ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

#10 どこかで輝くshineを探して。

2017-05-23 21:41:15 | Weblog
十曲目。第2部の三曲目。「カナリア」(trash box jam The Band 2nd, マジカルステラーツアーに収録)。

世界のどこかで雨が降ってる・・・きっとどこかで
世界のどこかで陽は照っている・・・きっと今もどこかで

悲しむことはないよ

君は君が望む場所にいればいい・・・君が望む場所に

八月のグラナダ・・・アルハンブラが見下ろせる丘の上に僕は立っている・・・サクロモンテの丘。

世界は美しかった。
世界が美しかった。
僕は、世界を愛おしいと想った。

きっと僕は

・・・君に逢いたい・・・

その時僕は、きっとそう想っていたはずだ。


「カナリア」

冬が来る頃に静かな街角に
カナリアの唄が聞こえる月の明かりを遮って
僕らの悪戯な罠にかかった
おもちゃの兵隊のマーチが軽やかなリズムを奏で始める

ベッドに寝そべった君が好きだよ
時計の針を気にしながら生意気な笑顔浮かべて
ルピナスの香りが街に届く頃
消火栓の上に座った黒いノラネコのブルースを踊ろう

君をそっと引き寄せて抱いた

空を染める切なさにも 壊れそうな声で応えて
君が眠りにつくその時幻のように
空っぽの僕は消える

三日月のチャイムが鳴り響く夜には
ネムノキの丘を横切って教会の裏で待ってるよ
ねぇハニー旅に出よう誰も知らない
ダイアモンドみたいな月とサファイア谷の青いバラを探そう

君をそっと抱き寄せて眠る

空を渡るカナリアの唄 零れそうな愛しさを込めて
君が目覚める朝に残る風のように
空っぽの僕は歌う

空に果てなき恋心映して カナリアが羽ばたく

この空を染める切なさにも 壊れそうな声で応えて
君が眠りにつくその時幻のように
空っぽの僕は消える