平成最後の日

今日で、平成も最後となった。

このブログも、２３３５日更新されたという。

川柳教室に通っていた時にわたしが立ち上げたけれど、川柳教室も解散してしまったので、私個人のブログとして続けることにした。

病気でなければ、ほとんど毎日更新してきたのだから、良く続けてこられたものだと思う。

川柳画はもうあまりないけれど、できるだけ、このブログを続けて行けたらと思う。

「映像川柳」

ぬるま湯が苦労の汗をかかせない

　　　　　　　　　　　　美和山吹

「老いて新鮮」松ひさし

空気を読むとぶれる

少し前二つのはやり言葉　クウキヲヨムとブレルと

 

猿のモンキは空気を読む

見物人が手を振り声をかけると　跳んだりはねたりよく動く

モンキはぶれる

ときどき見えない所に隠れたりする

移り気で気分が乗らないと芸をしない

モンキは餌をあげ機嫌をとれば

嬉しがって跳び回り愉快な芸をする

モンキは見物人から注目されるか　注目されないかで

行動を加減する

（つづく）

 

「川柳歳事記」

片恋の胸を燃やした学生帽

威厳まだ生きてる亡父の鳥打帽

日本を支えた汗のヘルメット

「映像川柳」

鏡から作り笑いを指摘され

　　　　　　　　　　　　美和山吹

「川柳歳事記」

 

じいじにもボクといっしょのくせあるよ

足もとにいました家の青い鳥

被災地にホラッひまわりが咲いている

「映像川柳」

ためらって入り込めない自動ドア

　　　　　　　　　　　　美和山吹

「川柳歳事記」

半眼で越路吹雪になっている

フィヨルドのししゃもになって逃げた人

引き裂くたびにカモメになってゆく手紙

「老いて新鮮」松ひさし

空気を読むとぶれる

少し前二つのはやり言葉　クウキヲヨムとブレルと

 

(つづく）

 

「映像川柳」

まだまだと攻めの姿勢をくずさない

　　　　　　　　　　　　美和山吹