PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



『すずめの戸締まり』、観てきました。パチパチ!


かけまくもかしこき日不見(ひみず)の神よ
遠つ御祖(みおや)の産土(うぶすな)よ
久しく拝領つかまつったこの山河
かしこみかしこみ
謹んでお返し申す


以下、ネタバレあり(反転させて読んでください)












途中までは申し訳ないけど、ダメでした。ちょっと引いた時の表情の描きこみ具合とかが、映画作品とは思えないほど雑で、「マジか~」とがっかりしました。背景があんだけ描きこんであるのに。海外に受注しているせいなのかとも思いますが、声優に有名どころの俳優を使ったりしないで、「アニメ」なんだから画にもっと力を注いで欲しい。
あとBGMも全然あっていると思えなくて、辛かったです。河合奈保子とか国生さゆりとかも自分的にはナゾにしか思えず、神木隆之介のきっとわざと音痴で歌ったであろう『ルージュの伝言』も止めてくれ~!と心底思いました。歌はいい声で聴きたいです。松村北斗の祝詞もだめ。言霊ってこんなもんじゃないでしょう?と思うのですが、、、、(松村北斗、朝ドラの『カムカムエヴリバディ』は良かったけどなー)
とりあえず新海誠監督は自然現象とか日本の神様とか好きなんでしょうねー。『君の名は。』は隕石、『天気の子』は洪水、そして今回は地震ですし、やたらと神や巫女が出てくる。次は日照りか?台風か?


なーんて斜に構えて観ていましたが、いろんな不満はラストの10分で全部、ひっくり返りました。

いやあ、あれは反則です。ちっちゃな女の子が泣いたら、そりゃあ気持ち持っていかれますって~。もう号泣でした。
かつて自分を救ってくれたのは、実は未来の自分だった、というのは良くあるプロットなのですが、すっかり騙されました。そして、イケメンとかわいい子が結ばれるハッピーエンド。やられたなあ。
要石となるダイジンがかわいそうという見方もあるでしょうが、そう感じさせない流れはきちんとできていたと私は思いました。ダイジンはサダイジンと共に自分のつとめを果たしているだけで、かわいそうというのは違うかなと。


ラストの「行ってきます」のセリフも良かったなあ。行ってきますに当たる言葉って英語では無いっていいますよね。日本人ならではなのかなー。
いろいろあっても我々は生きていくしかない。前を向くしかない。行ってきますって、そんな意志がこめられた言葉でもあると思いました。




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