風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

近未来SF映画の中へ~京浜工場夜景クルーズ index

2018-11-16 | 神奈川
[2018.11.9]

◆ 京浜 1 ←旅行記へ
 半年前に続いて二度目の工場夜景ツアーに参加しました。
 今回は、京浜工業地帯を海から眺める王道コース。
 海の向こうには、夜の別世界が広がっていました。
  ● prologue ● 交通船と遊覧船 ● 名物船長
  ● サンタバルカ号 ● 同乗者たち ● 雨上がりの出航
  ● 煙るみなとみらい ● 横浜ベイブリッジ ● 大黒ジャンクション
  ● 鶴見つばさ橋 ● 扇島と扇町 ● フレアスタック ● 鋼鉄の城 



◆ 横浜 2
 工場地帯の運河を進む船は、非日常感たっぷり。
 ネオ・銀河鉄道の夜のようです。
 今回も、摩訶不思議な夜景探訪ができました。
  ● 「K」のサイン ● モンサンミッシェル ● イカロス気分
  ● 海際の駅 ● 海上フルスピード ● 象の鼻桟橋
  ● 刀削麺 ● 夜のチャイナタウン ● 黄色いドラゴン ● epilogue





近未来SF映画の中へ~京浜工場夜景クルーズ 2

2018-11-16 | 神奈川
その1からの続きです。

● 「K」のサイン

霧の向こうに広がる異世界。
目の前にあって、手が届きそうなのに、海にさえぎられています。
夢の中の光景のようです。



『銀河鉄道の夜』の銀河ステーションって、こんな光景?
別の友人は「映画『ブレードランナー』の世界みたい」と表現しました。
まさに、ぴったり~。

あちこちに「K」の表示が出ています。
横浜だけに、元町キタムラのK?
いいえ、これは、"川崎航路を通れ"という神のお告げ、じゃなくて海上保安庁からの通知なんだそう。
「T」のときは、鶴見航路を指しているそうです。

雨が降っていたにもかかわらず、この日の海面はとても穏やかで、鏡のよう。
船首のデッキまで行って、辺りを見回しました。

そばにいた青年が、両腕を真横にバッと広げました。
見ると、顔を上げて目を閉じています。
(深呼吸しているのかな?)と思いましたが、そのまましばらく動きません。
ひとりタイタニックをしているんだと気づいて、邪魔をしないようにしました。

● モンサンミッシェル

京浜運河は、小さな運河に枝分かれしています。
その一つに入り、東亜石油の京浜製油所の前で船は停まりました。
このクルーズツアーのハイライトです。



「ここはフランスのモンサンミッシェルに似てると言われています」と船長。
(そうかなあ?)とあやしんだら「私は行ったことないんですけど」と告白していました。
正直すぎー!

誰が言い始めのかはわからないそう。
ノルマンディーの海上に浮かんで見える、かの有名な修道院に似ているかは微妙。
でもまあ、雰囲気はわかります。
ただ私には、どちらかというとクロカンブッシュに見えました。
(ビバ!食い意地)


クロカンブッシュ


● イカロス気分

工業地帯なので、あちこちの高い煙突からフレアスタックが空に吹き上がっています。
船はかなりそばまで寄って、炎に接近しました。

ゴォーー!という炎が燃える音が大きくて、大声をあげないと隣の人とも会話できないほど。
風に乗って、ガスの臭いや炎の熱まで伝わってきます。
臨場感たっぷりで迫力満点。
かすかに熱いし、太陽に近寄りすぎたイカロスの気分になります。



京浜が巨大な港湾地帯であることを、改めて実感します。
工場や発電所がたくさんありすぎて、もう何が何だかわかりません。
船長は、一つ一つ丁寧に説明してくれましたが、とても覚えきれません。
なので、がんばるのはやめて、純粋にクルーズを楽しみました。

● 海際の駅

途中、海芝浦駅そばに寄りました。
電車に乗って行ったことがありますが、海から見ることができるなんて思わなかったわ。



ここはJR鶴見線の終点で、東芝の京浜事業所の職員専用の小さな駅。
「日本で一番、海に近い駅と言われています」と船長。
まあそうですよね。だってホームの反対側は、海ですもの。
ホームで釣りができそう。
ちょうど電車が停車中で、数名の人が乗り降りしていたので、みんなでテンションが上がりました。



横浜市民でも知らない人の多い、小さな駅。
遠くから参加した乗客の方々は、知っていたのでしょうか?
知らなくても、海沿いのホームが珍しいので、喜んでいるのでしょうか?
ちょっと聞いてみたくなりました。



● 海上フルスピード

その後、船は再びスピードを上げて、広い海原を大疾走。
交通線の馬力を見せてもらいます。
大黒ジャンクションの下を抜けると、明るい陸が見えてきました。



近づいてきた、みなとみらいの夜景。
霧をまとって、幻想的です。
うわ~、本当に私が住んでいる町なのかしら?



時刻はちょうど8時半。
観覧車コスモクロック21の、花火のようなイルミネーションを眺めます。



ライトアップされた赤レンガ倉庫。
セレブリティ・ミレニアム号の横を通ります。
9万トン級客船。といわれてもピンときませんが、パナマ運河を通航できる最大サイズの船なんだそう。
うーん、ほんとに大きい!



● 象の鼻桟橋

楽しかったクルーズは、これでおしまい。
象の鼻埠頭で下船となります。
船長さんが、見送りがてら、私たちに声をかけてくれました。
「明日は大岡川で《横浜運河パレード》が開催されます。私もベネチア号を出すので、よければどうぞ」
船長、どうもありがとう!

ベネチア号とは、船長の持つ大型遊覧船。
永井船長は、毎年桜の季節に養護学校の子供たちをクルージングに招待する、徳の篤い人なのです。
半年前に、その様子がNHK『小さな旅』で紹介されました。


工場夜景のような、象の鼻パークのオブジェ


社員旅行の御一行は、降りたところで現地解散していました。
それでも、みんなでまとまって日本大通りを歩いていきました。
同じホテルに帰るのでしょう。
最後まで旅を満喫してくださーい。

● 刀削麺

前回は中華街で食事をしてから乗船しましたが、今回は食事はまだなので、船から降りて、中華街の「麺王翔記」へ。



チャーシュー刀削麺やギョーザ、酢豚などをいただきました。
このお店の刀削麺は、西安つまり陝西省のものですが、このお店は四川料理店。
ん?省が違う・・・?
まあ、気にしなーい!
辛くないメニューを選びました。



注文が一段落したのか、料理人がカウンター席の私たちの目の前に、ラップでくるんだ刀削麺の生地をどんどん積み上げていきました。
明日の分として、夜の間冷やして寝かせておくのでしょう。
白い赤ちゃんアザラシが増えていくようでした。
友人に「料理長がニコニコしながら見てたよ」と言われました。
(ラップにアザラシの顔とヒゲを描きたいな~)と思ったのがバレていたのかも!

● 夜のチャイナタウン

休日には人でごったがえしている中華大通りも、夜になるとぐっと静か。
黄色い提灯が灯っています。
一つ一つに「YOKOHAMA CHINA TOWN 春節」と書かれていました。

え-、春節って、旧暦のお正月で2月ですよね?
もう11月のうちから、来年のお祝いを始めているの?
それとも、今年の2月の飾りをずっと飾っているのかしら?
答えはわかりません。まあ、気にしなーい!

● 黄色いドラゴン



まばゆく光る黄色い提灯は、うねりながら不思議な形に伸びています。
何だろうと思いながら下を歩き、端まできて、その全貌がわかりました。



ドラゴンでした!
中華街の守り神ですね。カッコイイ!

● epilogue

中華街を出たところで日常に戻り、友人と解散しました。
今回のクルーズも、楽しかったなあ。
工場夜景の摩訶不思議さを満喫したひと時でした。

夜の海から眺めた、普段とは違う顔の京浜工業地帯。
いや~、横浜って、いいですね~。水の恵みが豊かで。
「この町は七つの海からの贈り物」という標語を思い出しました。
いつの日かまたあの船長さんの操縦する、サンタバルカ号に乗りたいです。


近未来SF映画の中へ~京浜工場夜景クルーズ 1

2018-11-15 | 神奈川

● prologue

5月に初体験した、工場夜景探検クルーズ。
⇒ Blog『横浜工場夜景アドベンチャークルーズ』
これがとてもよかったので、第2回目の参加です。
前回乗ったのは5月9日。そして今回は11月9日。
狙ったわけでもないのに、ぴったり半年たっていました。
(このブログを書く段階で気がつきました)

前回は、京浜フェリーボート株式会社が出している「京浜運河工場夜景コース」の本牧航路。
本牧の友人と乗ったので、まずそちらを選びましたが、今回のコースがクルーズ的に一番おすすめなんだそう。
「“肉食系交通船”で行く!京浜運河沿いの工場夜景&横浜イルミネーション90分クルーズ」というツアー名です。


ツアールート [旅プラスワン]


「肉食交通船」って・・・。
知らない人が見たら(なになに?BBQでもしながらクルーズするの?)と思うかもしれません。
でもすでに一度乗っている私と友人は、わかります。
運転が、グイグイ肉食系なんです。

● 交通船と遊覧船

クルージングといったら、普通は遊覧船でのんびり楽しむものですが、このツアーで乗るのは、交通船。
あまりなじみがない言葉ですね。
交通船と遊覧船との大きな違いは、交通船は高速走行が可能だということ。

最高時速は約20ノット。といわれても、ピンときませんよね。
「1ノットとは、1時間に1海里(1.852m)進むスピード」だそう。
ということは、1分で30メートルちょっと。2秒で1メートルね!

選んだ金曜日の夜には、別の会社の「ロマンチックな工場夜景クルージング」もありました。
ロマンチッククルーズでは、遊覧船に乗って、カクテルも飲めるそう。
優雅だろうなと惹かれますが、肉食系船の半端ないスピードと名物船長の独特のナレーションが忘れられません。
友人も私も、ロマンチックはあっさり捨てて、また同じ交通船に乗ることにしました。

● 名物船長

受付を済ませたところに、なつかしの永井船長がやってきて「こんにちは」と気さくに声をかけてくれました。
「前にも乗って、楽しかったからまた来ました」と話すと「えっ、そうなの?」と喜んでもらえます。
「いつ頃ですか?」
「船長がNHKの番組《小さな旅》に出演した時ですよ」
「おお!」
海上爆走っぷりと、どこか頓狂なナレーションで、私たちの間で人気の船長。
見るからに、人のよさそうなオーラが漂っています。



出航は、横浜の大桟橋から。
といっても、みんなが思い浮かべる、超大型国際客船が停泊しているターミナルではありません。
その脇のピア大さん橋という、あまり知られていない遊覧船用の小さな桟橋からです。

● サンタバルカ号

ラフティングの時のようなオレンジのライフジャケットを着用します。
乗り込みのは、半年ぶりの、交通船サンタバルカ号。
「聖なる小舟」という詩的な名前ですが、ファンシーな要素は特にありません。
全長17.5メートル、全幅4.65メートルの武骨な船で、以前は、羽田空港新滑走路の建設作業員を、沖合いの現場まで送迎していたそうです。



「スピードを出せる分、乗り心地はあまりよくないですよ~」と、船長からの前置きが入ります。
乗ってしまえば、まな板の上の鯉ならぬ、交通船の上の乗客たち。
波と船のなすがままに揺られるだけです。
それに私たちは、スピードを今か今かと、ワクワクしながら待っています。



● 同乗者たち

この日の乗客は20名ちょっと。
私と友人はバリバリ地元ですが、ほかの人たちは大阪や名古屋、群馬や北海道などから来ているそう。
みんな、よくこのクルーズツアーを知ってるなあと思います。

そのうち十数名はグループ参加。
社員旅行中で、日中に大井町で『Cats』のミュージカルを観て、中華街の重慶飯店で夕食をとり、夜にこのクルージングで海に出るというてんこもりの旅程だとか。
福利厚生が充実していていいなあ。私もその会社で働きたーい!

● 雨上がりの出航

出港は7時。
前回はまだ明るくてサンセットクルージングになりましたが、今回はすでに日が落ちて夜になっていました。
一日中雨が降っていたため「中止になるんじゃないかな」とさんざん気をもみ、ずぶ濡れ状態でのクルーズを覚悟していました。
ところが、出航30分前に雨がパタリと止んだんです。

これは、日ごろの行いがいいのか悪いのか、どっちなんでしょう?
まあ、濡れなかったから、いっか!



大さん橋に停泊中の大型客船は、セレブリティ・ミレニアム
いや~、絵になります。セレブリティ~。
操縦席の船長は、言いにくそうに一文字ずつ発音していました。
「うー、こりゃ難しいな~」とつぶやく声まで、マイクを通して聞こえてきましたよ(笑)!



雨上がりの山下公園と常時停泊している氷川丸。
マリンタワーは、糖尿病予防のブルーライトアップ中でした。

● 煙るみなとみらい

みなとみらいのイルミネーションに見送られるように、船は港を離れていきます。
ちなみに今回掲載のクルーズ画像は、全て友人が撮ってくれたもの。
揺れる小舟からの夜景の撮影は、私には難度が高すぎました!



直前まで雨だったので、前回のような美しいクリアなナイトビューは臨めないだろうと諦めていました。
それでも、霧に煙ったような景色は、幻想的。
船長も「今日はいい写真が撮れますね」と言います。
こういうのを「災い転じて福となる」というのかしら?

● 横浜ベイブリッジ

前回下をくぐった横浜ベイブリッジを、この日は横目に見ながら、船は京浜運河へと向かいます。
普段は陸から眺めるばかりですが、横から見ると、やっぱり長いなあと実感。
全長860mありますからね。



京浜工業地帯に入るまで、高速船はその名の通り、すごいスピードで進んでいきます。
手ぶれ補正機能を駆使しないと、船が動いている間は、ブレてしまって撮影どころではない状態です。

● 大黒ジャンクション

ベイブリッジの次には、大黒埠頭にある高速道路のジャンクションが見えてきました。
いくつもの幹線が交わり、伸びていく様子は、流れているかのようです。



● 鶴見つばさ橋

大黒ジャンクションを過ぎて、鶴見航路に入りました。
今度は、大黒埠頭と扇島を結ぶ鶴見つばさ橋が見えてきました。



いよいよ京浜工業地帯の扇島に入ります。

● 扇島と扇町

扇島は横浜市鶴見区と川崎市川崎区にまたがる人口の島。
対岸は扇町です。(ちょっと紛らわしい)
扇町の川崎天然ガス発電所やJX日鉱日石エネルギーを観ながら、船は進みます。
鉄骨が組まれ、煙突が立ち並ぶ光景。
人家から離れた、完全な工業地帯です。

京浜運河の一番北にある浮島までやってきました。
羽田空港までもうすぐ。
近くを旅客機が音をあげて低空飛行していき、なかなかの迫力です。

● フレアスタック

東京電力東扇島火力発電所に隣接している扇島LNG基地にやってきました。
等間隔にずらりと並ぶのは、石油タンク。
ライトアップされて、闇に浮かび上がっています。



高い煙突からは、余ったガスがフレアスタックとなって炎を上げて燃えていました。
夜空に輝く聖火台のよう。
フレアスタックという言葉は、前のクルーズの時に知ったんです。
そして使うのはこれが2度目。半年間、一度も使わないワードでした。



東燃ゼネラル石油の石油工場や、昭和電工川崎事業所を海から眺めます。
巨大な工場ですが、人けがなく、静けさが漂っているのが不思議。



魔都へと続く、魔界の領域に踏み込んできた気がします。

● 鋼鉄の城

中でも金属の質感が高い建物の前にやってきました。
昭和電工川崎事業所です。(多分…違っていたら教えてください)



水銀灯のライトが陰影を作って、別世界の様相を醸し出しています。
見れば見るほど複雑な建物。



美しさは全く求められずに作り上げられた、無機質なプラント。
なのに、夜になると、暗闇に光り輝く硬質の芸術作品となります。
鋼鉄の強さがありながら、繊細にも見える非現実的さです。



なんとも魔訶不思議な世界。
すっかり、鉄と鋼の国を訪れたRPGの登場人物になった気分です。
工場夜景ファンは、この非日常感たっぷりな光景を、こよなく愛しているのでしょうね。

その2に続きます。


平原の国ポーランドへ index

2018-11-05 | travel
[2018.9.20-30]
◆ 羽田 1-(1) ←旅行記へ
 ポーランドまで、友人に会いに行きました。
 経由地の中国はネット規制が敷かれています。空港待ち合わせが不安だわ~。
 まだ向かっている途中です。
  ● prologue ● 10days Holiday ● 帰国日の約束 ● キャリーケース
  ● 海外用変換プラグ ● プランニング ● 早朝の約束 ● 土砂降りの出発
  ● チェックイン ● ややこし ● 自動化出国審査 ● ボーディング
  ● 羽田→北京便 ● 機内にて ● 隣席の人 ● Teaは紅茶にあらず
  ● 北京空港トランジット ● 不安①:中国のネット規制 ● 不安②:充電場所
  ● 不安③:時差 ● 北京→ワルシャワ便 ● 機内映画



◆ ウッチ 1-(2)
 無事にワルシャワに着き、友人と会えました。
 都心の渋滞を抜けて、第3の都市ウッチに移動します。
 貴族の館のフイルムミュージアムを楽しみました。
  ● ワルシャワ着 ● ダニエルと会う ● 長いサラミ
  ● マルヴィナ ● まさかの暑さ ● マヌファクトゥーラ
  ● ランチはシャクシューカ ● 『VOGUE』最新号 ● フジツー
  ● 白い工場 ● The Film Museum ● ミニチュアストリート
  ● KANTOR ● セカンドハンドショップ



◆ ウッチ 1-(3)
 午後はたっぷり休憩を取って、夜に町に繰り出します。
 人々でにぎわう金曜夜の繁華街。
 タバコ工場をリノベーションしたホテルに泊まりました。
  ● ホテル・タバコ ● 長すぎるシエスタ ● ウッチ・カリスカ駅(Łódź Kaliska)
  ● 夕暮れ時の家々 ●  Łódź Fabryczna駅 ● メキシカン「セニョリータ」
  ● キュウリ入りレモネード ● 映画『イーダ』 ● レシート・チップ入れ



◆ ウッチ 2-(1)
 朝は近くの公園をのんびり散策。昼に再びウッチの中心地へ。
 ゴー・ミヨに選ばれだネオポーランド料理をいただきます。
 ポーランドとロシアとリンゴの関係を知りました。
  ● 朝のポニャトフスキ公園 ● トラムの町 ● 古さと新しさ
  ● OFF Piotrkowska ● フュージョンランチ ● ペトリューシュカ
  ● アヒルとガチョウ ● タタとは ● アイバンラーメン
  ● ルートパセリ ● リンゴをどうぞ ● ワルシャワ蜂起・70年目
  ● 鏡文字のなぞ ● ウォールペインティング ● つらなる家々
  ● ユダヤ人墓地 ● ホテルに戻る



◆ ウッチ 2-(2)
 午後の時間、ヨーロッパ一長い通りを散歩します。
 突然、大挙したポルスキ・フィアットのパレードが始まりました。
 共産主義風の建物を見るたびに、ついゴルゴ13を探してしまいます。
  ● ひとりで散歩 ● ピォトルコフスカ通り ● アール・ヌーヴォーと共産主義風
  ● 通りの銅像 ● ピアニストの像 ● 自由広場
  ● フィアットの大群 ● 鏡の屋敷 ● ファンシー・フィアット
  ● 迫力の帰り道 ● コペルニカ通り



◆ ウッチ 2-(3)
 夜もにぎやかな界隈へ。ポーランド伝統料理はどれも口に合います。
 人々はみんなバレーボール好きで、日本のアニメやお菓子も大人気。
 緑茶はいまやワールドワイドになっていました。
  ● 日本のスイーツ ● ポーランド語 ● ウッチ歌劇場
  ● 小舟の町 ● ウォーク・オブ・フェイム ● ウッチ・ファブリチナ再び
  ● 大きなジオラマ ● 平地の国 ● ナショナリティ
  ● ポーランド伝統料理 ● パンにラード ● 18歳の誕生パーティー
  ● 日本のポーランド料理店 ● ビール飲み比べ ● バレーボール人気
  ● ミカサとナルト ● ゲーマーダニエル ● ペット事情 ● グリーンティ



◆ トルン 3-(1)
 ユダヤ人の墓地は、ほとんどが森の緑の中にありました。
 まだ新しい高速道路に乗り、中世都市トルンへ。
 コペルニクスの故郷の石畳の町を歩きました。
  ● 昼待ち合わせ ● 朝の公園 ● ユダヤ人墓地
  ● 森の中の墓 ● 実業家ポズナンスキー ● 自然に還る
  ● ユダヤ人はもういない ● 典型的な外見 ● 日本人とユダヤ人
  ● KFCドライブスルー ● ONIGIRI ● 新しいハイウェイ
  ● 中世都市トルン【世界遺産】 ● コペルニクスの町 
  ● 名物ピェルニク ● トルンのショパン



◆ トルン 3-(2)
 トルンでピエロギを食べてから、一路北を目指します。
 広大な平野をひたすら海に向かって走っていきました。
 目的地のソポトに着き、日本人の友と再会しました。
  ● トルンの城壁 ● 金の卵の少女像 ● ピエロギ専門店
  ● ポピーシード事件 ● 川沿いを散策 ● ハイウェイと平野
  ● ポーランドのハイウェイシステム ● 三つ子の町へ ● ホテル着
  ● スーツケース未着事件 ● 3日ぶりの日本語



◆ ソポト 4-(1)
 ここからは海辺の町ソポトに滞在します。
 友人が参加する国際学会の会場に同行し、一緒に出席。
 そして彼女の発表を聴講しました。
  ● ソポトの朝 ● ホテルのレストラン ● ブレックファースト
  ● ひと駅分歩く ● SWPS大学 ● ポーランド日本情報工科大学
  ● 学会におじゃま ● 大学ランチ ● 友の研究発表



◆ ソポト 4-(2)
 大学から坂道をまっすぐ下ると海に出ました。
 シーズンを過ぎたリゾート地は静かで落ち着いています。
 ゆっくり町を散策し、夜はケバブをテイクアウトしました。
  ● ラウンドアバウト ● 海を目指して ● 海に出る
  ● 遊歩道を歩く ● 灯台と教会 ● 高級リゾート地
  ● 長い桟橋 ● ゆがんだ家 ● 聖ゲオルギオスの教会
  ● ホテルに戻る ● フィーカの時間 ● ソポト中央駅
  ● 寿司・パン・ケバブ ● テイクアウト ● エンドレストーク



◆ グダンスク 5-(1)
 隣町のグダンスクに行きました。
 見事に復興された美しい街並みは、中世に迷い込んだかのよう。
 書店には、幅広いジャンルの日本の本が。クールジャパン!
  ● 電車に乗って ● 乗り間違え ● ややこしい駅名
  ● 大きなグダンスク ● ミレニアム・ツリー ● 旧市街への道
  ● ドゥウーギ通り ● 貴族たちの館 ● ネプチューン像
  ● Hard Rock Cafe ● 新市街 ● モトワヴァ運河
  ● 日本の本 ● 日本のマンガ ● ブルージュのよう ● グダンスク駅



◆ ソポト 5-(2)
 ソポトに戻り、この日もビーチに行きました。
 バルト海の波打ち際を行ったりきたり。
 夕暮れ時に水鳥とひと時を過ごしました。
  ● ソポトビーチへ ● 豪奢なホテル ● 浜辺のカラス
  ● 海際にて ● 普通の桟橋 ● 大きな桟橋
  ● カモメたち ● 白鳥たち ● 一匹狼スワン
  ● 夕刻の鐘 ● 部屋の場所



◆ グダンスク 5-(3)
 夜は学会主催のディナーパーティ。
 ふたたびグダンスクへと向かいます。
 さまざまな国籍の人と交流した満月の夜でした。
  ● チャーターバスてんやわんや ● 言葉が通じない ● 慌てない参加者
  ● グダンスク再び ● 貸し切りレストラン ● ディナーコース
  ● サムスンパイ ● エンドレス・チアーズ ● ハンザの名月
  ● 満月の夜 ● 帰り道 ● 謎の禁止マーク



◆ ソポト 6-(1)
 朝から小雨が降る寒い日。海も哀しげ。
 ダニエルがダウンし、私も冷えで体調不良に。
 おとなしくホテルの中におり、館内を散策しました。
  ● 充実の朝食 ● ダニエルダウン ● ショパン通り
  ● 鳥の楽園 ● 辻占い師 ● レイニービーチ
  ● 聖ゲオルギウス教会 ● ホテル レジデント ● 琥珀のお誘い
  ● 私もダウン ● ホテルを探検 ● ホテルのメイドさん



◆ ソポト 6-(2)
 元気になってきたので、山の中を散策しました。
 森からまっすぐ坂を下って、再び浜辺へ。
 夜は女性3人で、ブルワリーでピエロギディナー。
  ● 今度は山へ ● ファイアステーション ● うろうろ登山
  ● ポーランド語の地図 ● 森の中の水車小屋 ● 池の水鳥
  ● 森のオペラ ● 山から海へ ● ダバダバダ
  ● 曇りのサンセット ● ソポト女子会 ● 仲間がいた
  ● 大ピエロギ ● オーリさん



◆ ソポト 7-(1)
 晴れ渡った空の下、教授方の別荘ホテルに行きました。
 現地の友人たちに、グディニャを案内してもらいます。
 お昼は、コーカサス料理に舌鼓を打ちました。
  ● きのこのピクルス ● ヴィラ・アントニーナ ● 紫の橋
  ● アバンギャルドなロビー ● 仕事のインタビュー ● ソポト目抜き通り
  ● グディニャへ ● Emigration Museum ● ポーランド人街
  ● ポルスキ・フィアット ● グディニャの海 ● グダンスク内へ
  ● コーカサス・ランチ ● 待ち人来たらず



◆ ソポト 7-(2)
 ソポト最後の日、すっかり気に入った浜辺を散策します。
 友とヨーロッパ最大最長の立派な桟橋を歩きました。
 2人でジョージアワインをかかえて、宿に帰りました。
  ● 桟橋を歩く ● 死んだクラゲ ● スワンまっしぐら
  ● トイカーレーサー ● ソポト桟橋を通る ● 桟橋の果て
  ● 陸までの道 ● ショッピング ● ゴーダ・ワサビ
  ● ジョージアワイン ● ピエルニク3種 ● おなかの赤ちゃん



◆ ワルシャワ 8-(1)
 ソポトで友たちと別れて、ひとり列車に乗りました。
 平地をひた走る特急は、サービスもよく快適。
 首都ワルシャワは、古さと新しさの共存する街でした。
  ● 最後の朝餐 ● ズボラに戻る ● 友とのお別れ
  ● さよならソポト ● ポーランドの新幹線 ● 台風が心配
  ● ずっと平地 ● ワルシャワ・セントラル ● 古さと新しさ
  ● 瓶詰めエレベーター ● さっそく迷子 ● 雨に降られる



◆ ワルシャワ 8-(2)
 ワルシャワ旧市街でのショパン巡りに繰り出しました。
 教会に眠る、彼の心臓のいちばんそばへ。
 ちょうど結婚式が挙げられる場面に居合わせました。
  ● ワルシャワ観光 ● ショパン巡り ● 博物館と壁画
  ● 招き猫のラーメン店 ● ポーランドの三大偉人 ● ショパンの心臓
  ● ジョンとポール ● 新世界通り ● おばさん、おじさん
  ● ミツキエヴィッチ ● ロールスロイス ● ウエディング



◆ ワルシャワ 8-(3)
 ワルシャワ旧市街を散策します。旧王宮の兵士も人魚像も、いかつい印象。
 キュリー夫人の生家があり、ショパン・ベンチを見つけました。
 急速に近代化されていく都市を、まのあたりにしました。
  ● ワルシャワ歴史地区 ● 旧王宮の兵士 ● 聖母教会の入り口
  ● 戦う人魚 ● キュリー夫人博物館 ● フーアーユー?
  ● ロールスロイス ● ショパン・ベンチ ● 動いた衛兵
  ● ショパン・ベンチその2 ● 西洋の公園 ● BASIA
  ● 摩天楼 ● シナゴーグ ● リョコ帰宅
  ● 台風キャンセル ● コーカサス系 ● 宿からの夜景



◆ ワルシャワ 9-(1)
 最終日。ワルシャワの摩天楼を眺めて空港へ。
 大型台風の件で、グランドホステスに慰められます。
 ショパン空港のピアノを横目に、早めに機内に入りました。
  ● ワルシャワの朝 ● 文化科学宮殿 ● 情報収集
  ● 空港へのアクセス ● スカイスクレイパー ● コインくずし
  ● 空港行き電車 ● グランドホステスの慰め ● 旅のお守り
  ● さよならズウォティ ● ショパン空港のピアノ ● 早めのボーディング



◆ 北京 9-(2)
 不安でたまらなかったフライトですが、無事に北京に到着。
 台風襲撃直前に、日本に帰国できました。
 これで長い旅行記はおしまい。一緒にポーランドまでお付き合いしてくれた方、どうもありがとうございました!
  ● ワルシャワ→北京便 ● さよならポーランド 
  ● 中国語がわからない ● 検証タイム ● 機内でハリウッド
  ● 北京空港ふたたび ● 運行されそう ● 背徳のチキン?
  ● 穏やかな夜明け ● 中国ネット状況 ● 北京→羽田便
  ● 羽田の麻薬犬 ● 日頃の行い ● チケット買い間違い ● epilogue




平原の国ポーランドへ 9-(2) [Last] 北京

2018-11-05 | travel
その1からの続きです。 

● ワルシャワ→北京便

機内で待つことしばし。
ようやくほかの乗客たちがどやどやと入ってきました。
それでも、帰りの便はすいていました。
横8人のシートに座っているのは3人のみ。隣があいていて、楽です。
ゆったりしており、人が少なくとても静か。
快適で、何の不満もありませんでした。

● さよならポーランド

ワルシャワを飛び立ちました。
機体は少しずつ上昇していきます。



いい天気。街がどんどん小さくなり、雲が近づいてきます。



わあ、雲と並んだ。



わあ、雲の上に。



雲海が広がって、もう下界は見えません。



今いる場所を確認します。
まだ飛行機はワルシャワの空の上。
左側には、訪れたグダンスク(Gdansk)が見えます。
カリーニングラード(Kaliningrad)は、ロシアの飛び地。
ビリニュス(Vilnius)やカウナス(Kaunas)は、リトアニア(LITHUANIA)を旅した時に訪れた町なので、地名を懐かしく眺めます。



● 中国語がわからない

機内にいるのは。ほとんど中国人。日本人はほかにいるのでしょうか。
東京行きJAL便の日本人乗客の中に、日本語が話せない中国人が混ざっているようなものでしょう。

CAさんも、当然ながら中国語でペラペラ話しかけてくるので、「すみませんが、英語でお願いします」と言います。
すると、予想外すぎたのか、面食らって英語がすぐに出てこない人もいます。
「ええと、オレンジジュースとトマトジュースを混ぜたいの?」なんて混乱したことを言わせてしまったり。
なんかすみません。

エアチャイナの機内食の朝食候補には、かならずお粥が入ってきます。
そして中国の人たちは、バンバンお粥をチョイスします。
なので私は、人気のない洋風の方にしました。



エアチャイナの嬉しい点は、ティーを頼むと紅茶ではなくジャスミンティーが出てくるところ。
食後に飲むと、スッキリさっぱりします。

● 検証タイム

機内映画では、この前最後まで見損ねた『ファンタスティック・ビースト』の続きを観ました。
サオリと会わないことになったので、自分で観ないと結末がわかりません。
前回止めたところからさらにドラマがありました。終わりまで観てよかったです。


中国語タイトルは《神奇动物在哪里》。魔法狂潮再度来袭~。


やっぱり主役のエディ・レッドメインは、福士蒼汰に似ている気がします。
顔つきじゃなく、独特な表情筋の動かし方が。
映画リストに、福士蒼汰主演の『笑傲昙天(曇天に笑う)』がありました。
ちょうどいいわ。レッドメインと観比べてみようっと。

ところが実際には、表情の作り方もそれほど似ていませんでした。
あれ~、思ったほどでもないかな。
レッドメインのファンに話すのはやめておこう…。
(と思いつつ、後日サオリに話して「違ーう」と言われました…。)

松竹映画のイントロには、富士山がババーンと登場します。
日本の映画だよ!というアピールを感じます。

『曇天に笑う』は、主役をちょっとチェックしたら止めるつもりでしたが、なかなか面白くて、最後まで観ました。
「どんなに悲しくてもつらくても、笑っていられる強い男になれ!」

映画の中ながら、大勢の日本人を観るのは、実に日本を出て以来。
この旅行中、数人の日本の方にしか会わず、アジア人でさえほとんど見かけませんでした。
特に寂しさは感じませんでしたが、日本映画で一気に懐かしくなりました。

● 機内でハリウッド

次に観たのは『X-MEN アポカリプス』。
ポーランドの山村やアウシュビッツが登場して、ちょうど今回の旅と合っています。
ミュータント設定だと、もう何でもありですね。知恵比べというところは、ハリポタみたい。

それから『ハン・ソロ』を観ました。
こちらは宇宙の話なので、ますます何でもありになっていました。
ハリウッド映画って、機内で観たくなるんですよね。
浮遊状態を体感中だからでしょうか?

観終わった頃に、北京に到着。
天気がよく、眼下に夜景がくっきり。
月も煌々と輝いています。

● 北京空港ふたたび

朝の4:50、予定の時間通りに到着しました。
星降るような天井を眺めながら歩いていきます。



この前来たばかりなので、勝手知ったる場所。
今度はトランスファーも間違えません。
前回よりも乗客が少ないため、たいして待たずに空港内に入ります。



今度は空港Wi-Fi用のアクセスコードを出す機械が動いていました!
あれから一週間たったから、さすがに修理された模様。
さっそく入手します。
iPODは接続できましたが、アンドロイドは設定画面につながりませんでした。

● 運行されそう

羽田便のゲートまで行きます。
まだ誰もいませんが、そこで待っています。
しばらくして電光板に便名表示が出て、一番上に私の乗るフライトがありました。
無事に飛ぶようです。


CA181便(涙)!


あ~よかった、どうぞこのまま変更しないで~。
ほかの会社の羽田便も運行されるようなので、安心しました。

● 背徳のチキン?

見慣れたkfcがあると思って、寝ぼけた目を向けます。
…えっ、背徳?
違いました。「肯徳基」って書くんですね~。
カーネルサンダースの裏の顔かと、ドッキリしました。



運行が確定されたので、安心して、心に余裕ができてきました。
「小心・地滑」ですって!
こんな注意書きにも、笑えるようになっています。
行きにも見ていたのでしょうけれど、運行が気がかりで、たぶん見えていませんでした。



● 穏やかな夜明け

往復とも、北京空港で夜を過ごします。
冷房なのか、外の気温なのかわかりませんが、空港内は往路の時よりも寒く、ダウンが必要なくらい。
到着直後はTシャツ1枚になるほど暑かったんですが。

目をつぶってうとうとしているうちに、いつの間にか周りに人が増えていました。
けっこう欧米人が多い印象。



空が明るくなってきました。
こちらは穏やかな朝なのに、日本は荒天だなんて、嘘のようです。

● 中国ネット状況

今回は無事にネットに繋がりましたが、普段使っているメールやSNS、グーグルは全く使えず、ヤフーニュースを眺める程度でした。
ボーディングの間際に、サオリからgmailが、リョコちゃんからLINEメッセージが入っていることに気づきました。
2人とも状況を気にしてくれているのでしょう。
ただ、どちらも着信通知までで中身は開けられません。
当局のネット統制は、今日も万全のようです。

● 北京→羽田便

ヨーロッパからの便は空いていましたが、日本への便は混んでいます。
隣は静かな中国人のおじさんでした。
欧米人が多いのは、アジア旅行中で、中国の次に日本に向かっているからでしょうか。

日本周辺にはものすごい台風が吹き荒れていて、飛行機も急上昇急降下の荒い運行になると覚悟していました。
たまに乱気流で大揺れすると、(ああ、きた…!)と悲壮な気持ちになります。
それでも、ジェットコースターレベルにはならず、ほぼ定刻通りに到着。

ああよかった。パイロットさん、謝謝。
予定通りって、なんてすばらしいことでしょう。
ミュージカル女優のように、両手を広げて歌を歌いたい気分です。ラララ~!

昼過ぎに帰国。
日本には嵐が吹き荒れているのかと思いましたが、いたって穏やかです。
窓にポツポツと雨粒が付く程度。あれ?

● 羽田の麻薬犬

預けたキャリーケースが出てくるのを待っていると、ラブラドールがクンクンやってきました。
かわいい~!でも彼は、お仕事中の麻薬犬です。

麻薬犬には、盲導犬と同じくラブラドールかシェパードが適しているんだそう。
一昨年訪れたエストニアのタリン空港には、黒プードルの麻薬犬がいて、そのモフモフの愛くるしさで乗客をメロメロにしていました。
詳しい人に「黒プーもいたよ」と話したら「犬種に関係なく、麻薬捜査の仕事が好きで向いている子もいるからね」とのこと。
羽田のワンちゃんもがんばってー。寄ってきてほしいけど、私はドラッグ持ってませーん。

● 日頃の行い

飛行機が到着した時は、まだポツポツだった雨。
リムジンバスに乗る頃にはシトシトになり、最寄駅に降りてから家まで歩いて帰る頃には、ザーザーと強度を増していました。
帰りも雨に降られた~。やはり日頃の行いが。。。

16時前に帰宅。もうちょっと早く帰れたら、濡れずに済んだことでしょう。
でもこの日は、20時に首都圏すべての電車がストップしたため、無事に帰宅できただけでも御の字です。
サオリと会っていたら、お互い横浜難民になったことでしょう。

次第に外はゴーゴーと強風がうなり出し、雨が一晩中窓ガラスを叩き続きました。
濡れたとはいえ、嵐が来る直前に滑り込み帰宅できました。

● チケット買い間違い

最後に、失敗談を一つ告白します。
実は今回、クラコフ発グダンスク行きのフライトを2か月間違えて買ってしまいました。
アイルランドのライアンエアー(Ryanair)、2018年11月23日の17時50分発です。



結局クラコフに行かなかったので、正しい9月の日付のものでも乗れなかったでしょう。
誰かに譲るのはNGですし、LCCなのでキャンセルできません。
空席になってしまいます。うーん、失敗。

ただ、チケットの値段は39ズウォティ。
日本円にして、なんと1200円くらいなんです。
海外のLCCって、こんなに安いの? ビックリしました。
このくらいで済んで、よかったです。勉強代として、今後に役立てます~。

● epilogue

今回の旅は、ひたすら北京トランジットの不安にさいなまれました。
ネット不通と大型台風が運悪く重なったためです。
エアチャイナ自体は、全く何の問題もありませんでした。
済んでみれば、まあなんとかなったかな。終わり良ければ総て良し、ですね!

初めて訪れるポーランドは、言葉がわかりませんでしたが、現地の友人に詳しく案内してもらいました。
また、滞在した「三つ子の町」は、海沿いのとても素敵なリゾートで、いつまでもいたい場所でした。
お金持ちだったら、モナコよりもソポトで毎夏過ごしたいわ~!

日本人にはなかなか理解しにくい、重い歴史を抱えた国。
あまりに知らなすぎるので、ユダヤについてもっと調べてみようと思います。
そして、今の経済復興のめざましさにびっくり。
これからどうなっていくのか、気になります。

行きも帰りも雨でしたが、ポーランドでは天候に恵まれ、ゆったりとしたいい旅でした。
帰国直後に会えなかった友人サオリは、台風の翌日に渡米しました。
「今回会えなかった分、次は倍会おう!」と約束して。今から楽しみです。