Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

つむじ先生の処方箋

2019-05-30 22:58:29 | 

なだ いなだ (著)

内容(「MARK」データベースより):今、つむじ曲がりがおもしろい。あなたは真面目過ぎてはいませんか。つむじ先生の、とびきりつむじ曲がったおもしろエッセイ29編。『婦人之友』連載をまとめる。

 

昔なだいなだ氏が『婦人之友』で連載していたこの『つむじ先生の処方箋』。

本を検索していて古書で見つけたので取り寄せて読んだ。発売日は「1993/03」となっているのでもう26年も前に出版されていたことになる。

連載を楽しみにしていた当時、いつか一冊にまとまらないかな、と思っていたのがこんな形で手に入れることができて嬉しかった。

でも読む前には、その当時話題になったことなどを著者がエッセイとして綴っていたので、ひょっとしてあの時はタイムリーな話題で面白かったけれど、時を経た今となっては古臭く感じたりするのではないか、などと思ったのだが、それは全くの杞憂に過ぎなかった。

確かに話題の多くはその当時の世相、政治などを取り上げているのだが、彼の言っていることは決して古びない。物事の本質をついているので、それは時間の流れとは全く関係ない事なのだとわからせてくれる。

かなり長期間にわたっての連載だったので、その中から選ばれた29編なのだろうと思う。出会えてよかった!!

 

ところで、作家・精神科医のなだいなだ氏のペンネームはスペイン語で「何もなくて、何もない」との解説があった。

えっ、スペイン語!?・・・”nada y nada”ナダ イ ナダ→「なだ いなだ」だったとは!

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キンコーズで製本

2019-05-18 00:47:05 | 日々の雑感・近況

読んでみたら、とPDFで送ってきてくれた小説"El camino”

確か「短編小説」と送って下さった先生は仰ってたはずだが、ダウンロードしてみたら200頁を越えていた。

読みながらプリント・アウトしようと思っていた計画を変更し、両面印刷で全部印刷した。

ばらばらにしないためにも、ここは一まとめにしようとキンコーズを利用して製本することにした。

それではついでに、ということで今デュエットで弾いているグラナドスのゴイェスカス(ピアノ独奏譜)をパブリック・ドメインの楽譜サイト、ペトルッチでダウンロードしたものと一緒に製本することに市し、池袋に行ったついでにキンコーズに寄ってきた。

選んだのは楽譜に最適というリング製本。

原稿持ち込み製本のみ、30分ほどでこの通り↓きれいな出来上がり。

久しぶりのキンコーズだったが、短時間できれいに仕上げてもらえてほんとよかった~!

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なにもない/Nada

2019-05-17 22:24:31 | 
 
  
 
 
 
カルメン・ラフォレット (著), 木村裕美 (翻訳)
内容紹介:スペイン版『悲しみよこんにちは』ともいえる当時23歳の著者が描いた青春の光と影。現在まで読み継がれるスペイン文学不朽の名作。
舞台は内戦直後のバルセロナ。新生活を夢見た若い女性をとりまく、奇妙な住人たち。冷徹で澄んだ彼女のまなざしが掬い取る、人生の真実―スペイン版『悲しみよこんにちは』。
 
スペイン文学不朽の名作が新訳で出版されたというので読んだ。
内容紹介にあった<スペイン版『悲しみよこんにちは』ともいえる当時23歳の著者が描いた青春の光と影>、フランソワーズ・サガンの『悲しみよこんにちは』遥か昔に読んだ記憶はあるのだけれど、全然内容が思い出せない。解説も読んだけれど、そういう本だったっけ?みたいな・・・。
だから逆に妙な比較もせずに、そのまま素直に作品に向き合えた気がする。
ここでどうしても避けて通れないスペイン内戦、主人公のアンドレアは18歳だが彼女は勿論のこと彼女を巡るすべての人々がこの内戦の影響を大なり小なり被り或いは傷つき、それを抱いたままそれぞれの内戦後の人生を生きている。
しかしこのアンドレアの冷静な目を通して物語は彼女がバルセロナにおりたった日から始まり、そして一年後彼女がマドリードへと旅立つ日に幕を閉じる。 
この本の帯にあった『未来の、現代の、そしてかつての18歳の読者へ』に共感を覚える。
 
これはいい作品よ、と言ったスペイン人の先生に色々聞いてみたくてBook Depositoryで原書も手に入れた、が、難しい!!ま、気長にいこう!
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2019-05-04 22:28:31 | 自然

夕方、それまで晴れていた空が、一天にわかに掻き曇り・・・

雨と風と雷と共に降ってきたのは雹!

窓ガラスが割れるのではないかと思うほど音もすごく、怖かった。

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