魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

マス・クスクス

2009年05月19日 | 日記・エッセイ・コラム

今や、マスクをしないで歩いていたら非国民のように見られる。
絶対におかしい!
と言っても、日本人の集団性向は恐ろしい。どうにもならない。

テレビで、「マスクの正しい付け方」までやれば、
「付けなければならないもの」と、思う人がほとんどだ。

日本人の規制好きは Mだ。
おそらく、江戸時代の徹底した規制社会のせいだろう。
自由と束縛の道があると、不満を言いながら束縛を選ぶ。
明治から戦前までの、兵役に対する従順さも、国民国家意識より、お上への忠誠心(実は束縛)によるものだ。
今日では、選挙「権」すら、国民の義務だと思っている。

マスクの効果は疑問視されている。
しないよりした方が良いだろうが、していない人を白い目で見るような、狂奔に陥っている。
「人に迷惑をかけてはいけませんから」
と言って、マスクをしている人が多いということは、その人達は、してない人を「迷惑をかける人」と見ているということだ。

一番に言いたいことは、
それならば、あの最中、海外に送り出した国と、遊びに出かけた人たちには、何のペナルティーも無いのか。と言うことだ。

いや、誤解があっては困る。
ペナルティーを課せという、規制の話をしたいのではない。
矛盾した規制束縛や非難の目で、互いに窮屈な社会にしないようにして欲しい。ということだ。

そうは言っても、日本人。
そのうち、こんなことを言うこと自体が、非難されることになるのだろう。

あ~あ、当分、外には出んとこ