西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

ごみ焼却場の統合には大賛成!決断の遅さによって、不要なお金が出ていくことの重さは感じずにいられませんが…

2021-11-08 19:26:35 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

少し報告が遅くなりましたが、先週の木曜日に現在、市内に2つあるごみ焼却施設を1つに集約する方針が示されました。
以下、11/5付・読売新聞の記事。
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ごみ焼却施設 西部に統合
西宮市方針 32年度の稼働目指す

 西宮市は4日、市内2か所のごみ処理場にある焼却施設を統合し、新たに集約化施設を建設する方針を発表した。2032年度の稼働を目指すという。
 市議会民生常任委員会への報告では、「西部」(西宮浜)と「東部」(鳴尾浜)の両総合処理センター。市は老朽化した西部側の焼却施設について、芦屋市と広域化を目指して統合を協議していたが、決裂したため、単独で新施設を建設する必要に迫られていた。
 その上で、東部側のものを残した上で、西部に新施設を造る案も含めて検討してきたが、コスト面などから集約化することにした。
 計画では、西部にある破砕選別施設を解体し、その跡地で27年度に着工する。完成すれば、3炉で日量計529トンの処理が可能。これに合わせ、32年に耐用年数(20年)を迎える東部の焼却施設は廃炉とし、破砕選別施設を新設する。
 整備に要する550億円のうち、国の交付金を除く市の実質負担額は303億円。これに運営費を加え、稼働に伴う発電の売電収入を差し引くなどした22~49年度の負担額を、市は計489億円と試算し、両センターに焼却施設がある場合より49億円少ないという。
 市は「施設が大規模になることで発電量が増え、温室効果ガスの排出削減につながる」とも説明。来年3月までに整備基本構想を完成させ、6月頃にはパブリックコメントを募る。
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西宮市と芦屋市のごみ焼却場統合に向けた協議(=検討会)が始まったのは2016年4月のこと。
ただ実際には
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●2017年11月~2018年11月まで約1年間中断
●2019年2月~2020年4月まで約1年2か月間中断
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と検討会を開くことさえできない期間が、かなり長くあったんですよね。
そんなこんなも含めて、かなり早い段階から暗雲が立ち込めていた両市の協議が決裂したのは今年1月のこと。
私は、破談に終わりそうな雰囲気が強まったことを受けて「市内に2つあるごみ焼却場の統合を検討すべき!」と主張していたこともあり、今回示された方針は妥当なものと受け止めています。

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【ご参照@市政報告64号×2021年1月発行】


市は、もともと2028年度の施設更新を目指して、ごみ焼却施設整備計画の策定を進めてきました。
ところが芦屋市との統合話は、数度にわたる協議さえできない期間を挟んで破談。
この結果を受けて、2施設を集約する今回の方針が示されたものの、結果として集約施設の稼働予定時期は4年も後にずれてしまいました。
こうした要因に伴い、本来なら必要なかった焼却施設の長寿命化のための費用が8.76億円もかかることになるのは、なんとも勿体ない話だと思っています。
つくづくとトップが適切な判断の下、決断できないことの責任って重たいなぁ…と。
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【ご参照】
決裂するべくして決裂した、芦屋市とのごみ処理場統合話。次に考えるべきは、市内に2つあるごみ焼却施設を1つにまとめることです!@2021年1月のブログ

とはいえ、求めていた方向に話が進みそうなことは良かったと思っています。
引き続き、今後の展開を見守ってまいります。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。