曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

神大へのみち

2006-11-20 | インポート
11月16日

新しい家から神奈川大学までは、歩くと30分くらい(ちょっと早足くらいで)。ほぼ、旧綱島街道を真っ直ぐ行くだけのルートなのだけれど、季節も悪くないし、このルートにある店とかが結構興味深い。
今回は、旧綱島街道、妙蓮寺~白楽間を紹介したいと思います。

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旧綱島街道。いかにもぱっとしない感じだけれど、この中にいろいろあるわけだ。

旧街道だけあって、古くからやっていそうな店がところどころに残っているのだけれど、不思議なのは、一区間渋谷よりの菊名~妙蓮寺間には、ほとんどそういう痕跡がないこと。なんでだろう。ところどころに、建材関係の店があるくらい(この辺りは、どうやら建設関係の業種の店が集まっていたみたいだ)。反対に、白楽から横浜方向だと六角橋商店街っていうのがあって、これはとても不思議なところ。これは大学周辺情報として、また別の機会に。

妙蓮寺駅前には、おでん種の店とか、豆腐屋とか、昔ながらの風情の店がぽつぽつある。それなりに繁盛しているようだ。こういう店にはずっと頑張ってほしいが、生活時間帯のせいもあって、ついついOKストア(すっごく安いスーパーマーケット)にいってしまうんだなあ。対策を考えねば。

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おでん種の「八州屋」。あっためるだけの袋入りもある。沸騰させちゃいけないらしい。

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「マルイヤ酒店」。去年の今頃、地鎮祭のお酒をここで買ったんだけど、自販機ファサードが強烈。中はちゃんと酒屋です。

そういう由緒ありそうな感じに期待が高まる店とともに、なんだか楽しそうな店というのもある。新しい店(カフェとかラーメン屋とか)も楽しいんだけど、昔からやってる変わった店ってのが、時間の流れから来る特別な事情が垣間みられて、とても楽しい。自販機で全面が覆われた酒屋とか、店の前が商品で埋め尽くされているホーム・センターっていう名の金物屋とか、雑貨の無人販売所みたいな店とか、発想が新しいっていうか、常識を越えた存在感が刺激的。最近のチェーン店展開している店舗が建ち並ぶ商店街を見慣れた目には、こういうのは、とても自由にみえる。参考になるなあ(参考にして良いのか?)

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無人販売の雑貨屋。季節のせいか、クリスマス装飾用品の安売り。店内の販売は、夕方のとても限られた時間だけ。

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小さな小屋。トイレか?周りの目が怖くて、確かめられなかった。いずれ覗いてみたい。


新しさと言えば、爪切り屋「足楽」っていのもある。爪切りを商売にしている店だ。つげ義春の漫画とかに出てきそうな、需要のない怪しい店、ではなく、どうやら、爪の切り方一つで健康状態が大きく左右される、ということらしい。一度行ってみたいような気もするけど、キャンペーン価格で5000円ちょっとだった。まあ、爪を切るだけってことはないんだろうけれど・・・。ちょっと勇気がないな。

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爪切り屋「足楽」。そういう業種があるんだ。ちょっと気になるが、爪を切るのにもいろいろあるってことだな、きっと。

レストランも数は多くないけれど、はずれが少なそうな感じだ。野菜料理専門のレストランとか鳥肉の店とか焼酎で勝負の店とか、いろいろ。中でも、ラ・ターブルっていうフランス料理屋はすっごく小さいし、駅と駅の中間で、周りには住宅しかないようなところなんだけれど、なんだか期待できそう。楽しみだなあ。

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このたたずまい!。玄関横に黒板塗料仕上げの壁があって、そこにメニューが書いてあるんだけど、ちょっと(かなり?)期待できそう。

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こういう店とかもあります。

ということで、妙蓮寺~白楽でした(横浜からすぐなのに、結構、田舎っていうか、事情がありそうな街なんですね)。