魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

火地風水

2012年10月30日 | 占いばなし

天秤座は、「何となく運の良い星座」だと言われている。
愛の金星に守られているからだ。もう一つの理由は、黄道十二宮のスタートの牡羊座から目指す、180度のピークの位置だからでもある。

天秤座は結婚を表すが、人が生まれて目標とするのは、やはり結婚なのだろうか。
一人の人間が完成すれば、次の世代を残せるようになるから、到達点の結婚により、複数の人生が始まる。

「結婚は人生の墓場」とは、複数の人生の始まりは、一人の人間にとっての死と言うことだろう。
つまり、絶好調の時に、次の苦労が始まるわけだが、何はともあれ、最高潮だから、何となく「運が良い」印象を生む。

天秤座は、外から見ればヘラヘラと「運の良い奴」と思われやすい。
金星で世界から愛される日本は、カニ座の中国やサソリ座の朝鮮半島から見れば、苦労もせずに「運の良い奴だ」と思われる。

宝くじに当たった奴は、分け前を出すのは当然だと信じる人がいる。
宝くじに当たっても、分け前を出す義務はないのだが、どういうワケか、これを当然と考える人がおり、くすねても、何の罪悪感もない。

歴史問題は口実だ
もともと、カニ座は親の保護下の幼児期を表す。可愛がられるのが当然だと思っているから、人生は大変な苦労だと受け止める。
だから、他人に、人生は甘くないと口うるさく指導しようとするし、他人が上手く行くと(そんなハズは無い)「けしからん」と思う。

一方、サソリ座は相続を表し、受け継ぐ(貰う)ことが人生だ。
だから、有力者に従うことを重視し、貰えることを当然と考える。
他に同じ条件で貰えそうな人が現れると死活問題と焦る。(嫉妬)
また、与えてくれる先達が死ななければ貰えないので、恩人であるハズの人を潜在的に恨み敵視する。
(姑や師匠のために苦労したと言う)
韓国の、中日米に対する反感は、それを最も頼ってきたからだ。

今日の日本があるのは、宝くじが当たったわけではない。隔離された島国という多少の幸運はあるが、営々と努力を重ねてきた結果だ。
もとより、日本は、中韓の指導者でも保護者でも無い。
ただ、天秤座の悪い癖は、「無い袖を振る」ことだ。金が無くても人に貸したり、イヤなことをハッキリ「イヤ」と言えない八方美人だ。

お体裁屋の天秤座、日本が苦労の無さそうな顔をしていると、
カニやサソリが、羽振り良しと見て、あらゆる関わりを口実に、「分け前を出すのは当然だろう」と、日本に因縁を付けて強請する。
歴史問題が無いとは言わないが、この態度は明らかに因縁だ。

強請だけなら我慢できるのだが、わざわざ後足で砂を掛ける。
出どころがハッキリしているものは、スネに傷があるから、元々自分の物だと言わなければ居られないのだ。

カニ座やサソリ座の、情の水の星座は、理性の風の星座である天秤座の日本が最も苦手とする星座で、同じく風のアメリカやロシアとは原理が違うし、欧州などの火の星座とも違う。
ところが面白いことに、この苦手の星座とは必ず隣り合っている。どこか似たもの同士であり、縁が深いのだ。

人間は精神だけでは生きられない。毎日食べて出す面倒な肉体があってこそ精神が生まれる。精神があってこそ肉体を維持できる。
上手く付き合う方が互いのためなのだ。

ところで、
「何となく運の良い星座」天秤座の日本は、戦争に負けて繁栄を築いたように、この対中葛藤も、怪我の功名で、どうもプラスになりそうだ。
日本が対中投資を控えざるを得ない状況は、世界の戦場から早々に離れて大崩壊を逃れ、より安全な世界に、離脱できるのかもしれない。
リーマンショックの時も、バブル崩壊で投資ができなかった日本は、被害を免れた。
関ヶ原のような混戦の戦場では、武力温存こそが勝者になる。