ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



金井商店。中央区八丁堀4-7。1987(昭和62)年7月26日

鍛冶橋通りの桜橋交差点と本八丁堀交差点の間。京華小学校(現・京華スクエア)の向かいである。現在は、写真左の平野ビルは変わらないが、その横丁から右は第3桜橋ビルというかなり大きいオフィスビルが建った。道路の工事はたぶん京葉線のものと思う。京葉線八丁堀駅の開業は1990(平成2)年3月10日。
写っている2階建ての建物は1986年の住宅地図で左から、金井商店、オーシャンブルー、富士、林。地図には金井商店の左に「楡」となっているが取り壊されている。いずれも商売の内容までは判らない。
鍛冶橋通りをかつて都電が走っていた。目黒駅前-永代橋の5系統で、馬場先門-永代橋は1920(大正9)年に開通している。この辺りの停留所は「都庁前-鍛冶橋-京橋-桜橋-八丁堀-越前掘」。1967(昭和42)年12月9日の第1次都電撤去でまっさきに廃止された。


遠藤時計店。中央区八丁堀4-6。1987(昭和62)年7月26日

1枚目の写真から数軒分右、桜橋交差点へよったところ。写真左の建築中のビルは日之出出版のビル。その後ろのビルはエイトビルで今も健在。さらに後ろに東京都勤労福祉会館の上部構造が写っている。桜川を埋め立てた跡に建てた施設で、昭和40年頃の建設かと思う。5・6年前に取り壊された。
写っている家並みはやはり1986年の住宅地図で左から、遠藤時計店、榎本印刷所、イマムラ(今村)看板(「移転のお知らせ」の張り紙が出ている)、アネックス・秀和桜橋、須賀ビル。
現在、これらの建物があったところは八丁堀センタービル(1992年竣工)が建つ。

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