吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

本日令和元年最終診療

2019年12月28日 06時21分36秒 | 日記
 今年は改元の年でありました。色々なことが起こりましたが何だかあっという間に過ぎていきました。インフルエンザや急性胃腸炎が流行しています。感染防止にご留意ください。

 新年は6日より診療開始といたします。ブログもそれまでお休みいたします。
来年も皆様にとって良い年でありますように。

 あっそうか来年は東京オリンピックだ。でもなんだかいろいろなことでもめにもめている。当初はコンパクトにやるって言っていたのに予算はどんどん膨らむし支出は青天井である。マラソンコースもドタキャンで札幌になったし、もうぐちゃぐちゃ感一杯で興ざめである。もうどうでもいい。オリンピックなどやらなくてもいい。


元農水次官に懲役6年 44歳長男殺害、東京地裁 その3

2019年12月27日 06時12分30秒 | 日記
 生徒が殺害されて「ああ犯人は発達障害、じゃあしょうがないですね」と納得する両親はいない。発達障害や精神疾患があれば心神喪失ということで無罪になる日本の法律もそろそろ限界にきていると考える。
 相模原老人施設19人殺害の容疑者も「心神喪失」で弁護士は無罪に持っていこうとしている。なんだかこの法律は弁護士が自分の勝利を勝ち取るための便法にしてるんじゃないかと思う。
 これがまかり通るなら、自分は毎晩、飲酒で「心神喪失」している。この状態で私が何をやってもOKということはありえない。
 今回は、他人ではなく、親が実の息子に手をかけたのである。これはよほどのことであり多分に酌むべき余地がある。自分の息子が小学生を殺しに行くのを黙ってみているくらいなら、これからも延々と続くであろうこの家庭での地獄絵図から解放されるため自ら息子をterminateしたというのもうなずける。この被告はなぜ執行猶予ではないのか?
 これを放置したらたぶん多くの小学生の命が奪われ「精神障害者です」で話が済んでしまうことのほうが恐ろしい。
比較の対象にはならないのかもしれないが、無理やり高速道路で車を停車させ、そこに他車が追突し死亡させてしまった事件は、「高速道路で停車させたら極めて危険」という常識に外れた行動であり、そこを意図的に止めさせたわけであるから殺人と同等であると思う。ところがこれはずいぶん軽い罪らしい。なんだか不公平極まりない。
 今年の事件は凄惨なものが多かったが、その法的扱いにおいても理不尽な判断がみられた。


元農水次官に懲役6年 44歳長男殺害、東京地裁 その2

2019年12月26日 06時37分45秒 | 日記
 懲役6年の判決である。執行猶予はつかなかった。なんとも複雑である。誰も自分の息子を好き好んで殺す人はいない。本人も苦渋の決断だったろう。自分も反対に息子に殺されるところだったし、また近隣の小学校の運動会がうるさいと息子は生徒を「殺すぞ」とまで言っていたくらいである。その段階で息子を止める手立てはなかったのだろうか。何となくやむを得ない状況だったんじゃないかと思うのだが。
 その時、精神科における措置入院という手もあったわけであろうが、措置入院は手続きが面倒で緊急の場合にはほとんど機能しない(と自分の経験では理解している)。
 自分が救急医の頃、金曜日の夜に緊急に措置入院の適否の判断に迫られる事例があった。でも精神科の医師に金曜の夜になんてつながらない。どだい都の電話窓口が留守電応答だったのである。その判断は3日後の月曜日になってしまう。人をこれから殺しに行きますよっていうケースで、3日後の措置入院の適否判断ってほとんど役に立たない。ちゃんちゃらお臍が茶を沸かすのである。
 今回、判決理由朗読で「入院治療も考慮すべき」という言葉も出たが裁判官も現状を理解していない。ワロタ。

元農水次官に懲役6年 44歳長男殺害、東京地裁 その1

2019年12月25日 06時17分01秒 | 日記
 12/16(月) 15:08配信 KYODO
 東京都練馬区の自宅で6月、長男=当時(44)=を刺殺したとして殺人罪に問われた元農林水産事務次官熊沢英昭被告(76)の裁判員裁判で、東京地裁(中山大行裁判長)は16日、懲役6年(求刑懲役8年)の判決を言い渡した。
 検察側は公判で、長男と同居を再開した5月に暴行を受け、殺害を考えるようになったと指摘し「強い殺意に基づいた悪質な犯行だ」とした。
 弁護側は「殺すぞと言われ、自らの命を守るためとっさに刺した」と計画性を否定。発達障害があった長男を長年、献身的に支えてきたことなどを挙げ、執行猶予付きの判決を求めた。
熊沢被告は起訴内容を認めていた。

首相にヤジで排除された男性、警察官を刑事告訴 「黙っていれば言論萎縮進む」 その2

2019年12月24日 06時45分34秒 | 日記
 国会でも確かにヤジは容認されている。その流れなのか参院選の選挙演説中に市民のとばすヤジも容認されるのか?ということである。
 小学校の時に「人が話をしているときはきちんと聴きましょう」と教育されたと思う。 それが大人になったら人の演説中にヤジることはマナー違反ではないのだろうか? よい子のお手本になるのだろうか?
 「大人になったら人の演説中でもヤジることはとてもいいことなのよ」「黙っていたらだめ、言論の委縮につながるからどんどんやって」って子供にその違いを説明してほしい。 とにかく疑問符だらけである。きわめて行儀が悪いと思う。
 別に自分はお行儀のしっかりしたよいこちゃんになることを奨励しているのではない。なんだかダブルスタンダードなのか「建前と本音論」なのかよくわからないがこの二重構造が嫌なのである。
 言論の委縮を防ぐ目的ならば、静かに演説を聴きたいと思っているほかの聴衆の権利を侵害してまで、ヤジり倒すことがはたして是なのであろうか? またヤジり倒して演説を妨害することが相手の言論の委縮にもつながるかもしれなしということは考えないのであろうか。
 排除されてしょうがないと思うのである。

首相にヤジで排除された男性、警察官を刑事告訴 「黙っていれば言論萎縮進む」 その1

2019年12月23日 06時20分34秒 | 日記
 12/3(火) 20:45配信 毎日新聞
 安倍晋三首相が札幌市で街頭演説した際、ヤジを飛ばした市民を北海道警の警察官が排除した問題で、排除された市内に住むソーシャルワーカー、大杉雅栄さん(31)が3日、警察官の行為が特別公務員職権乱用罪などにあたるとして、関係した警察官を札幌地検に刑事告訴した。
 また、実力を伴った排除で表現の自由を妨げられ、肉体的・精神的苦痛を被ったとして、管理者の道に330万円の支払いを求める訴訟を札幌地裁に同日起こした。
 弁護団によると、参院選期間中の7月15日、安倍首相がJR札幌駅前で行った街頭演説で、大杉さんが「安倍辞めろ」などとヤジを飛ばしたところ、4回にわたって複数の警察官に体を取り押さえられるなどした。
 排除された聴衆は少なくとも9人に上るという。大杉さんは「黙っていれば、言論の萎縮が進んでしまう。自分一人の問題ではない」と訴えた。

大阪・ミナミ通り魔上告審 「無期」は裁判官全員一致 裁判員裁判での死刑判決覆ったのは5件目 その4

2019年12月21日 06時42分29秒 | 日記
 さてそれでこの事件である。きわめて凄惨な事件である。幻聴の存在を云々しているがもともと精神疾患があって通院していたわけではない。計画性はないとはいうが、殺人目的に凶器を購入しているのである。突然、生命を絶たれた2人の被害者の無念はあまりある。自分も「心情的」には極刑に賛成である。 しかし裁判は心情的に行うものではなく法律に照らし合わせて厳密に行うものであると認識している。 極刑の適用はいわゆる「永山基準」によるものだというが、最近ではその基準に照らし合わせて個別に判断されるらしい。とにかく極刑の判断は難しいのは理解できる。そこで裁判員などという素人に判断を任せるのは如何かと思うのである。 
 案の定、今回裁判員裁判での判断が、裁判官5人全員の意見によってひっくり返されたわけである。別にこの判決がどちらにひっくりかえろうとも構わないが、それなら最初から裁判員裁判制度などやめてしまってもいいんじゃないかと考える。
 自分の仕事を中断し、ほぼ強制参加させられ、何日も拘束されて勉強し議論しつくした裁判員の労力が、裁判官によってちゃぶ台返しされたのである。ひっくり返すのだったらこの制度は廃止したほうが良い。

大阪・ミナミ通り魔上告審 「無期」は裁判官全員一致 裁判員裁判での死刑判決覆ったのは5件目 その3

2019年12月20日 06時03分27秒 | 日記
 もともと自分は裁判員裁判というシステムに否定的である。
 この「無作為(本当に無作為かどうかわからないが)」に抽出された市民が裁くのである。やはり法律は素人である。印象的な感情で流されやすいところをいかに法律に則ってフェアに判断するか・・・こんなのは素人には難しいだろうと考えている。
 しかも裁判員の招集がかかったらほぼ拒否は不可能である。自分は24時間在宅医療などで拘束されているという理由書までつけて拒否することとした。
 しかしここ12年で2回も予備選出される羽目になったが、抽出人口数からみてどうも統計的確率からすると疑問であり「本当に無作為なの?」と思ってしまう。なぜなら当選確率が10倍にも満たない神戸マラソンの抽選に10年落選し続けている一方で、この数百万分の一の確率の裁判員予備選には12年で2回も当たってしまうとなると何か意図的操作を疑うのだが。
本来は選出されたことも口外してはいけないのだが、自分は予備選出の段階で辞退しているのでこのブログに綴った。

大阪・ミナミ通り魔上告審 「無期」は裁判官全員一致 裁判員裁判での死刑判決覆ったのは5件目 その2

2019年12月19日 05時51分41秒 | 日記
 1審・大阪地裁判決(15年6月)は幻聴の影響は限定的だったとして求刑通り死刑を言い渡した。これに対し、2審・大阪高裁判決(17年3月)は計画性が低く、幻聴の影響も無視はできないとし、無期懲役としていた。
 判決によると、礒飛被告は12年6月10日昼、大阪市中央区東心斎橋1の路上で、イベント会社プロデューサーの南野信吾さん(当時42歳)と飲食店経営の佐々木トシさん(同66歳)の2人を包丁で襲って殺害した。
 裁判員裁判の死刑判決が2審で無期懲役となった例は今回を含めて5件あり、いずれも2審の判断が最高裁で確定することになる。

大阪・ミナミ通り魔上告審 「無期」は裁判官全員一致 裁判員裁判での死刑判決覆ったのは5件目 その1

2019年12月18日 06時35分20秒 | 日記
 2019年12月02日 19:21 毎日新聞
 大阪・ミナミの繁華街で2012年、通行人の男女2人を無差別に刺殺したとして、殺人などの罪に問われた無職、礒飛(いそひ)京三被告(44)の上告審判決で、最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)は2日、被告側、検察側双方の上告を棄却した。裁判員裁判の死刑判決を破棄し、無期懲役とした2審判決が確定する。裁判官5人全員一致の意見。
 小法廷は、被告が被害者に突然襲いかかって包丁で刺した点を挙げ「執拗(しつよう)さ、残虐さが際立つ」と述べて、死刑選択の当否を慎重に検討すべき事件だとした。
 しかし、覚醒剤中毒の後遺症による幻聴が犯行の一因となっていたことは考慮すべきで、被告が犯行の約10分前に包丁を購入したことを踏まえると「無差別殺人について特段の計画や準備をしたとも認められない」と指摘。死刑は究極の刑罰であり、無期懲役を選択した2審が不当とは言えないと判断した。

1500人に慰謝料280億円 元徴用工問題の韓国議長案 その6

2019年12月17日 05時37分29秒 | 日記
 文議長の早稲田大学における講演時、あの若者のヤジを聴いて自分は一瞬戸惑ったけれど、でもやっぱり日本国の象徴に謝罪しろなどといわれたら怒りだす若者のほうが当たり前なのである。
 確かに100年以上前、日本は当時の皇帝府を占領し韓国を植民地化したのは事実である。大変無礼な行為であった。ずっとそのことを未来永劫引きずってくるのも、何だか情けないと思うがまあそう思われても仕方ない。でもそれでは未来的な関係修復は望めない。

 羽生結弦がある大会で優勝し国旗を背負ってウイニングランしたあと、インタビューを受けることになったが手に持った荷物は床に置いたが、「あ これは床に置けない。誰か持っていてください」と国旗をスタッフにゆだねた映像をみた。自分は彼の演技よりその言動のほうが感動的だった。
 彼ら世代には、「愛国心=国体護持=戦争肯定」の呪縛がない。左翼系教師からの影響も受けず、いい意味での愛国心が育っていると思う。
 理不尽な隣国からの要求には彼らの世代でも屈しないでほしい。そしていい関係を構築してほしい。

1500人に慰謝料280億円 元徴用工問題の韓国議長案 その5

2019年12月16日 06時48分30秒 | 日記
 文議長が早稲田大学で講演した。内容はちょっとリップサービス的な歩み寄りをみせる要旨だったらしい。しかし会場から、若い声(たぶん学生か?)で
「その前に、上皇陛下の前で頭を地面に擦り付けて謝れ」とヤジが飛んだ。
驚いた。驚いたというのはこの若い世代が日本の皇室にプライドを持っている(のかどうかはわからないが)、そんな印象を受けた。
自分が中学の頃は、左翼系の教師が多く「天皇陛下、天皇陛下といわれみんな死んでいったんだ」とか「天皇は今は飾り物なんだから崇拝や尊敬の対象にはならない(してはいけない)」とか「教わった」のである。当時の潮流は安保反対や体制に対する「We shall overcome」(勝利を我らに)の時代だったのである。愛国心などという言葉をだせば「ナ~ンセンス」とか「お前は右翼か」と否定された。
ノンポリの若者でもトレンドは反抗的で少し左寄りであったのである。

1500人に慰謝料280億円 元徴用工問題の韓国議長案 その4

2019年12月14日 05時58分02秒 | 日記
 日本も戦前、学校教育で鬼畜米英ということを徹底的に教育し米英を極悪非道の国であると小児期から刷り込んだ。一方、戦後になったにもかかわらず韓国は日本に対しての偏向教育を現在まで行ってきているのである。だから今も反日思想は根強い。
 技術、文化、経済活動をそれぞれ各国で切磋琢磨するのはよい。しかし日本に対する「怨み」だけを国家、国民の原動力としているのは情けない。
 韓国政治家でも日本寄りの人を「親日派」とは言わない。「知日派」と表現している。つまり表明上は理解あるふりをして実はやはり日本がきらいなんだろうなと思ってしまう。今回のこの文議長も「知日派」と言われていたが「天皇陛下が土下座すれば済むこと」と発言したのでやはり内心は日本人が嫌いなのであると感じた。
 日本と韓国は今後仲良くできるのか?という命題に、ネットである評論家の意見をみた。「それは無理だろう。韓国はほかのどこの国とも仲良くできていないから」と書いてあった。確かに国家間の約束を平気で破る国とはどこも仲良くできない。でも少し寂しい。日本人きらいでもいい。しょうがない。
 でも日本人それでも隣人として仲良くすべきである。

1500人に慰謝料280億円 元徴用工問題の韓国議長案 その3

2019年12月13日 06時36分18秒 | 日記
 今回のGSOMIA破棄云々の騒動の出発点はこの徴用工問題である。すでに国家間で執り行われ、多額の賠償金も収めたにもかかわらず、なおも「日本が悪い」「もっと金を出せ」「まだ謝罪していない」と言い続けていることがおかしなことなのである。解決策として韓国側はいろいろ法案も出しているが日本は一切妥協してはいけないし、びた一文も払ってはいけない。彼の国は反社会勢力団体と同じであり、一度弱みをみせてお金を払ってしまうと「もっととれる」とばかりに未来永劫何かにつけて強請ってくるだろう。ここは毅然とした態度を示すしかない。
 それにしても、東アジア情勢が不安定な現状で、日米韓で連携をしていかなければ今後の軍事、経済の安定は危うい。そこを理解し得てないのは困りものである。
 それもこれも大昔から韓国で行われてきた国民に対する徹底した「反日教育」が原因であろう。


1500人に慰謝料280億円 元徴用工問題の韓国議長案 その2

2019年12月12日 06時23分21秒 | 日記
 この法案は、訴訟進行中の原告と訴訟予定の元徴用工ら計約1500人が支給対象とされる。慰安婦問題をめぐる2015年末の日韓合意に基づき、日本政府が出資した「和解・癒やし財団」の残金約60億ウォンも基金に組み入れ、元慰安婦支援も手掛けるという。
 元徴用工問題をめぐっては、韓国最高裁が18年10月、日本企業に賠償を命じる判決を下した。請求権問題は1965年の日韓請求権協定で「最終的に解決された」とする日本政府は、韓国側で問題解決を図るべきだとの立場だ。
 文議長の法案に日本側がどこまで理解を示すかは不透明である上、日本政府の謝罪を求める原告側の反発も予想される。