週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
045-941-3541

大きな大きな太鼓

2012-11-29 00:23:00 | ひとりごと

       

雅楽の大型太鼓「鼉太鼓」、「だだいこ」と読みます。

先日の築地の報恩講で撮っていた写真にありました。

本堂の右と左にそれぞれ設置されていて、左右が揃いではありますが、紋などの微妙な違いがあったりします。
鼓面だけで3メートル近くあり、さらに上に棒が付き抜けていて、先には日輪と月輪がそれぞれ付いているのですが…フレームアウトしていますね。

というわけで、こんな感じです。 ↓

             

短く太いバチを使って、振り下ろすように力いっぱい叩きつける打音は、お腹にズシンと響きます。
法要前に、その破壊的でもある打音を説明する職員さんが、「気を抜いているとドンと叩いたときに後ろに飛ばされちゃいますから気をつけてくださーいっ!」と言っていたのが印象的。
それは冗談だろうと笑いましたが、実際は心臓だけが後ろに飛んでってしまうような音でした。

…これならストレスが溜まった時に思いっきり叩いても大丈夫そうだなと、俗なことを考えてしまったのは内緒です。(笑)



今を生きる

2012-11-27 00:23:03 | ひとりごと

    過去でも未来でもなく、今を生きる
    ボクはそう考えることができない
    未来をちゃんと見据えないと
    自分を支えてくれる過去が作れないと思う


友人がブログで呟いていた言葉。

「過去でもなく未来でもなく今を生きろ」

学生時代に受講したひろさちやさんの講義で、必ず最後に締めとして板書された言葉を思い出しました。

仏教は「今」を見つめる宗教だと、ひろさちやさんは何度となく話されたのが印象に残っています。

そのときは「そうだよな」と思っていましたが、今は「そうなのかな」と思うようになりました。

きっと、あの頃より「過去」が多くなったからなのでしょうか。

月日が流れるように、過去もまた流動的なものです。

これ以上幸せなことはないと思ったことも、今ではすっかり色褪せた思い出になり。
これ以上辛いことはないと思ったことも、今では何だかいい思い出になり。

そんなあやふやな過去にとらわれることなく、不定の未来を心配するのではなく、今の自分を見据えなさいというのが、ひろさちやさんの言葉の意味だったような…。

でも、「過去」によって作られた「今」の私が、改めて「過去」を作り直しているのなら、その「過去」の変遷を見据えることもまた「今」を生きるために必要なことではないか…と思ってみたり。

こんなふうに考えること自体が、すでにとらわれていると自覚しつつ、つまりは今を生きていない自分に気がつかせれたように思いました。


同窓会

2012-11-25 13:50:23 | ひとりごと

昨日は中学校の同窓会がありました。

        

前回同窓会をしたのは20歳のとき。
あれから14年、みんな仕事して結婚して子供がいて、生活も環境も外見もすっかり変わっていました。
でも、どことなく変わらないものもあって、懐かしく思っていた中学時代が一気に身近になりました。

1学年5クラス合同の同窓会だったので、出席者は50名以上。
担任でお世話になった先生も4人来て下さいました。

特に私は扱いにくい生徒だったこともあり、先生のほうから近寄られ、近況を尋ねてこられました。
次女でありながら、お婿さんを迎えてお寺を継いでいく立場にあることを知ると、

「お前自身が個人的に思うことはあるだろうけど、これまで最乗寺がどれだけ多くの人たちを救ってきたのか、どれだけ多くの人たちの支えになってきたのか、その歴史を大切にしていかないといけない。
その歴史に支えられて今の最乗寺があることを忘れちゃいけないよ。」

と、心を打つお言葉をいただきました。

先生はやっぱり先生です。
中学生のときも多くの有り難いお言葉をいただいていましたが、それは必ずしも私の心に届いていたわけではありません。
中学を卒業してから19年。
きっと、先生の言葉が私に届くには、19年の歳月が必要だったのだと思います。
19年の間にあった様々な出会いや経験があったからこそ、先生の言葉に頷くことができたのだと思います。

何事も無駄なことはない。
そして、19年後の昨日の先生に出会うために、中学時代の私がいたのではないかと思えるほどの、有り難いご縁をいただいた同窓会でした。




プーさん仕様

2012-11-23 23:21:43 | ひとりごと

今日はちょっとしたお祝い事のある日でした。

というわけで、コチラ。

      

ちらし寿司ケーキ・プーさん仕様。

……慣れないことはやるもんじゃないと、作りながら何度思ったことか。
スライスチーズを型で抜いて、海苔に貼るだけのことが、意外にややこしいことだということを初めて知りました。(笑)

かなり不恰好の仕上がり。
でも、龍くんが喜んでくれたので、終わりよければ全てよし!です。