K-World (Kの世界)

アルツハイマー型認知症の妻K、
発病後18年目になります。
現在は介護療養型病院に入院中。
(夫Route463)

妻Kは気分・感情ともに穏やか

2010-12-26 13:12:26 | ケア日記
今年はほどなく終わろうとしているが、 思い起こしてみれば、この1年妻Kは、 気分・感情ともに穏やかであった。 私や周りの人達に見せる美しいの笑顔は、 介護している者に和みを与えてくれる。 腕を補助すれば歩ける。足腰は大丈夫だ。 まだまだ寝たきりになることはない。 食べものを口元まで運ぶと、唇の先を 突き出して食べたいとの意思表示を示し、 口の中にほうばり、丈夫な歯で咀嚼し、 それをごっくんと . . . 本文を読む

私がサポーターさんの先生に

2010-12-15 07:32:30 | ケア日記
先日、所沢市高齢者支援課が主催した 「キャラバン・メイト」養成研修に、 家族の会から私が選抜され参加した。 キャラバン・メイトは、自治体と協働して 地域や職域・学校などで、認知症サポーター と呼ばれる人を育成する先生のことである。 具体的には、キャラバン・メイトとは、 認知症サポーター養成講座を企画開設し、 参加者を募り、自らが講師となって、 1人でも多くのサポーターを世に送り出す という極め . . . 本文を読む

言葉を話せないKとの会話

2010-12-01 00:19:18 | ケア日記
認知症で言葉を失った妻と一緒に暮らしている 私の頭を、いつも支配しているものがある。 それは、コミュニケーションツールとして、 彼女にとってなくてはならないはずの言葉が、 この病気によって奪い取られてしまったこと への悔しさである。 「認知症で言葉を失った人と、どのように コミュニケーションすればいいか?」を、 ネットで調べてみたが、私の欲しい答えは そこに見出すことができなかった。 妻Kの . . . 本文を読む