ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

#12-2 バッチューのマスターに会いたいのだけれど、バッチューのマスターの家の場所を完全に忘れた。

2017-06-07 00:00:30 | Weblog
雨の降る街。

懐かしい唄である。非常に懐かしい唄である。

十年来のファンであるtrash box jamマニアのアンバーが言っていた。

「この唄はCDでしか聴いたことがないよ。初めてライブで聴いた」

そのくらい歌わない唄なのである。

どうしても歌いたかった、雨の降る街を

なぜ歌いたかったのか?特に理由はない。

でも、ライブ当日は「雨」だった。

セットリストを組んでいる時に候補に入れた。

練習してみたら、すごく歌いたくなった。いや、すごく聴かせたくなった。

「申し訳ないなぁ誰も覚えていないだろうなぁ・・・雨の降る街」


ライブが終わって、エムケイと話した。
エムケイ、「雨の降る街」を聴きながら泣いたらしい。
そんなことがあるのか?

僕らには共通の友人がいた。「ワタ」という友人だ。

どうしようもないヤツだったが、どうしようもなく楽しいヤツだった。

だった・・・ワタは死んではいない。生きている。
生きてはいるはずだが、僕らとはもう交流はない。色々なことがあった。

エムケイは言った。

「シングがMCでバッチューの話をするからさ、ワタのことを思い出しちゃってさ」

ふーん、そうなんだ。。。


ライブが終わって、家に帰って、しばらく時間が経って、僕は色々なことを思い出した。

ライブのMCでバッドチューニングという倉庫造りのライブバーの話をした。通称バッチュー。
バッチューのマスターが僕にとても優しくしてくれ、いつもタダ飯タダ酒タダライブ。そんな事をしているうちにバッチューは潰れてしまったという話。
そのマスターが「雨の降る街」が大好きで、酒に酔うと、いつも「シング、雨だ、雨を歌ってくれ」と言う話。


思い出した。

バッチューに初めて行った時、エムケイと二人だった。何をしに行ったか?ワタがアルバイトをしていたからだ。アルバイトをしているワタを見に行ったんだ。
頼んだ焼き鳥がいつまでも出てこなくて、エムケイが怒っていた気がする。

ワタは、ベース弾きだった。正真正銘の天才ベース弾きだった。
ワタはエムケイのバンドのベース弾きだった。
僕のバンドにもワタはいた。
それ以前に、いつも一緒に遊んでいたんだ。

風の噂も聞かなくなった。
ワタは今何をしているのだろう?

今度エムケイと会った時は、ワタの話をしよう。そうしよう。

生きてるっていいよな。会わなくなっても、「生きてる」っていい。

また逢えるかもしれない。


今回のライブ、僕は天才的に歌が上手かった。まぢ。
その中でも、一番上手く歌えたのはこの唄だ。
きっと、いろんな人の心に届いたと想う。
遠く離れた、いろんな人の心にも、届いたと想う。


「雨の降る街」

昨夜夢に出てきた 君のこと
今すぐ逢いに行きたいな 涙が零れた

何処へでも連れていこう
何処へでも一緒にいこう
世界の果てが見たいと言うならば
西へ向かうあの船に乗ろう

あぁ恋しくて切なくて何も見えなくて
君にだけ逢いたくて

この胸が痛むほど近づく

寂しさ 退屈 苛立ち そんなのばっかりで
困った顔してる そんな君がね

あぁ人ごみを掻き分けて君を探すけど
見つからない見当たらない
何処にいるの?

あぁ雨の降るこの街で何も見えなくて
君にだけ逢いたくて

あぁ恋しくて切なくて何も見えなくて
君にだけ逢いたくて

この胸が痛むほど君にほら近づく


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ワタさん元気ですよ。 (ノリボン)
2017-06-07 20:50:56
ワタサン、自分のバンドでベース弾いてます。
ちなみに今週末渋谷でライブなんで、今夜もスタジオで会います!

MKさんも懐かしいですねー
是非、呑みましょう!
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