MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ほつれる

2024-04-14 17:05:49 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品
なんと不倫の映画で、それも濡れ場が皆無でして
1組の夫婦がいると思いねぇ
奥さんは旦那さんを置いて不倫して不倫相手と箱根へキャンプ一泊旅行に
なんと冷めた夫婦なんでしょうか噛み合ってるようで全く噛み合ってない夫婦でして
夫も前妻と未だに子供を理由にして肉体関係が続いてるような雰囲気というか匂いを醸しておりそこがヒロインが不倫に奔った要因だったとも思わさせる
夫役の田村健太郎の覚めていながらも執拗な口調というかせりふまわしの絶妙さが光ってる映画
 
そんな夫といっしょになった妻の過去は語られておらぬもののなんと離婚させてまで二人が夫婦になったのも不倫からだったからとは言え、今現在ヒロインは妻のある男と不倫旅行中
しかし東京に帰ってきた途端に不倫相手はヒロインの目前で事故死してしまう
慌てて救急に電話したものの不倫がバレると思い携帯を切るヒロイン
映画ではそれで終わりですが一旦119なり110に繋がった携帯電話は喩え非通知であってもこちらの番号は表示されているのが現実
 
ヒロインは不倫相手の葬儀には出席しなかったものの
彼を紹介してくれた友人と 49日前に彼の実家の墓参りに出かけて
偶然だかどうかは知らねど彼の父親と出会い彼の幼少期や青年期のことを話してもらえる有意義な旅ではあったようですが
 
こんなふうにヒロインを通して綴られて行くだけの作品ですが
やがて不倫相手の妻が
そして現在の夫が不倫を知ることになり
不倫相手の妻と会う時には不倫相手の妻の顔を絶対に映さない演出が試みられていたり
夫からは執拗に殴る蹴る的な暴力こそ皆無ではあるものの
ある意味この夫のネチっこさというか執拗な言葉での攻撃は常軌を逸してる
まぁそうなる気持ちはわからんでもないが猫が捕まえたネズミをいたぶるのに似てる
 
そんなこんなで夫から離れる決心をつけたヒロインが家を出る
そう楽しい不倫旅行に出るために家を出るオープニングと
別れる決意を固めて家を出るクロージングとはシンメトリーになっていたのね
 
いや実にお金持ちなお若い夫婦であるし
そんな家の中はきれいに片付いてて生活感が感じられないっていうのも意図的に冷え切った夫婦を描いて見せているとそうさせたのかな
とりあえず門脇麦さんのある意味一人芝居と先にも書いた田村健太郎の心のない口調が印象に残る作品ですが
見終わっても何一つヒロインにも感情移入もできない作品でした。
が、実に不思議な雰囲気の作品ではあったかなぁ
ってかたかがヒロインの友人友人役に黒木華さんを使うという贅沢さ
 
とにもかくにも不思議な映画を見させてもらったっていう印象しか残らない作品
 
2023年製作、日本映画、「ほつれる」製作委員会作品
加藤拓也脚本・監督作品
出演:門脇麦、田村健太郎、染谷将太、黒木華、古舘寛治、安藤聖、佐藤ケイ、金子岳憲、秋元龍太朗、安川まり
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。

2024-04-14 05:05:15 | 洋画
“「死霊館」ユニバース”の作品群を、制作順ではなく、時制の時系列でで見てきまして
いよいよ現時点で現存するユニバース最後の作品ということで見始めたのはいいけれど
なんかものすごい既視感が
 
 
年齢的に認知症になってしまったんでしょうか、いちおう映像を途中で止めて実は我がブログを検索してみたら、なんとこの作品だけは2022年の2月に「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」ブログアップまでしていたんですね
 
邦題では完全忘却ということでしたが、映像本体としては脳内のどこかに記憶されていたようで
それが既視感というかたちなって脳内に蘇ったってことだったようで・・・
まぁ個人的に感想は第一印象を大事にということで改めて記事に遺すことはしませんが
感想をみたい方はリンク先に飛んでいただければ・・・
これで“死霊館ユニバース”を現時点で全作品を時系列順に見終わったっていう記録のためにこの記事をここに残しておきます。
 
ということで記録としてこの作品は製作順では第八作、時系列で第九作目にあたる作品となっております。
 
あとは一応世間的に告知されてる“死霊館”シリーズの第四作目の新作を待つばかりということで
コメント (2)
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