Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

この夏の本の話

2021-08-26 22:05:19 | 

この夏、古書店だけれど新刊書も扱っている京都の古書善行堂さんに注文した3冊の本。

左から灯光舎・本のともしびシリーズの『石ころ路』(著者:田畑修一郎、監修:山本 善行)

真ん中は『ぼくがふえをふいたら』

右は夏葉社発行の『喫茶店で松本隆さんから聞いたこと』(著者:山下賢二)。

3冊がそれぞれ全く違う本だということは想像はできていたが、実際に届いて開いてみると思っていた以上に違う本だった。

こんなにちがってそれぞれいい、なんてことが・・・あるんだだだだだだだ

 

酷暑に長雨と散々だった今夏だが、いい本たちに出会えたことだけはよかった夏だ。

 

『石ころ路』著者:田畑修一郎、監修:山本 善行、出版社:灯光舎 本のともしび

小品をもって、作者や作品との出会い、本との出会いの場へと誘う「灯光舎 本のともしびシリーズ」第2弾は昭和期に活躍した早世の作家・田畑修一郎の作品3編をお届けします。


暗く切ない人間模様のなかにどこか親しみを感じる「あの路この路」、虚無感をいだく主人公とその友人の死を扱った「木椅子の上で」の2編と田畑文学の柱のひとつといえる「石ころ路」を収録。自身の病と私生活の苦悩から逃れるように三宅島へ赴いたひとりの男が主人公の「石ころ路」は、現地の風景や住民との交流をきっかけに、陰鬱としたなかに一筋の光を見つけるように少しずつ自身を取り戻していく姿が描かれます。~「版元ドットコム」より

『喫茶店で松本隆さんから聞いたこと』著者:山下賢二 、 出版社:夏葉社

作詞家・松本隆の<現在>の境地を、ホホホ座山下賢二がプライベートモードで聞いた哲学的独白録。「才能について」「孤独について」「お金について」「友情について」「不安について」etc…その答えの中に浮かび上がってくる人生のヒントになるようなフレーズ。72才の松本隆が導き出したその生き方の断片。~「ホホホ座」HPより

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ぼくがふえをふいたら

2021-08-15 21:23:04 | 

~伝わり、重なり、響きあう。音を奏でる心地よさ、音楽のうまれる神秘的な瞬間を鮮やかな色彩で描く。~

「ぼくが ふえを ふいたら」作:阿部海太(岩波書店)⇒ 岩波書店HP

この表紙に描かれているふえをふく子どもと、題名『ぼくがふえをふいたら』に惹かれ、久しぶりに絵本を買い求めた。

ゆっくり1頁ずつ読んで眺めていくつもりだったのが、表紙の色に魅入られていよいよ本を開き始めたら、

もうずんずんずんずん次のページ、次のページとめくっていて、気付けば最後のページになっていた。

「ぼく」の気分になって、「ぼく」と一緒にふえを吹き、そしたらみんなが集まってきて、

集まっただけじゃなく、それぞれが楽器を一緒に奏でてそれが周りに広がって散らばっていって・・・

耳に響いてくる音の洪水と目に飛び込んでくるめくるめく色彩の洪水とで身体がぎゅうっと包まれ、
 
その音と色の世界にどっぷり浸かり、もうここでだったら溺れたっていいや!と思ってしまう旅をしてきていた。
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茄子とそばつゆ

2021-08-10 22:48:16 | 食・その周辺

毎日暑いこの夏。

昨日の昼食に作ったそばつゆが残ったので冷蔵庫に保存、また煮物にでも使おうかと思っていて閃いた。

これをそのまま使って、冷蔵庫にある茄子で揚げ浸しにしたら・・・と。

早速、茄子をちゃちゃっと揚げて(この過程は、暑い)油を切り、容器に並べてざざっとそばつゆをかけた。

粗熱が取れてから、冷蔵庫に入れて・・・待つことしばし。

紫蘇を刻んで上から掛けて夕飯に頂きました。

そばつゆ、なかなか~!

もう少し、薄味にしてもいけるかも!!

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