石川県で現代の名僧に会う篇、最終回です。パチパチ!
なぜ、佛子園が「ごちゃまぜ」を目指すのか?
○あくびは伝染する
フランス・ドゥ・ヴァールは、2007年にタイム誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた動物行動学の権威ですが、彼の研究によれば、「生き物は本能レベルで相手に共感しようとする」のだそうです。あくびがうつるのも、その一例で、生き物は自然に相手と同じ行動をとるのだとか。これは生き物は孤立すると、生存率が圧倒的に下がることから、相手と無意識に同調し、同一性を保とうとするのだそうです。
○幸せは伝染する
ハーバード大・医療社会学教授のニコラス・A・クリスタキスの研究によれば、1人の人が幸せを感じると、知人の15%が幸せに、知人の知人の10%が幸せに、そのまた知人の6%が幸せになります。※もちろん、幸せだけでなく、不幸も、肥満までも!
つまり、幸せな人が街中にいることが大切です。そして、様々なパーソナリティを持つ人々の中で、ダウン症の人たちの幸福度が非常に高いことが知られています。つまり、彼たち彼女たちが街中にいてくれれば、彼らの幸せが周囲に伝播していくのです。
~ちょっと長くなるので端折ります~
お年寄りと子どもたちが交流することの効用は、広く知られるところです。
世の中には本来、いろんな人がいます。赤ちゃんからお年寄り、いろんな性、いろんなパーソナリティ。それなのに、なぜか現代ではそれぞれを勝手に分類して、隔離しています。子どもは子どもの施設、お年寄りはお年寄りの施設、障碍を持った人は、その人たちの施設、偏差値で輪切りにされた学校、、、、
それらを隔離する壁を取っ払い、部屋に押し込められた人たちを街中に戻そうじゃないか、という考え方です。そして、幸せをもらい、もらわれるコミュニティを作れたらいいなーと。
なぜか私も、ちょうどこのタイミングで、いろいろとご縁ができました。さて、どうするか、、、、
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