美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

「川柳歳事記

2023-09-30 07:18:38 | 川柳マガジン
感謝
手を合わせ今朝の元気に感謝する
今ここに生かされている有り難さ
ありがとうどこで聞いてもいい響き
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「誹風柳多留

2023-09-29 07:51:15 | 解説
色文をおとしてめしもくわぬ下女
色文は恋文である。これを相手に渡す前にどこかへ落としてしまったのだ。これを誰かに拾われては大騒ぎになってしまう。ご飯ものどを通らなくなるのも当然である。「くわぬ」とあるが、喰われないということである。
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「川柳歳事記

2023-09-29 07:49:08 | 川柳マガジン
岩清水
あと一息岩場の水へ子らの列
大海へ波乱の旅の岩清水
掌で掬う清水はいのちの味がする

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「川柳歳事記

2023-09-28 08:44:45 | 川柳マガジン

遠来の友に逢わせてくれた城
世界遺産の城を故郷に持つ誇り
きのうまでの城を怒涛に奪われる
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「誹風柳多留

2023-09-27 07:24:02 | 解説
いわうかと下女をいたぶる樽ひろい
樽ひろいは酒屋の小僧さん。町内の情報通である。出入りの家の下女の内緒の交際相手も知っている。それを主人に言ってやるぞと脅かしているのである。口止め料に幾ばくかの金銭を強要しているのかもしれない。あるいは別の下心があるのかも知れない。
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「川柳歳事記

2023-09-27 07:21:08 | 川柳マガジン
いらいら
土壇場で次の一手が出てこない
針の穴バイブレーションが止まらない
オペ室のランプが時を長くする

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「川柳歳時記

2023-09-26 07:37:19 | 川柳マガジン
半分
今日の予定半分にするいい日和
半分は嘘の自分史積んで置く
半額の値札に馴れてきた不況

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「誹風柳多留

2023-09-25 07:34:30 | 解説
ぬめのゑりかけていやあと下女いわれ
ぬめは絖。繻子織の絹布の一種で、地が薄く光沢がある贅沢品である。ぬめの半襟を下女の襟に当ててみたのだろう。下女もその気になって、どう、などとしな(姿)を作ってみた。周りも合わせてお世辞を言っているという図である。若い者同士の華やいだ時間である。
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「川柳歳事記

2023-09-25 07:31:59 | 川柳マガジン

食料は足りてて愛が不足する
まず食べてあしたにしよう悩むのは
食物の囲まれ味覚無くしてる

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「川柳歳事記

2023-09-24 07:28:36 | 川柳マガジン
反対
知ってます反対向いて歩いてる
反対に理由など無いあまのじゃく
「あかつき」の成功祈る逆噴射

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