蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

非認知能力  (bon)

2019-11-30 | 日々雑感、散策、旅行

 ちょっと聞きなれない言葉で、私は、この言葉は知りませんでした。いわゆるIQ(知能
指数)や学力と言われるのは、認知能力で、その反対が非認知能力ということで、協調性、
忍耐力、意欲、コミュニケーション力などを指しているのです。

 現役の頃に人事考課という嫌な時期がありましたが、人を総合的に評価する要素として、
もちろん業績がありますが、その他に、知識、情報収集力、決断力、折衝力、行動力など
の認知能力と併せて、積極性、協調性、粘り強さなどの非認知能力に相当するような項目
を挙げていましたね。 余談ですが、この他、親分肌、優柔不断、自信家、コツコツタイ
などの性格的な面についての感想も添えていたりしました。

 学校では、これまで学力を評価し、そのため、中間テストや期末テスト、最たるものは
入学試験で 学力だけの評価でしたが、社会に出て活動する場合、当然のことながら学力
だけでは務まらず、ここでいうところの非認知能力が伴って初めてうまく機能することは
十分に承知されています。

 ネットを繰っていましたら、たくさんの記事がありましたが、その中から、今年1月
(2019.1.6)の中日新聞(ネット)記事をもっぱら参考にして以下に、このあたりの事情
を整理してみました。

   (ネット画像より)

 中日新聞(2019.1.6ネット)から部分を引用しました。
『「非認知能力」。こんな、あいまいな言葉が今、教育の研究や現場でもてはやされて
いる。 長らく日本の学校教育では学力が重視されてきた。ところが社会に出て要求さ
れるのは学力に限らない、さまざまな資質や能力。』 『非認知能力という概念は2001
年、米国の経済学者が初めて提唱した。 知識を得て活用する「認知能力」に対して、
テストで点数化、数値化することが困難な力だ。

 平たく言うと、コミュニケーション力や共感力、忍耐力、自尊感情、意欲などが、よく
挙げられる。 2015年には経済協力開発機構(OECD)が、「社会情動的スキル」と
いう言葉で報告書をまとめた。』

      (中日新聞記事より)


 『日本でも、2020年度から順次実施される新学習指導要領で目指す資質・能力の三本柱
の一つ、「学びに向かう力、人間性等」が非認知能力を指す。一八年度実施の幼稚園教育
要領にも、要素が盛り込まれている。』

 また、同記事に、専門家の意見として、遠藤俊彦教授(東大大学院教育学研究科)の
言葉が載せられていました。

 『非認知能力という言葉は非常にあいまい。私は「自己と社会性の力」と言い換えて
います。「自己」に関わる心の力とは自尊心、自制心など、「自」という言葉が入ります。
「自分を大切にし、高めようとする力」が一つの柱です。一方、社会性とは集団に溶け込
み、人とうまくやる力。この二つが非認知能力の意味する具体的な中身だと考えています。
 OECDレポートでは、幼少期からの教育で非認知能力を身に付けた方が、「将来の経済的
な安定も含め心身の健康につながる可能性が非常に高い」としています。』

 『自尊心が高まれば新しいことに挑戦できるようになる。幼児期に力が備われば、集団
に適応しやすく学校がより楽しい場になる。そうなれば学力も上がる。当たり前のことが
再確認されているのです。AIが飛躍的に進化している中、「人間的なもの」に回帰して
いる。』

 『教育の目標は社会化と個性化。これまでは社会にどう合わせるかが重視されてきたが、
個性を豊かにすることとのバランスこそ重要です。非認知能力が注目されるのは、個々の
主体性や自発性に社会の目が向いてきた証拠かもしれません。』

 全くのコピペで申し訳ありませんが、今頃このようなことがクローズアップしているの
ですね。

 

【ドキュメント】非認知能力 ~子供の将来を照らす魔法の力~

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マントヒヒ  (bon)

2019-11-28 | 日々雑感、散策、旅行

 突然、失礼します。

 埼玉県の東武動物公園にマントヒヒが飼育されていて、土日祝日には、1日4回「マント
ヒヒダッシュ」なるイベントがあって、展示場の間をマントヒヒが一列になって“ごはん”
をめがけて、すごい勢いでダッシュして移動するのだそうです。 飼育員の山田篤さんが、
新聞(読売新聞、11/16朝刊)に紹介されていました。

     マントヒヒ 
      (ウイキペディアより)

 マントをまとったような姿が名前の由来だそうですが、マント状に毛が生えているのは 
オスだけだそうです。 一夫多妻制で群れをなし、ここ東武動物園での群れの頂点に立つ
のは、“キング”と名付けられているそうです。
 野生では、ウイキペディアに『一夫多妻のハーレムを形成し、おとなのオスは、メスが
まだ幼いときに親元から連れ去ってハーレムのメスを増やしていく。メスがハーレムを離れ
ようとした場合、オスはすぐにメスの首にかみついて、ハーレムにとどめようとする。』と
ありました。

     アップ  
      (ネット画像より)

 動物園の「ダッシュ」でも、必ずキングを先頭に、雌のマントヒヒが続き、最後に
2番手3番手の雄が移動するのだそうです。 このルールが崩れることは殆ど無いのだ
そうです。

     

 とろで、マントヒヒとかオランウータンとか、チンパンジー、ゴリラなどたくさんの
名前は聞きますが、一体どのような関係なのか? この際調べてみました。

 

 霊長類というのが分類のおおもとなんですね。 霊長類は霊長目、サル目とも言われる
そうです。 で、この霊長類が、いろいろな種に進化して行くのです。
 下記の図は、蛭川氏の分類を少し省略して作成したものです。

 霊長類の分類 

  
                               (蛭川氏分類より)

 

 ここで、マントヒヒは、オナガザル科ヒヒ属に分類される霊長類なんです。また、人の
生命、身体又は財産に害を加えるおそれがある動物として政令で定められた「特定動物」
に指定されていました。
 エチオピア、サウジアラビア、スーダン、ソマリアなどに生息しているとありました。

 上図をさらに他の資料(たとえば、ウイキワンド)によれば、これらの分類が “鼻”
の向きや広がりによって行われていることが分かりました。 曲鼻(鼻の穴が左右に広がっ
ている)と直鼻(鼻の穴がまっすぐ前を向いているか、下方を向いている)で、曲鼻は、
図では原猿亜目、直鼻は、直猿亜目で、曲鼻は、キツネザルやロリスで、その他のサル目
は直鼻で進化し、さらにこの直鼻が、広鼻(鼻の穴の間隔が広い)と狭鼻(それが狭い)
に区分され、多くは、狭鼻なんですね。

 また、類人猿というのは、オランウータン以降の霊長類(サル目)で、ヒトを除いた種を
言うようです。

 ま、どうでもいいことですけど、ちょっとスッキリしました。

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光触媒  (bon)

2019-11-26 | 日々雑感、散策、旅行

 もうご存知のことと思いますが、ちょっと整理してみました。
  光触媒について、昨年6月に講演された講演録(藤島昭氏、東京理科大学教授、前学長)
が手元の会報(少し前の)にあり、自然界の大事な原理であることに改めて納得した次第
です。

 光触媒というのは、『を照射することにより触媒作用を示す物質の総称である。』と
ウイキペディアにあります。  植物は、二酸化炭素と水を取り込み太陽光を利用して、
つまり「光合成」によって酸素とでんぷんを作っているのです。ここで、植物の葉緑素に
代えて酸化チタンを触媒にした『人工光合成』とも言える研究が進められているのです。

 原理は、酸化チタンを触媒にして、太陽光(光)によって、水を水素と酸素に分解され
る化学反応なんですね。
 講演者の藤島氏が大学院生であった頃、1967年にこの現象を発見され、当初は、光によっ
て、水から燃料となる水素が生成される、すなわちクリーンエネルギー『太陽で夢の燃料』
ということで、世界中に知られ、折しもオイルショックによるエネルギー問題の解決・・
などと騒がれたそうです。 

      光触媒の原理
      (光触媒工業会HPより)

 しかし、藤島氏の実験で、1m四方の酸化チタンに一日中太陽光を浴びせて7リットル
の水素を生成しましたが、7リットルの水素は、燃やすと一瞬で燃え尽きてしまいます。
氏の計算によると、太陽エネルギーの変換効率は僅か0.3%に過ぎないそうです。 酸化チ
タンは、太陽光の内 紫外線しか吸収できないからと分析されています。

 

 光触媒という言葉が使用されたのは、1915年頃だそうで、それ以前から酸化亜鉛に光を
照射すると色素の漂白が起こる現象やその後 酸化チタンでの反応などが発表されていたよ
うですが、実用性のある応用が見つからず研究は停滞していたとあります。
 しかし、上述した、藤島氏の発見が基礎となってエネルギー問題ではなく環境分野の大
きな成果に結びついてきたのです。

  この原理は、エネルギー問題の解決から大きく転換し、「光触媒による環境問題の解決」
を目指して様々な開発が推進され、既に実用されているものも多くあるのです。

  光触媒には、「強力な酸化分解力」と「超親水性」という性質があり、これら二つの性質
を利用した幅広い分野の製品開発が行われているのです。
  すなわち、①抗菌・抗ウイルス、②防汚、③防曇、④脱臭、⑤大気浄化、⑥水浄化 の
分野で応用されているのです。

 「強力な酸化分解力」とは、材料表面のどんな有機物も酸化し、最終的に水と二酸化炭素
に分解する、すなわち有害物質の分解、殺菌ができるということなんです。 光(紫外光
ランプ)を照射するだけで殺菌処理が出来るのです。 「超親水性」とは、材料表面を水
に馴染みやすくする作用で、表面に水滴を作らせず、水を表面全体に薄い膜状に覆う性質
です。

   *以下の図は、すべて光触媒工業会HPより転写しました。
     光触媒工業会は、2007年に結成されています。

  強力な酸化分解力

  

  超親水性

  

 

 講演録で述べられた光触媒の応用例を以下にその概略を挙げておきます。

 ①抗菌・抗ウイルス 病院の手術室などの壁や床に酸化チタンでコーティングした抗菌
タイルを使用し、蛍光灯の光で完全殺菌されているのです。 このほか、エアコンに光触
媒空気清浄器を使って室内の空気を浄化したり、また、光触媒蚊取り器の開発も進められ
ているそうです。蚊を媒介とするマラリアなどの感染を防止する目的です。 歯科分野で
もインプラントを抗菌する方法が検討されているそうです。

 ②防汚 では、建築部材への応用が盛んで、外装タイルを酸化チタンでコーティングす
ると、太陽光により活性酸素が発生し表面の汚れを分解し、雨が降れば光触媒の超親水性
によって汚れが洗い流されるという仕組みです。いわば、「セルフクリーニング効果」と。
 また、白の光触媒ペンキで塗装すれば、いつまでもきれいな白い壁が続くというのです。

 ③防曇 鏡の表面を酸化チタンで薄くコーティングすれば、蛍光灯の光で、浴室でも曇
らない鏡が出来るし、車のサイドミラーなどにも応用され、殆どの車メーカーは採用して
いるのです。
 ④脱臭 喫煙ブースなどの天井に光触媒空気清浄器を設置しているケースがある。
 ⑤大気浄化 人の多く集まる空間に、光触媒タイルを用いて、排気ガスに含まれる窒素
酸化物を分解除去し空気をきれいにする効果があり、駅構内、競技場内に適用されている。
 ⑥水浄化 空気や水の汚染を光触媒で分解し、再利用する方法などにより、宇宙衛星な
どの閉じた空間での対応を目指した研究がされているそうです。

    幅広い応用分野

    


 ちょっと専門的ですが、“光触媒効果に用いる光の波長”と言うのがあって、冒頭の
太陽エネルギー変換効率のところでもありましたが、酸化チタンが吸収する光というのは、
波長が380nm以下の紫外領域にあるとあり、太陽光、白熱灯、蛍光灯などの光源ではごく
一部の光だけしか光触媒反応に
寄与していないことになります。 この波長をもっと伸ばす、
つまりより可視光に近いところでも反応出来るようにすれば、さらに性能向上が期待でき
応用範囲も広がるだろうと想定されています。現在では、400~600nmで作用する光触媒が
開発されているそうです。
 (参考)紫外線は波長380nm以下。可視光は波長380-780nm(紫~青色:380-490nm、
緑-黄色:490-600nm、橙-赤色:600-780nm)。400-600nmは紫色-橙色の可視光に相当する。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本人入門  (bon)

2019-11-24 | 日々雑感、散策、旅行

 二十四節気「小雪」の11/22には、夕方冷たい雨が降る中、飯田橋での「MACの会」(於、
日本勤労者山岳連盟)に出かけました。 この会は、殆どの人がこの会で知り合いになっ
た人たちで構成されていますが、もう20年近くも継続されていますと、お互いが懐かしい
間柄となり、いつも楽しい談話会となっています。

 この日は、メンバーの紹介で初参加の方の「日本人入門」のテーマでお話を伺いました。
『日本人入門』(小倉実著、神田明神監修、三和書籍、2017.11初版)は、副題に『海外と
向き合うビジネスパーソンに向けて』とありますように、海外で活躍する若いビジネスマン
に日本の良さ、日本人の特質を理解し、自信と自覚をもって堂々と活動して欲しいという
願いが込められています。

       

 著者であり、この日のスピーカーである小倉氏は、東芝OBのエンジニアで、現在は『デ
ザートカンパニー㈱』の代表取締役です。 スイーツの企画、開発、販売等を行う異色の
経歴で、柔和で優しい面持ちながら信念を感じさせる紳士でした。


 ある時、神田明神で若い女性を対象に、神社参拝と神職による講話やセミナー、そして
美味しいスイーツを楽しみながら懇談するとのコンセプトの会をスタートさせたことが
きっかけで、神職との繋がりが深まり、「神道」の本質と日本文化、風土そして日本人の
精神性との共通項を見出し、さらに、それらはグローバル社会の中で、ユニークで他にない
日本
独特の優れたメンタリティであることを浮き彫りにされ、併せてそれらが、ビジネス、
経営面に於いても優位
な資質、考え方・行動のベースであるとの立証から、自信と自覚を
持ち、誇らしくふるまってよいと力づけているのです。

      神田明神(2016.10に訪問した時の写真です。)
       

 「神道」は、日本独自の信仰文化であり、古代人の主な信仰である「アニミズム」、
「シャーマニズム」、「祖先崇拝」が、基本となっており、日本は、先進国の中で唯一の
「自然宗教」かつ多神教(キリスト等の一神教ではなく)の国家であり、日本の特殊性は
「神道」の精神に由来する・・と述べられています。

 つまり、木や石にも神(魂)が宿ると考える(アニミズム)習慣は、私自身も経験が
ありますが、このように、尊いものが一つではな
くいくつでも同時に存在するという多元
的な価値感や、先祖を大事に敬うという精神性が、すなわち神道であり、白黒すなわち勝
ち負けをはっきりと付けずに、丸く穏やかに収め、和を尊ぶのが基本的な日本的気質で
あるのです。しかし反面、はっきりしない、優柔不断、いいとこどり、あいまいなどとの
印象も否めませんが、共存共栄で、長く持続させる上で大事な要素であると考えられてい
るのですね。

 ビジネスの世界でも、これらの精神性は大事であり、一人勝ちは長く存在しないのですね。
小倉氏の発表の中でも、老舗が取り上げられて、日本には創業100年以上の企業が27000社、
200年以上が1200社、300年以上でも600社あるという。世界では、200年以上の老舗の数で、
日本は40%超、ドイツが20%超、3位のフランスが5%、中国で1%未満とありますから、い
かに異民族との戦争が少なかったからだと言えども、やはり日本的風土、家訓などの信念に
負うところも大きいのではないかと指摘されているのです。

 企業の持続性、ひいては世界の持続性を考える上で、日本的考え方、つまり神道イズム
にスポットライトを当ててみるのも大事ではないか・・そんな気がしています。

 難しいテーマで、俄かに理解してその心を云々することなどできませんが、改めて日本
という国の文化や精神性について考える良い機会を与えていただいたと感謝しています。
しかし、追い詰められて、
ギリギリの環境の中でなお共に生きて行く最後の知恵であるよ
うな気もするのですがいかがでしょうか?

 

神田明神の夏祭りがありましたので・・

 

 

  

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャットボット  (bon)

2019-11-22 | 日々雑感、散策、旅行

     先頃、ヤフーとLINEが来年10月に経営統合すると発表がありました。単純合計で1億人超の
     ユーザーを抱え、アメリカ巨大ITのGAFAなどに対抗する構えですが、どうなるでしょうか? 

 

 ここ数年、各企業や行政など幅広い分野で導入が進んでいるようです。

「チャット」は、会話、つまりネットなどを使ったリアルタイムコミュニケ―ションの
ことで、「ボット」はロボットの略で、この二つの言葉を繋いで「チャットボット」。
造語ですが、chatbot などと書かれています。 自動会話プログラムとも。

 IT技術的に見れば当然の機能で、広く一般に、あることについて知りたいと思っている
人を対象に、その思い(疑問や質問)を、機械(コンピューター)と会話して行くうちに、
目的が達成される仕組みですね。疑問や質問などのデータベースが充実すればするほど
ヒット確率も高く、違和感なく業務処理が出来る仕組みですね。

      (ネット画像より)

 コンピュータと会話しながら、このような質問への解答をする仕組みは、これまでも数
多く実施されていましたが、従来型は、決まりきったパターンで、“お仕着せタイプ?”
たいな簡易なもので、利用者側の思いが届かないケースや、したがって回答にも不満が
く今一つユーザーフレンドリーではなかった。

 『chatplus』というサイトに分かり易く解説されていましたので、このサイトを参考に
て、具体的な内容などを以下に概略ご紹介したいと思いました。


 チャットボットには、WEBサービスやSNSなど一般のお客様向けのものと、社内や関

企業内ネット(イントラネット)のみで行う、つまり社員、取引先、加盟店など向けの
サービスがあります。

 チャットボットによる利点は、次のように要約されています。すなわち、

①人的コストの削減、 ロボットだから、24時間365日対応してくれる上、電話などで問い
合わせに対応するオペレータの人件費を大きく削減できる。

②顧客接点の増加  お客様側で、資料請求や問い合わせなど(よくある質問)の手間を
かけず、チャットボットによってリアルタイムに回答を受けられる簡易さ、気安さから手
軽に利用することが出来るため お客様との接点の機会が増えるとともに、提供(企業)側
からもチャットボットの利用者に対してアプローチする機会が生まれるのです。

③検索ニーズとのマッチング  利用者側がいろいろなサイトを見て回らなくても、チャッ
トボットによって(会話しながら)欲しい情報を直ぐに得られることになり利用者の手間
を省くだけでなく、顧客満足度の向上に繋がる。

 

 新聞(読売新聞11/10朝刊)にも紹介されていましたが、省庁・自治体のチャットボット
サービスの導入例がありました。

 環境省では、今年7月から、強い毒を持つ「ヒアリ」の対応に応じるサービスを開設、
横浜市では、一昨年前から「ごみの分別」、出し方について対話形式で案内したり、福岡
市でも、引っ越しの際の行政手続きや粗大ごみの収集などのサービスを提供していると
ありました。

 同新聞に、焼津市が提供している「やいちゃんの子育てAIサポート」の例が出ていました
ので、もはや内容的には関係がありませんが、試しにやってみました。

 焼津市HPから簡単に入れましたが、チョット画面が小さい枠で、利用者からの“質問入力”
用の窓は、パソコン画面のギリギリ下になったりして、大変見づらい状況でした。
 規程検索項目もルールベースに従ってかなり充実されて チャットボットへの導入熱意が
くみ取れますが、利用対象を想定すれば、今少し改善が求められそうです。

        

 昨年、我が家に来た、アマゾンのAIスピーカー“Alexa”も、言葉で入力すると、それ
に対応した解答や指示動作をしますが、これを使ったアマゾンショッピングも可能だそう
です。 私は、ここまではしていませんが、漠然と思いついた事柄を会話しながら絞って
行く・・・そんなプロセスを楽しみながら、潜在ニーズにフィットした買い物ができると
いうのも新しい時代なんですね。


 トマト、キュウリなどを栽培していたすぐ前の市民農園は今、こんな風になっています。
      

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラックフライデー  (bon)

2019-11-20 | 日々雑感、散策、旅行

 今週、11月22日(金)は、ブラックフライデーと呼ばれています。

 ウイキペディアには、『ブラックフライデー(Black Friday)とは、11月の第4木曜日
の翌日にあたる日のことである。小売店などで大規模な安売りが実施される。 アメリカ
合衆国では感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日は正式の休暇日ではないが休暇になることが
多く、この日は感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セール日にもなっている。
  買い物客が殺到して小売店が繁盛することで知られ、特にアメリカの小売業界では1年で
最も売り上げを見込める日とされている。また、年末商戦の幕開けを告げるイベントでも
ある。 日本語では黒字の金曜日とも訳される』 とあります。

      (ネット画像より)

 これは、1961年ごろから始まったそうですが、1975年頃にはかなり広まり、当日は買い
物客で道路が混むことから、警察では、人が外に溢れて仕事が増えるために「真っ暗な
金曜日」と呼んだことがきっかけだと言われているそうです。

 ブラックマンデー(1987年の株価大暴落の始まりの月曜日)の連想で、あまり良い意味
ではない感じでしたが、ある時、「小売業者が儲かって黒字になる」との解釈が発表されて
から、ブラックフライデーが定着したそうです。

 日本でも、3年前あたりから、消費喚起を狙って、ブラックフライデーのセールが開催
されるようになったともありました。 今朝の、新聞折り込みチラシなどにも、「ブラッ
クフライデー」を前面に出した広告がありました。

      (ネット画像より)

 何だかんだで、購買意欲を上げる企画がありますよね。 ヴァレンタインデー、ホワイ
トデー、昔からのクリスマス・・ 日本でも、節句や七五三などの行事、その他各地の
商業的なお祭りや○○市などもそうですね。

 この「ブラックフライデー」は私は知りませんでしたので、ちょっと取り上げてみました。

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蓼科農園 最終回  (bon)

2019-11-18 | 蓼科浪漫倶楽部 畑

 16年以上ずっと続けてきた蓼科農園は、今回の「畑じまい」をもって、最終回となり
ました。

 例年11月中旬に実施してきた「畑じまい」は、今年は、11/14~17に行いました。大変
良いお天気の中、黒豆の収穫を最後に畑をきれいに片づけました。
 初日から寒かった、翌日朝9:30の気温は 0℃で、かなり冷えていました。車のフロント
ガラスは真白く、K邸の入り口のモミジは、鮮やかな真っ赤に色づいて美しく、エントラン
スは 一面落葉が敷き詰められていました。
 快晴の真っ青な空に、久し振りにくっきりと、八ヶ岳の山並み、遠くには北アルプスの
峰々を望む絶好の舞台がしつらわれていました。

八ヶ岳の勇姿               北アルプス(穂高連邦と槍ヶ岳)
 


K邸のモミジ               夜の団欒
 

 

 1000㎡強の蓼科農園は、20数畝に作付していますが、葉物以外の畝にはすべて黒マルチを
掛け、畝間にはすべて防草シートを敷詰めて雑草対策を取っていましたから、今回の最終回
を控えて、計画的に10月の収穫祭時点からもそれなりに、これら一面のマルチ、防草シート
などを撤去するとともに、芋がら、サトイモ搦なども例年では翌年処理に回していた作業も
今回で完了するよう段取りを整えるなど工夫をしてきました。

黒豆の収穫                畑の整理
 

 

 最後の収穫となった黒豆は、このところの霜に当たって、丁度良い具合に枯れ、囲って
いた鹿対策用のネットを取り外し、一気にみんなで“豆ちぎり”をしました。
 これまでのいろんな出来事や失敗談も含めて、楽しい語らいが続く中、手元だけは豆ちぎ
りに忙しくせっせと作業が進むのでした。

       みんなで 黒豆の枝ちぎり
         

 誰言うともなく、これまで16年に亘る農園作業の想い出話に 改めてそれらの出来事に
思いを巡らし、時にいくつかのアクシデントにも話が及んだりして、単純な“豆ちぎり”も
楽しく、長時間があっという間に過ぎてしまう思いでした。
 折角伸びた若芽を動物(鹿?)にきれいに食べられてしまったことや、諏訪大社「御柱」
行事に“氏子”として参加できたこと、高校の1級後輩の皆さんと一緒に収穫祭をしたこと、
メンバーの一人の会社OBのグループが参加され、サツマイモの 1畝を提供し 一緒に植え付
けたことなど・・懐かしい想い出のそれぞれが鮮明に蘇ってくるのでした。

 夏の暑い日におにぎり持参で一日中畑作業に汗したり、春・秋の夕暮れの寒さの体験も
みんなの絆の深まりを一層強固なものにして来た、名残尽きないこの蓼科農園を閉じるに
あたって、皆それぞれの胸に一抹の寂しさを感じずにはおれないのでした。
 しかし、反面、体力的な面を考えれば、無事にこれまで実施出来てきたことに感謝し、
喜びの内に幕を下ろすことにも全員納得しているのでした。

畑の中で                八ヶ岳とともに
 

 地主さんに最後のご挨拶に訪問し、全員と握手を交わし またの機会の再会を約束して
すべてを終えることが出来ました。

       きれいに更地になった蓼科農園
        


       ありがとう 蓼科農園 !  ありがとう皆さん ! 

 蓼科浪漫倶楽部は、今後も継続されますので、当ブログは今後ともごひいきください
ますようお願い申し上げます。

 

 蓼科農園最後のオートスライドです。お楽しみください。(約6分半です。)

 

 


コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベランダからNov.'19

2019-11-14 | 日々雑感、散策、旅行

  朝から曇り空の昨日(11/13)は、大変寒い日でした。 日中でも最高14℃くらいで、空も
冬空でどんより・・室内も太陽がありませんので、暖房をつけていました。

 ベランダの木々は紅葉もすでに終わり近く、色付いた葉っぱも歯が抜けたようにバラバラ
して、いかにも寒そうな姿をしています。
 それでも、この時期が来ると咲きだす花があり、変わり映えしませんが、それらの花たち
の姿を拾ってみました。 それなりにお世話をしているのならともかく、どちらかといえば
“ほったらかし”で、水をあげているだけなので、花にしてみれば、アップで写真に収めら
れるのは、いささか迷惑なのかもしれません。

 そんなのですが、いくつか並べてみました。

 今年、たくさんの蕾を付けている“ピンクのさざんか”です。 20年ほど前に頒布会で
我が家に来たもので、小さな鉢植えのまゝで、こんな優しい感じの花をいっぱいつけてくる
のです。

   ピンクのさざんか
 

 いつの頃からか、この菊があります。 毎年、元気よく咲いてくれますが、買ったのか、
どうしたのかはっきりとした認識がありません。でも切り花にも出来たり、香りもあり楽
しんでいます。

   キク
 


 こちらは、園芸友の会の講師先生から3年前に頂いたネアポリタナムという、シクラメン
原種の一つだそうです。別名「ブタノマンジュウ」といい、そんな形をした球根です。

    ネアポリタナム 
           


 ツワブキです。もう終わり頃です。小さい鉢なので、あまり大きくはなりませんが、
元気いっぱいで、株分けして、分家も作れます。

      ツワブキ
           
             

 夏の初め頃から、ダラダラと咲いているルリフタモジです。ルリフタモジの名前の由来は、
当ブログにも以前解説していますが、葉っぱは「ネギ」のようですが、触ったりするとニン
ニクの香りがするのですね。昔、宮中言葉でネギのことを「キ」と一文字で行っていたそう
です。いまでも、「アサツ」「ワケ」といいますね。で、ネギに似たニンニクのことを
「フタモジ」といったそうです。

     ルリフタモジ
           


 ツタンカーメンのえんどうです。今年は、かなり遅く、11月に入ってから種を播きました。
大きめのプランターに10個ほど播いていて、もう少し大きくなった春の初め頃に、元気なの
を残して間引く予定にしています。 一昨年に、アマゾンで種を購入して、昨年できた豆の
種を今回植えています。

  ツタンカーメンのえんどう
 

 このほか、pookyさんから頂いたタマネギの苗は元気に根付いています。そして、ニンニ
クも植えてみていて、細い芽が出て来ています。こちらも発芽率100%です。

  今日、この後すぐにいよいよ最後の蓼科農園「畑じまい」に行ってきます。今回は、
黒豆の収穫とすべての人工物を撤去して更地にすることが目的です。蓼科農園完結編です。
予報では寒そうです。

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鉄道の写真展‘19  (bon)

2019-11-12 | 日々雑感、散策、旅行

 秋の日の色付く木々もある、雨上りのしっとりとした月曜日の御茶ノ水界隈の午前中は、
学生さん達も多く街は賑わっていました。 日大、駿台予備校などのビルが林立しています。 

  今年も『鉄道のある情景』(京都大学鉄道研究会写真展)を訪れました。 昨年と同じ
会場でしたから、迷うことなく直行しました。御茶ノ水、聖橋口から御茶ノ水通りを下っ
て来ると、左手奥にニコライ堂の青い屋根を見て、静かな坂を進むと左が会場です。

左奥にニコライ堂の屋根が見えます。     静かな御茶ノ水通り

 

       会場
       

 写真展は、「鉄道のある情景」のテーマで、「生活に必須のシステムであるとともに、
生活の場にあってこそ輝く」とのコンセプトどおり、30点に及ぶ写真は、それぞれに地域、
年代、社会との関わり を余すところなく表現されていて、そこにはドラマ性をも演じた
作品がたくさんありました。

 写真技術ももちろん大変すばらしいのですが、迫力を持って訴えてくる背後には、撮影
現場に到達するまでの苦労、努力と忍耐があってこその成果であることを思う時、被写体
としての鉄道はもとより、季節的、時刻的、その瞬間を綿密に割り出した行動全体の賜物
であることが作品から滲み出ているのでした。

 友人のYuさんの構図は、山間部を走る2重連の力強い定期貨物列車を捉えていました。
産業物資や生活物資などを満載してひたすら走る姿に、社会の鼓動を感じ取ることが出来
ましたが、作者のコメントには、「蒸気機関車の終焉が迫っている時期」とあり、時代の
流れをも表していました。

 その他、スイスやフランスなどでの写真も素晴らしく、また、2度と見られない、新幹線
軌道を一時的に使用して走る阪急京都線などの歴史的な作品、そして、意表をつくような
作品、新幹線が品川までの区間のビルのガラスに映った「走る自画像」も大変面白かった
です。

 今年もありがとうございました。

      御茶ノ水橋から水道橋方向を見る
       







コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小石川後楽園  (bon)

2019-11-10 | 日々雑感、散策、旅行

       今日(11/10)は、天皇陛下の即位を祝う『祝賀御列の儀』が行われます。
     午後3時というのに、朝6時には既に300人もの人々が皇居前に集まっている
     映像がありました。昨夜の7時から来た人、早朝に着いた神戸から来た人など
     がインタビユーを受けていました。 お天気は良いようです。


 一昨日の金曜日(11/8)は、二十四節気の「立冬」でしたが、日中は、風もなく暖かな
小春日和となりました。そんな中、園芸友の会例会は「小石川後楽園の散策」でした。

 11時に集合した時には、観光客の姿も多く、外国からの来園者も多く見られました。 
紅葉にはいま少し早いようでしたが、あちこちに色づく木々、足元には今を盛りと「ツワ
ブキ」の花が随所に見られました。 「ホトトギス」も終り近くでしたが可憐に咲いて
いました。

 ここ、小石川後楽園は、水戸藩初代藩主、徳川頼房が江戸屋敷内に造園し、2代徳川光圀
が引き継ぎ完成させたと言われる大名庭園です。 設計に中国遺臣の朱舜水を招き、中国や
京の面影を取り入れた、国の特別名勝に指定された回遊式庭園です。

 思ったより庭園は広いですが、周囲には東京ドームの屋根、遊園地のジェットコースター
や文京区シティーホールなど庭園を取りまく高層ビル等が見え、やはり都心の庭園では
避けられない景観でした。

大泉水(ドームの屋根がくっきりと)    大泉水のほとりで(後ろは文京区シティホール)
 

 園芸友の会一行は、園内をゆっくり、ツワブキを、油いためで食した人がいるとか、ホト
トギスは鳥の胸模様に似ているところから名づけられたとか、大泉水(琵琶湖に見立てた池)
に浮かぶ竹生島はどれか・・など談笑しながら、ところどころの見どころポイントでカメラ
に収まったり、楽しいひとときでした。

ツワブキ                 円月橋の前で
 

            通天橋
         

 お昼は、事前に予約した涵徳亭での会食となり、最近の話題に盛り上がったりして、いつ
ものように和やかなひと時を過ごしました。
 会食の後、講師であるK先生やこの日欠席された会員の状況などの報告の後、来年例会の
“テーマ発表”について、および“洋蘭の世界”(仮題)について等例会予定を打ち合わせ、
併せて例会場が臨時に浜松町近くのレンタル会議室を予約した等の議事を済ませてお開きと
なりました。

       涵徳亭にて
         

 地下鉄丸の内線の後楽園駅に来た時、大勢の若者がドーム方面に流れて行きましたが、
あとで調べましたら、“GENERATIONS from EXILE TRIBE”のライブコンサートがあったの
ですね。

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホスファチジルセリン  (bon)

2019-11-08 | 日々雑感、散策、旅行

       今日(11/8)は二十四節気の立冬です。  昨日の新聞(読売朝刊)のコラムに、
      『今年は高温や大雨が続いて、いつ夏が終わり、秋が来たのかよく分からなかった。』
       とありましたが、全くその通りです。 最近の天気は何だか変みたいですね。
       そして、広域に及ぼした災害は、まだ復興の緒に就いたばかりなんですね。

 

 初めて耳にする舌をかみそうな名前ですが、アルツハイマー型認知症やうつ病に効果を
発揮するだけでなく、加齢による脳の衰えの予防・改善にも効果を発揮するという優れもの
なのだそうです。

 定期購入しているサプリの会社から届いた冊子に、矢澤一良氏(早稲田大学ナノ・ライフ
研究所教授、農学博士)解説による このことが紹介されていましたので、受け売りですが、
ネットなども参考にして記事アップしました。

        (ネット画像より)

 ホスファチジルセリン(PS)は、1980年代から記憶力の回復、認知症の改善に効果を持つ
いわゆる「ブレインフーズ」として、研究・開発されていましたが、当時は、牛の脳から
抽出する技術であったため、狂牛病の流行により安全性が疑問視されましたが、その後 、
大豆やキャベツからの抽出が可能となり、一躍脚光を浴びて来たそうです。

 『 PSは、人間の身体を構成する60兆個の細胞膜に存在するリン脂質の一種です。』とあり、
リン脂質中の3%だそうですが、脳においては10%を占めていて、主に『細胞内への栄養素の
供給と老廃物の排出』『細胞膜を柔軟に保つ』『神経伝達物質の流れをスムーズにする』との
3つの働きがあるのだそうです。 素人目にも、大事な働きをしていると感じられますね。

 しかし、PSは残念ながら体内では作ることが出来ないので、経口に頼るしか方法は無いそう
です。 下表にありますように、大豆や肉類、卵などに含まれていますがその量はごくわずか
なので、効果的な摂取にはサプリメントがお勧めだとあります。

      PSを含む食材(部分)
      (ウイキペディアより部分)

 

 実際、各国での臨床試験で、老人性痴呆症等の改善に数々の成果が発表されており、『ア
ルツハイマー病,認知症,加齢に伴う記憶力低下(AAMI),抑うつ症,てんかん患者の発作
の 改善効果,ストレス耐性の向上効果,甲状腺ホルモンや 甲状腺刺激ホルモンの分泌リズ
ムの正常化,体内時計 (サーカディアンリズム)の異常修復効果が確認されて いる. 』
との報告(生物工学 第95巻 宮崎洋祐氏論文)もありました。

       一例です
       (ネット画像より)

 各国において、大豆由来のPSは、安全な食品素材として認められており、日本では2001年に、
一般食やサプリメントの原材料として食品として販売および摂取することが認められて
いるとありました。 

 また、PSは筋肉増強にも役立つとあり、最近の研究ではスポーツにおける集中力向上効果
が確認されているといい、テニスやゴルフパフォーマンス向上に、スポーツサプリとしても
可能性が期待されているという。

 脳機能の障害を予防する食品「ブレインフーズ」としては、これまで、DHAやイチョウエキ
スなどが話題でしたが、最近ではPSの新しい可能性が発見され 注目されているそうです。 
アルツハイマー予防に、タダチニ検討する必要があるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無電柱化  (bon)

2019-11-06 | 日々雑感、散策、旅行

 先頃の台風、特に台風15号では、千葉県の広い範囲で停電し、倒木などもありその復旧
にはずいぶん時間がかかりました。 まだまだ暑さが厳しく、エアコン、冷蔵庫が使えない
苦痛、不便さは勿論ですが、電気が無いと、水もトイレも止まってしまうところもあり大変
です。 この時は、広域に断水もあって、地域の人々はそれこそ慣れない不自由な経験を
されたのでした。

 これまでも、通行妨害、災害時の電柱倒壊による交通遮断の弊害や、街の景観を損ねる
などから、電柱の地下化(地中化)が叫ばれてきましたが、地中化に要するコストは10倍
(5.3億円/㎞)とも言われていて、なかなか進んでいないのが実情です。
 私も、設備の計画担当部署にいた頃、毎年(相当の)予算を計上しており、幹線ケーブル
などは、電力・水道などと一緒に地下のトンネルに施設する「共同溝」(とう道)を推進
していましたが、幹線から各住宅に配線する電線の地中化は、特定の理由のあるところが
優先されていましたね。

       (ネット画像より)

 そんなこんなで、日本は、‛17年度末で3585万本の電柱があり、毎年7万本ふえているとい
い、「電柱大国」などと言われているのです。
 電柱には電力会社の送配電の電柱(もしくは電力柱)、通信会社の電柱(電話柱、昔は
電信柱)、これら両社共用の共用柱共架柱)、さらに鉄道会社の架線柱などがあります。

   電柱本数の推移 (国交省HPより)
   

     政令市等の無電柱化 (国交省HPより)
     

 なかなか本題に入りませんが、もう少しだけ・・。
 日本に初めて建てられたのは電信柱であり、明治2年(1869年)に電信の供用が始まり、
その後、電話の発明もわかっていたけれども、まずは電信専用のものとして幹線のネット
ワークが1870年代に形成されました。この時代は、真空管の発明以前で多重通信技術は無く、
1回線につき1本の通信線が必要であったため、1本の電信電話柱に数十本の架線が張られて
いたのです。 何十本の電線にスズメがたくさん止まっている光景を覚えている人はもう
ほとんどいないかもしれません。

 1883年には電力会社もでき、
電信柱、電話柱、電気柱は、当時『 一定ノ法規ナク、専ラ
慣例ニ依リ 適宜ニ必要ノ土地及営造物ヲ使用シ、敢テ故障ナク円滑迅速ニ処理 』されて
いたようです。


 いよいよ本題に入ります。 ウイキペディアによれば、
『電柱の存在は欧米の都市部では一般的ではない。パリやロンドンでは電線の地中化が100%
となっており 完了している。また、ニューヨークでは約70%が地中化されている。』 とあり、
国交省のグラフを見ても、日本は圧倒的に遅れていることが分かります。

  主要都市の無電中華率 (国土交通省HPより)
  

 
 19世紀末のイギリス・ロンドンでは、ガス、電気による街燈建設が重要事業の一つであっ
たそうですが、ガスは地中、電気は架線ではコスト的に公正な競争とならないことから、
ちらも地中化が義務付けられた、とあり、アメリカ・マンハッタンの場合では、架空電線
裸線だったため、人が触れて感電死する悲惨な事故が続発したことで地中化が実現した
など
とそれぞれの事情があったそうです。

 私がかって、ロンドンに出張で訪れた時、目的は、新しい技術の討論でしたが、ついでに
街中を歩いて(目視ですが)調べたら、ビル(建物)の裏側の適当なところに、添架(電線
が張られている)されているのを発見したことがあります。
 表通りは、電線はありませんが、建物の裏側に電線が張られていたのです。 木造の凸凹
ではなく、コンクリートの同じような建物ですから、こんな芸当ができたのだと思います。
 しかし、上のグラフでは、総ケーブル延長に対する比率と“断り”がありますから、100%
完全に地中化されているということなんですが、ちょっと腑に落ちないところが残っていま
す。本当なのか?

 実は日本でも、配電線の地中化が試みられたそうです。明治44年(1911年)ころだといわ
れていますが、その後、大正9年(1920年)には、東京市長に就任した後藤新平が無電柱化に
熱心だったそうで、昭和初期の東京の一部では、電柱・電線がなくすっきりとした景観が見
られた とありました。
 しかし、戦後、復興のために低コストで実現できる電柱方式が電気・電話とも採用され、
その後も高度成長期に入り、急激に拡大する需要に対処するため電柱を立てて架空線による
方式が一般化していったのです。

 2016年の東京都知事選で、「無電柱化」を公約に掲げた小池知事は、2017年に「都道での
電力、通信会社などの関係事業者による電柱や電線の新設禁止」や、「都と関係事業者は、
コスト削減のために技術開発を行う」などを骨子とした、都道府県初の「東京都無電柱化
推進条例」が施行され、法的な整備も整ってきています。また、「電柱の設置料金(占用料)
を10倍に上げることが一番の早道だ」などと指摘する御仁も出ているとか。

 実際、コストダウンを図る施策は、いろいろと講じられています。車道、歩道とも埋設
深度を浅くしたり、電力と通信のケーブルを同じ側溝状のボックスに入れて埋めるようにする、
埋戻しの際に発泡スチロール状の部材を使用して工期の短縮が図られたりと工夫が凝らされ
ています。

 一方、経産省では、今回の台風による倒壊を受けて、鉄塔、電柱の基準強度の見直しが検
討されるなどの対策も打ち出されていました。

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尺八と箏のコンサート  (bon)

2019-11-04 | 日々雑感、散策、旅行

 昨日(11/3)日曜日は、「尺八とお箏のミニコンサート」に出かけました。
 会社OB・OGで構成される同友会が創立50周年を迎え、このイベントの一つとして、同会
のサークルの一つ「尺八サークル」の記念コンサートが開催されたのです。

 会場は、四谷の「主婦会館 プラザエフ」でした。  サークルの方々は、全員紋付袴の
正装で、賛助出演のお箏・三絃の女性の皆さんは全員和服姿でしたから、会場は一層 華や
いだ雰囲気でした。

 オープニングの、サークルメンバーの方による「三谷菅垣」は、師範を含めた11名による
合奏で、静かな太い調べが会場いっぱいに広がり、たちまちのうちに幽玄・雅の世界に引き
入れてしまうのでした。迫力満点で圧巻でした。

      三谷菅垣
       


 メンバーの一人、Aさんは、同会のサークルである「園芸友の会」の先の代表幹事で、私は、
この方からご案内をいただいたのでした。 会場では、Aさんの他、以前現役時代に関連した
方々も数名居られ、懐かしさも加味されました。

 演奏は、全部で10曲あり、最後は、師範の尺八独奏で、2曲目からは、メンバーと賛助
出演の「山田流 グループ豊音会」の女性方9名による箏、三絃との合奏で、一段と雅やかな
調べが続きました。
 2曲目からの演目は、「嵯峨の秋」、お馴染みの「六段の調」、続いて「千鳥の曲」「秋
の曲」「ひぐらし」・・と、華やかな箏の響きに尺八の音色との掛け合いみたいな流れの中
に、唄が添えられて、マイクなどの電子的なものを通さず、間近の生の音ですからいやが
うえにも盛り上がってしまいました。

 休憩をはさんで、「松風」「都の春」「寿くらべ」は、三曲(尺八、箏、三絃)で進めら
れ、いずれも山田流の名曲がずらりと披露されました。中でも、「都の春」は、現、芸大の
ホールが完成した記念として作曲されたという、新しい感じの小気味よいテンポで演じられ
る 春の景色を思わせる明るい曲で、尺八3、箏4、三絃1による大合奏は圧巻でした。

     都の春(尺八、箏、三絃による三曲)
      

 最後は師範の独奏、「巣鶴鈴慕」(そうかくれいぼ)は、音色の変化、強弱の流れは、
さすがに引き込まれる奏法でした。途中、ゴロゴロやブルブルといったような音にトリルを
重ねた独特の響きが奏でられました。低い音色から高い音色へと澄み切った味わいを惜しみ
なく表現されていました。

     巣鶴鈴慕(師範独奏)
      

 昨日は、文化の日でしたが、四谷の会場で日本の伝統で音楽、尺八、箏の音色にひと時
うずまく素晴らしい体験でした。
 その前の日の、ラグビー決勝戦での肉弾戦とは対照的でした。


     久し振りの四谷(JR四ツ谷駅新宿通りから・・下は、JR線)
      

 

  山田流か分かりませんがyoutubeより・・

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御の字  (bon)

2019-11-02 | 日々雑感、散策、旅行

 御の字 を「大いに有りがたい」との意味よりも「一応納得できる」の意味と捉えている
人がかなり多いようです。

 このほど(10/29)、文化庁から「国語に関する世論調査」の結果が報道発表されました。
 新聞にも報道されたところですが、ここでもちょっと取り上げてみました。

           ベランダのツワブキ(記事とは無関係です。)
             ( 2019.11.2)


 平成7年度から毎年実施されているもので、今回は30年度の調査結果(2019.2~3)が発表
されました。

 調査は、全国16歳以上の男女1960人(有効回答数)に行われ、調査項目として、〇国語や
言葉への関心、〇用語や文体構成、〇読書について、〇六つの表現の認知と使用,慣用句等
の意味・言い方のうち、最後の “慣用句等の意味・言い方”について取り上げてみました。

 慣用句等の意味・言い方については、昨年も、当ブログに「若者ことば」(2018.10.1)に
記事アップしていました。

    新しい6つの言葉についての区分 (文化庁平成30年度調査より)
     

 

 今回選ばれた言葉は、上表にあるように「古き良き時代」や「行きつ戻りつ」・・など、
少し時代が古い感じがし、「聞いたことはあるが使うことはない」が「使うことがある」より
総じて多く、「行きつ戻りつ」「えも言われぬ」や「言わずもがな」などは、あまり使われな
いとの回答が多く、聞いたことが無い も、20~25%という結果から、これらの言葉は使われ
なくなる方向にあるのかもしれないですね。
 唯一「知る人ぞ知る」が拮抗していて、わずかながら使うことがあるが上回っています。
 これらの言葉は、古文風の言い回し(古めかしい感じ)のようで、次第に使われなくなって
行くのかもしれないと思われます。

 また、「憮然」「御の字」「砂をかむよう」について、どちらの意味だと思うか、の質問で
下表のような結果となっています。

  どちらの意味だと思うか (文化庁平成30年度調査より)
     

 

  これらは3つ共、辞書等で主に本来の意味とされている“意味”とは違った意味として捉え
ている割合が多いことに改めて驚いた次第です。

 「憮然」は、「失望して本にゃ利している様子」という本来の意味よりも「腹を立てている
様子」が多く、過去の調査では圧倒的に多かったのです。 「御の字」では、「大いに有りが
たい」の本来の意味よりも、「一応納得できる」が上回り、この傾向は10年前とほぼ同じと
あります。 「砂をかむよう」も本来の「無味乾燥で詰まらない様子」よりも「悔しくてたま
らない様子」がはるかに上回っている結果だというのですね。

  さらに、年齢的にみても、70歳以上の高齢者においても同じような傾向にあり、本来の意味
と違った意味に解釈している割合が多いのには、ちょっと驚きでした。

 16~19才の若者では、「御の字」「砂をかむよう」については、6割以上の人が本来とは違っ
た意味と捉えているようです。

             コットンボール
              (2019.11.2)

 時代の流れによって、これらの「ことば」の意味が違ってくる・・どころか新しい解釈が
生まれ、それが環境や新文化の流れと共に定着するのでしょうね。さらには、スマホ、PCなど
の普及で熟語や慣用句等の単独表示変換が行われ、活字によるいわゆる文脈により意味を読み
取る機会が少なくなっていることにも起因しているのかもしれません。

 これらの言葉や、先の六つの言葉について「使うことがあるか」などの質問がありますが、
昨年のそれは、「ほぼほぼ」「後ろ倒し」「目線」「タメ」「ガチ」「立ち位置」でしたから
今年の言葉とは、その次元がかなり違っているように思います。
 これらの言葉は、文化庁が選んでいるのでしょうが、どのようにして選ばれたのかが知りた
いところです。

 

Katherine Jenkins - Nella Fantasia

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする