老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

税金納付の簡略化と、道徳教育での対応の仕方

2017年07月24日 21時36分59秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 今日から国会の予算委員会の閉会中審査が始まり、内閣支持率急落で追い詰められつつある安倍首相は殊勝にも「指摘を真摯に受け止め、正直で丁寧に答える」との態度で臨まれるとのことでした。

 少しは変るかと期待して今日の衆議院での審査をTVで見ましたが、案の定というか予想通りというか、従来の態度からの大きな変化はなく“正直”とか“丁寧”あるいは“真摯に”という言葉の定義を改めて見直すことになりそうです。

 私たち一般国民(安倍首相は「こんな人たち」と呼んでいるようです)は、“正直で丁寧に”生きる為に、日頃の納税や子供たちの教育を如何にすべきかと頭を痛めていますが、流石に我が国の政府は、「こんな人たち」がそんなことで悩まないように、色々な模範行動を現実に示してくれており、今後の生活の大きな参考になりそうです。

◆国税の申告は、大幅に簡略化されます。
 申告に際して、一言“関係書類は短期間で自動的に消去されるシステムになっているので添付できませんが、適切に処理されていますし、政治家の関与もありません”と付け加えて下さい。
窓口の担当者が認めなくても、国税庁長官に就任された元理財局長の佐川宣寿氏ならきっと気持良く了解して下さる筈です。

◆道徳教育にも心配無用です。
 来年度から首相の宿願だった道徳の教科化が実現するので、親たちは“公正・公平・社会正義”などを子供たちにどのように教えようかと気を揉まれていることと思います。

 しかし、この点もご心配なく、国会議員やお役所の偉い人たちは色々と対応方法を自身で示してくれていますので、下記のことを子供たちに教え込むだけで良いでしょう。

・自分にとって都合の悪い事には、正直に答えずに「記憶がありません」とか、「記録もありません」と言い訳すること。

・それでも尚、批判を続ける人には、「お前よりまし」とか強い言葉で言い返すか、或いはまともに対応せずに一般論ではぐらかす。

・更に相手がしつこい場合は、例え随分古い事でもよいから、相手の人格を汚すようなことを拾い出してその人の社会的な信用を少なくするように努める。

 何もくよくよと悩まずに、これで充分なのです。やはり、「こんな人たち」と違って、国会議員やお役所の偉い人たちは素晴らしい頭脳の持ち主ですね。是非見習いましょう。(まさ)