俺もお世話になるかもなー

午前中、柏市の特養老人ホームへマジック慰問に行きました。パチパチ！
特養ホームというのは特別養護老人ホームの略で、つまりその、みなさん、そういう訳です。
とてもここには書けない世界です。小中学生にぜひ見てもらいたいですね。
しかし、今日のマジッククラブのメンツは凄かった！自分の身内を持ち上げるのもなんだけど、柏マジッククラブを代表するそうそうたるメンバーで、演目もとっておきの素晴らしい物ばかり。音響係担当の僕りんは、スタートボタンを押すとすぐに観客席に潜り込みみなさんの演技を見てました。いや、実際凄いんだって。
終わってから、後かたづけをしてたら一人のおばあちゃんが「お兄ちゃ～ん、帽子似合ってたよ～おもしろかったよ～。」と声をかけてくれました。バルーンハットを被ってマジックやったんですけどね。そこで「ありがとー！今日は何が一番おもしろかった？」と聞いたら、ヤケに化粧の濃い仏頂面の寮母さんが
「この人たち目が悪いから何にも見えてなかったと思いますよっ」
「へっ！！！！」
そんなの百も承知なんです。みんな目も悪いし、耳も遠い。そんなの百も承知でマジックやってるんです。寮母さんにもいろんな人が居て、一緒に大喜びで手を叩いて見て下さる人や、ねぎらいの言葉をかけて下さる人、写真を撮って後でクラブへ送って下さる人、、、
しかし、今回のようなのは初めてで、ホント暗くなりました。出がけに家族と喧嘩でもしたんだろか、、、。
ただでさえ特養ホームは帰り際ホントせつなくなるんです。まずみんなが居る部屋やロビーから廊下へ出て、そこでしきりの扉に２重ロックをかけます。そのとき「さよならーまた来てねー」とか言われるとホント辛いです。そして玄関から外へ出るときにまたさらに暗証番号をうちこまなけらば開かない強靱なドアがあるのです。そこまでするかっ！？ってくらい厳重に閉じこめます。勝手に徘徊されたら大変なのは解りますが、鍵を閉めるときなんか自分がおじちゃんおばあちゃんたちを閉じこめているような気がしてしまうのです、、、。
今日行ったそこのホームは終身制です。前までいつも一番前で見ていて「えーっはっはっ！」と変な笑い方をするおばあちゃんが久しぶりに行ったらいませんでした。たまたま体調が悪くて部屋で休んでいただけかも知れませんが、、、。
介護を実際にしたことがないからその苦しみは１００分の１も解りません。でも、敢えていいたい。家族の人は面会くらい行ってあげましょうよ！