蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

誤嚥  (bon)

2024-03-04 | 日々雑感、散策、旅行

    昨日(3/3)は東京マラソンでした。早いもので、今回は17回目で、参加者は38000人の
    大イベントです。東京の中心部の名所を大々的な交通規制をして、この時以外近寄れない
    道路を走るのですからそれは痛快ですね。外国選手も、東京が気に入り多くの参加がある
    ようです。テレビで中盤以降を見ると、アフリカ勢ばかりが先頭集団を構成しているよう
    に見えていました。日本人トップは西山選手でしたが、規定タイムに僅か及ばなかった
    ため五輪切符には届かず悔し涙がこみあげていたようでした。

 

 

 時々むせることがあります。 ものを食べている時もそうですが、お茶などの
飲み物を飲んでいる時も時々あります。 少し前のことですが、喉になにかが詰ま
って、ヒィッ~という感じで息もできない‥眼から涙が出る‥しばらくは苦しい
状態を、ほんの短い時間でしたが大変だった経験があります。

        (日本訪問歯科協会 より)

 喉を詰まらせて死亡する人の数は、消費者庁(平成30年)によれば、下図のよう
に高齢者が際立って多いようです。 

    図誤嚥による死亡者数(人口10万人あたり、青:平成19年、赤:28年
    
(消費者庁HPより)

 また、気道を詰まらせて窒息死した人の食べ物種類は、肉、パン、餅などの順に
多くを占めているようです。しかし、先日(2/26)には、小学1年男児が給食に
出たうずらの卵を詰まらせて死亡しています。

 過去の例では、1年を通じて、1日平均13例の窒息死があるとあり、1月1日が最も
多く(71例)、2日(55例)、3日(45例)とお正月3が日に集中しているようです。
そして、平均でみると、食べ物の誤えんで窒息死したケースの73%は75歳以上の
高齢者だそうです。

 お正月は、みんな揃って楽しく、ついついたくさん食べるのでしょうか。
そして、お餅もありますしね。

 高齢者の嚥下障害による窒息死が多いというのは、

 ・歯が衰えている  ・唾液の量が少ない  ・かむ力が弱い  ・飲み込む
力が弱い

が原因しているそうです。

 確かに、私などは、歯の本数も少なくなっていますし、どうしても柔らかい食べ
物が多く硬いものをあまり食べなくなった傾向にあり噛む力が弱り、口内はいつも
乾いているような感じですから、誤嚥になり易いのかもしれません。最近では、
餅などは小さく切ったものにしています。

 ネットに、誤嚥防止の心得がありました。消費者庁のページに高齢者の窒息事故
を防ぐには・・として次のような注意がありました。

 ・食べ物を調理段階であらかじめ食べやすいサイズに小さく切っておく
 ・食事をする際には、お茶や汁物などでのどを潤してから食事をする
 ・一口の量は、無理なく食べられる量にして、ゆっくりと食べる
 ・家族や周りの人が、高齢者がゆっくりとよく噛んで食べているかなどを注意
  して見守る

これらを心して、ゆっくりと食事をすることが肝要ですね。

 

 そして、少しでも快適に食事ができるよう(誤嚥を防げるよう)飲み込む力を
改善する体操があります。健康長寿ネット(長寿科学振興財団)から、嚥下を行
いやすくするための体操として以下の体操が挙げられています。

a おなかに手をあてて、おなかが膨らむように鼻から吸って、おなかがへこむ
 ようにゆっくり口から吐く深呼吸を数回繰り返す
b 首を回す
c 首を左右に倒す
d 肩を上げ下げする
e 両手をあげて軽く背伸びをする
f 頬を膨らませたりすぼめたり2~3回繰り返す
g 舌を左右の口角を触れる(2~3回繰り返す)
h 息がのどに当たるように強くすって止め、三つ数えて吐く

このほか、

i コップやペットボトルに少し水を入れて、ストローなどで吹くブローイングを
  する
j 仰向けに寝て、足先を見るように頭を上げる(咽頭部を鍛える)
k 唾液を飲み込む練習をする(空嚥下)さらに舌を突き出した状態で空嚥下する

などがありました。 どれか、気が付いた時にやって見てみましょう。

         ブローイング例
           (いらうと やより)

  今からもう20年以上も前のことですが、私の知る大変元気な先輩夫人が夕食時に
突然喉を詰まらせてそのまま帰らぬ人となったとの報に驚いたことが想い出され
ました。

  また、誤嚥性肺炎にも気を付ける必要があります。
  本来気管に入ってはいけない物が気管に入り(誤嚥)、そのために肺炎となる
ことを言います。 老化や脳血管障害の後遺症などによって、飲み込む機能や咳を
する力が弱くなると、口腔内の細菌、食べかす、逆流した胃液などが誤って気管に
入りやすくなって起るそうです。

  なかでも寝ている間に少量の唾液や胃液などが気管に迷入して起る不顕性の誤嚥
は、本人も自覚がないため、繰り返し発症することが多いとあります。誤嚥その
ものは完治することが難しいため、口腔ケアによって細菌や食べかすを減らし、
口腔の清潔を保つことが安全かつ効果的な予防法だとあります。

                

  殆どの内容を、ネット記事からの引用で済ませてしまいましたが、自身の体験も
踏まえて大したことで無い割には、大事に至る可能性があり要注意の喚起のために
とりあげてみました。

 

 

 

Petite Fleur

 

 

 

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