K-World (Kの世界)

アルツハイマー型認知症の妻K、
発病後18年目になります。
現在は介護療養型病院に入院中。
(夫Route463)

階段上り介助、教えてください

2009-06-18 17:34:53 | ケア日記
以前にも書いたが、最近の傾向として
Kは階段、とくに上りが苦手になった。

階段の前で、身体が固まってしまって、
足が上に上がっていかないのである。
何かに対して怖がっているみたいだ。
例えば、階段が急坂に見えている。
あるいは、大きな穴に見えている。

私が腕力でKの腕を引っぱり上げても、
びくともしない。一筋縄ではいかない。

こんなとき、どうやればいいのだろうか。
みなさま、どんなことでも結構ですから、
コメントをお願いします。

きょう、ひとつ気づいたことがある。
手すりをつかまえさせることだった。

以前は、自分で手すりをつかんでいた。
今は、それができていなかった。
そのことを私が気づいていなかった。
Kは壁を触ったり、何も触らなかったり、
それが恐怖心を作っていると思った。

そこで、きょうは私がKの手をとって、
手すりをつかまえさせてみた。
はじめは、なかなか触れてくれない。
やっとのこと、思い出したように、
Kは手すりの棒を握った。

手すりの棒を握ることによって、
恐怖心が一気に払拭されたのか、
Kは棒を握り、手を滑らせながら、
一段上のステップに足を上げた。
自信に満ち溢れている動きだった。
すごい。

このやり方でもうしばらくはやれそう。
そんな気がしている。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ちょこ)
2009-06-19 09:21:46
手すりにつかまっていただくことはいいことですね。安心感にもなりますし、実際安定します。
他には、手すりが右にあった場合は、ご主人がK(奥さん)さんの左ななめ後ろに立って、右手で腰辺りを支え、左手でKさんの左手を支えると安定します。オクラホマミキサーみたいな感じですかね(手が違いますが・・・)
「階段のぼるよ。右からね」って右足を軽くたたいて意識づけすることもできます。

かんばらない介護を続けてください。
返信する
Unknown (Route463)
2009-06-19 18:03:56
ちょこ様

マンションの手すりは、階段の左側に
ついているので、左右を入れ替えます。

私が妻右ななめ後ろに立って、左手で腰を支え、
右手で妻の右手を支える。オクラホマミキサー。
フォークダンスのことでしたね。
YourTubeで紹介されていたので、観ました。

「階段のぼるよ。右からね」って、
右足を軽くたたいて意識づけすることも、
是非やってみます。

貴重なアドバイス、ありがとうございます。
返信する
Unknown (maro)
2009-06-19 21:32:02
何時もご苦労様です。

素晴らしい おみごとな
介護をされていますね。

階段の上り降りの大変さ良く分かります。
力づくめでは本人が
恐怖感が強くなるかもしれませんね
奥様の両手をとり
ご主人様が後ろ向きになり
言葉かけをしながら、ゆっくりと
調子良くいかない時もあります
その時は少しの散歩をされ
再挑戦してみてはどうでしょうか?

家も玄関に入るまで三段の段差があります
スムーズに入れるとき
何度も挑戦するときもあります。

お身体のほうはすっかり良くなりましたか。
私も10日前位からカゼを引き
寂しい思いをしました
体長も戻りつつあります。

お互い無理は「禁」ですね。
返信する
はじめまして (みるちゃん)
2009-06-19 21:40:30
いつも拝見しております
主人今61歳で6年前に発症し、今に至っています
質問の階段の介助の件ですが、本人に手すりを持ってもらい
手をつなぎ、上がるよ下りるよと声を掛け、ゆっくりゆっくり上がったり下がったりします。
足が出ないのは、夫の場合怖いのではなく段差がわかりずらい為で、時には足を踏み外しそうになる事もあります。。。
又、足が前に出ない時も、声を掛け気長に待ちます
手をいつもつないでいると安心できるようです。
参考になればいいのですが。。。
返信する
Unknown (Route463)
2009-06-19 23:27:12
maro様

私が後ろ向きになり、両手をとり、
言葉かけをしながら、ゆっくりと。
うまくいかない時は、気分転換。
その辺を散歩し、リターンマッチ。
やってみたいと思います。

maroさんも風邪を引かれたのですか。
体調が戻りつつあるとこのこと、
よかったですね。
返信する
Unknown (Route463)
2009-06-19 23:38:22
みるちゃん

いつも見てくださってうれしいです。

ご主人様は55歳で発症されたとのこと、
介護、本当にご苦労様でございます。

妻の場合も、段差がわかりにくいのが
原因のひとつかもしれませんね。

妻に手すりを持ってもらい、手をつなぎ、
上がるよと声をかけ、ゆっくり上がる。
足が出ないときは、声をかけ気長に待つ。
やってみたいと思います。

アドバイス、ありがとうございます。
返信する

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