産興商会のブログ

日常での出来事、その他

除菌アルコールの濃度

2020年09月28日 | 日記

 除菌アルコールには色々な種類がありますが、一般的な除菌アルコールのアルコール度数は65~75%ぐらいだと思います。

 アルコールの濃度表示には、体積%濃度と重量%濃度の2種類があります。アルコールは水より軽いため、アルコール度数75%(体積%濃度)の重量%濃度は68%ぐらいになります。メーカーによって、それぞれ表示方法が違いますので、同等品質の濃度のものを違うメーカーで購入する時は、少し注意が必要かもしれません。

 瞬間的にスプレー除菌できるのは、アルコール度数75%(体積%)付近の製品になりますが、65%の製品が劣っている訳ではありません。濃度が低い分、時間経過によって除菌されていくようです。アルコールの他に保湿性のある助剤が少量添加されていますので、それによっても効果・性質は変わってきます。助剤の活用で、アルコール度数が低くても除菌効果が狙った商品もございます。食品添加物グレードの除菌アルコールに使用される助剤には、乳酸ナトリウム・デキストリン・グリセリン・グリシン・乳酸・リンゴ酸・クエン酸などがあります。

 コロナウイルスによる飛沫感染にはマスクで対応できると思います。接触感染に対処するには、入口に除菌アルコールを置いてお客様の手にスプレーしていただく他、お客様が触れやすい設備部分に定期的にスプレー・拭き取りする事も有効です。たとえばホテル・図書館・映画館・コンサート・美術館など大勢の人数が行き来する展示施設などでは場所ごとに時間を決めて、定期的な除菌作業を行う事もお勧めします。

 

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餃子の皮の破れ防止

2020年09月07日 | 日記

 餃子・春巻きの皮は、小麦粉を水で練ったものを薄く延ばして作りますが、表面積が大きいため乾きやすくなります。

 空気中の湿度にもよりますが、皮がやぶれやすくなったりヒビ割れしたりするのは乾燥が主な原因かと考えられます。乾燥を防止するには、保湿効果のあるものを混ぜると、破れによる食品ロスが軽減されます。

 保湿効果のあるものでしたら、ある種の糖類が使えますし、乳酸ナトリウムも保湿性がありますので使用できると思います。乳酸ナトリウムは水分の蒸発・流出を防ぐ効果がありますので、水分の多い食材でも冷凍・解凍による変質は少なくなりますし、和菓子の冷凍などにも使用できます。乳酸ナトリウムはタンパク質に作用しますので、小麦粉製品に多く用いると若干、柔らかくなる傾向がございますので、少し注意が必要になるかもしれません(食感など、少し変わります)。

 保存の目的で餃子の皮にアルコール(酒精)を練り込んでいる場合、保湿効果のあるものと併用するとアルコールの揮散を防ぎます。その結果、より保存効果を高めることができます。アルコールは蕎麦には使えませんが、生うどん・生ラーメンに併用すると保存期間が延びます。

 

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