが会社内外から相次いだからとのこと。
それから筑豊・筑後・佐賀・日田に関しても福岡と同じ形を取っているものの、北九州だけはあくまで「(グループ会社としての)会社の方針」として、枠囲みを継続しているとか…。
ただその「方針」が「こだわり」であると言いきってしまうと、個人的には若干抵抗を感じない訳でもなく…。
>ではなぜ枠囲みがなくなったかというと、「枠で囲まれると番号が見づらい」というクレームが会社内外から相次いだからとのこと。
>北九州だけはあくまで「(グループ会社としての)会社の方針」として、枠囲みを継続しているとか…。
>ただその「方針」が「こだわり」であると言いきってしまうと、個人的には若干抵抗を感じない訳でもなく…。
なるほど。
たしかに、会社の方針なのであれば、「こだわり」とは違いますね。
前面とは違い、側面は、比較的近くから見られることが多いため、「番号」であることを伝えるためには字が一回り小さくなっても四角で囲んだほうがいいという、ある種の確信に基づいているということなのでしょうか。
それもひとつの見識であるとは思います。