Sightsong

自縄自縛日記

長生炭鉱ピーヤ

2021-03-20 10:15:38 | 韓国・朝鮮

山口県宇部市で石炭を産出していた宇部炭鉱は複数の炭鉱の総称であり、そのひとつが宇部空港近くの長生炭鉱であり、海底下に広がっている。1942年2月3日、坑内に海水が流入し、183人の炭鉱労働者が亡くなった。その4分の3は強制連行された朝鮮半島出身者であった。いまも遺体は海底坑道に放置されたままである。

西岐波や床波の海岸から、海上へと突き出るピーヤ(排気・排水筒)を2本見ることができた。これは伊藤智永『忘却された支配 日本のなかの植民地朝鮮』(岩波書店、2016年)の表紙にもなっている。

Fuji X-E2、Sigma 400mmF5.6、Pentax-M 35mmF2.0

●炭鉱
上野英信『追われゆく坑夫たち』
上野英信『眉屋私記』
『上野英信展 闇の声をきざむ』
伊藤智永『忘却された支配』
西嶋真治『抗い 記録作家 林えいだい』
奈賀悟『閉山 三井三池炭坑1889-1997』
熊谷博子『むかし原発いま炭鉱』
熊谷博子『三池 終わらない炭鉱の物語』
熊谷博子『作兵衛さんと日本を掘る』
山本作兵衛の映像 工藤敏樹『ある人生/ぼた山よ・・・』、『新日曜美術館/よみがえる地底の記憶』
本橋成一『炭鉱』
三木健『西表炭坑概史』
勅使河原宏『おとし穴』(北九州の炭鉱)
友田義行『戦後前衛映画と文学 安部公房×勅使河原宏』
本多猪四郎『空の大怪獣ラドン』(九州の仮想的な炭鉱)
佐藤仁『「持たざる国」の資源論』
石井寛治『日本の産業革命』
森元斎『国道3号線 抵抗の民衆史』


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