今日1月7日は人日の節句にあたり、朝に七草粥を食べる風習があります。
七草粥に入れる春の七草。
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ
高校時代に何かのテストで覚えたのですが、案外記憶に残るものですね(笑)
(でも、秋の七草はオミナエシしか覚えていません)
さて、七草の中でも気になるのが「ホトケノザ」
漢字で書くと「仏の座」になります。
仏の座とは、如来や菩薩などの仏像を安置する台座のこと。 (阿弥陀如来像の○で囲まれている部分)
蓮華の花をかたどった台座(蓮華座)と、この植物の様が似ていたことから「ホトケノザ」と名づけられたそうです。
しかし、このホトケノザは食用ではありません。
スーパーなどで売られている七草粥セットに入っているホトケノザは、実は「コオニタビラコ」という全く別の植物なのだそうです。
これがコオニタビラコですが、全然似ていませんね。
ちなみに、漢字で書くと「子鬼田平子」と書きます・・・なんだか物騒な名前がでてきました(笑)
平安時代から新年に特別なお粥を食べる風習はあったようですが、その頃は「七草」ではなく「七種」と書いて、米・粟・黍・稗・蓑・胡麻・小豆という穀物の入ったお粥を食べることで、邪気払いができると考えられていたそうです。
現代の七草粥も、邪気を払い万病を除く意味合いが残っていますが、お正月で疲れた胃を休めたり、不足しがちな栄養素を補給したりという効能も認められています。
なので、縁起を担ぐというよりは、七草粥という文字などを見かけたら、自分の健康管理に気をつけなくてはならない時期なんだということを教えてもらっていると受け止めたらいいのかもしれませんね。
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