MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

シーワールドZ

2021-12-11 23:35:34 | 洋画未公開
こっちの作品もアサイラムでしたねぇ
今月アルバトロスからは珍しく複数作品が新作としてリリースされてるようですね
で、この作品邦題の通り水族館の生き物がゾンビになっちゃって人を襲うお話
って事で2016年にアサイラムが制作した「ZOOMBIEズーンビ」と言う
動物園の動物が医薬品の関係からゾンビ化して職員や観客を襲うお話の作品がありましたが
 
その続編として、今度は水族館の生き物が前作エデン動物園で使用してる医薬品によって
タコが蟹が海星がワニがさらに海象、そしてアサイラム常連のサメさんが
ゾンビ化して再び職員たちを襲うお話ですが
アサイラムという事でジャケットにはサメさんがデカデカと存在しているんですが
本編ではゾンビ化して巨大になったタコさんが、今作では主役です
 
前作から6年も経過しておりますが、続編感を描出するために「ZOOMBIE ズーンビ」の動物園とほぼ時制的に同時進行してると言う設定になっているようで
エデン動物園から電話連絡入って、薬品使わないようにって言ってくるんですが
救出にきた消防官のセリフにも”動物園で云々“って言うセリフもあるんですが
 
 
しかし結末ではちょっと?
って違和感を覚えるんですが、そこはアサイラムですから許しましょう
監督さんは同じ人なんですがねぇ
 
水族館のオーナーであり、議員さんが水族館の存続を兼ねて視察に訪れた時に
この事件が起きまして
議員さんと秘書と案内の女性館長と獣医師
餌育係の職員と観客
警備主任さんという三組が、それぞれゾンビ化した魚類によって水槽が破壊された事で
全館水漏れ防止で自動的に各部所とゲートが自動閉鎖され、孤立した形で意味もわかってなく、それぞれが無線で連絡取りつつ
 
閉鎖空間から脱出しようとする姿と、ゾンビ化した生物から逃げる姿を並列して描いていくんですが
そこはアサイラムですから、ほとんど緊張感もなく
一人また一人とゾンビ化した海星やワニやタコの餌食になっていきますが
サメさんんはほとんど活躍もしませんが
“サメは竜巻と一緒に”とかの楽屋オチ的なセリフも生かされないほどの扱いです
 
クライマックスで女性館長さんが雲梯よろしくのシーンがあるんですが
その時ジャケット脱いでタンクトップ姿になるんですが
腕から肩背中にかけて刺青だらけだったのは・・・
 
飼育員が薬品処分したと嘘をついていて
それは議員さんがこの水族館の閉鎖を画策して、エデン動物園の薬品の始末をさせなかったってわかるんですが
ここが時制的におかしいオチになっていたのが・・・
アサイラムですから細かいことはいいか?
 
2021年製作、アメリカ映画
グレン・R・ミラー監督作品
出演:エバ・セハ、D・C・ダグラス、ヴィヴィカ・A・フォックス、アンソニー・ジェンセン、エリカ・デューク
 
コメント (2)
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続東京流れ者 海は真赤な恋の色

2021-12-11 17:25:48 | 邦画
一応渡哲也が前作同様本堂哲也(不死鳥の哲)を演じてるとこだけ
で前作鈴木清順の「東京流れ者」のあのポップでキッチュな作品で
今ではカルト作品の牙城を守ってる作品とは全く別物作品
 
ということで主題歌も副題の方の『海は真赤な恋の色』がタイトルロールでとか随所に流れて
『東京流れ者』は日活のロゴにメロディがかぶってるのと
劇中ワンコーラスのみ流れたかなぁ
 
タイトルロールの前に吉田輝雄がライバル準主役として乗船していて
渡と絡むと東映作品に慣れてる私としては
監督は石井輝男かい・・・って思ってしまうけど
日活だから監督は森永健次郎
 
日活としては「東京流れ者」を本来の日活アクション映画に戻って、首脳陣は
ほっとした作品というか、これが日活映画だって軌道修正を図った作品
だったらこの作品自体を、続編としないで「海は真赤な恋の色」って言う一本の作品としても良かったんじゃないのかな
 
一応「東京流れ者」って冠してるから、原作者の川内康範は外せないけど
脚本は日活の座付き作者ですから
コテコテの本流日活アクションではあるんですが
松原智恵子さんに続投させてるものの、なんと新人の橘和子の方が渡哲也と恋に落ちるようですが
 
不死鳥の哲は前作で刑務所に入ったようで、務所を出て
昔、命を救ってもらった兄貴が今では堅気として働いているはずの高知にやってくる
その航海での船で吉田輝雄と絡む
吉田は哲也の命を狙っている殺し屋という役所ですが
 
土地の親分に金子信雄や土地の酒蔵主人に嵯峨善兵
その息子に杉良太郎と、前作よりキャストが小粒に見えてしまうが
会社としては安定・安心の日活映画に戻ってって言う安心感は否めない
 
っていうか、この後清純監督は“メシの炊ける匂い”が好きな殺し屋映画「殺しの烙印」が首脳陣に全く理解されない作品を撮ったって
日活をクビになっちゃうんですね
そんな感慨に浸れる作品
先に書いたように「東京流れ者」にこだわらずに別物作品として見ることも可能でしたからねぇ
いや別物作品とするべきだった気がするなぁ
続けて見るとその感が強く感じてしまう
チャンネルNECOの連続OAもある意味考え物ですねぇ
 
1966年製作、日本映画、日活作品
森永健次郎監督作品
出演:渡哲也、橘和子、松原智恵子、吉田輝雄、杉良太郎、平田大三郎、野呂圭介、白木マリ、玉村駿太郎、垂水悟郎、井上昭文、嵯峨善兵、金子信雄
 
コメント
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