美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

「川柳歳事記

2023-08-31 07:45:30 | 川柳マガジン
残念
車の中小さな命また消える
今ならば一杯できる親孝行
先生に伝えきれないいじめの子
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「誹風柳多留

2023-08-30 07:38:29 | 解説
おまへよく下女をと跡のむつかしさ
これは浮気した夫を攻めている妻であろう。妻にしてもただの悋気だけではなく、あとの始末の難しさを嘆いている。男尊女卑の時代とは言え、人間関係に変わりはない。誠意というより、後腐れを心配しているのだろう。

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「川柳歳事記

2023-08-30 07:35:43 | 川柳マガジン
漢字
しっかりと命伝えてゆく漢字
金髪が横で正座をする写経
漢字から思考回路を試される

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「川柳歳事記

2023-08-29 07:39:48 | 川柳マガジン
一日
一日が短い一時間は長い
一日は終わった道化師のつけぼくろ
朝という私の素粒子確かめる

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「誹風柳多留

2023-08-28 07:22:59 | 解説
弐歩がものかりたら下女は立ちのまゝ
弐歩とは弐分の一両である。下女には大変な金額である。おそらく前借だろう。何のためかと言えば、実家の無心が考えられる。あるいは恋人という名のいろだろうか。どちらにしても、苦労が見える。立ちのままとは、何の支度もせず、つと立ったままの意(江戸川柳辞典)。着の身着のままということである。
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「川柳歳事記

2023-08-28 07:20:28 | 川柳マガジン
漫画
にんげんが好きで漫画を読んでいる
漫画から抜けて漫画にもどる僕
夜通しで手塚治虫の中にいる

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「川柳歳事記

2023-08-27 07:57:53 | 川柳マガジン
遥か
こんちくしょうも遥かに置くとなつかしい
過去形にすると綺麗になる遥か
来し方の遥か行く手のなおはるか

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「川柳歳事記

2023-08-26 07:44:23 | 川柳マガジン

あいうえお順でいつでも損をする
順調に年だけはとるボクの脳
席順が悪い奴ほど生き延びる

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「誹風柳多留

2023-08-25 07:37:25 | 解説
下女が色いとし男が五六人
相模下女に象徴されているように古川柳の中では下女は好色とされている。そうしたからかいの句である。
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「川柳歳事記

2023-08-25 07:35:15 | 川柳マガジン
参加
ひととき参加図書館の青い刻
深々と頭を下げている参加
参加したとたんに黒い雲となる

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