老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

日本の人口減少に思う 

2016年11月21日 20時19分52秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 先日発表された前回の国勢調査の結果で、日本の人口減少がはっきりとしてきました。人口の頭打ち現象はいわゆる先進国と呼ばれる西欧諸国や中国などでも明らかになっています。

 2016年での世界の総人口は約73億人と推定されていますが、全体で見ると人口増加は続いており、2013年に国連が発表した「世界人口展望」(2012年改訂版)では中位値として2025年に約81億人、2050年に約96億人、2100年には約109億人に達するとの予測がされている一方で、地球の食料や資源の提供能力から見ると世界人口は80億人で頭打ちになるという予測もあるようです。
  
 こういう世界的な状況で考えられる将来の見通しは、
・世界的な食糧やその他資源の供給限界を考えれば、現在の先進国への資源の配分率は低下する。
・いわゆる後進国の経済成長で、現在の先進国の工業生産比率は低下する。
・日本などのように食糧自給率が40%にも満たない国では、食糧の確保が最大の課題となる。
・それに追い打ちを掛けるのが、人口減少による労働力不足と、国内市場の縮小。
でしょう。

 そうなると、客観的に考えれば、将来の日本の経済縮小は避けられず、その中で如何に均衡のとれた社会を目指すのが、現在の政治家の役割でないでしょうか。
こんな現実に目をつぶり、選挙での票獲得を最大課題として、経済拡張という偽りの甘い夢を追い求めざるを得ないのが、現在の情けない政治屋でしょう。(まさ)

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