ラーメンに使用されている卵には、トッピングで載せる茹で卵に味をつけた味玉と、あるいは麺に卵を練り込んだ卵麺の2種類があります。
どちらも栄養価の高いものですが、麺に卵を練り込む場合は、生卵を使用するより殺菌処理された粉末卵を使うのが一般的です。
理由は混ぜやすさと、消費期限の延長です。殻付きの生卵を使用すると、どうしても菌の問題で麺の傷みが早くなります。玉子にはサイズ規格がありますが、それでも重量に少しバラつきがあり、均一な麺質にはなりにくいのかもしれません。粉末卵は、(かんすいを溶かし込んだ)捏ね水に混ぜて液状にした後、小麦粉と混ぜて作ります。
ラーメンに卵カルシウムを練り込んだものもございますが、これはカルシウム強化よりも、フライ麺にしたときにサックリ揚げられる食感改良目的が主だと思います。