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最高権力を持ったオスマン女性の絵が売りに出た

2021年10月19日 | 文化
10月19日 オークションハウス「サザビー」によると、オスマン・スルタン・スレイマン壮麗王の法的妻であったヒュッレム・スルタンの珍しい肖像画が、ニューヨークで20万6000ドルで売りに出されました。

 
 Hurriyet

優れたイスラム美術作品が含まれるオークションの目玉として、10月23日に売りに出るこの絵画は、ヴェネツィア・ルネッサンスの画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオの手になったものです。

49.5センチ×38.5センチのこの絵画は、刺繍をほどこした、赤いドレスを着て、スルタンの妻がつける被り物とパールのイアリングで装ったヒュッレム・スルタンが描かれています。ヒュッレム・スルタンの被り物に並んだたくさんのパールは、スルタン・スレイマンが1532年、ヴェネツィアの金細工商から買った見事な兜(かぶと)のパールになぞらえたものと思われます。

このオークションで売られる美術作品の中には、スルタン・スレイマンの皇女ミフリマー・スルタンの2点の油絵もあります。

現在の西ウクライナの家からさらわれ、奴隷となったヒュッレム・スルタンは、イスタンブルの宮殿のハーレムに入り、たちまちスルタン・スレイマンの寵愛を得て、世にロクセラーナと呼ばれました。

彼女はオスマン史上、最も有力で、影響力を持った女性になり、「女人政治」と言われた時代の有名かつ注目を集めた存在になりました。オスマン史上、最も有名な人物の1人であるヒュッレムは、通常、スルタンを操る、野心的で、権力欲の強い人物として語られています。


地球温暖化と汚染でマルマラ海も温暖化

マルマラ海の上層部が地球温暖化と汚染のために、温かくなってきていると、ある専門家が警告しています。

  Hurriyet

水中生物学者メフメト・レヴェント・アルテュズさんは、エディルネで行われた「気象危機と海」と題した講演で、マルマラ海が近い将来、直面するだろう危険について力説しました。『私たちは気象危機について語るとき、地上の干ばつについてしか考えませんが、海の温度も上昇しているのです」

アルデュズさんは温度上昇に関するデータは示しませんでしたが、「マルマラ海の汚染と温暖化は、地球温暖化の2倍です」と言いました。彼によるとマルマラ海の上層部には、この海特有の魚はもう住んでいないそうです。

「この状況がつづいたら、私たちはマルマラ海を失うかもしれません」と彼は警告しています。


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