老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

橿原・桜井を訪ねて  その② 橿原―Ⅰ ~本薬師寺跡のホテイアオイ~

2017年09月03日 20時58分21秒 | 旅行/色々な風景
 昨日の、奈良行きのもう一つの大きな目的は、橿原市にある本薬師寺跡のホテイアオイを見ることでした。

 本薬師寺跡周辺(橿原市城殿町)の水田には、橿原市が米の生産調整の対応として休耕水田(面積約1.4ha)を利用しての景観形成作物栽培推進の一環としてホテイアオイをで栽培して、やすらぎと潤いのある街づくりを展開しておられることを、TVや新聞等で見聞きしており、是非一度見てみたいと思っていました。

 今年も7月4日に「畝傍北(うねびきた)小学校」の2年生の生徒さんも参加して約14,000株のホテイアオイを植え付けられたのが、そろそろ見頃になったとのことで、折角の桜井行きのついでに是非このホテイアオイ畑にも立ち寄ることにしました。

 ホテイアオイは熱帯アメリカの原産のミズアオイ科植物で、葉柄(ようへい:茎の根元)の中央部がふくれ、これが浮き袋の役割をしています。名前の由来は、この姿を七福神の一人「布袋様(ほていさま)」のお腹に例えたものです。花は青紫で、花びらは六枚、上に向いた花びらが幅広く、真ん中に黄色の斑紋があり、周りを紫の模様が囲んでいますが、私はこの花を見ると、なぜか仏像の背景にある火焔を思い出しますが、このような感じを抱くのは私だけではないと思います。

 秋晴れの土曜日ともあってカメラを手にした沢山の見物客が来ておられましたが、幸いにも駐車場所も確保できてゆっくりと愉しみました。
本薬師寺があったとされる小高い丘を囲んで、想像以上の広さの水田にホテイアオイが咲き乱れており、秋晴れに映えるホテイアオイの花や、周りの水田ですっかり成長した稲や、水生植物なども沢山あり、久しぶりの田園風景に大満足でした。(まさ)



ホテイアオイの群落

同上

同上と本薬師寺跡の岡

ホテイアオイのアップ写真

同上

同上

同上

ホテイアオイの葉柄(ようへい:茎の根元)


周囲の水田の稲

同上 すっかり実っています

用水路の中のタニシ

あぜ道のミソハギ

あぜ道のセンニンソウ

農家の庭の柿も少し大きくなっていました