風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

そうだ 大山、上ろう index

2013-03-25 | 神奈川


◆ そうだ 大山、上ろう-1
思い立って出かけてきた大山。
ケーブルの傾斜にびっくり。
無計画の旅もまた、それなりの趣深さがありました。



◆ そうだ 大山、上ろう-2
今回、行きはケーブルに乗りましたが、帰りは歩いて降りました。
下山とあなどることなかれ。かなりハードで、脚が生まれたての仔馬のようにガクガク。
でも自然の中で、心身きもちよくリフレッシュできました。

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そうだ 大山、上ろう-2

2013-03-24 | 神奈川
○ 裏登拝道コース
○ 熊とかヤマビルとか
○ 分岐点休憩
○ 秦野無線中継所
○ ミツマタの花
○ ウサギが3匹
○ 蓑毛のバス停
○ 蓑毛の大日堂
○ 秦野駅タッチアンドゴー
○ ペコちゃんとポコちゃん
○ 風の吊り橋
○ 渋沢駅→本厚木駅
○ 小田急で帰宅

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その1からの続きです。

○ 裏登拝道コース

先ほどケーブルで一緒だった親子連れの姿は、もう見えません。
おそらく、そのまままた、ケーブルで下って行ったんでしょう。
ほかのルートはないかなと、裏登拝道コースを通ってみることにしました。
下社の横から山中の道を下っていって、バス停のある蓑毛越まで歩くルートです。
ただ下るだけなら、そう大変ではないのですが、途中一つ山越えをするこの道のり。
でもまあ、なんとかなるでしょう。

○ 熊とかヤマビルとか



「熊に注意」という表示を見つけて、キャー!と声を揃えます。
さらに「ヤマビルに注意」という表示も見つけて、ギャー!と叫び声を揃えます。
熊より山ビルの方が、イヤ~!
ヒルは、踏みつけても全く効果がないんだそうです。なんというターミネーター。
看板の下には、ヤマビル退治用の塩もありました。むむ、これは天から冒険者に与えられた武器ですか。
でもヤマビルが活躍するのは、5月からとのことなので、まだ大丈夫そう。
茂みの中に入り込まないように気をつけながら、進みます。



ここのところ、なんだか山をよく歩いています。
海の方が好きなはずですが、山も気持ちいいですね。森林浴にフィトンチッド。
最近ではもう、断崖の山道を通ることにもすっかり慣れてしまいました。
十津川の中原橋に向かった時のことを思い出します。
まあ、あの時に比べたら、水も食料も持っていますからね。

もともとこの日は曇り空。さらに山の天気は変わりやすいもの。
雨が降らないことを祈りながら、歩き続けます。
相当歩いたので、足もかなり疲れて、ガクガクしてきました。
久しぶりに、膝が笑ってる~。

○ 分岐点休憩



蓑毛越の分岐点に到着。ここでひと山越えたことになります。
辺りは鬱蒼とした木々ばかりで、眺望はいまひとつでしたが、足もくたびれてきたので休憩を取りました。
新宿駅で買ってから食べそびれていたランチパックを、ここでようやく分け合っていただきます。
山の上で食べると、なんでもおいしく味わえますね。

○ 秦野無線中継所

降りても降りてもまだ続く山道。
堪能し尽くして、もういいやといいかげん飽きてきた頃、ようやく山道から舗装の道へと出ました。
おお、平坦な道ってなんて楽なのー。



秦野無線中継所がありました。ふー、久しぶりの文明社会。
でもひとけは一切ありません。

○ ミツマタの花



なおも下っていくと、集落がありました。
人家には、ミツマタの花が咲いています。
生け花で、白く塗ったこの枝を用いることもありますが、それはもはや命のない、加工されたもの。
実際に咲いている花をきちんと見るのは初めてでした。
こでまりのように愛らしく、見ていてほっこりしました。



○ ウサギが3匹

さらに、大きな網小屋があったので覗いてみると、黒・グレー・茶と色違いウサギが3匹。



私たちを見つけて、ぴょんぴょん駆け寄ってきます。



かわいーい。おなかが空いていたのか、「餌をちょうだいちょうだい」とガリガリ指を噛むので、くっきり歯形がついてしまいました。

○ 蓑毛のバス停



小川に沿って道なりに歩いていき、ようやく車道に着きました。
蓑毛のバス停です。これで山越えは終了。ふう。



バス停のところでは、自転車で登ってきたグループが休憩を取っていました。
彼らはさらに上を目指して上がっていくのでしょう。すごい体力だわ。

○ 蓑毛の大日堂



バスが来るまでの間、そばにある大日堂を参拝しました。
仁王門で入口を守る赤い大きな仁王様は、なんだかとってもプリミティブなアニメ顔でした。
手塚治虫の作品に出てきそう。
まっすぐな表情でなければ、赤鬼や閻魔大王っぽくもありました。
リアルな迫力に満ちた怒り顔よりも、どこかユーモラスなこの仁王様の方が、親しみが持てます。





門を越えると見えるのは伝統を感じる古い天台宗のお寺。



静けさの漂う境内の中、幽玄の空気に包まれて、ご本尊の大日如来像が鎮座していました。



とても古めかしいたたずまいの伽藍のため、自然に隠れて見過ごしてしまいそうですが、雰囲気のいいお寺でした。

○ 秦野駅タッチアンドゴー

それからバスに乗って、秦野駅へと向かいます。
ああ、乗物が目的地に連れていってくれるなんて、便利だわー。
今回、ケーブルで登ったので、登山はしていませんが、大山下山はしています。
下山といってもかなりハードでした。
まさかこんなルートになるとは思っていなかったのに、二人ともエアー入りスニーカーを履いてきているところが、素晴らしいというか因果というか。
実は歩く気満々だったというところです(笑)。



駅に着きましたが、もちろん、このまま帰るつもりは全くありません。
フリーパスのエリアマップ内に、吊り橋があるのを見つけたので、そこへと向かうことにします。
ああ、楽しみだわ。

○ ペコちゃんとポコちゃん

秦野駅からバスを乗り換えます。
途中、建物の上に座っているペコちゃんとポコちゃんを発見。
わー、かわいい!喜んで写真に収めました。



不二家の秦野工場です。
秦野にはいろいろな工場や研究所があるので、地図を見ると面白そうです。

途中で降りて、少し歩きました。
水無川を渡ります。
本当に、水はほとんどありませんでしたが、橋は立派なので、(時には増水するんだろうな)と思います。





歩いているところに、行き先行きのバスが来たので、追いかけていって乗りこみました。
終点の県立秦野戸川公園で下車します。

○ 風の吊り橋

ここに、目指す風の吊り橋があるのです。
遠くからでもくっきりと形がわかる、ハンガリーの鎖橋を彷彿とさせる、ヨーロピアンなデザイン。



すてきな形ですが、車両通行可の橋よりも、歩行者専用の橋が好きな私は、ちょっと残念。
私の好みには頑丈すぎました。



つい、訪れたばかりの十津川の吊り橋と比べてしまいます。
「吊り橋は揺れるもの」という定義があるだけに、走ってもジャンプしても揺れない、どっしりした造りに、逆に物足りなさを感じました。
風の吊り橋っていうのに、風ではびくともしないわ~。
ネーミングは、「風のように揺れる」わけではなく、「風の通り道に架けた」橋だそうです。



渡り切ってから、pinoは先に戻って行きましたが、私は下の川へと降りてみました。



ここもまた、水無川の上の橋。水は少しはありましたが、飛び石伝いに渡れそう。



でもせっかくなので帰りも渡ろうと、上に上がってまた橋を通って戻りました。
遠くから見ると、やっぱり絵になるフォルムです。



夕闇せまり、はるか向こうには、秦野の市街地の灯りがともり始めていました。



○ 渋沢駅→本厚木駅

それからバスで、今度は終点の渋沢駅で降りました。
そろそろおなかが空いたので、夕食にしたいところ。フリーパスの区間内の本厚木まで行って食事にしました。
結構歩いたので、動物性たんぱく質を取ります。つまりお肉ー。
よく動き、よく食べ、満足ー。

○ 小田急で帰宅

お互い家までの帰りが遠いため、夕食後はまっすぐ帰途につきました。
また小田急線に乗り込みます。この日は、小田急あっての一日です。
「わあ、急行が来た、ラッキー!」と喜ぶ私に、「この辺りは全部急行だから」というpino。
急行でも、やっぱり時間がかかります。
帰りはもう東京には足を踏み入れずに帰ろうと、登戸で小田急を降り、JR経由で横浜に戻りました。

今回、思いつきのように向かった大山でしたが、その割には大きな失敗もなく、フリーパスを使って楽しい周遊ができました。
足腰使いましたけれどね!基本、大山は、思い立って行くようなヤワな場所ではありません。
それを今回は思い知りました、はい。自然への敬意を大切に。
それでもなにより、山歩きが楽しくて気持ち良かったです。

ここのところ続いていた年度末のハードなデスクワークを忘れて、久しぶりにのびのびと新鮮な山の空気を胸いっぱい吸って、元気になりました。
走り屋の友人から、よく名前を聞いていたヤビツ峠に行けなかったのは、少し残念でしたが。
まあ私、走り屋じゃないしね。でもいつか、伝説の(?)ヤビツを越えたいわ。
ヘアピンカーブをデュアルマフラーうならせて。(うそ)

この日参拝してから、妙に関東地方が雨がちになっているため、(もしかして、阿夫利神社のパワーが強すぎたのかも?)と、内心ちょっと気になっています。
日本のあめひめさまを起こしてしまったかしら?
自然にとっては恵みの雨。夏に向けて、草木がすくすく育ちますように。
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そうだ 大山、上ろう-1

2013-03-24 | 神奈川
○ お花見と思いきや
○ アフリカ神社?
○ 新宿発小田急線
○ 朝食はランチ
○ 丹沢・大山フリーパス
○ 大山ケーブル参道
○ 大山ケーブル
○ 阿夫利神社下社
○ 大山豆腐をあきらめて
○ 二重の滝・二重社
○ メイプルとカロリーヌ
○ 天狗の碑

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○ お花見と思いきや

今年は3月下旬にはもう桜が見頃となり、週末には春の陽気に誘われて、大勢の人々がお花見に繰り出しました。
年度末の忙しさに参ってしまい、気分転換をしたい私。
やっぱりバタバタの様子のpinoと「リフレッシュしよう」と待ち合わせしました。
お互い仕事に忙殺されていて、まったく行き先を考える余裕もないまま、とりあえず新宿に11時に集合です。

11時とは、なんだかのんびりしています。
(これは近場のお花見かな。御苑とか目黒川とか)と思った私は、待ち合わせ前にひとり、三ッ池公園のお花見をしてきました。
桜はとってもきれいですが、人がいっぱい~。まっすぐ歩けませんでした。





○ アフリカ神社?

集合して「さて、じゃあどうしよう」という話になったら、pinoが「アフリカ神社に行こう」と言いました。
ん?アフリカ神社?どこにあるのかなー?
JICAの近くかなー?
真面目に考えこんだら、伝わらないと思ったようで、pinoは「大山に行こう」と言い直しました。
え~っ!?いきなり大山ですかー!
目黒川じゃないの?という問いは、「混んでるから」と即却下されます。
だって桜がきれいなのに~。

○ 新宿発小田急線

そう言っている間に、もう小田急線の改札につき、代替案も思い浮かばなかったため、そのまま乗りこみました。
始発なので座って行けます。でも、朝食を食べていない私は、そろそろおなかが空いてきたのと、この日の思わぬ行き先への驚きで、なんだか血糖値が下がってきました。
キオスクで軽食を買いますが、電車の中なのでもちろん食べられずー。

発車してほどなく、pinoが「下北沢駅も、渋谷と同じく地下になったからねー」と、興味シンシンで外をのぞきます。
確かに下北沢は、地下の駅になっていました。ここも以前はけっこうダンジョンでしたからね。
駅の地下化は、近代的ですが、駅舎の個性がなくなってしまうところが、なんだか残念でもあります。

登戸で大勢人が降りましたが、私たちはまだまだ座っています。
座っているだけでも、揺られてなんだか疲れてきました。
おなかがすいたわー。

神奈川県にある大山。
私の家も神奈川県。
なぜに、新宿まで上京して、さらに南下せねばならぬのじゃー!
「登戸か町田から行けたのに・・・」とぶつぶつ言いますが、空腹で血糖値が下がっているため、弱々しい声しか出ず、抗議には至りませんでした。
まあこういうのは勢いがなくては行けないもの。
横浜に住んでいたって、伊勢原まで行くことはそうそうないのですから。

○ 朝食はランチ

1時間以上乗って、ようやく伊勢原につきました。
まずは腹ごしらえです。
駅前のパン屋さんで、スープセットランチをいただきました。(朝食のつもりが、お昼過ぎていたのでランチ・・・)



神奈川県民からしても、大山はかなり遠くという印象。
午後から向かって、果たしてルートをこなせのか少し不安です。
ようやく元気になって、まずは周遊券を買いました。



「考えてみたら、新宿からもフリーパスが出ていたかも!あ"~」とpinoは残念そう。
普段は割ときちんと計画を立てる方ですが、今回は突発的な思いつきだったため、そういうこともあるのです。
駅前には大きな一の鳥居がありました。



○ 丹沢・大山フリーパス

丹沢・大山フリーパスのエリアマップは、なかなか広範囲に渡っています。
駅ごとに上る山が違うなんて、本当にこの辺りは山岳地帯なんですね。

バスで向かう途中、「対向バスとすれ違うため、ここで時間調整します」とバスが停まりました。
待つことしばし、反対車線からバスがやってきます。
おお、本当に正面からやってくるので、迫力満点。



さすがはプロ、なんなくすれ違い完了ー。
一台しか通れない細い車道。山に向かう道だわ。



○ 大山ケーブル参道

沢に沿ってバスの道があるため、いろいろな橋が見られます。
景色を楽しんでいるうちに、終点の大山ケーブル前に着きました。



さあここからケーブルに乗り換えて・・・と思いますが、ケーブル乗り場がありません。
あれ?どこ?
とくに看板も探せず、あたりをつけて歩いていくと、長い石段に着きました。
けっこうな長さで、会話も続けられないほど。
参道になっており、両側には土産物屋が続きますが、眺めている余裕はありませんでした。



ようやくケーブル駅に到着。
もうここだけで、かなり疲労困憊です。こんなんで大山に上れるのでしょうか?
疲れていても、顔はめパネルは外しません。pinoに笑われても撮ってもらいます。顔の角度も重要よ!

    


山なので冷え込んでいます。桜はまだ早く、山は冬の名残を残したまま。
休日なのに、ほとんど観光客がいません。おそらくみんな、お花見に出かけてしまっているのでしょう。
私たちって、なんてあまのじゃく!(だってpinoが~>人のせいにする)

○ 大山ケーブル



ケーブルには、私たちのほか、家族連れ一組しか乗ってきませんでした。
おかげで最前列をゲットできました。



私たちのほぼ隣には、運転士が立って操縦を始めました。



出発です。かなりの勾配にびっくり。



箱根登山鉄道を思い出しました。



後ろを向いて最後尾に座った家族連れは、楽しそうにこわがっています。



プレイランドも真っ青の傾斜。つんのめりそうでしょうね。





pinoが動画を撮り始めたので、私も一緒に撮りました。
渋すぎるかも・・・
大山ケーブル・その1


大山ケーブル・その2


運転士さんがなかなか味のあるアナウンスをしてくれました。
このケーブルは、赤と緑の二台あり、それぞれがロープでつながっているんだそうです。
うお座の絵のようだなあと、思い浮かべます。



途中駅の大山寺で、両方のケーブルが隣り合わせになり、また上と下に分かれていきました。

○ 阿夫利神社下社

終点の阿夫利神社に降りると、ひやりとした山の空気に身震いします。
ダウンジャケットが必要なくらいの冬の寒さ。
ここには、阿夫利神社下社があります。
堂々とした大きな社に引き込まれるように参拝しました。



あれ、鈴を鳴らす紐はどこ・・・?



あふり神社とは変わった名前ですが(あぐりみたい)、雨乞い信仰の「雨降り神社」が元となっているようです。
農民にとって、日照りや干ばつはなにより恐ろしいことだったのでしょう。
昔読んだ、ドイツの昔話の「あめひめさま」が大好きでした。
日照りの悪魔のせいで干ばつが続いて農民は困り果て、勇気ある少年と少女が、眠り続けるあめひめさまを起こしにいくという話です。
いつか私も、あめひめさまに会いたいなあと思っていました。
つまり阿夫利の神さまは、日本の雨姫さま。少し形は違いますが、会いに向かっているということかしら。

とても風格に満ちた、気に満ちた社殿でした。


○ 大山豆腐をあきらめて

参道の茶屋は、どこも閑散としており、おかみさんたちに呼び込みの声をかけられましたが、逆に恥ずかしくなって、私たちは裏道へとそれてしまいました。
あとで聞けば、有名な大山豆腐目当てで、ハイシーズンにはお店の前に行列ができるんだか。
何人ものお店の人たちから、一人を選ぶなんてできなかったんです。トロイ戦争が起こったら嫌だしね。

○ 二重の滝・二重社

大山山頂へと続く門からは、石段がずっと上まで続いています。



惹かれはしましたが、1時間半の道のりと聞いて、なかなか足が動きません。
ここまで来るのにそれなりに体力を使っていたし、くもり空だし、明るいうちに下山しないといけないし、お互いマッチョではないし・・・
ということで、ためらった末、「別ルートを散策してみよう」ということになりました。
二重の滝というのが気になったので、歩いてみます。



滝のそばには、二重社という社があり、狛犬ならぬ、狛龍がいました。狛龍を見るのは、初めてかも。珍しいです。
ちゃんと、阿吽の型を取っていました。



○ メイプルとカロリーヌ

好みの橋を見つけました。おじさま二人が話しこんでいるところをパチリ。
「この橋いいね~」という話題なら、混ざりたかったんですが、なんだか違うようでした。



社の前には、杉の巨木があり、なにかの調査のためか、横一直線に切り込みが入っていました。
それをpinoが見つけて教えてくれたので、
「メイプルシロップを採る時のようだわ」となにげなく言ったら、「メイプルってなに?」とさらりと聞かれました。
えーーっ?メイプルよー!?本当に知らないの?
pinoはとても頭の良い人なのに、時々こういうことがあって、ビックリ仰天します。
「メイプルシロップ、食べているでしょ?」
「あれ、あんまり好きじゃなくて。ハチミツの方がいいな」
いえ、そういう問題じゃありませーん!

「『メイプルストーリー』やらないの?」
「ゲームはやらないー」
まあ、やっていたところで、メイプルの意味とはあんまり関係なさそうですけどね。

この世にメイプルを知らない人がいるなんて・・・くらり。
「大ヒント!カナダの国旗についてる、あれよ」
「えー、なんだったかなあ?」
秋にカナダのメイプル街道を訪れてみたい私。
第二の故郷とまで思っている身には、聞き捨てならない発言です。

メイプルがわかるまで、もうこのまま大山で天狗と修行してなさーい!
そんなメイプルショックがあったため、もう少し歩いた見晴台まで行こうと思っていたのが、勢い任せに元の道を戻ってしまいました。

最終的に「木へんに風」と教えて、「なんだ、楓!」と言っているところを「メイプルシロップの採り方、私は幼稚園の時から知ってたもんねー」と、いじめておきました。
誇張じゃなくて、本当です。大好きな『カロリーヌ』シリーズで、彼女がカナダに住むおじさんと一緒にメイプルシロップを採取する絵本『カロリーヌ カナダへいく』に親しんでいたんです。



樹皮からとりたてのメイプルシロップを、雪の上に垂らして凍らせてトフィーキャンディーを作る、なんてことも載っていて、それはそれはおいしそうでした。



そんな思い出を持つ私と、特にメイプルに何の思い入れもないpino。
山の上でギスギスすると、人身事故につながりやすいので危険ですね(笑)。

○ 天狗の碑

ふたたび下社に戻りました。
天狗の碑があったので、そばまで上って触っておきました。
あやかれますように。(なにに?鼻の高さ?)

その2に続きます。
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流氷・吹雪・北の果て index

2013-03-05 | 北海道


◇ 1st day 稚内
宗谷旅行記をアップしはじめました。
行きのフライトから、雪に翻弄され続けた今回の旅。
晴れ間には、美しい白銀世界を楽しめました。

◇ 2nd day 猿払、歌登
ノシャップ岬と宗谷岬を訪れました。
最北端に立ったという感動より、とにかく寒さでいてもたってもいられなかった~!
すぐ背後にはオホーツク海に浮かぶ流氷。そりゃ凍りますよね。

◇ 3rd day 枝幸
北海道を大吹雪が襲った日の話です。
アウトドアプランが全て中止となり、ひたすら宿で待機した、長い一日でした。
でも大雪に慣れていない身で外出などせず、よかったと思います。

◇ 4th day-1 浜頓別
猛吹雪の翌日。
国道封鎖は解除されましたが、飛行機も電車も動かないままで不安。
それでも、クッシャロ湖で白鳥のV字飛びを見られて、プチ幸せ。

◇ 4th day-2 稚内
ツアーから離れて、自由行動になりました。
一人で見る流氷の淋しさよ・・・
凍えて帰り、宿の人の暖かさに触れました。

◇ 5th day 稚内
宗谷旅行最終日です。
美しい朝やけが見られたものの、猛吹雪でまたホテル待機に。
飛行機が飛ぶのか、空港まで行ってみないとわからない、最後までドキドキの旅でした。

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流氷・吹雪・北の果て(稚内)5

2013-03-04 | 北海道
4日目その2からの続き。宗谷地方の旅も、いよいよ最終日です。

○ 海からの朝焼け
○ また猛吹雪
○ フロントマンとお喋り
○ 晴れたり吹雪いたり
○ 三たび北防波堤へ
○ 荷物はソリで
○ 土地のプロと旅のプロ
○ とりあえず空港へ
○ さようなら、稚内
○ 思わぬ雪の被害
○ 雪のない東京
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○ 海からの朝焼け

朝6時にふと目覚めて、窓から外を見ると、美しい朝やけが広がりつつあるところでした。
まだ眠りの中の、一面の白い世界に少しずつ陽がさして、長い影を作っていきます。







少しずつ、白銀の世界が輝きだしていきます。
なんて、なんて美しいんでしょう。





見たこともないような光景に、息をのみました。
窓を開け、吹きこんでくる寒ささえ忘れて、見とれました。





北の端にある稚内では、太陽は海から上り、海に沈むとのこと。
なーんてロマンチック!!(*^o^*)
ただ惜しむらくは、朝日がちょうどANAホテルの影に隠れてしまっているということでした。
く~、残念すぎるわ~!(>_<)



それでも充分に、堪能しました。
この朝焼けを見られただけでも、北の果てまでやってきた甲斐があったというものです。

○ また猛吹雪

仕度を整えて、10時にチェックアウトをし、外に出ようとしたら、朝の穏やかな天気とは一変、ホテルの外は猛吹雪が荒れ狂っていました。
真横に吹き荒れる雪に驚き、出るに出られず、ロビーで立ち往生してしまいます。
そんな私を見て、ホテルの人が「もう少し部屋にいてもいいですよ」と言ってくれました。
なんて親切な。チェックインも早めにしてもらった上に、チェックアウトも伸ばしてもらえるなんて。
ホテルの人は大変でしょうけれど、宿泊客にとってはすごーくありがたいことです。



今日の羽田行きの便は、まだ運行するのか未定だそう。
ANAのサイトを見ても、未定の表示が変わらず、やきもきします。
羽田-稚内便は一日一便運行で、お昼に羽田から飛んできた飛行機が、戻っていく仕組み。
つまり、飛行機がやってこない限りは飛べません。
こんな猛吹雪だったら、私たちが来た時以上に、稚内空港に着陸するのも難しいそう・・・と思うと、心配になります。

○ フロントマンとお喋り

フロントマンは、夕べの人とは代わっており、少しお喋りしました。
ここ稚内で生まれ育った人で、5年前にサハリンに行ったこともあるそうです。
サハリン航路は6-9月の夏の間だけなんだとか。
今は動いていないんですね。富士山登山みたい。
去年、その4ヶ月間に渡った人は4600人。ちなみに利尻・礼文島へは、62万人。
その数の差にびっくりします。
利尻などには、飛行機でも行けるからかもしれませんが、サハリンに行く人、少ないわー。
ひと月あたり、千人ちょっとということになります。
サハリンはあまり衛生的な町ではなかったようで「日本が一番ですよ」と言っていました。

2日の猛吹雪での犠牲者の話になります。
さすがに全国ニュースでも大々的に取り上げられたそうです。
道民として、非常に心が痛むとのこと。
状況を詳しく教えてもらい、悲しい気持ちになりました。

今回の吹雪に遭いながら、『北の国から』で純と雪子おばさんが雪で車に閉じ込められて立ち往生した時のシーンを思い出しました。
結局二人は、昔ながらの生活を貫いているおじさんに、馬車で助けに来てもらい、一命を取りとめます。
ガソリン切れや一酸化炭素中毒など、日常、自動車に頼っていることの怖さを、今回感じました。

○ 晴れたり吹雪いたり

もう少しいて大丈夫だと、部屋のキーを返してもらったので、また上に上がり、部屋で休みました。
こんなに親切にしてくれるのは、猛吹雪の時だからでしょうか。
昨日は吹雪のせいで飛行機も運休だったし、ここまでたどりつけなかった宿泊予定客もいたんだろうと思います。

雪がやむのを待ちながら、かに最中を食べました。
なかなかビッグ。少しこわごわでしたが、特に蟹の味はしませんでした。



これも自分用に買った、グリンめん。
クロレラが入っているようですが、ちょっとあやしい感じに惹かれました。



TVをつけて天気予報を見ると、「全国的に穏やかな天気が広がります」と言っています。
でも、窓の外は吹雪が猛々しく吹き荒れています。

これも『北の国から』で、蛍が「台風が東京を過ぎると、すぐにニュースで台風の話は出なくなる」と言っていたことを思い出しました。
全国の天気図では、北海道の都市は函館、札幌、釧路のみで、稚内は出ていませんでした。

そのうち吹雪は止み、陽が射すとまたキラキラとした明るい世界が広がります。
つまり、不安定な天候なんです。
わずかな滞在時間なので、あと少し散策しようと、部屋を出て宿の人に別れを告げ、北防波堤まで行ってみました。
本当によくしてもらった、居心地のいいホテルだったので、稚内に来た時には、またこのホテルに宿泊したいものです。
でも、ANAホテルからの朝焼けも見てみたーい・・・あっ、2泊すればいいのね!

○ 三たび北防波堤へ

ここを訪れるのは、この旅で3回目。
フリーになるごとに行っています。



もはや、定点観測者気分。
ここが、しおさいプロムナードです。雪が積もって誰も通れません。。。



プロムナードへの道も、相変わらず雪で通れなくなっていますが、つるつる足を滑らせながら上ってみると、昨日までびっしりと押し寄せていた流氷が、きれいになくなっていました。
どこかに流れていったのでしょう。









強風と刺すような寒さは変わらず、早々に退散です。
昨日、孤独感に襲われたところにも、勇気を出してまた行ってみました。
やっぱり、はてしなく孤独が募りました。



○ 荷物はソリで

それから、待ち合わせ場所のバスターミナルへと向かいました。
新雪の上をスーツケースを引くのは大変。キャリーがあまり意味を成さず、ほとんどずるずると引っ張っていく感じです。
振り返ると、轍がくっきりとできていました。希望の轍というより、力技・・・



あとで、北海道通の人に「なぜスーツケースで行ったの?」と呆れられました。
「雪道だと、動かせないでしょう。ソリにでも乗せないと」
なるほど。ソリがあれば、スイスイなんですね~。
でも、だれもソリを引いている人は見かけませんでした。

○ 土地のプロと旅のプロ

キタカラで、一緒に東京に帰るユキちゃん・チズちゃんと待ち合わせします。
明るいガールズに再会して、ホッとしました。
もう一組、親子参加の方がいましたが、電車で帰る札幌組なので、集合時間が違って会えずじまいでした。

札幌に帰る添乗員さんと宗谷振興局の人が2人、お見送りに来てくれました。
今回は、土地のプロと旅のプロがついていてくれたおかげで、不測事態でもなんとか無事に帰れることができますが、企画サイドにとっても予想外の天候だったので、飛行機が運航になってほっとしたことでしょう。

「今度は、夏の利尻にでも来て下さいね」と、利尻出身の添乗員さん。
JTBの利尻・礼文ツアーは大人気だそうですが、サハリンツアーはないんだそうです。
「いろんなところに行きつくした人のマニアックな訪問地なんでしょうね」と。



雪が舞い、コートにつきます。「雪の結晶ですよ」と添乗員さん。
美しい結晶ができていました。(ユキちゃんの画像を借りました!)

○ とりあえず空港へ

バスに乗り込んで、見送りの人たちとお別れしました。
実は、この段階では、まだ運行は確定していませんでした。
羽田便が到着していなかったからです。
到着してくれさえすれば、運行になるため、飛行機が無事に着いてくれることを願いつつ、3人でおしゃべりしながら空港へと向かいました。
「昨日はやけに疲れて、宿でうとうとした」と話し合います。
やっぱり慣れない雪の中で、なにをするでもなかったものの、疲れがたまっていたようです。



空港に着いたら、ちょうど羽田からの便が到着したところでした。
つまり運行決定です。よかったわー。
巨大雪だるまはかわいいですが、そろそろ、雪のない世界が恋しくなってきました。



それでも、展望台から望む真っ白い空港に、美しさを感じます。
山と海が近くに見える、絶好のロケーション。
その分、天候も厳しそうですが。
津波は大丈夫なのかなと考えました。





○ さようなら、稚内

離陸して、雲の上に上がってしまえば、まぶしいほどのいい天気。
窓際の席だったため、雪に覆われた北海道の大地が、雲の隙間から見えました。
画像は、下北半島の辺り。雲の下までよく見えます。



帰りは行きよりも快適に到着。
到着のアナウンスでは「皆様によい春の訪れがあるよう、お祈りしております」と流れました。
行きとはずいぶん違う、すてきなメッセージでした。

○ 思わぬ雪の被害

空港内で、自分のキャリーからゴウゴウと変な音がしています。
やけに大きな音が出ているため、のぞいてみたら、車部分が壊れていました。



チズちゃんが「雪で壊れたんじゃない?」と言います。
ずっと雪の上を引いていたから、音に気付きませんでしたが、きっとそうでしょうね。
雪にやられるとは、恐るべし。

○ 雪のない東京

雪のない世界が見慣れずに、眼をぱちぱちさせます。
え~、雪が無いって、こんな光景だったのね。
カラフルな世界だわ。
まるで都会にやってきた雪男状態です。(雪女ではないんですねー)

危険表示は、英語の次にはもうロシア語ではなく、韓国語・中国語併記になっていました。



東京はとってもぽかぽかして暖かく、一気に春が来たよう。
そういえば、週末には春一番が吹いたと言っていました。
なんだか暑ーい。ダウンコートとスノウブーツがなんだか余計なものになります。
二人とお別れして、帰宅しました。

今回は、かなり大変な旅になりました。
吹雪の洗礼を受けて、北の大地の雄大さと、そこに住む人の偉大さを、たっぷりと感じました。
また北海道には行きたいです。ただ今度は別の季節に訪れたいわ。つまり吹雪いていない時に・・・。
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