紫芋パウダーなどの粉末野菜は、タルトなどの洋菓子のほか、アイスクリーム・ケーキ・和菓子など幅広い食品に使用できます。
サツマイモの中でも色の濃い紫イモは、鮮やかなムラサキ色が特徴です。色素はアントシアニンと呼ばれるものですが、栄養価が高いことでも知られています。
紫イモパウダーは、凍結乾燥（フリーズドライ）品の方が、熱風乾燥した製品よりも香り・風味が良いと思います。ケーキ・和菓子に入れるときは、小麦粉・餅粉などの粉末に混合します。アイスクリームを作るときは、原料を加熱している鍋に加えます。添加量は好みですが、多く入れると色が鮮やかになり、野菜の風味が増します。
その他、アイスクリームに加えることができる粉末野菜として、パンプキン（かぼちゃ）パウダーがございます。人参粉末もございますが、アイスクリームには根菜類を使用した方が味の相性が良いのかもしれません。ゴボウパウダー・オニオンパウダーはお菓子よりも、スープ・料理の味付けに良く使用されます。
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お客様から、食品添加物のお問い合わせがあった。
お客様「酸化防止剤がほしいのですが。。。」
酸化防止なら、魚介類の変色止めかな。。。特にマグロや干物は変色しやすい。酸化防止剤にはいろいろ種類があるから、使う食品によって向き不向きがある。何の魚だろう？？？
弊社担当Ｋ「ありがとうございます。酸化防止の場合は使用する食品によって、使える添加物の種類が限られてくるのですが、どんな食品でしょう？」
お客様「弁当惣菜です。」
魚のおかずかな？ 色々お尋ねしていると、どうやら日持ちさせたい事がわかった。酸化防止は変色止めの効果はあるけれど、日持ちを延ばす目的だけなら日持ち向上剤の方が良いので、日持ち向上剤をお勧めする。
弊社担当Ｋ「酸化防止剤は酸敗防止の効果はありますが、食品の傷みは、菌によるものですね。日持ち向上剤○○または○○がお勧めです。弁当・和菓子のパッケージ製品の日持ちでしたら、ワサオーロなどもお勧めできます。」
お客様によっては、まれに、使用目的と異なった製品をお問合せいただくこともありますので、できれば食品の種類と使用目的の両方をご連絡いただくと、ありがたいです。
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練り歯磨きなどに使用されているＣＭＣは、カルボキシルメチルセルロースナトリウムと呼ばれる増粘剤です。
ＣＭＣは食品にも使用されていますが、良く見かけるのは染色剤・ハンドクリーム・シャンプー・練り歯磨きといった食品以外のものが多いように思います。
水に溶かした場合、粘度は低温の方が高く、温度が上がるにつれて粘りが落ちます。ＣＭＣ粉末は冷水にも溶けますが、水に溶かす時にダマになりやすいため、グリセリン・アルコールなどの溶剤を用いて湿らせた後、水に加えると溶けやすいです。
食品に使用される増粘剤では、グアーガム・キサンタンガムが良く使用されています。キサンタンガムは冷凍耐性がありドレッシング・ソースなどに添加されることが多いです。アラビアガムはジェラートに、グアーガムはソフトクリームなどに良く用いられますが、一部の蕎麦には、つなぎとしてグアーガムが使用されていることもあります。増粘剤は製品の品質を安定させるのにもお勧めです。
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弊社では、化粧品原料も一部、取扱いしております。
食品添加物の原料メーカーも化粧品用原料を製造していることが多く、そのため色々取扱いが出来るのですが、化粧品で良く使用されているものとしてグリセリンがあります。
グリセリンはヒアルロン酸と同様、保湿効果があります。そして化粧品の品質を安定させる効果があるようにも思います。化粧品に添加する濃度はそれほど多くありませんが、ヒアルロン酸と併用すると相乗効果が出て、保湿効果が増します。グリセリンは２２．５ｋｇの業務用缶入りタイプになり、他の保湿成分より安価だと思います。
その他、工業用インクや溶剤にもグリセリンは使用されることがあります。グリセリン自体は食品に添加されることがほとんど無く、食品添加物の安定性には水飴・糖類などを用いることが多いです。
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山芋は、和菓子では薯蕷饅頭などに使用されていますが、山芋が良く使用されているのは、お好み焼き・練り製品だと思います。
山芋を食品に入れると、美味しさと食感が増します。生の山芋を擦りおろして使用されているお店もありますが、使用するのに便利なのは粉末の山芋です。
山芋粉末にはグレードがあります。国産大和芋のフリーズドライ製品は、味の繊細な練り製品・薯蕷饅頭に使用されることが多いです。粘り・風味がありますので、山芋の食感を楽しむことが出来ます。風味を良くするために山芋の皮を残したタイプもございます。その他、熱風乾燥した山芋粉末は安価なので、お好み焼き・蕎麦などに良く使用されています。お好み焼きは味が良くなりますが、蕎麦の場合はつなぎの役目もあります。
粉末山芋は、食品添加物の入っていない山芋１００％製品です。１０ｋｇの袋入り、あるいは１ｋｇ×１０袋の形態です。お店で少量ずつ生産される場合は１ｋｇタイプが便利ですし、まとめて仕込みされるのには１０ｋｇの大袋タイプがお勧めです。
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