「柳誌 題詠

　
寄ってくる皆変人の類かも
　　　　　　　　　　　題：変人
　　　　　　　　　　美和山吹
「川柳さいたま」１２月号

「柳誌 題詠

拭く

眼鏡拭き混沌とした明日を見る

　　　　　　　　　　美和山吹
　　　　　　　　　　「川柳さいたま」１２月号

「柳誌 題詠

唇

唇で妻が最後にアリガトウ

美和山吹
「川柳さいたま」１２月号

「柳誌 題詠

発明に狂い世間にそっぽ向く

　　　　　　　　　　　美和山吹
　　　　　　　　　　　題；奇人

　　　　　　　　　　　「川柳さいたま」１１月号

「柳誌 題詠

洗う
浸水の被害に耐えて家具洗う

　　　　　　　　　　美和山吹
　　　　　　　　　　　「川柳さいたま」１１月号

「柳誌 題詠

外人が刀も打てば茶もたてる

　　　　　　　　　　美和山吹
　　　　　　　　　題：　外人　　　
　　　　　　　　　「川柳さいたま」

「柳誌 題詠

バタンキュー昼の疲れが心地よい
　　　　　　　　　　　題：寝る　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　美和山吹
　　　　　　　　　　「川柳さいたま」１０月号

「柳誌 題詠

後味の悪さ怒った次の朝　
　　　　　　　　　　　題：怒る
　　　　　　　　　　美和山吹
　　　　　　　　　　「川柳さいたま」　９月号

「柳誌 題詠」

若気から肌に刻んだ悔いがある　
題：肌

　　　　　　　　　美和山吹
　　　　　　　　「川柳さいたま」　９月号

「柳誌 題詠

若気から肌に刻んだ悔いがある　　
　　　　　　　　　　題：　肌
　　　　　　　　　　美和山吹
　　　　　　　　　　「川柳さいたま」　９月号