ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

#13 ごめんよと、僕はつぶやく。

2017-10-20 03:06:01 | Weblog
十三曲目。「ジャンフランソワの恋人」(singのアルバム、Heart And Soulに収録)。

ジャンフランソワの写真があったような気がして、ブログに載せようかと思って、探してみようかと思ったのだけれど、きっと探している最中にいろいろなものを見つけてしまって、埒があかなくなるのが目に見えているので、やめた。

ジャンフランソワの恋人のなまえは「ソフィー」だったような気がする・・・と、さっき閃いた。もしかしたら違うかもしれないのだけれど、なんとなく、ソフィーだったような気がする。

覚えていることと覚えていないことの差はなんなのだろう?
思い出すことと思い出さないことの差はなんなのだろう?
僕はきっと、ほとんどのことを覚えていないのだけれど、ほとんどのことを覚えているのはなぜなんだろう?

最近雨ばかり降っている。少し退屈だ。
あと何日か、雨が降り続くらしい。少し窮屈だ。

少し、書くことから離れてしまった。僕はサボってばかりいる。ごめんよ。

とりあえず今日のところは、ジャンフランソワの恋人を聴いておくれよ。


ジャンフランソワの恋人

ジャンフランソワは庭でいつものチェアーに座って
ギターを抱え悲しげなブルースを弾いてる
出ていった恋人の写真をポケットに入れて
十年の想い出と共にバラを見つめている

いつだったか火曜の朝に手に入れたビニールプール
今じゃ跡形もなく崩れてるの
屋根裏のボードに刻まれたあの日の傷跡だけを
今も胸の奥に響かせて

大きな庭と小さな家を彼女と手に入れて
一本ずつ増やした花や木が風に揺れてる


ジャンフランソワが踊るダンスはパーティーの花でも
いつも見てた笑顔だけがこの部屋から消えてた
恋人は愛した彼とバラの花だけ置いて
テレビと犬を連れてある朝街を出ていった

いつだったか土曜の午後に買ってきたブルースギター
今じゃ悲しくしか響かないメロディ
引き裂く事できなかった写真の中に今でも
あの日の無邪気さだけが残って

大きな夢と小さな未来を二人で描いて
一本ずつ増やした花や木が風に揺れてる
何故か教えて


ジャンフランソワは庭でいつものチェアーに座って
ギターを抱え悲しげなブルースを弾いてる

いつだったか火曜の朝に手に入れたビニールプール
今じゃ跡形もなく崩れてるの
誰を抱いても誰と話しても誰を愛しても
消せない想いを空に映して

何故か教えて
音のない部屋で
ブルースを弾いてる