週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
045-941-3541

仏壮行脚

2010-11-02 21:02:20 | 行事のご案内
昨日、神奈川組仏教壮年会による他組の寺院訪問ツアー・仏壮行脚が開催されました。
今回の訪問先は、静岡東組の伊豆方面です。

報恩講法要が終わった日曜の夜から雨が降り出し、翌日は雨の中の行脚になってしまうのかと心配しましたが、一日遅れた台風一過のように、お昼前には晴天に恵まれました。

神奈川組全体で、総勢70名以上の大移動。
最乗寺からの参加者は横浜駅から出発する一行のバスに乗り込み、一路伊豆方面へ。
(登戸から出発する一行もあり、現地合流します)

まずは浄立寺さんで開会式。
続いて、宝専寺さんを参拝し、会館で昼食。



上の写真は宝専寺さんのお庭です。
墓地からは海を一望できる、素晴らしい景色を臨める上に、とっても広い広い寺院さんでした。

昼食後は、城ヶ崎公園に移動し散策です。
灯台の展望台から写真をパチリ。



せっかくの伊豆なので、手ぶらで帰るのはもったいない…ということで、道の駅に寄りお土産を購入して、午後6時に横浜駅に到着・解散。
参加された方も、充実した行程に喜んでらっしゃいました。

では最後に、宝専寺さんのご住職から頂いたお話を少しだけご紹介。

コンビニでおでんが売れ始めるのは、気温が23度くらいに落ちてきた頃。
真夏の暑さを思えば、23度はかなり涼しい気温になる。
だが同じ23度でも、春から夏に移り変わるときの23度とは、体感温度は異なるもの。
その違いを知ることができるのは、熱い夏があり、その前に春があって、その後に秋があるからこそのこと。
季節が繋がりあって、初めて感じることができるものがあるように、あらゆるものが繋がり合う世界に生きる私たちもまた、その繋がりに気付くことで感じることも多くあるだろう。
それは過去・現在・未来の繋がりであったり、娑婆世界・お浄土の繋がりであったり、往相回向・還相回向の繋がりであったり…。
そのどれもが自分が受け継ぎ、後へと伝える繋がり。
大事なことは、今だけがあるのではなく、この今を支えている全ての繋がりというご縁に気付き、その気付きを後代に繋げていくということだ。

仏壮では年に1回、他組の寺院を訪問する行脚があり、また2ヶ月に一度、『歎異抄』の勉強会が神奈川組内の寺院を回りながら行われています。
興味を持たれた方は、最乗寺までご連絡ください。


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