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反体制派ジャーナリスト、デュンダル氏がパリの名誉市民に

2016年11月10日 | 
11月11日 ジュムフリエト紙の前編集長ジャン・デュンダル氏が、パリの名誉市民権を受賞しました。

 Huriyet
パリのアンヌ・イダルゴ市長(右)から名誉市民権を受けるデュンダル氏


デュンダル氏は“優れた功績”のために、パリ市役所で、アンヌ・イダルゴ市長から名誉市民権を受けました。デュンダル氏は国家機密を漏らしたとして有罪判決を受け、控訴しています。デュンダル氏と、ジュムフリエト紙のアンカラ支局長エルデム・ギュル氏は、トルコ政府がシリアに武器を密輸しているという記事を掲載し、国家機密を漏らしたとして、6月、5年10か月の禁固刑の判決を受けました。

先週、ジュムフリエト紙の9人のジャーナリストと幹部が“テロ”調査で逮捕されています。ジュムフリエトはトルコで最古の、最も権威ある新聞です。11月5日に逮捕された人々は、現編集長ムラト・サブンジュ氏、コラムニストでIPI委員会メンバーのカドリ・ギュルセル氏、漫画家ケマル・ギュンギョル氏、ジュムフリエト財団の委員会メンバーのギュライ・テキン・オズ氏、ムスタファ・ケマル・ギュンギョル氏、トゥルハン・ギュナイ氏、ハカン・カラ氏、オンデル・チェリキ氏、ビュレント・ウトゥク氏らです。

彼らはみな非合法組織クルド労働者党(PKK)またはフェトフラー・テロ組織(FETO)と関わった罪で告訴されています。在米説教師フェトフラー・ギュレンは7月15日の未遂クーデターの首謀者と考えられています。

デュンダル氏にも、先週、逮捕状が出ています。


「米国はギュレンに避難所を与えるべきではない」トラムプ氏最高顧問

「アメリカは在米説教師フェトフラー・ギュレンに安全な避難場所を提供すべきではない」と、ドナルド・トラムプ氏の最高顧問が言いました。トルコ政府はギュレンを7月15日のクーデターを組織したとして告発しています。

 Hurriyet
副大統領指名を噂されるトラムプ氏の最高顧問マイケル・フリン氏


「過激なイスラム軍は、ギュレンのような詐欺師まがいの過激な聖職者から、そのイデオロギーを引き出す。アメリカはギュレンに安全な避難場所を提供すべきではない」退役中将マイケル・フリン氏が、11月8日付の「ヒル」紙(アメリカの政治新聞)に書いています。

「この危機に際して、われわれはほんとうの友人を見極めることが重要だ」と、元・防衛情報局長のフリン氏は書いています。フリン氏はトラムプ氏の選挙運動中も、重要な国内治安顧問を務め、副大統領候補と噂される人物です。

「トルコはアメリカの利害にとって、きわめて重要だという認識から始めなければならない。トルコはイスラム国(IS)に対して、また、中東の安定の源として、実際、最強の同盟国である」と、フリン氏は書いています。

トルコ政府はギュレンとその信奉者を、7月15日のクーデターを組織したとして告発しています。クーデター軍はトルコ国会を爆撃し、兵士たちはエルドアン大統領を暗殺しようとしました。大統領は市民に街路に出てクーデターに対抗するよう呼びかけました。クーデターで240人以上の市民がなくなりました。


「ウインウインで貿易を増やそう」ベラルーシ訪問のエルドアン大統領

「トルコはベラルーシとの経済活動を盛りあげ、相互の貿易量を10億ドルに増加させたい」と、ベラルーシの首都ミンスクを訪問中のエルドアン大統領が言いました。

 Hurriyet

「2013年から2015年、貿易量はわずかでした。しかし、わが国は10億ドルに増やせると思う」と、エルドアン大統領は、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領とともに、記者団に語りました。「両国が9000万の人口を持っていることから考えれば、これは不可能なことではありません」

「トルコの企業家はベラルーシで15億ドルの投資をしています。トルコの企業家がベラルーシのビジネスマンと協業すれば、ウインウインの結果をもたらすでしょう」と、エルドアン大統領は言いました。ルカシェンコ大統領はエルドアン大統領のミンスク訪問を歓迎し、「貴下の訪問で、両国の関係は確実に一歩前進するでしょう」

エルドアン大統領はまた、トルコの一部寄進によって建てられた、新しい大モスクの除幕式に出席し、11日、「トルコ=ベラルーシ・ビジネス・フォーラム」で、スピーチしました。


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