風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

240. epilogue

2009-09-28 | 近畿(京都・滋賀)
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10日間の京都旅行が終わりました。
毎日、夢のような気分で、足取り軽く、名所旧跡を訪れていました。
こんなに京都に夢中になるとは、自分でも思っておらず、我ながら驚いています。

京都旅行を決めた一か月前から、少しずつ予習をしだすと、歴史と深く絡み合った町の面白さにひかれて、寝る間も惜しんで情報収集していきました。
実際に訪れた町は、古色蒼然とした古都でありながら、実際に人が生活を続けている場所でもあり、とても不思議な気持ちになりました。

これまで、伝記や伝説の世界のものでしかなかった、想像の向こうのものが、突然目の前に現れた驚きと喜び。毎日新鮮な感動がありました。

フランスには「人は誰でも、心の中にカルカッソンヌを持っている」という諺があります。
カルカッソンヌとは、世界遺産になっている、フランスの古城です。
それと同じく、日本人なら誰でも、心の中に京都を持っているんでしょうね。

自分はレキジョだとしても、特に武将ファンではなさそうだと、改めてわかりました。戦闘よりも仏教文化の方に引かれます。
その点で、職場の歴史博士よりも、京都好きの母親との方が、旅の話は合いました。

始めは、オリエンテーリングのような、宝探しのような気分でしたが、毎日3万歩以上歩くようになってからは、お遍路さんの気分になってきました。
食事そっちのけで歩いていたため、かなりストイックな旅になっています。
その割に、体重はほとんど変わっていませんでした。なぜー?

京都は、歴史が地層のように積み重なっているので、不思議でおもしろいです。一番上に現在があって、みんな過去の歴史の上に日々の生活を刻んでいます。
外国では、ローマもパリもロンドンも、みんな歴史都市ですが、あちらは耐久性のある石の文化なので、まだわかります。日本ははかない、木の文化なのですが、過去、幾度となく火事で建物を失っても、また一から立て直して、はかなさを継続しているところにも驚きました。(頑丈な材料にするということなく、昔のままで保存していることの難しさと素晴らしさ)

新たな景色と出会い、感動するたびに、京都には、時間を超えた何かがあると思いました。

どうにも心奪われてしまい、まだ思い出にできずにいるため、今度は紅葉を見に、11月にもまた、京都を訪れる予定です。

239. もろもろ

2009-09-27 | 近畿(京都・滋賀)
この日のルート
宿→東本願寺→西本願寺→興正寺→蓮光寺→(バス)→養源院→三十三間堂→豊国神社→方国寺→智積院→(バス)→ねねの道→大雲院祇園閣→高台寺→霊山観音→園徳院→三面大黒天→六道珍皇寺→六波羅蜜寺→西福寺→(バス)→妙心寺→大法院→法金剛院→(バス)→大丸ヴィラ→(バス)→聖護院門跡→(バス)→妙傳寺→琵琶湖疏水→(バス)→朱雀門跡→出世稲荷神社→大極殿跡→(バス)→戦国魂→(バス)→京都駅→(バス)→宿→(バス)→京都駅→帰宅

貧血も収まった最終日、行きたい所にすべて行ってみました。
なんといっても、すごかったのは三十三間堂。
あの迫力は、忘れられそうにありません。
最後に、駅ビルCUBEに行きました。
今回は、ほとんど商店に入らなかったので、最後に一気にお土産を買います。
よーじやのあぶら取り紙やゑり正のちりめん小物、定番の八つ橋を買って、宿で荷物を受け取り、ぎゅうぎゅうパッキングをして、帰途につきました。
この日歩いた距離は12.82km、32054歩。

238. 戦国魂

2009-09-27 | 近畿(京都・滋賀)

京都で訪れたい場所にはほぼ行きましたが、まだ一つ残っていました。
それは、戦国武将グッズが売られている「戦国魂(せんごくだま)」です。
先月、職場の歴史博士が寄ってきたとのことで、私も行かなくてはと、バスに乗って向かいました。


戦国武将グッズには特に興味はありませんが、ぜひ行きたかったわけは、ここに飾られている、リアルサイズのホンダムを見たかったからです。
いました、ホンダム~!
でも、思ったより小さかったです。2m強くらいでしょうか。
アニメで見ると、彼は家康を膝のでっぱりに乗せて立っていたので、3~4mくらいあってもよさそうに思いました。

ちなみに、わからない人の方が多いと思いますから、説明しますと、この像はアニメ『戦国BASARA』に登場する本田忠勝です。
見た目から、ファンにはホンダムと呼ばれています。
漢らしくてカッコよかったです!
(せっかく歴史的遺産のブログを更新してきたのに、京都訪問の最後がこれだと、なんだか誤解されそうですね。
アニメおたくではありませんのでー。笑)

237. 平安京大極殿跡

2009-09-27 | 近畿(京都・滋賀)

最後に、平安京の中心、大極殿(だいごくでん)跡に行きました。
千本丸太町交差点の一角に、パネルがあります。
大極殿は、宮殿や内裏の中にあった大内裏朝堂院の正殿で、即位等国家的儀礼や諸政が行われていました。


近くの公園の中に、大きな石碑がありました。
当時は、ここに、平安神宮の本殿のような、そしてあちらより大きな神殿があったんだなあと想像しました。

236. 出世稲荷神社 

2009-09-27 | 近畿(京都・滋賀)

朱雀門跡が見られず、夜になり、沈んだ気持ちを盛り上げようと、バス停一つ分歩いて千本通沿いの出世稲荷へ行きました。

出世といえば豊臣秀吉。秀吉は幼い頃から稲荷社を信仰し、天下統一後に聚楽第の造営に稲荷社を勧請し、聚楽第に行幸した時の帝・御陽成天皇から、「出世」の称号を与えられた神社だそうです。
民間伝承ではなく、りっぱな由緒ある名前なんですね。
聚楽第取り壊し後に現在の地に移されたとのことです。


稲荷社の両側にある白い四角いものは、キツネ像です。
針金で覆われており、そこにおみくじが結ばれているため、キツネの像は全く見えなくなっています。
こういう形は初めて見ました。キツネは「外が見えないよー」と思っているんでしょう。